2024年5月16日木曜日
自民党に「金と利権」政治はただせない
2024年5月15日水曜日
こんな学校に誰がした
小中学生の不登校は約30万人、精神疾患による教員の休職者数も6500人超--学校が、子どもや教員にとって「行きづらい」場になっている現れです。先日の中教審「審議まとめ」でも、教員の長時間労働を解消する道は示せないどころか、いっそうの長時間労働が強いられる可能性があります。
今日の「しんぶん赤旗」は、学校教員についての記事が満載。見出しだけでも「教員不足 少人数学級に影 35人以下やっと実現したのに」「拍車かかる教員不足 これでは学校がもたない」「教員 長時間悪化も 全教など中教審「まとめ」批判」「定額働かせ放題やめよ」‥‥教員が追い立てられれば、子どもたちに影響が及ぶのは当然です。私の教員歴は3年だけでしたが、当時より学校での業務量は増えています。人事評価が導入されたことで、職場の息苦しさも増していることでしょう。子どもたちには授業時数が増え、過度な競争環境は拍車がかかっています。こんな学校に誰がしたのか。
教員の持ち授業時数を減らすこと、1クラスあたりの児童・生徒数を少なくして行き届いた教育環境にすること、子どもたちが「置いてけぼり」になるような学習指導要領の見直しなど、抜本的な検討が今こそ必要ではないのでしょうか。
安倍政権(第1次)で教育基本法が改悪され、いっそう厳しい管理や競争を強いる教育行政になったことは間違いありません。これらの「負の遺産」を見直していかないと、結局は子どもたちが一番の被害者になってしまう。学校に行けない(行かない)子どもたちが、別の場所で学べる環境を公的に保障することも必要です。
わが家では今年3月に上の子が高校を、下の子が小学校を卒業しました。幸いにも学校生活は楽しかったようでしたが、すべての子がそうだとは限りません。教員だって子どもたちの成長にかかわれるやりがいある仕事なのに、それが過剰な勤務でつぶされるのでは残念で仕方ない。
学校こそ希望を持てる場所に、余裕と予算を政府は確保せよ。私も訴えていきたい。
【今日の句】競争と管理で やりがい生まれるか
2024年5月14日火曜日
共闘の原点に立ち返って
2024年5月13日月曜日
離婚後共同親権は、子どものためになるか
2024年5月12日日曜日
こんなに自民党政治の行きづまり
今日は本間かつみ道8区予定候補と函館市「女性のつどい」へ。教育・医療などの実態が次々と語られ、自民党政治を終わらせるしかないとの熱気がすごい。明るい笑顔に、私も元気をいただきました。
本間さんと私のあいさつの後に5人から、胸が痛むような現実をふまえた発言が次々。元教師という方は子どもの自殺数などとともに、函館で500人を超える不登校についても「日本共産党が打開に向けた運動にも先頭に立って」と訴えました。「インボイス導入やコロナ融資の返済、カード決済での入金遅れなど中小業者は今が苦しい」「意欲があっても、厳しい現実に退職する保育士も多い」「高齢でも働かなければいけないほど生活が苦しく、介護が必要な家族がいても介護保険を利用できない」「岸田政権の軍拡が本当に恐ろしい」
ほんの一部の紹介ですが、リアルな実態を交流したいという実行委員会の目的もあり、真剣に聞き入る方の姿が多くありました。私も、しっかりうかがいました。
党市議団(市戸ゆたか・紺谷克孝・富山悦子)から個別テーマごとに市政報告があり、実態と結んだ議員活動がすごいと思いました。これぞ日本共産党です。
あらためて本間さんと私から、党の政策なども交えて話しました。これだけ行きづまった自民党政治は、終わらせる以外にありません。
その時に、日本共産党に変える政策や政治力があるかが問われます。地に足ついた党だからこそ大丈夫だと、自信をもって訴えていきたい。
【今日の句】やさしさが あふれる社会を 母の日に
2024年5月11日土曜日
アイヌ ネノアン アイヌ
2024年5月10日金曜日
無責任なまま続けてきた工事ではないのか
3.並行在来線は「経営分離」にとらわれず、維持・存続へ議論のやり直しを
並行在来線となる函館本線は、道と沿線自治体のもとで長万部-小樽間(「山線」)のバス転換を決定したが、運転手の確保が見通せないなど、具体的な協議が進んでいない。函館-長万部間(「海線」)は貨物輸送に必要な路線として、国も交えた協議が続いている。延伸の開業時期が未定となれば、いずれも現状の継続となるが、公共交通や貨物輸送に欠かせない路線としての議論に立ち返るときである。
そもそも並行在来線の経営分離は法律上の規定はなく、1990年当時の政府・与党の合意に過ぎない。「経営分離、枠組み見直せ」(「道新」社説2023.7.27)の指摘もあり、当時の決定にとらわれない議論のやり直しを進める重要な機会とし、政府の決断を求める。日本共産党は、函館本線の維持・存続へ国が責任を果たすよう強く求める。
以上
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「大きな岩盤で工事が進まない」と、想定外だったと言わんばかりの責任放棄を容認してはならないと思います。工期短縮が本当に可能だったのか、政治的責任も含めて問わなければ、同じことがくりかえされてしまいます。
残土処理も、反対した市民が悪者であるかのようなことは許されない。住環境への影響を心配するのは当然で、責任は工事主体の側にあります。札幌市など沿線自治体も、真摯に住民の声に向き合う機会とすべきではないでしょうか。今後の財政負担も、たいへん心配です。
そもそも札幌延伸で、本当にJR北海道は経営が黒字になるのか。過去の甘い需要予測は通用しませんから、当然やり直すべきです。それができないのなら、工事そのものを抜本的に見直さないと、将来へのツケばかりが増えることになるのではないか。これまでの経過を見ても、計画性も安全性も財政上も無責任なまま工事が続けられてきたと思います。函館本線など在来線の公共性を大切に、鉄道行政を大元から見直すべきと訴えていきたいです。
今日は道原発連の宣伝、党道委員会勤務員による宣伝など。「原発ゼロ」の署名に応じてくれた方は「原発が攻撃対象になったらどうするのか」など、「おかしい」を連発しながらペンを走らせたとか。ここにも無責任の構図があると思いました。宮内しおり道2区予定候補(比例重複)が、世界では大学などの学費が無料・低額であることを知らせると、関心をもって聞いているような学生・高校生の姿も。変えられる展望はあると、さらに広げていきたいです。
【今日の句】将来に 莫大なツケ 残さぬか
2024年5月9日木曜日
ポスト資本主義を語り合おう
大学のゼミの一環で各党へインタビューするとのことで、私が党道委員会を代表してお答えしました。綱領や政策などもふまえ、質問には「科学的社会主義を資本主義経済に有効的に導入するには」というものも。大学生の問題意識も聞くことができた、貴重な交流の時間でもありました。
事前にいただいて質問は10項目。気候変動対策の具体化から始まり、「大企業優遇をやめた後の、企業の成長力や国際競争力などへの取り組みは」「日米安保条約を廃棄したことで起こる安全保障の空白や国際的立場の変化は」「教育や社会保障の拡充といった政策を実現するにあたっての問題は」などのほか、戦争への抑止力や国際テロ対策、支持率や得票率を上げるための努力など、幅広いものです。綱領や政策などで公式に発表してはいますが、質問に答えるように組み替える準備に私も四苦八苦。連休も使って調べていた課題もあり、私自身が最も勉強になったかもしれません。特に科学的社会主義については、まとまった時間で久しぶりに学び直しました。
10項目以外の質問でも、「憲法はGHQによって押しつけられたものと言われていますが、変える必要はないのでしょうか」「アジアでの平和の枠組みをつくるのに、中国や北朝鮮などとどのような話し合いを」などの質問も出され、憲法の値打ちとその実現こそ必要なこと、中国や北朝鮮も国連や国際機関に加盟していることから一致点がゼロではないことなど、私からも述べました。
留学生が「日本の文化に関心があって留学を選びました」との「明るい日本」のイメージだったのに対し、学生たちは社会の行きづまりを実感しているという「暗い日本」のイメージがあるとの話も。ある学生は「活動家」と呼ばれる方へのインタビューもしたとのことで、学業やバイトなどで余裕がない自分にはとてもできない、と感じたそうです。
もどかしい思いや疑問はあるし、変えられるなら変えたいと、多くの青年たちが考えているのだと伝わりました。今回のインタビューの発端に、「ポスト資本主義について考えていた」ことがあったとも聞きました。身近なことから世界や社会体制のことまで、大きな大きな模索のなかに青年たちがいるのです。
ポスト資本主義について、他の政党はどう語るのでしょうか。「人間の自由」が花開く社会主義・共産主義社会は、資本主義の財産を引き継ぎながら、利潤第一の経済の仕組みを変えていくもの。自分らしく生きられる「時間」を生み出せる社会をつくろうと、私も訴えていきたい。
【今日の句】対話から すでに変化は 始まって
2024年5月8日水曜日
子どもに平和と安心を
保育士による後援会が主催した「つどい」。仕事の後に集まってくださり、保育や子育て、日本の未来と平和などを語り合いました。わが子たちもお世話になり、私と連れ合いも親として成長させてもらえた保育園。子どもたちが豊かな「子ども時代」を送れるように、私も力を尽くします。
私から話したテーマは、▼子育て・教育やジェンダー平等、食の安心・安全で「世界水準の日本に」、▼岸田首相が進める戦争する国づくりから「平和な日本にするために」、▼平和も人権も「憲法が生きるように」--など。あわせて、誰もが生きづらい日本になっている大元にある「2つのゆがみ」(財界・大企業優遇と米国いいなり)を変えれば、必ず希望が見えてくることも話しました。仕事後の疲れもあったでしょうが、じっくり聞いてくださって本当にありがたかったです。
その後は熱い思いが次々と。「憲法が壊されていくようでこわい。国会審議は進んでいますか」「食べることは大事なのに自給率が低すぎる。何かできることは」などなど、終わってからも「野党が政権を取った場合、官僚は協力するのでしょうか」という質問も。いろんな不安や疑問があるんてすよね。
小さい時から知ってる子たちが社会人や高校生になって、つどいに来てくれたことも嬉しい。こうして次の世代へとつなげていけるのは、さらに元気も湧いてきます。しんぶん赤旗も3人が購読してくださいました。
保育行政では76年ぶりに職員配置基準が改定され、保育士1人あたりの児童数は4・5歳児で30人→25人、3歳児で20人→15人となりました。子どもたちの発達を保障し、安全も確保していくためには、さらに1人あたりの人数を減らしたほうがいい。保育士増員や処遇改善に向けて、国の支援を強めることが必要です。
このような前進も、保育士や保護者などが力をあわせて声をあげてきたから。秋には保育園で署名の大運動をするのですが、私も子どもたちが在籍時にはいっしょに取り組んだものでした。今度は国政の場で、実態を反映させていきたい。
子どもたちのことを中心に考える「つどい」は、雰囲気もあたたかい。最後は全員で記念写真も撮って終えました。
【今日の句】がっしりと 根を張る大人が いる強さ
2024年5月7日火曜日
「地方は国の言うことを聞け」なのか
2024年5月6日月曜日
星空は平和あってこそ
2024年5月5日日曜日
このまま原発のない北海道へ
泊原発の停止から12年。このまま再稼働しないで廃炉にと、毎年の「北海道大行進」(主催は泊・核ゴミNO!道連)に参加しました。好天にも恵まれて、札幌市内を気持ちよく歩きながらアピールしました。
これほど泊原発の審査に時間がかかっているのは、活断層の存在はじめ安全性を確保できないから。新たな防潮堤を建てるなど、さらに費用を膨らませて、北電の経営の重しにもなっているはずです。それらの費用は料金にはね返り、道民は全国一高い電気料金を強いられています。くらしでも商売でも負担が増してる一方で、北電は過去最高益と発表されました。
しかし道民への還元はなく、くりかえし「原発を再稼働すれば料金は下げられる」と再稼働ありきの姿勢を続けてきました。原発を抱えているから経営が苦しいのに、なぜ転換へと踏み出さないのか。
何より岸田政権のもとで「原発回帰」に舵を切ったことが大問題。動かせば必ず出る「核のゴミ」の安全な処分方法も定まっていないのに、交付金の力で調査を誘導させました。これこそ未来に対して無責任ではないのか。
何より福島第一原発事故は、今も収束していないのです。故郷を追われた方々の苦しみを忘れてはいけないし、同じ事故を起こしてはならないはずです。
原発の安全神話は崩壊し、地震大国の日本で原発の安全は保障できません。省エネ・再エネで、原発のない未来を選ぼう。行進に手を振る方の姿もありました。私もくり返し訴えていきたい。
【今日の句】子どもには 未来の安心 手渡そう
2024年5月3日金曜日
希望は憲法のなかに
憲法記念日は集会・デモパレードや街頭宣伝へ。まぶしさがきつい日差しと強い風のもと、憲法を活かした政治こそと確認しあいました。戦争できる国づくりや人権無視・差別横行の岸田政権も終わらせなければと、あらためて実感した1日でもありました。
集会は「戦争させない北海道委員会」が主催。呼びかけ人の清末愛砂・室工大大学院教授、池田賢太弁護士、岩本一郎・北星学園大学教授のほか昨日のスペースにゲストで来てくださった神保大地弁護士、政党から立憲・笹田浩道連幹事長(道議)、共産・紙智子参議院議員、社民・浅野隆雄道連幹事長があいさつ。右翼の妨害に負けず毅然としたスピーチが続き、終われば参加者が全員で大きな拍手で応えました。共同を進めるうえでも、このような連帯も大事ですね。
そういうわけでスピーチが聞き取れない時もあったのですが、あらためて感じたのは「希望は憲法」ということ。清末先生が憲法24条から「足元」で戦争を考えること、池田弁護士が憲法誕生を追った映画「日本の青空」を引き合いにされたこと、岩本先生の「憲法に『余裕』があるのは、主権者である国民に考えてもらうため」などの話を、うなずきながら聞きました。
今日の各紙世論調査では、岸田政権のもとでの改憲に反対する声が大きいものの、9条改正に賛成が多数との調査もありました。漠然とした不安の反映かと思います。こういう時こそ政府が外交努力を尽くして不安を取り除くべきなのに、岸田政権は逆に、世界の戦争へ日本も参加できる体制づくりを進めています。
街頭宣伝では、紙智子参議院議員とともに宮内しおり道2区予定候補(比例重複)とマイクを握り、宮川潤・前道議が司会を務めてくださいました。「権力を縛るのが憲法」(宮内)、「国会では悪法が次々。早く岸田政権を終わらせよう」(紙)とのスピーチに「そうだ」の声。衆院3補選の結果も受けて、自民党政治を代えたいとの思いは膨らんでいるのです。私からは「もしトラ」ならぬ「もし帝」の日本だったらと話しました。日本国憲法がなく、もしも大日本帝国憲法のままだったら、ということです。今日のような戦争反対を訴える集会は取り締まられたでしょう。女性には参政権もなかった時代ですし、子どもたちには体罰も当たり前のような時代でした。こんな時代が今も続いていたら、希望なんか見えやしないでしょう。
日本国憲法を手にした時に、だから多くの国民が喜んだ。憲法記念日は平和記念日であり、人権記念日であり、民主主義記念日なのです。今の日本社会が行きづまっているのは憲法のせいではなく、憲法どおり進めなかった自民党政治の責任ではないのでしょうか。まして岸田政権は戦争できる国づくりにまっしぐらだなんて、とても許されません。デモパレードの終点で清末先生にお会いでき、そのまま1枚。体調を崩されていたのですが、今日は元気に歩かれていて安心しました。急に暑くなったりしますので、みなさんも体調にはお気をつけください。
【今日の句】世代超え 勝ち取ってきた 宝だと
2024年5月2日木曜日
憲法は日ごろから
2024年5月1日水曜日
第95回メーデー万歳
2024年4月30日火曜日
道都・1区から変化のうねりを
2024年4月29日月曜日
無責任な自民党への批判が次々
今日は札幌市中央区へ。衆院3補選での野党完勝に喜びの声や、ある町の自民党青年部長を務めたという方は「今度は共産党にがんばってもらわないと」と激励もいただきました。本当にありがたい。
怒りの大元には、物価高などに苦しむ市民生活の現実と、それなのに自民党は濡れ手に粟の裏金かとの強い思いがあります。冒頭の方は田中角栄・三木武夫の各氏とも面識があったそうですが、「職員を呼びつける長谷川(参議院議員)なんて、とんでもない。今の自民党議員はなっていない」と相当のご立腹。庶民のことより自己保身や権威の方が大事かとの怒りです。
別の方も長谷川議員を知っている方で、議員になったら権威を振りまわすのかと猛批判。補選で野党が勝ったのは良かったものの、「共産党が増えないと野党もしっかりしないでしょ」と話されました。期待に応えて、何としても議席を回復しないと。
そんなさなかに1ドル=160円を突破とのニュースが入ったかと思えば、市場介入があったのか154円台まで円高にも振れました。しかし、この間も効果は一時的で、さらに円安を加速する恐れもあります。さらなる円安は、さらなる価格高騰につながります。
とはいえ利上げをすれば、国債の利払い増加による国家財政の圧迫、住宅ローンはじめ経済や市民生活への影響が心配も。もはやアベノミクスの害悪がはっきりしたということです。国内の実体経済と税・財政改革を一体に進める時ではないのか。
最高益を更新し、内部留保も過去最高という一部大企業や富裕層への課税を強め、財源を確保に切りかえなければ社会保障削減の口実とされかねません。物価高に見合った賃上げや年金の引き上げ、中小企業への支援強化は必須だし、経済効果を考えても消費税減税の決断こそ。
これまでの自民党政治の行きづまりなのに、出口戦略を持たずに岸田政権が放り投げるという、無責任な展開もありえるかもしれません。日本共産党の政策を、こつこつと広げていきたい。
【今日の句】泣けるよな 庶民の節約 知らぬのか
2024年4月28日日曜日
深いところからの怒り
今日は入党や「しんぶん赤旗」のお勧めに札幌市清田区・南区へ。どこでも「岸田首相はダメだね」と言われたとおり、衆院3補選とも自民党は議席を取れませんでした。新しい政治を望む声に応え、早く解散・総選挙をと求めたい。
怒りとともに「諦める人が多くなっているのでは」との話もありました。小選挙区制度のもとで政権を代えるには野党共闘が必要ですが、困難があるのも事実。諦めが広がって投票率が下がれば、いわゆる組織票で与党候補が有利という現状があります。
それに負けないほどの草の根の力が必要で、党づくりを棚に上げていれば、結局は将来への責任も果たせないことになります。近づく総選挙とともに党づくりをと、明日は中央区をまわります。
3補選全敗で、自民党内部はどう動くのでしょう。「岸田おろし」が始まろうが、自民党政治の行きづまりは解消しません。今回の補選は裏金政治への怒りとともに、日本の舵取りを自民党に任せていいのかという深いところからの怒りではないのか。
清田区では、後援会と吉岡ひろ子市議の定例宣伝があるとのことで私もマイクを握ると、足を止めて聞いている方の姿がありました。短時間でもていねいに、日本共産党の値打ちが伝わるように語っていきたいです。
【今日の句】今度こそ 自民政治と 決別を
2024年4月27日土曜日
語り合ってモヤモヤを吹き飛ばそう
今日は宮内しおり道2区予定候補・長屋いずみ市議とで、札幌市北区の「語るつどい」。時間いっぱいまで質問・意見もいただき、いっしょに希望をつくろうとの思いも共有できました。「今日とはならないけど」入党を前向きに検討してくださる方もいらっしゃいました。
長屋市議からは、敬老パスなど市政の現状について報告。昨年の冬季オリパラ招致もそうでしたが、問題点を追及する日本共産党市議団の役割が本当に大きいと痛感です。宮内さんからは、国政挑戦への決意や若い世代の声を代弁すること、平和をつくる党の値打ちなどを語られました。市民全体はもとより若い世代の代表としてがんばってほしいと、たくさんの期待の声が寄せられました。
私からは裏金問題はじめ日本共産党の政策、北海道での人口減少をどうするかなどを話しました。希望が見えない状況で、どうして若い世代が子育てなどができるでしょう。雇用や家計を壊し、ジェンダー不平等をあらためない自民党政治を大元から変えるときと強調しました。
「原発・防災について、どう考えているか」「野党共闘について北海道の現状は」「田村委員長への期待を話して」など、いろんな質問も。小説を引き合いに自衛隊への名簿提供や勧誘など「その先のことを見る必要はないか」との意見は、戦争する国づくりへの警鐘をとの意見と受け止めました。
加えて特定利用空港・港湾の指定、武器や戦闘機の製造・輸出など、戦争を前提とした具体化ではないかと、多くの方が不安を持たれていると思います。「モヤモヤすることばかり。根深いものが進んでいるのでしょうか」との意見もありました。日米首脳会談で、軍事面の連携どころか、自衛隊は米軍の指揮系統に入るような約束がありました。岸田首相は否定しますが、部隊の総合力や持つ情報量を見れば、米軍の作戦遂行に自衛隊が協力するという構図になるでしょう。まさに根深い軍拡方針を、いっしょに止めましょうと呼びかけました。
モヤモヤを吹き飛ばすには、このように語り合うことから。自民党政治を大元から変える展望を、さらに広げていかなければ。
【今日の句】満開の前に 夏日が来る異常
2024年4月26日金曜日
それでも原発を続けるのか
チェルノブイリ原発事故から38年。「原発ゼロの日本へ」と道原発連の宣伝で訴え、その後にまわった札幌市西区では、寿都町に親せきがいるという方と「核のゴミ」の話にも。これだけ被害や矛盾を広げる原発からの転換をと、あらためて訴えていきたい。
最高気温が25℃にもなり、4月の北海道としてはありえない暑さ。気候変動対策は急ぐべきですが、原発再稼働・新増設の口実にしてはならない。チェルノブイリも福島でも、いまだ故郷に帰れないくらい事故は進行中なのですから。原発を動かせば増えていく「核のゴミ」も、処分方法が決まっていないのに、どう未来へ責任を果たすというのでしょう。冒頭の方も「北海道南西沖地震の時には、海に近い母の家が水浸しになった」と、地震や津波への心配を口にされていました。
片岡町長が文献調査に手を挙げてから、それまで仲が良かった住民同士でも意見の違いから話をしないようになってしまった、と言います。原発の建設でも、同じく地域に分断がつくられてきた歴史もあります。原発は、住民を幸せにする存在なのでしょうか。
「核のゴミ」も「安全なものというなら、電力の大消費地・東京や札幌に埋めたらいい」と聞きます。「迷惑施設」「迷惑物質」は地方へと押しつけ、その見返りに金をばらまく手法は以前から変わらないまま。こんなやり方は、もう決別しないと。そもそも地震大国・日本で原発を続けていいのか。安全神話と決別して、省エネ・再エネへの転換をも訴えていきたい。
地域をまわるなかで、自民党への怒りは根強いことを実感します。「政権を代えて、共産党もそこに入れるように」と強い期待を寄せてくださる方や、体調がすぐれない方が「お会いできて元気が出たみたい」と「しんぶん赤旗」を再講読してくれたり。本当にありがたい。明日もがんばります。
【今日の句】原発に 頼る政治と 決別を
2024年4月25日木曜日
今こそ土台から立て直そう
今日は道内の小選挙区予定候補者(②宮内しおり、③伊藤りち子、⑥おぎう和敏、⑧本間かつみ、⑨たつの広志、⑪佐藤耕平)らとオンライン交流会議。全道で党の政策や値打ちを語り広げている奮闘に、私も元気をもらいました。心ひとつにがんばっていきたい。
「『自民党はもうダメ、誰も責任を取っていない』と腹を立てていた方が入党」(宮内)、「裏金事件に怒りが渦巻いている。くらしに困って相談に来た方が『他党では受けつけてくれなかった』と、信頼してくれて入党」(伊藤)、「戦争する国づくりを止める力になってと呼びかけ、納得いただき入党」(佐藤)など、自民党政治を終わらせるために大きな党をと呼びかける先頭に立たれています。「有権者は政権交代を望んでいる。ポスターを貼って党の本気度を示したい」(本間)、「市民と野党の対話集会で、自民党政治を終わらせる共闘の意義を訴えた」(おぎう)、「初めて対話した歯科技工士さんが、たくさんの要望を寄せてくれた」(立野)など、今こそ日本共産党として宣伝・対話を広げていこうと確認もしあいました。
自民党への不信が高まっているなかで、どう新しい政治をつくるか、何をめざして、どう実現するか。予定候補が一丸となって党の政策や値打ちを語り広げ、世論や機運を高めていこうと話し合いました。日本共産党が伸びてこそ、市民と野党の共闘は再構築できるとの確信も揺らぎません。
いっせいに各紙が「道内117市町村 消滅可能性」など、民間組織「人口戦略会議」の報告書を紹介しました。すでに道内で人口減少は顕在化しているし、バス運転手や介護職員はじめ、あらゆる分野の働き手不足は社会問題となっています。
不安定な雇用を広げ、農林漁業では価格安定の責任を投げ捨て、大企業優遇に一方で地域産業は衰退に追い込み、社会的にも経済的にも女性差別を続け、高い教育費など子育てしにくい日本にしてきた自民党政治の帰結ではないのか。「産めよ育てよ」とばかりに女性や若い世代の責任のような圧力・押しつけ、また「努力していない」地方自治体への責任転嫁などは間違いです。
まずは、ケア・エッセンシャル分野の位置づけも財政支援も厚くして、どの町でも安心してくらせる土台を立て直すこと。農林漁業など地域資源を生かした産業育成と雇用安定を進めること。教育費負担軽減はもちろん将来の年金制度まで、どの町でくらしても等しく人生の安心を享受できるようにすること--時間はかかっても、この土台を国としてつくりなおすべきだと思います。
そのうえで北海道は、広大で積雪・寒冷という特殊事情があります。自治体ごとの連携、除排雪体制の強化、交通網の維持などは、喫緊の課題としても取り組まないと。
「人生の安心」や持続可能な町づくりを困難にしてきた、自民党の失策を棚上げすべきではありません。「消滅」という言葉は警鐘として受け止めつつも、今こそ政治の基本に立ち返るべきだと訴えていきたい。
【今日の句】金まみれ政治に 任せていられない
2024年4月24日水曜日
やっぱり日本共産党が伸びてこそ
2024年4月23日火曜日
新たな船出を祝う喜び
母の実家が離島だったこともあり、「しんぶん赤旗」日刊紙の連載「天売診療所便り」に、とても懐かしい思いが湧いてきます。今日は漁師となったリョウさんの漁船が島に届き、島民そろって祝うというジンとくる内容でした。
母の実家の離島でも、何台か軽トラを見た記憶はありますが、交通手段といえば主に船。島の生業に欠かせない漁船は、命と生活を守る大事な家の財産でもあります。波が高く連絡船を出せない時に、伯父の漁船に乗せてもらった経験が私もあります。大人になってから「板子一枚下は地獄」という言葉を知りました。以前より漁船の安全性は進歩したものの、船が沈めば命はない、という厳しい事実は今も変わりません。天売島でも1902年に220人、1908年に219人が亡くなる海難を経験しています。
それだけに29歳という若い漁師の新たな船出を島民みんなで祝ったという文章に、胸が熱くなるのです。診療所は開店休業、水産加工場は仕事を切り上げ、高校は課外授業ということにして、人口270人の島で約100人が新船の到着を肌寒いなかで待ったといいます。
離島ゆえに都市部のような利便性は望めないものの、ともに支え合って生きている一体感は母の実家でも感じたものでした。町から来た私でも「●●さんの孫かい」と、同年代の子どもたちが仲良くしてくれて野球をしたり、とても鮮明に覚えています。
離島からの声も、しっかり政治で反映していきたい。あわせて、これだけ読み応えある「しんぶん赤旗」を、ぜひ多くの方にお読みいただきたいです。
【今日の句】漁船から こんなに希望が 伝わって
2024年4月22日月曜日
首相は根拠を示せなかった
2024年4月21日日曜日
地方議員は「草の根の党」の宝
広尾町・前崎茂町議候補の当選の報がありホッ。ご支援ありがとうございました。今日は全道地方議員会議に参加し、いっしょに大会決定や国民健康保険について学びました。コロナ禍があって久しぶりの全道会議でしたが、多くの地方議員が道民生活を支えているのだと再認識です。私からも一言あいさつしました。
あらためて党づくりの重要さを実感です。国保も都道府県化が進められ、保険料など完全統一された大阪府の実態には驚きました。北海道でも少しずつ進められているだけに、私も位置づけを高めて取り組みたい。これほど大事な地方議会で、まったく質問をしない議員もいるなか、欠かさず質問をしているのが日本共産党の議員です。ふだんから住民の声を聞き、法律・条例や制度をふまえ、批判も提案もする力は、学びあえる党のネットワークがあるからこそです。
そもそも綱領や大会決定など、政治的な土台がしっかりあることが大きい。時流に流されないで、権力にも忖度せず住民の立場を貫くことは、そう簡単なことではありません。時には議場で1人だけで論陣を張るということも、少なくないのですから。
日常的な生活相談、民報やチラシの作成・配布、「しんぶん赤旗」の配達・集金、党支部や党員を支え、みずから党勢拡大の先頭にも立つ--地方議員が果たしている役割は、草の根の党での宝のような存在です。私も、どれだけ地方議員のみなさんから学んできたことでしょう。
地方行政は、国政に大きく制約される側面があります。住民生活の安定や地域経済の振興、平和な地域づくりを進めるには、国政を変えることが必要です。心ひとつに、私も地方議員のみなさんと力を合わせたい。
【今日の句】あたたかき 地方議員の 底力
2024年4月20日土曜日
追及すべきは政治的背景
新幹線の札幌延伸は2030年度末に間に合わないーーいっせいに報じられました。誰もがわかっていたし、昨年の政府要請で「早く発表しないと矛盾がひどくなる」と私からも言っていたのです(写真)。ここまで引き伸ばした岸田政権の政治責任も問われる事態です。
もともとトンネルを掘り続けるのは難工事だと、北海道の地質を知る人にとっては常識的なもので、専門家からは警鐘が鳴らされてきました。工事費も膨らむし、国会では紙智子参議院議員も質問しています。札幌駅周辺は、2030年度末の開業に合わせた再開発を進めてきました。冬季五輪招致もそうでした。延期するなら早く発表すべきと、賛否を別に私からも訴えたのは、道内経済や札幌のまちづくりへの影響が大きいからです。
国交省からの答弁はありませんでした。「遅れて発表して、その後始末に困るのは官僚のみなさんですよ」と言っても、態度は変わらず。答弁できないのは、政治的な背景があるからだと痛感しました。
もともと札幌延伸は2035年の開業とされていたのに、5年も前倒しされたのは、財界と自民党によるものではないのか。利益第一の政治は、最後には自分に跳ね返ってくるものです。これぞ墓穴というものです。
北海道と札幌市がラピダス進出やDX・GXに舵を切ってきたのは、旧態依然の大型開発が行き詰まったからではないのでしょうか。単に工事が行き詰まったということでなく、根が深い問題として考えなければ、北海道経済の将来も厳しくなると思います。
農林漁業など自然環境や地域資源を活かし、持続可能な経済構造の北海道に変えていくことこそ。多くの方と語りあいながら、議席を回復して役割を果たさねば。
【今日の句】北海道 金と利権で ゆがめられ
2024年4月19日金曜日
数値化できないジェンダーの課題も語り合って
2024年4月18日木曜日
国際水準との隔たりは大きい
2024年4月16日火曜日
頼れる議員を今度も必ず
広尾町議員選挙が告示され、日本共産党・前崎茂候補が5期目をめざします。実績豊かな前崎さんは「大丈夫」との声があがるのが、いちばん危ない。最後の最後まで広げてくださいと、私からも訴えました。
新築だけでなく中古住宅購入への補助や、結婚や出産の祝い金・18歳までの医療費無料化など、子育て・若い世代への支援が実現しました。昨年度の出生者数が17人という同町で、さらに子育て支援を強めたいと前崎さん。高齢者から要望の強い「補聴器購入費の助成」「帯状疱疹予防ワクチン接種費の助成」も、公約に掲げました。町職員を務めあげ、法律・条例や町の制度などにも詳しい前崎さんだからこそ、頼れる議員として信頼が厚いのです。
十勝管内19ある市町村で、広尾町だけが「選択的夫婦別姓の実現を求める意見書」を提出できていません。裏金事件や大軍拡は許さないこととあわせ、国に対して声を上げる議員を選んでほしいことも私から強調しました。
日本共産党・旗手恵子町議が勇退されることで、これまでの倍の働きが求められると前崎さんの議席は絶対になくせません。広尾町に知人・友人がいる方は、ぜひご支持をお広げください。帯広市へ移動して、佐藤耕平・道11区予定候補と入党のお勧めにもまわりました。杉野智美・大平亮介の両市議もそれぞれの地域で同席くださり、70代の方が入党してくださいました。
亡くなられたお兄さんが民商で熱心に活動されていたそうで、話の始まりも「民商と共産党との違いは」との質問から。民商は社会主義・共産主義をめざしていないけど、「平和でこそ商売繁盛」などの考え方は共通だし、日本共産党は要求で一致する団体と政治や社会を変えていく方針との話に納得くださいました。
お兄さんは個人事業主だったそうですが、大企業の下請けのもとで大変な苦労を強いられたそうです。大儲けを上げている大企業や富裕層へ適正に課税して、季節労働者など庶民を支えれば社会は良くなると活動していたお兄さんを、ずっと信頼されていたことがわかりました。自民党政治に怒っていてもまわりと話す機会もなく、社会は変わらないものと諦めている方も多いでしょう。コツコツと日頃から、社会は変えられるとの展望を広げていくことの大事さを教えてもらったような気がします。
なお、昼食は元帯広市議の佐々木とし子さんが手作りの弁当と豚汁を用意くださいました。中身は秘密ですが、十勝産の野菜をふんだんに使い、とても美味しくいただきました。ありがとうございます。
【今日の句】どの町も コツコツ信頼 よくわかり
2024年4月15日月曜日
行きづまりの自民、展望を示す共産
2024年4月14日日曜日
嵐は樹を育てる
今日は滝川市で「政治の春を 女性のつどい」。うたごえとフルート演奏に心が洗われ、汚れた裏金政治を大掃除しようと私からも訴えました。笑いと拍手の、後援会のみなさんの寸劇も良かったです。
炭鉱で栄えた空知地方には、労働者とともに女性の粘り強いたたかいが記録されています。過去の党道委員会発行「北海新報」、空知地区「そらち民報」(いずれも当時)から伝わる躍動感と感動を紹介したいと思いました。1つは沼田町・浅野炭鉱で1949年に起きた、賃金未払いに対するたたかい。女性の多くは主婦という時代で、労働組合の無期限ストに合わせて立ち上がるのです。紙芝居でストの内容を住民に知らせ、行商をしながら生活を支えていたことに、全道で連帯して女性が立ち上がったと報じられていました。
2つ目は、お連れ合いがあらぬ容疑をかけられた芦別事件で、国家賠償確定まで26年間たたかった井尻光子さんのこと。光子さんへのエールは「芦別の雪の中を」という歌にもなり、昨年の全国うたごえ祭典(北海道)でもうたわれました。みずから「嵐は樹を育てる」と語られ、家族そろっての胸を打つたたかいでした。
3つ目は、空知管内を含む旧中選挙区4区で国政候補を務めた外尾静子さん。1人で6人の子を育ててきた女性に、「女たちがなめてきた苦しみ、流してきた涙を共産党は決して無駄にすまい」と語って入党を勧めた、その記録されていた温もりに励まされたのです。ちなみにこの4月で、外尾さんが亡くなり5年となりました。こうして積み上げられてきた歴史を、背筋が伸びる思いで読み進めました。もちろん今を生きる女性たちのがんばりとともに、過去にも学んで、私も議席回復へ力を尽くしたいと決意を述べました。
これだけ声をあげても、なお女性差別・ジェンダー不平等が残る今の日本。やっぱり自民党政治そのものを変えなければ。明日もがんばりたい。
【今日の句】北の地で 柳の枝は 雪折れず