2025年9月27日土曜日

湿原と希少動植物を守ろうと

 党釧路市議団主催の、釧路湿原とメガソーラーに関する「集い」。立ち見が出るほどの参加をいただき、ありがとうございました。市の条例についての詳しい報告や、湿原と希少動植物の保護への課題も聞き、学び多き「集い」となりました。

 日本エコロジー社による事業を機に市民からの声が高まるなかで、市議会も全会一致で可決された条例。石原篤・釧路市市民環境部長が、財産権などの課題があるなかで可能な限りの規制にした点や、希少動植物の保護も含めた釧路ならではの内容になったと報告されました。

 NPO法人トラストサルン釧路理事の杉澤拓男さんは、個人的意見として、国立公園の範囲拡大をと提案。市街化調整区域を定めた経過にも触れて、専門家の果たす役割と市民世論の喚起にも言及されました。

 参加者からの発言・質問も、切れ目なく続きました。ゾーニングの取り組み、釧路市音別地域でのメガソーラーの現状、原野商法で手にした土地の扱いなど、提案も含めた内容にお2人が答えられて、いっそう深まりました。

 党の考えと今後の取り組みについて、党市議団の活動や参院選政策などを交えて私から報告。再生可能エネルギーが進む欧州では、規制の面でも学ぶべき内容があることなどと比べ、国が取り組むべき課題について強調しました。

 ラムサール条約に登録された時のような市民世論の盛り上がりを、との感想もいただきました。いま問題となっている北斗地域とは別地域の事業は、オジロワシの生息地であることがわかり事業「廃止届」が出されたと言います。カギは市民の声の広がりと実感です。

 終了後には市内の支持者などへあいさつにまわり、3人の方が赤旗日曜版を購読。参院選で購読を止めた方が「地道にがんばってほしい」と、再購読されるという嬉しい出会いも。

 この声に応えて、地域密着の姿勢でがんばります。

 【今日の句】合意なく もうけ優先 見直しを

2025年9月23日火曜日

身近な課題から、世界と未来まで

 応援に駆けつけた遠軽町議選は、とまつ恵子候補が無投票で2期目の当選。ホッとしました。北見市へ移動して田村智子委員長の党創立記念講演を聞き、身近な課題から世界と未来までの展望に、私も元気をもらいました。

 とまつ候補は養護教諭42年を経て、前回の町議選で初当選。子どもからお取り寄りまでの願いを受け止め、町議会で質問し続けました。町営団地から出てくる方や車の中からの応援など、期待の大きさも感じました。

 とまつ候補は、①オホーツク管内で遠軽町だけ未実施になっている高校生までの医療費無料化など子育て応援、②補聴器の購入補助など高齢者支援、③住民の合意がない大型再エネ施設に反対ーーなどを掲げました。

 とまつ候補の訴えも、回を重ねるごとに力が入っていきます。町民アンケートに答えてくれた230人の願いを実現しなければとの思いが、ひしひしと伝わってきました。

 オンライン記念講演は、高良さちか参議院議員はじめ4人のメッセージが胸に響き、小池晃・白川容子の両参議院議員(吉良よし子参議院議員は発熱で参加できませんでした)のあいさつには、国会と連携して私もがんばらねばと思いました。

 田村委員長は日本共産党の役割を5つの点で明らかにして、どれもが説得的。国内政治で極右・排外主義の伸長に対し、だからこそ日本共産党のがんばりどきという点は、遠軽町議選での反応と重なりました。

 講演後、視聴会場に来られた党員のみなさんに、あらためて私から参院選のお礼もあいさつも。選挙前も選挙後も行けてない地域も多いので、こういう機会も大事にしていきたいです。

 そういうわけで、ただいま北見市から札幌市へのバスで移動中です。

 【今日の句】いつだって 苦難軽減 いつだって