2025年5月24日土曜日

やっぱり苦難軽減こそ

 今日は岩手県沿岸キャラバン。久慈市・宮古市・釜石市・大船渡市・陸前高田市とまわり、東日本大震災や山林火災にも触れながら、必ず比例5議席をと強調しました。各市議とともに近隣の地方議員さんも駆けつけてくださり、その一体感にも感激です。

 山林火災に襲われた大船渡市では仮設住宅への入居が始まり、その完了をもって市の対策本部も解散するとのこと。全国からの義援金で住宅再建への支援がされるとのことですが、くらしの再建は今後の大きな課題です。

 漁業者にとってもワカメ漁の最盛期だっただけに、海水消火も合わせ漁ができなかった補償も課題と聞きました。陸前高田市では「親戚の家が焼けてしまった。見るのも辛くて行けていない」という方も。

 住宅は再建できても、思い出や人生は取り返すことができません。それは東日本大震災でくりかえし痛感してきただけに、今度の山林火災も他人事ではありません。少しでも苦難軽減の力になれるよう、私から決意を述べました。

 「これまで米を作らないようにしてきたのは自民党。いい加減すぎる」と話す農家はじめ、林業・漁業にかかわる方も街頭演説に来てくださいました。第一次産業よりも大企業優遇の政治が地域を苦しめてきたと、いつも痛感させられます。

 それなのに、岩手県の自民党ポスタースローガンは「オレにまかせろ!」。自民党政治にまかせた結果が今の苦難なのに、男性優位を想起させる上から目線のスローガンは、どこでも評判が悪いとか。

 とはいえポスターが貼られている枚数を見れば、自民党も必死であることが伝わります。各党の動きが活発であることも、各地で話を聞いてわかりました。負けずに党の政策や値打ちを広げていきたい。明日は仙台市です。

 【今日の句】どの町も 守る力の 共産党

2025年5月23日金曜日

水産振興を政治の力で

 おぎの優子県選挙区予定候補・高橋ちづ子衆院比例予定候補と、今日は十和田市・八戸市へ。「つどい」とともに、八戸水産加工業協同組合で現状や課題をうかがいました。教職員後援会のみなさんとの懇談もあり、じっくり話を聞きたい内容ばかりの1日でした。

 水産加工連では吉田富三夫専務が、全事業者へのヒアリングをまとめた資料を準備してくださいました。約半数が従業者20人以下の小規模事業者ですが、重視している経営課題は「原材料の確保」が最も多く、サバやイカなどが獲れなくなってきた実態が反映しています。

 一次加工を中心とする事業者にとっては、大手業者との取り引きで価格転嫁が難しいことも課題です。老朽化している機械設備の更新となれば、かなりの投資になりますので、更新だけでなく事業承継の検討もあるといいます。

 「漁業・卸・加工と続かないと、水産業は成り立ちません」と吉田専務。漁業は農水省で、事業や経営は経産省と分かれはするものの、地域経済・地域社会を支えている点では一体のもの。だから政治家が、縦割り行政を超えた発言をすることが大事だと再確認しました。

 十和田市・八戸市での「つどい」には、多くの方が参加してくださり本当にありがたい。どこでも出される物価高・生活苦とともに、医師不足の現状や選択的夫婦別姓についての質問や米価高騰に至るまで、時間の限り交流させていただきました。

 教職員後援会のみなさんとも時間が足りなくなるほど、現場の実態や問題意識を語りあいました。広い地域をまわるため滞在時間が短いのが、もどかしくも残念でもあり。明日は久慈市を皮切りに、岩手県沿岸をキャラバンにてまわります。

 【今日の句】どの町も 地域密着 痛感し

2025年5月22日木曜日

身が引き締まる思いで

 今日から2日間は青森県、おぎの優子・県選挙区予定候補と高橋ちづ子・衆院比例予定候補とでまわります。今日は青森市で決起集会や、党の大先輩である相沢良の出生地・浪岡での「つどい」。身が引き締まる思いで、話をさせていただきました。

 相沢良は三代続く村医者の家に生まれ、東京の帝国女子医専に進学。メーデーに参加したことで停学処分を受け、働きながらも青年との読書会などを進めます。党活動で特高に追われ、北海道に渡ったのが1931年でした。

 札幌市西区にある「平和の滝」には、相沢良顕彰碑と胸像レリーフがあります。ここは働く女性たちとハイキングをおこない、平和や労働について学び語り合い、労働歌を歌って圧政に立ち向かっていた地なのです。

 しかし、治安維持法のもとで不当な弾圧・拷問を受け、獄死寸前で仮釈放された後に青森の生家で亡くなったのでした。戦争や搾取のない誰もが平等な社会をという願いを継いで、私もがんばりぬきたい。

 その浪岡は、冬の豪雪で市内や農家に大きな被害が広がりました。「つどい」にはリンゴ農家の方も来てくださり、資材の不足も含め、再生産が厳しい現実を話してくださいました。聞いていて胸が痛みました。

 市の支援では足りないと、農家から切実な声が上がっていると天内しんや市議からも。米についての質問も出され、食料と農業に責任を持つ政治にしなければと、あらためて痛感です。

 決起集会では子育て中の女性から、選択的夫婦別姓が実現のチャンスだったのに、公約を破っている国民民主などへの不満の声も。自民党を助ける党が伸びても、やっぱり政治は変わらない。日本共産党を伸ばしてほしいと、私も力を込めて訴えました。

 決起集会の前に、40代の方が入党されたという嬉しい知らせも。おぎのさんと私の似顔絵入り横断幕にも元気をもらいました。明日は十和田市・八戸市へとまわります。

 【今日の句】どの地でも 苦難解決 共産党

2025年5月21日水曜日

市場任せはダメだということ

 江藤農水相が事実上の更迭。大臣が代わっても、自民党農政の中身が変わるかが問題です。米作農家を支える価格保障・所得補償の充実など、国が増産へ責任を果たすことが大事ではないのか。

 石破首相は5キロ・3000円台をめざすと発言しました。これまでの市場任せではダメだと認めたようなものです。備蓄米の活用とともに、米政策を大元から見直すときです。

 ましてトランプ関税と引き換えに、米国からの米輸入を増やすなど許されない。農家の意欲を奪い、後継者もいないことにつながった歴史をくり返してはなりません。

 各地をまわったときにスーパーなどへ寄っていますが、米が5キロ・5000円台だったり4キロで販売していたり、そもそも品薄状態のスーパーもありました。

 明日から青森へ。何より食と農業を大事にする政治に変えようと訴えます。

 【今日の句】食料は そもそも国が 責任を

2025年5月20日火曜日

やっぱり願いは消費税減税

 今日は宮内しおり道選挙区予定候補と、街頭演説や札幌北区での演説会へ。街頭では政治への願いを聞くシールボードを持って聞くと、年齢を問わず多くの要望が寄せられました。今のくらしに、多くの方が本当に困っているんですよね。

 「はたやまさんですよね、知ってますよ」と声をかけてくれた若い方は、市営住宅への入居が決まったばかり。「家賃が安いから助かります」と話され、一番の願いとして「消費税減税」にシールを貼りました。激励もいただき、本当にありがたい。

 「いま病院の帰りです」という高齢の方は入院も予定しているそうで、かかる費用の心配をされていました。「年金が少ないから本当に大変なんです」と、初めて会った私にさえ話が止まらないほど実態が切実なのです。

 世論調査でも消費税減税・廃止を求める声は、もう7割にまでなっています。しかし「財源がなければできない」と、石破首相や自民党幹部から出されています。日本共産党が財源を示しても、首相は「立派」と述べながら、やる気はありません。

 代わりの物価高対策があるかと言えば、それも示されない。まして物価高の極みとも言える米価高騰が続くなか、江藤農水相が支援者からコメをもらい「売るほどある」と発言したことに怒りが沸き起こっている状況。出される国民の不満は当然です。

 北区での演説会では、消費税や米価高騰のほか、医療・介護・年金や中国共産党などとの違いについての質問が出されました。たまたま通りがかったという方が最後まで参加してくださり、帰りに「おもしろかったです」と声をかけてくださいました。

 宮内さんの応援にと、民青同盟の山本朱莉さんがマイクを握ってもくれました。青年運動のなかで支え合ってきた絆が伝わって、聞いていた参加者のみなさんも嬉しくなったのではないでしょうか。私も同じ気持ちで聞きました。

 街頭演説では、終わった際に遠くで拍手をしてくれた方の姿も。聞いてくれていたんですね。くらしの切実さや政治への要望を聞きながら、日本共産党の政策と役割を伝えていくことに力を入れていきたいです。

 【今日の句】遠くでも 聞いてた方に 届くよう

2025年5月19日月曜日

地域密着だからこその信頼

 宮内しおり道選挙区予定候補と定例の朝宣伝を終え、昨日に公示された千歳市議選・よしたに徹候補の応援へ。4人はみ出しの激戦です。ラピダスや自衛隊基地など国策の影響を大きく受ける千歳市で、日本共産党の議席はどうしても欠かせません。

 よしたに候補は3期目の挑戦です。子ども医療費無料化の拡充などの実績とともに、ラピダスによるPFAS汚染の心配の声を代弁し規制の強化を求めるなど、まさに「護民官」の役割を果たしてこられました。

 自衛隊員や関係者が多く住む千歳市で、日本共産党の歴代議員は「同じ市民である隊員を戦場に送らない」との立場で活動や論戦をしてきました。今日も戦闘機訓練の轟音が鳴り響くなか、憲法を守り活かす立場をよしたにさんも貫くことなど訴えました。

 千歳市は農業が盛んな町でもあり、米価高騰はじめ食料と農業も大きな関心を呼んでいます。市民生活と中小企業は、何より物価高に襲われています。財源も示して消費税減税をと訴える日本共産党・よしたに候補を押し上げてと、私も力を込めました。

 うれしいことに先日、大阪府・忠岡町長選で是枝綾子候補が勝利しました。共産党員の籍がある首長は、埼玉県蕨市・長野県中川村に次いで3自治体目。長く町議を務めた信頼が、前町長の汚職事件から町を立て直してほしいという民意と結びついた結果だと思います。

 地域に密着した活動を、多くの方が見てくださっていると痛感です。この草の根の力こそ、日本共産党の大きな力。千歳市では、どうしてもよしたに徹候補を押し上げてほしい。お知り合いのいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】農水相 コメを売るほど もらったと

2025年5月18日日曜日

今こそ農林漁業を本気で支える政治に

 今日も埼玉県。寄居町での「つどい」には熊谷市や深谷市からの参加もあり、たくさんの激励もいただきました。北海道の大学で活躍されていた名誉教授も見えられ、私の子がお世話になった保育園でのつながりなど、驚きの「つどい」になりました。

 浅見玲子町議の司会で、私から自己紹介と党の政策など話しました。農業が盛んな地域で、事前に「厳しい農業情勢への展望を」と寄せられていたことから、国政とともに各地の農業支援も紹介しました。

 質問タイムの後にテーブルごとの懇談にまわったのですが、「農家だが、もう自民党の農業政策はダメだと思っている」など、どこでも米や農業の話で持ちきり。とても関心が高いのです。

 備蓄米の放出にともない、買い入れた業者は1年以内に買い戻すこととされていまさした。戻すといっても、今夏も米が足りるかはわかりません。それで先日、江藤農水相から「5年以内」にと軌道修正されました。

 すでに田植えも始まり、これからの増産には限りがあります。猛暑などの影響も心配されます。今年も米不足とならないよう、業者は在庫に残しておくとなれば、店頭で安く販売ともなりにくい。

 備蓄米の計画的放出とともに、来年以降も農家で増産していただけるよう、国は価格保障・所得補償を充実すると明らかにすることが大事ではないのか。市場任せの米政策を、大元から見直す時だと訴えたい。

 食料は命の源であり、農業は地域経済の柱です。農林漁業を本気で支える政治に変えましょう。

 【今日の句】主食さえ 自給できない 国なのか