今日の参院TPP特別委員会は、食の安全をテーマに参考人質疑。その後の理事懇談会で採決に向けた提案が!
まず今日の参考人質疑ですが、以下の3人の方が意見陳述されました。
●今村知明さん(公立大学法人奈良県立医科大学 公衆衛生学講座教授)
●中村幹雄さん(鈴鹿医療科学大学 薬学部客員教授)
●天笠啓祐さん(特定非営利活動法人 日本消費者連盟共同代表)
衆議院本会議や打ち合わせなどで、陳述や質疑の内容を私も聞けていないのですが、こちらから見ることができますので、ぜひご覧ください。
委員会後の理事懇談会ですが、まず合意されたのは8日(木)午後から総理出席の集中審議(NHK中継あり)。
合わせて与党から、9日(金)午前に締め括り総括質疑と採決の提案があったとのこと。
これは合意とならず、与党・野党の筆頭(自民・民進)協議に話し合いは移っています。
関税の原則撤廃、非関税障壁の撤廃=延々と続く規制緩和、ISDS条項など、問題点が審議のなかで浮き彫りになりました。
米大統領選挙を転機に、安倍首相はTPP批准の意義は「日本の今後の貿易での基準」となるべくものだと言い始めましたが、譲歩を重ねたTPP協定が「最低基準」となることは重大です。
協定は「30日ルール」で自然承認となるも、関連法案は採決が必要です。
この中身を見れば、到底批准など認めるわけにはいきません。
国会で、さらに重大問題化してきたのがIR法案=カジノ解禁法案。
衆議院本会議で採決がありましたが、民進・社民・自由が退席、公明は自主投票で賛成22・反対11(欠席2)と別れ、自民・維新が賛成(自民からは退席者あり)、日本共産党は反対。
賭博が経済対策となり、ギャンブル依存症対策に負けた「不幸」の原資を充てるとは、まさに「退廃の極み」(穀田恵二・国対委員長)!
内閣委員会は結局、与野党の合意なく職権で委員会が開かれて採決まで進んだわけですから、あまりに異常すぎるし、乱暴すぎる。
昨年の安保法案=戦争法案の強行採決もひどかったけど、今国会は委員会運営にまで乱暴さが拡大しています。
引き続き参議院での論戦とたたかいになりますが、やっぱり安倍政権を早く終わらせないと!
【今日の句】 亡国へ TPPでも カジノでも
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