本当は喜びの収穫の秋‥‥なのに、米価の低迷とTPP交渉が農家を追い詰めています。デモや国会前集会に合わせて農民連の政府交渉に同席し、早く解決すべき課題と再認識です。
コメの概算金は昨年より上がってはいますが、一昨年と比べると1000~2000円ほど安いままなのです。
この現状に対して、参加された農業者からは怒りが噴出。
「この価格で生産費がまかなえると、農水省は思っているのか」
「若者の離農や、自殺した農家までいる。今の価格ではやっていけない」
「日本の農業をどうするつもりなのか。5年後には農家がいなくなるぞ」
などの声に対して農水省からは、米価は「商取引で決まるもの」、TPPは「交渉中なので言えません」との答弁のくり返し。
私も発言しましたが、コスト削減など言われなくても農家は努力しているわけで、その努力を農水省はわかっているのか。
「コメつくってメシ食えねぇ」
この言葉が昨年来、農家の現状を表しているものだと広まってきました。
まさしく今年も、同じような状況が生まれるのではないか。
価格を支えることと、だからこそ無秩序で(特にアメリカからの)他国の要求に従って農産物輸入に歯止めをかけることこそ緊急の課題です。
TPP交渉の今後は予断を許しませんが、国会決議も守れないような合意なら結ばないほうがはるかにいい。
デモには小さい子を連れたお母さんの姿もあり、食料は命の問題との考えが広がればTPP交渉もストップできると思うのです。
甘利担当相は「最後の閣僚会議にしたい」と、前回も聞いた同じフレーズで交渉に臨みます。
妥結という「最後」ではなく、交渉が行き詰まる「最後」とならないと!
ここでもカギは、国民世論が多数になるかどうかと思います。
しっかり私もいろんな形で発信するし、国会の状況も知ってもらい力にして、TPP交渉でも安倍政権を追い詰めていかなければ。
北海道にとんぼ返りで、明日(もう今日ですね)も札幌市内で行動です。
【今日の句】 収穫の 秋と喜ぶ 政治こそ
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