2025年2月15日土曜日

東海第2原発も、これで安全と言えるのか

 今日は茨城県へ。南部地区党会議でのあいさつや水戸市・ひたちなか市での街頭演説に、高橋誠一郎・県選挙区予定候補とまわりました。水戸駅前では、たくさんの高校生などがアンケートにも応じてくれて「がんばってください」との激励も。うれしいですね。

 高い学費や低賃金とともに、校則が厳しいという声があったとのこと。公共交通への心配の声も、けっこう多くありました。高橋さんとこの声に応えるトーク形式で取り組んだので、関心をもって聞いてくれたのではないでしょうか。

 水戸市では江尻かな県議・なかにわ由美子市議、ひたちなか市では宇田たかこ市議が、司会などを務めてくださいました。地元の議員がいるのは本当に心強い。地域の課題も、よくわかります。

 水戸市では4月から、中学校に続き小学校でも給食費が無償となります。東海村に接するひたちなか市では、東海第2原発の再稼働ストップへ市議会の論戦と運動が続けられてきました。

 東海第2原発では今月4日、ヒューズ交換が原因という火災が発生しました。その場所が中央制御室という、まさに原発稼働の心臓部とも言うべきところで起きたというから驚きです。

 東海第2は昨年度も5件の火災を起こし、県知事から「安全軽視だ」と先日も厳重注意がされたほど。日本原電に原発の稼働を任せていいのか、根本から問われる大問題です。

 防潮堤工事の施工不良も、日本共産党へ内部告発が寄せられました。周辺92万人の避難計画も、実効性あるものはできません。再稼働せずに廃炉へと、くりかえし私も訴えていきたい。

 今日も各地で、釧路市や上富良野町の出身という方から声をかけていただきました。水戸駅前には、宮城教育大学のときの恩師も来てくださり本当にありがたい。高橋さんも10年ぶりの友人との出会いや、ひたちなか市にはご両親も応援に来られるなど、元気が出る街頭演説になりました。

 明日は埼玉県と北海道の党会議であいさつですが、時間通りに飛行機やJRで移動できるかどうか。晴れることを祈るばかりです。

 【今日の句】ぬくもりの陽射しに 対話もあたたかく

2025年2月14日金曜日

雷と空風 義理人情

 今日は群馬県太田市・桐生市へ。太田では語り合った後にカレーを食べて交流し、桐生では始まる前に歌で盛り上がり。太田では入党された方もいて、みんなで喜びあいました。

 太田市には昨夜のうちに到着したのですが、これぞ群馬のからっ風に直面。そんな話から始まり、どなたも温かく声をかけてもいただき「雷(らい)と空風 義理人情」(上毛かるた)を実感した1日でもありました。

 企業城下町でもある太田市では、リーマン・ショック後の「派遣切り」で多くの方が解雇の目に遭いました。路頭に迷わないように支え合おうと、太田市でも「派遣村」を開き、水野正己市議が生活相談をおこなって「助けられた」という方もいたのでした。

 桐生市は、生活保護の受給を妨げる人権侵害が明るみになり、その名が全国にも広がってしまいました。関口直久市議が窓口になって受給できたら、市職員から「もう共産党とは連絡を取らないように」とまで言われたとのことですから、とんでもない。

 このように両市とも「困ったときには日本共産党」という、粘り強い活動が続けられてきたのでした。そもそも憲法には、誰もが健康で文化的な生活を送れるように基本的人権が明記されています。そのとおりに、地方議員を先頭に住民の守り手として活動してきのが日本共産党なんだと、あらためて強調したい。

 太田では「政府が備蓄米を放出するというけど、コメの値段は下がるのでしょうか」、桐生では「小中学校が統廃合されようとしているけど、それでいいのでしょうか」と、くらしや地域に密着した意見も次々。どの方も真剣に耳を傾けてくださった姿が、とても心に残りました。

 「共産党というだけで悪いイメージがあるのを、どうすれば」「どれも政策はいいのだけど、これぞ伝えたいというスローガンは」など、次の選挙では勝ちたいからこその率直な質問もありました。私の実感や体験も含めて、話をさせていただきました。

 限られた時間でしたが、太田はハンドマイクを使って3部屋にもまたがるみなさんと交流し、桐生ではプレゼントまでいただきました。本当にありがとうございます。

 どちらも最後は笑顔で「がんばるからね」「今度は教育の話も聞きたいな」との言葉もありがたい。明日は茨城県で、高橋誠一郎・県選挙区予定候補と街頭演説などにまわります。

 【今日の句】どの風も みずから起こし 追い風に

2025年2月13日木曜日

早く国がPFAS規制を

 今日は栃木県宇都宮市で、駅前の街頭演説や「語るつどい」へ。農家の方から「本当に後継者がいない。がんばって」との切実な訴え。PFAS汚染や国保税引き上げ、くらしの大変さなどの意見も相次ぎ、やっぱり日本共産党が伸びなければと確認しあいました。

 野村せつ子県議・小室かな子宇都宮市議も、いっしょにマイクを握りました。PFASについて野村県議は、定期検査の拡充や排出源の特定、陸自宇都宮駐屯地への調査協力を求めることなど、県議会で取り上げています。党宇都宮市議団も、市へ徹底調査を申し入れました。

 下野市では一部の区域の水道水から、国が定める暫定目標値を超えてPFASが検出されました。市は臨時給水所を設けたり、先日も県へ緊急要望を提出。県内各地で心配が広がるのも当然です。

 ここまで全国で大問題になっているのに、政府の対応はあまりに遅いというより、国民の不安に本気で答える姿勢が見えません。国際基準での規制、調査体制の抜本的拡充、健康面の不安に応えることなど急ぐべきではないのか。

 農家の方にとっても、実害・風評被害でも心配です。冒頭の方の話とともに「こんなにコメが手に入らないなんて、米一揆でも起こそうと思っていたくらいだ」という発言も。食と農についても、このまま自民党政治に任せられません。

 「つどい」の後に、北海道の比布町や釧路市の出身だという方から声もかけていただきました。明日は群馬県太田市・桐生市ですが、水野正己・太田市議と渡辺ひとし・桐生市議も実は北海道出身。みんなで心ひとつに、参議院での躍進へ力を合わせたいです。

 【今日の句】水守れ 自然を守れ 待てないぞ

2025年2月12日水曜日

インドネシアに学びたい

 明日から北関東4県をまわります。今日のうちに依頼の原稿を書き上げるのに四苦八苦して、やっと準備も整いました。広い活動地域ゆえ、会える方が限られてしまうのが残念この上なし。しっかり1回1回、地域の実状もつかんでいきたいです。

 さて、今日の「しんぶん赤旗」に「誕生日無料検診始まる」と、インドネシアの記事が掲載されていました。今年中に6000万人、5年以内に約2億8000万人の全国民に提供することをめざす、とのことです。

 インドネシアは学校での無料給食が1月に始まったばかりで、プラボウォ政権の主要公約が次々と実現されているといいます。都市と地方の医療格差解消など、日本でも実現しなければならない課題を、先んじて実行しています。

 財源は、不要不急の公共事業や国内外の出張見直しなどで生み出しているようです。その実行可能性とともに、何より「すべての人々の公平、尊厳、進歩を保証する」(ブディ保健相)との理念に注目したい。

 日本は憲法で「義務教育は無償」とされながら、学校給食費無償化は実施されていません。医療費も負担が重くなり、受診控えも広がっています。食と健康という安心の土台が、誰にでも保障される日本に、変えていかなければ。

 新しい日本へ、ホンモノの改革を。明日から、しっかり語り合っていきたいです。

 【今日の句】公平と尊厳 守られる国を

2025年2月11日火曜日

本当に泊原発は安全か

 泊原発について、岩渕友参議院議員の調査に同行。原発敷地内に活断層があるのではないかとの、研究者の指摘に北電は正面から応えていないのだと、あらためて再確認しました。安全性に対する説明責任を果たせないのなら、再稼働すべきではありません。

 「行動する市民科学者の会・北海道」の小野有五・北大名誉教授から、規制委員会における北電の説明や、ご自身の知見も交えて話をうかがいました。宮内しおり道選挙区予定候補、丸山はるみ道議も同席しました。

 泊原発については2017年に、私も衆院経産委員会で質問しています。当時の問題点が数年を経ても解決されておらず、その間に新たな防潮堤など工事費用は膨らむばかり。それが電気料金として道民負担となっているのです。

 当時から問題だった海底活断層のほかに、敷地内の活断層について北電はじゅうぶんに答えていません。海を埋め立てたエリアの強度についても、無筋コンクリートで補強したといいますが、その詳しい資料は出ていません。

 能登地震で地面が大きく隆起し、同じ日本海側に立つ泊原発での隆起や沈下も現実のものとして心配です。北電も防潮堤より海側で5mの沈下を予測しましたが、それが原子炉はじめ重要施設に与える影響の審査は進んでいません。

 しかし、原発の再稼働と新増設へ自民党政治が舵を切ったなか、規制委員会の審査も、どうすれば再稼働できるかに導くかのようです。背景は政治的ですし、それに規制委員会が従っては「規制」の名が泣いてしまいます。

 しっかり学ぶと、国会で追及しなければとの思いが湧きます。先日まで体調不良で静養してましたが、今日から復帰もし、参議院へと元気に突っ走ります。たくさんある課題の解決に、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】家ならば 活断層は 避けるのに