2020年10月17日土曜日
大阪を愛するがこそ
2020年10月16日金曜日
苦しみは口にして
新しく比例予定候補となった伊藤りち子さん(小選挙区3区と重複)の紹介を兼ねて、新型コロナウイルスの影響などで各団体と懇談に。今月2日に西村担当大臣に提出した「新型コロナ危機から、命とくらしを守り、経済を立て直すための緊急申し入れ」を、お届けもしました。
懇談先は道勤医協、道労連、新日本婦人の会道本部、道農民連。道生活と健康を守る会、道高教組には私だけで足を運びました。どこでも伊藤さんの決意が歓迎されて、短い時間でしたが課題をまとめて話してくださる有意義な懇談になりました。
あらためて医療現場の大変さを教えてくれたのは道勤医協・村口専務。みずからの感染リスクもあると家族会議を開いて話し合った看護師さんの現実も聞き、命を守る現場で減収補填さえされない政治への憤りが沸き起こります。医療用手袋などの資材高騰(何とペーパータオルも!)も、病院経営を圧迫しています。
「ベッドを満杯にしないと黒字にできない診療報酬の低さが、そもそもの問題」と村口さん。報酬という言葉自体が気に入らないんですけどと苦笑されていましたが、社会保障を削ってきた自民党政治のツケが根本にあるのだと再確認しました。だからこそケアに手厚い社会づくりという、おおもとからの転換が絶対に必要なのです。
道労連でも、医療・介護や公務、大学生協などの働く実態をうかがいました。雇用調整助成金でつないできても、なかなか先が見えない現実を前に退職する人も増えてきています。定額給付金など「国民に等しく配ることを政府は嫌がってきた。各種給付金も申請させない・しにくい状況を変えないといけない」と三上議長も力を込めました。
新婦人でも雇用の話になり、東京にいる娘さんが4月に就職したものの現在も契約社員扱いで休めば減収になることや、希望退職を募ったら「大きくない1店舗で6人の先輩が辞めた」とも。「GoToキャンペーンの類は大手にしか恩恵がない。これまでと同じ『お友達政策』を早くやめさせましょう」(三上さん)の言葉に、私も必ず政権交代を!と応じました。
「ソバの価格が大暴落。コメも来年が心配と、今から不安の声がある」(農民連)、「今こそ国民の権利として生活保護を活用しやすくするべき」「地域活動支援センターは対象外とされている事業がある、改善を」(道生連)、「『1年単位の変形労働時間制』についてのアンケートをしたら、これまでにないほどの返答とともに自由記述欄にビッシリ。言いたいことがあふれてる」(高教組)など、具体的な課題についてもよくわかりました。
一方で、労働相談や生活相談の件数が思ったより少ないと各団体で出されました。給付金や税の減免などが支えになっていると思われますが、それも一時的に過ぎません。今は耐えている状況のもと、年末・年度末に溜め込んだ苦しみが一気に噴き出すのではと心配になります。
実際に、道生連が生活保護についてのパネルを展示していたら「中古マンションを持っているけど持ち金は3000円しかない」という方の相談があり、そのような場合でも生活保護を活用できることを知らなかったといいます。「自分は制度を使えない」「まずは誰か頼れる人はいないか」と、菅首相が言う「自助」最優先の考えをあらためなければと痛感します。しっかり国会などへ反映していきたいし、この政治を本気で変えねばと感じた1日でした。
【今日の句】寒風のもと 突き離す「自助」政治
2020年10月15日木曜日
廃線ありきの「監督命令」は今こそ撤回を
2020年10月14日水曜日
貧困と孤立をなくそう
北海道の比例予定候補として発表された伊藤りち子さん(小選挙区3区との重複)と、初のそろい踏み街頭宣伝。前札幌市議で経験も実績も抜群の伊藤さんがいるのは、とても心強い。そろって国政へ行けてこそ政権交代も確かなものになりますと、私も力を込めて訴えました。
伊藤さんも私も札幌市白石区住まいで、さらに紙智子参議院議員、さらにさらに児玉健次元衆議院議員も白石区住まい。単なる偶然とはいえ、党員・後援会員のみなさんも力が入ります。今朝もプラスターを掲げてズラリと並び、いっしょにアピール。
伊藤さんも演説で触れましたが、白石区では生活保護を受けられずに餓死するという衝撃的な出来事が1987年にありました。それが25年後の真冬に再び、ライフラインを止められた姉妹が孤立死するという形で現れたのです。社会保障、保護行政のあり方が厳しく問われてきたし、政治が貧困を放置するのかといっしょに声をあげてきました。
自助を国民に迫る菅首相。いまコロナ禍で死ぬか生きるかの瀬戸際にいる国民が現実にいることに、どれだけ危機感を持っているのでしょうか。今日も収録にまわるなか、若い世代や飲食店での深刻な一端を聞きました。誰にも話せず孤立を深めている人だって、必ずいるはずなのです。
貧困と孤立をなくそう。それを政治の最優先課題として、何の問題があるというのか。それができない政治なら、本気で代えるしかない。
【今日の句】理不尽な 政治も社会も 変えられる
2020年10月13日火曜日
商店街はコミュニティ
「飲食店は年末を越えられるかどうか。持続化給付金をもう1回は出さないと」「商売を守るとともに、消費を広げるには消費税減税こそ。共産党にがんばってもらわないと」--立ち寄る店で次々と出される実態。ギリギリでがんばっている状況を、どれだけ菅首相はわかっているのか。
業者さんにお願いし、今日と明日とで動画用の撮影にまわります。今日は小樽市に足を伸ばして、コロナ禍での苦労や要望を聞いてまわりました。そこで出されたのが先の話。前に小樽市へ来たのが最初の感染拡大期で、町には観光客の姿がまったくなかった時でした。「まだ観光客数は元に戻ってないけど、市民が支えてくれているからね」との言葉もあり、小樽市民のあたたかさが伝わってきました。
「町の商店はモノを売るだけでなく、話を聞くことが半分なんだよ」という店の女性も。大型店にはない商店街の良さは、こうやってコミュニティができていくこと。コロナ禍はそれも阻んできたのですが、戦争も体験したこの女性は「私のように年をとっていても、新しいことに挑戦していかなきゃ」と、別の店主さんにも協力してもらってZOOM会議に参加するとか。聞いていた私のほうが元気をいただきました。
小樽市文学館では小林多喜二コーナーで生き方を見つめ直し、札幌で街頭宣伝のあとには青年たちとのトーク企画。ジェンダー平等や若い世代の閉塞感と変える力、本気の政権交代の思いなどを語りあいました。少ない人数で突っ込んだトーク企画になって、これも収録したのですが、短い時間でまとめるのは大変だろうと思うくらいの内容でした。
今日の雰囲気や中身は完成してからのお楽しみ、ということに。明日も街頭宣伝や収録でまわります。
【今日の句】集まれば やっぱり元気 湧いてくる
2020年10月12日月曜日
18日・さようなら原発集会へ
「核のゴミはいらない」宣伝やスタンディングに、真下紀子・菊地葉子の両道議と駆けまわりました。北海道の大自然こそ次世代に残していこう--マイクを握った誰もが熱い思いでスピーチしました。
北海道原発連は定例の宣伝行動。小雨を避けてJR高架下で署名を呼びかけるなど、多くの方に関心をもってもらいたいと参加者も真剣に。地層処分についての確実性は専門家の間でも固まっているわけでなく、今は国や電力会社の責任で厳重な保管・管理が必要です。地方自治体として拙速な応募でなく、また国も結論ありきで交付金を使い誘導することはやめるべきと私からも訴えました。
道庁を囲むようにスタンディングをおこなったのは、脱原発をめざす女たちの会・北海道の呼びかけによるもの。市民が中心になり、日本共産党のほかには社民党・新社会党・市民ネットワーク北海道からの参加もあり、一言ずつスピーチ。参加者からも「おいしい寿都の魚を引き続き食べられるように」「知事はぶれないでほしい」「道条例があってもなくても、核のゴミ誘致は反対」などの声があがりました。
道議会では、菊地葉子道議の質問に「文献調査は、最終処分場の建設地選定のプロセスの最初の段階であることから、条例を制定した趣旨とは相容れないと考えております」と、鈴木知事が答えています。プロセスの一環であって文献調査で終わりではない--このとらえ方は大事だと思います。交付金は血税であり、効果のない支出は本来あってはいけないわけで、決して国は甘くないと私も訴えてきました。
周辺の羊蹄山麓7町村も9日、町村長会議を開いて調査に反対する方針を確認したといいます。周辺自治体にも影響が大きいのに、文献調査は1自治体が応募する形式で、対話の場もじゅうぶんに持たれないで文献調査へ応募されたのです。だからこそ広域自治体である道の条例は重みがあるはずですが、知事の意見が考慮されるのは概要調査に入る際とされています。最終処分場への「プロセスの最初の段階」なのに、多くの道民の声が反映されないという仕組み自体も問題ではないのか。
来週18日(日)11時には、札幌大通西6丁目で「STOP再稼働!さようなら原発北海道集会」が開かれます(「戦争させない北海道実行委員会」総がかり行動ともなります)。小野有五・北大名誉教授、麻田信二・道生協連会長、清末愛砂・室工大准教授などがスピーチし、政党からのあいさつも予定されています。反対の声をあげている住民のみなさんと連帯し、全道の世論にしていくうえでも大事な集会になります。札幌周辺になるでしょうが、マスク着用などのうえで、ぜひ多くの方のご参加を呼びかけます。
ダメなものはダメと言わないと、負担を次々と押しつけてくるのが今の日本政治。新しい政権にしないといけない。引き続き私も力を尽くします。
【今日の句】押しつけて なおも原発 続けるか
2020年10月11日日曜日
苦楽をともにしてきたからこそ
市議を通算7期、政策通で誰にでもあたたかい松永としお市長で新しい釧路を! 今日告示された市長選挙、応援に駆けつけました。多くの方が第一声から駆けつけ、松永候補も元気にスタートしました。
私が3年間住んでいた釧路市で、当時から松永さんにはお世話になってきました。ずっと市政転換の先頭に立ってきた松永さんには党派を越えた信頼があり、松永さん自身も団体の垣根を越えた関係を築いてきました。まさに市長にうってつけの候補なのです。
人口では同規模の苫小牧市や帯広市では年間の出生数が1000人以上なのに、釧路市は900人を切っています。若い人の雇用や子育て環境を充実することが課題で、松永候補も「全道一の食品製造基地に」「福祉豊かで、子育て支援日本一の町を」「市民不在・不祥事続きの行政を変えて開かれた市役所を」などを公約に掲げました。
もちろん新型コロナ対策は最優先課題。「PCR検査体制の確立」「十分な医療・療養体制の確保」などを掲げ、松永候補は「これは道や国の仕事だからなどど言わずに、市民の命がかかっていることには市が率先して取り組むようにしていきます」と力を込めました。
私からは、菅首相が国民へ「自助」を求めるなか、地方自治体が砦となって市民生活を守る市長を選ぼうと呼びかけました。学術会議の人事介入に見られる強権的な姿勢のリーダーでなく、市民と苦楽をともにしてきた松永候補こそ市長にと訴えました。市長の姿勢ひとつで、町の雰囲気も大きく変わるもの。閉塞感を吹き飛ばすために、松永市長の誕生を!
【今日の句】霧ばかりじゃない 釧路の晴れ間あり