また、函館市民にとって大きな心配の1つが鉄路の維持・存続。新幹線が札幌まで延伸されたら、新幹線が停まる新函館北斗駅から函館駅までの区間が経営分離されるのではとの問題です。第3セクターとして函館市が引き受けるには負担が重すぎるからです。
そこで大泉市長は函館駅まで新幹線を延伸できないかと主張し、その調査費を予算計上しています。そもそもは、新幹線ができれば並行在来線はJRの経営から切り離すという閣議決定自体がおかしい。法律でもないのですから、JRは維持・存続すべきと訴えていきたい。
そこで大泉市長は函館駅まで新幹線を延伸できないかと主張し、その調査費を予算計上しています。そもそもは、新幹線ができれば並行在来線はJRの経営から切り離すという閣議決定自体がおかしい。法律でもないのですから、JRは維持・存続すべきと訴えていきたい。
登別市では佐々木久美子市議、室蘭市では常盤井茂樹・渡辺房代の両市議が同行してくださいました。登別の金澤則男市議は議会で質問があり会えませんでしたが、党議地方員がいることで各地の状況を詳しく知ることができます。室蘭市・高砂地域でのベンゼン漏出についても、補償や原因解明の現状を常盤井市議から教えてもらいました。今日は帯広市へ。「農家には、ひと雨が欲しいくらい晴れ続き」とのことで、今日も蒸し暑い1日でしたが、街頭演説には音更町・幕別町からも駆けつけていただき本当にありがたい。岸田政権を変えたいとの思いは、道内各地に広がっています。
街頭演説とともに、それを実感したのが「語るつどい」。統一地方選を通じて初めて知り合ったという方が来てくださり、思いのたけを聞かせていただきました。とにかく今の政治に言いたいことが山積みなのです。
「選択的夫婦別姓を、なぜ早く実現しないのでしょうか」「派遣労働が広がって、若い人が自立できない給料になっていることが問題なのでは」「子どもたちや弱者を狙った事件が続くのは、1人ひとりを大事にしない政治のせいも」など、話が尽きません。
若い世代は自己責任のもとで生きづらく、高齢者は社会のお荷物であるかのように置いてけぼり。差別・暴力・ハラスメントも後を絶ちません。それを口に出せず、1人で悔しがったり涙を流してる人は帯広市にもいるはず。私も街頭から訴えただけに、思いを同じくするのです。
大学生とも語る時間がありました。十勝だけに、将来は酪農関係に携わりたいとのこと。日本共産党の印象を聞くと「ジェンダーに力を入れている党」とのことでした。コロナ禍での食料支援活動を通じて日本共産党を知り、地方選でも応援してくれたと言います。
まだ政治や社会のことは漠然としていても、1人ひとりが大切にされる社会にしたいとの思いは強い。世界でも日本でも同じ思いで声をあげている若い世代がいますよとの話に、しっかり目を開いて聞いてくれたことも嬉しかった。
若い世代は政治に無関心と言われますが、政治が若い世代とかけ離れていることが一番の問題なのでは。人権だけでなく学業、くらし、地球環境など幅広く問題意識を持っている若い世代は多くいます。いっしょに新しい社会をつくろうと、私も訴えていきたい。
今日は杉野智美・大平亮介・播磨和宏の各市議が、いっしょにまわってくださいました。明日は登別市・室蘭市をまわります。
【今日の句】国民を 大事にしてる 総理だろうか
この間の議員数や党員数が減っていることは事実だし、だからこそ率直な話し合いをと先日の中央委員会総会でも確認したばかり。負けるものかと、全戸訪問で署名をお願いしながら結びつきを広げてきた地域もあるし、若い世代の苦しみに耳を傾け、いっしょに解決へとがんばる姿に信頼が広がっている経験もあります。
滝川市をはじめとする、空知管内の基幹産業は農業。「語るつどい」でも、食の安全や世界の農業との比較などの質問が次から次へと。「あそこは今年、菜の花を植えたんだね」と、連作障害を避ける話題も日常会話なのです。党本部での2日間の会議を終えて、先ほど北海道に戻りました。「党の命運がかかった総会」(志位委員長)と位置づけただけに、緊張感もひときわ。討議を通じて、総選挙勝利と党づくりへの腹も固まりました。いっそうがんばります。
自民・公明政治の行き詰まりが、はっきりと現れてきています。北海道でも基幹産業の農林漁業で悲鳴があふれ、相次ぐ物価や電気料金などの値上げでくらしも商売も苦しい。社会保障・中小企業よりも大企業と軍事力に税金を注いで、地方や若者たちには自己責任を押しつける政治に、どうして希望を感じられるでしょう。
くらしや地域を支えることより、財界・大企業のもうけ最優先の政治の転換を。米国に付き従うばかりの姿勢も変えよう。人権無視の国会など、おかしいにもほどがある。日本共産党の政策や値打ちを、とことん訴えたい。
市民と野党の共闘を進めてから、日本共産党への攻撃も続いてきました。民主集中制をことさら問題視する報道もありますが、独裁的な党運営などまったく事実でもない。2日間の会議も民主的な運営と議論を尽くし、支部との双方向・循環型活動を進めてもきているのです。
衆院比例予定候補も全ブロックで発表されました。若い世代のうねりも各地から報告され、力を合わせて新しい政治を作りたいとの思いも強くしました。明日は滝川市へ、元気に訴えていきます。
【今日の句】お帰りと 冷やす空気が 心地よく