2024年5月11日土曜日
アイヌ ネノアン アイヌ
2024年5月10日金曜日
無責任なまま続けてきた工事ではないのか
3.並行在来線は「経営分離」にとらわれず、維持・存続へ議論のやり直しを
並行在来線となる函館本線は、道と沿線自治体のもとで長万部-小樽間(「山線」)のバス転換を決定したが、運転手の確保が見通せないなど、具体的な協議が進んでいない。函館-長万部間(「海線」)は貨物輸送に必要な路線として、国も交えた協議が続いている。延伸の開業時期が未定となれば、いずれも現状の継続となるが、公共交通や貨物輸送に欠かせない路線としての議論に立ち返るときである。
そもそも並行在来線の経営分離は法律上の規定はなく、1990年当時の政府・与党の合意に過ぎない。「経営分離、枠組み見直せ」(「道新」社説2023.7.27)の指摘もあり、当時の決定にとらわれない議論のやり直しを進める重要な機会とし、政府の決断を求める。日本共産党は、函館本線の維持・存続へ国が責任を果たすよう強く求める。
以上
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「大きな岩盤で工事が進まない」と、想定外だったと言わんばかりの責任放棄を容認してはならないと思います。工期短縮が本当に可能だったのか、政治的責任も含めて問わなければ、同じことがくりかえされてしまいます。
残土処理も、反対した市民が悪者であるかのようなことは許されない。住環境への影響を心配するのは当然で、責任は工事主体の側にあります。札幌市など沿線自治体も、真摯に住民の声に向き合う機会とすべきではないでしょうか。今後の財政負担も、たいへん心配です。
そもそも札幌延伸で、本当にJR北海道は経営が黒字になるのか。過去の甘い需要予測は通用しませんから、当然やり直すべきです。それができないのなら、工事そのものを抜本的に見直さないと、将来へのツケばかりが増えることになるのではないか。これまでの経過を見ても、計画性も安全性も財政上も無責任なまま工事が続けられてきたと思います。函館本線など在来線の公共性を大切に、鉄道行政を大元から見直すべきと訴えていきたいです。
今日は道原発連の宣伝、党道委員会勤務員による宣伝など。「原発ゼロ」の署名に応じてくれた方は「原発が攻撃対象になったらどうするのか」など、「おかしい」を連発しながらペンを走らせたとか。ここにも無責任の構図があると思いました。宮内しおり道2区予定候補(比例重複)が、世界では大学などの学費が無料・低額であることを知らせると、関心をもって聞いているような学生・高校生の姿も。変えられる展望はあると、さらに広げていきたいです。
【今日の句】将来に 莫大なツケ 残さぬか
2024年5月9日木曜日
ポスト資本主義を語り合おう
大学のゼミの一環で各党へインタビューするとのことで、私が党道委員会を代表してお答えしました。綱領や政策などもふまえ、質問には「科学的社会主義を資本主義経済に有効的に導入するには」というものも。大学生の問題意識も聞くことができた、貴重な交流の時間でもありました。
事前にいただいて質問は10項目。気候変動対策の具体化から始まり、「大企業優遇をやめた後の、企業の成長力や国際競争力などへの取り組みは」「日米安保条約を廃棄したことで起こる安全保障の空白や国際的立場の変化は」「教育や社会保障の拡充といった政策を実現するにあたっての問題は」などのほか、戦争への抑止力や国際テロ対策、支持率や得票率を上げるための努力など、幅広いものです。綱領や政策などで公式に発表してはいますが、質問に答えるように組み替える準備に私も四苦八苦。連休も使って調べていた課題もあり、私自身が最も勉強になったかもしれません。特に科学的社会主義については、まとまった時間で久しぶりに学び直しました。
10項目以外の質問でも、「憲法はGHQによって押しつけられたものと言われていますが、変える必要はないのでしょうか」「アジアでの平和の枠組みをつくるのに、中国や北朝鮮などとどのような話し合いを」などの質問も出され、憲法の値打ちとその実現こそ必要なこと、中国や北朝鮮も国連や国際機関に加盟していることから一致点がゼロではないことなど、私からも述べました。
留学生が「日本の文化に関心があって留学を選びました」との「明るい日本」のイメージだったのに対し、学生たちは社会の行きづまりを実感しているという「暗い日本」のイメージがあるとの話も。ある学生は「活動家」と呼ばれる方へのインタビューもしたとのことで、学業やバイトなどで余裕がない自分にはとてもできない、と感じたそうです。
もどかしい思いや疑問はあるし、変えられるなら変えたいと、多くの青年たちが考えているのだと伝わりました。今回のインタビューの発端に、「ポスト資本主義について考えていた」ことがあったとも聞きました。身近なことから世界や社会体制のことまで、大きな大きな模索のなかに青年たちがいるのです。
ポスト資本主義について、他の政党はどう語るのでしょうか。「人間の自由」が花開く社会主義・共産主義社会は、資本主義の財産を引き継ぎながら、利潤第一の経済の仕組みを変えていくもの。自分らしく生きられる「時間」を生み出せる社会をつくろうと、私も訴えていきたい。
【今日の句】対話から すでに変化は 始まって
2024年5月8日水曜日
子どもに平和と安心を
保育士による後援会が主催した「つどい」。仕事の後に集まってくださり、保育や子育て、日本の未来と平和などを語り合いました。わが子たちもお世話になり、私と連れ合いも親として成長させてもらえた保育園。子どもたちが豊かな「子ども時代」を送れるように、私も力を尽くします。
私から話したテーマは、▼子育て・教育やジェンダー平等、食の安心・安全で「世界水準の日本に」、▼岸田首相が進める戦争する国づくりから「平和な日本にするために」、▼平和も人権も「憲法が生きるように」--など。あわせて、誰もが生きづらい日本になっている大元にある「2つのゆがみ」(財界・大企業優遇と米国いいなり)を変えれば、必ず希望が見えてくることも話しました。仕事後の疲れもあったでしょうが、じっくり聞いてくださって本当にありがたかったです。
その後は熱い思いが次々と。「憲法が壊されていくようでこわい。国会審議は進んでいますか」「食べることは大事なのに自給率が低すぎる。何かできることは」などなど、終わってからも「野党が政権を取った場合、官僚は協力するのでしょうか」という質問も。いろんな不安や疑問があるんてすよね。
小さい時から知ってる子たちが社会人や高校生になって、つどいに来てくれたことも嬉しい。こうして次の世代へとつなげていけるのは、さらに元気も湧いてきます。しんぶん赤旗も3人が購読してくださいました。
保育行政では76年ぶりに職員配置基準が改定され、保育士1人あたりの児童数は4・5歳児で30人→25人、3歳児で20人→15人となりました。子どもたちの発達を保障し、安全も確保していくためには、さらに1人あたりの人数を減らしたほうがいい。保育士増員や処遇改善に向けて、国の支援を強めることが必要です。
このような前進も、保育士や保護者などが力をあわせて声をあげてきたから。秋には保育園で署名の大運動をするのですが、私も子どもたちが在籍時にはいっしょに取り組んだものでした。今度は国政の場で、実態を反映させていきたい。
子どもたちのことを中心に考える「つどい」は、雰囲気もあたたかい。最後は全員で記念写真も撮って終えました。
【今日の句】がっしりと 根を張る大人が いる強さ
2024年5月7日火曜日
「地方は国の言うことを聞け」なのか
2024年5月6日月曜日
星空は平和あってこそ
2024年5月5日日曜日
このまま原発のない北海道へ
泊原発の停止から12年。このまま再稼働しないで廃炉にと、毎年の「北海道大行進」(主催は泊・核ゴミNO!道連)に参加しました。好天にも恵まれて、札幌市内を気持ちよく歩きながらアピールしました。
これほど泊原発の審査に時間がかかっているのは、活断層の存在はじめ安全性を確保できないから。新たな防潮堤を建てるなど、さらに費用を膨らませて、北電の経営の重しにもなっているはずです。それらの費用は料金にはね返り、道民は全国一高い電気料金を強いられています。くらしでも商売でも負担が増してる一方で、北電は過去最高益と発表されました。
しかし道民への還元はなく、くりかえし「原発を再稼働すれば料金は下げられる」と再稼働ありきの姿勢を続けてきました。原発を抱えているから経営が苦しいのに、なぜ転換へと踏み出さないのか。
何より岸田政権のもとで「原発回帰」に舵を切ったことが大問題。動かせば必ず出る「核のゴミ」の安全な処分方法も定まっていないのに、交付金の力で調査を誘導させました。これこそ未来に対して無責任ではないのか。
何より福島第一原発事故は、今も収束していないのです。故郷を追われた方々の苦しみを忘れてはいけないし、同じ事故を起こしてはならないはずです。
原発の安全神話は崩壊し、地震大国の日本で原発の安全は保障できません。省エネ・再エネで、原発のない未来を選ぼう。行進に手を振る方の姿もありました。私もくり返し訴えていきたい。
【今日の句】子どもには 未来の安心 手渡そう