大雪だった作冬の札幌市。多くの市民が「五輪より除排雪を」と思ったはずです。全国の政令市のなかで市民1人あたりの所得が最低でもあり、物価高騰のなかで市民を支えてほしいとの思いも強い。しかし、子ども医療費助成も全国政令市のなかで大きく遅れを取っています。
2022年11月26日土曜日
五輪よりくらしを、除排雪を
大雪だった作冬の札幌市。多くの市民が「五輪より除排雪を」と思ったはずです。全国の政令市のなかで市民1人あたりの所得が最低でもあり、物価高騰のなかで市民を支えてほしいとの思いも強い。しかし、子ども医療費助成も全国政令市のなかで大きく遅れを取っています。
2022年11月24日木曜日
野党も力をつけて
例えば賃上げは、どの中小企業だって取り組みたいもの。しかし、そのための原資をどうするか、東京などと比べて北海道では時給1500円に距離がありすぎる、時給を上げた際の「130万円の壁」問題などなど、いっそう踏み込んだ具体化が必要です。
2022年11月23日水曜日
トラック運転手を守ろう
人口減少による苦難に直面してる1つが、トラック輸送です。道トラック協会を訪れた先日、燃料高騰・適正運賃とともにドライバー不足をどうするか、率直な意見交換をさせていただきました。党の「緊急提案」を携えた懇談の一環です。
今年1月1日時点の住民基本台帳をもとにすれば、北海道の日本人人口は514万8060人。2020年の国勢調査では523万人で、5年間で約15万人の減少でした。この2年で9万人も減ったのですから、2020年までの3倍のペースで人口減少が進んだということ。足元から成り立たなくなってきている危機感があります。
先日も書いた医療・介護・福祉などの人員不足や農林漁業の後継者、中小企業の事業承継も大きな課題です。そして、輸送に欠かせないトラック運転手の不足。道トラック協会に加盟している企業アンケートでも、約5000人ほどの不足と見込まれています。
北海道は広大なため移動距離が長くなることに加え、▼冬期間は積雪などで、さらに時間がかかる、▼本州の高速道に比べて最高速度が規制され、片側車線数が少ない、▼本州輸送にはフェリー利用が必須になる-ーなど、長時間労働になりがちです。「働き方改革」のもと国としても周知を進めてもいますが、そうなるほどドライバーが必要になってしまいます。
規制緩和のもとで競争が激しくなり、荷積み・荷下ろしなどの荷役も追加サービスするのが当たり前になり、ますますドライバーの負担が増してもきました。これでは体がもたなくなるのも当然。高校への就職案内でも保護者から「トラックは危険」と敬遠されているとの話を聞き、胸が痛みました。
運輸・運送業は「国民生活や経済産業に、なくてはならないインフラ」(西原専務)です。しっかり休暇が保障される労働環境、荷主との公平な運賃交渉、ダンピング競争の過熱を抑えることなどは政治の仕事として、しっかり訴えていきたい。ただでさえドライバー確保が難しいのですから、適切な規制は絶対に必要です。
「少しでも運賃をあげて、ドライバーの給料が上がるようにしないと」との話も、切迫感をもって受け止めました。適正に価格転嫁できるような、賃上げや年金底上げなど消費者側への支えも必要です。そして何より、消費税の減税を。痛感した懇談でした。
【今日の句】新自由主義が 地域を壊しつつ
2022年11月22日火曜日
政治の信頼なくして施策は進まず
大臣3人の更迭に加え、松本総務相にも政治資金規正法違反の疑いと「しんぶん赤旗」が報じました。緊急の朝の宣伝では、チラシを受け取る方の姿も。岸田政権への不信・不満は、街頭でも伝わってきます。
松本総務相の疑惑は、政治資金パーティーの収容人数を大幅に超えるパーティー券収入があったということ。会場の収容人数は600人や400人なのに、その倍ほどになる約1000人分の購入があったことになります。立ち見があった場合としても、さすがに倍の人数は入れられないのでは。
パーティー券なのにパーティーに来られなければ、「対価」が得られなかったことになります。したがって、その分の収入は寄付にあたることになります。その寄付としての記載が、政治資金報告書になかったというのが疑惑の中心です。法違反になりえますし、規制法を所管する総務省の大臣としての責任も問われます。
その後のニュースでは岸田首相自身にかかわり、選挙運動費用の収支報告書に、宛名など空白の領収書が94枚あったと報じられました。これもまた公選法違反の疑いとなり、確認中とのことですが、これまで総理は各大臣の疑惑に「本人が説明を」と述べてきただけに、まずはしっかり説明すべき。
物価高騰などの対策も急がれるけど、一方で政治の信頼なくして施策は前へ進みません。官僚の士気にもかかわるでしょう。そもそも与党内からも批判が強まっています。いったい岸田首相は、どう考えているのか。
今日は道トラック協会へ訪問・懇談にとまわりましたが、どの現場も矛盾や苦労に襲われています(詳しくは明日に書きます)。政治不信が強まる時にこそ、どのような転換が必要かを語っていきたいです。
【今日の句】抜け道を 大臣みずから 示す国
2022年11月21日月曜日
予算を医療に、地域に
発熱外来の確保にも、医師・看護師の感染(あるいは濃厚接触)が広がり、そもそもの医療体制が厳しくなっています。余裕をもって空床にしていると、患者を入れない「幽霊病床」などと報じて問題視するマスコミもあり、ますます医療現場の多忙がくりかえされる状況になっているのです。