2024年12月31日火曜日

今年もお世話になりました

 今年もあと半日ほど。年末年始がお休みの方も、お仕事という方もいるでしょう。よいお年をお迎えください。さて、私にとって今年の3大ニュースは--

 ③能登半島で大地震・豪雨被害(1月・9月)

 元日に発生した大地震に驚いたばかりでなく、復旧・復興が遅れているなかで豪雨被害にも襲われたことに言葉がありません。あらためて、お悔やみとお見舞いを申し上げます。年末年始を安らかに迎えられるよう、願ってやみません。

 昨日の「しんぶん赤旗」に、藤野保史・元衆議院議員(能登半島地震被災者共同支援センター責任者)のインタビューが掲載されています。助けられなかった命や復旧の遅れを前に、国が役割を果たせと、私も訴えたい。問われているのは自己責任ではなく、国の責任です。

 ②わが家の2人の子どもたちが卒業・進学(3~4月)

 上の子は高校から大学へ、下の子は小学から中学へ。6歳違いなので今年が最も慌ただしく、費用もかかる年でした。学費負担の重さを、肌で実感した1年でもありました。小中学校を通じて、学習内容が多すぎることも再認識です。

 子どもたちが置き去りにされていたり、教員に過度な負担が襲いかかる、今の教育行政を続けていいのか。来年の参院選に向けて、私も訴えていきたいです。

 ①総選挙は残念な結果も、参院選へ新たなスタート(10~11月)

 今度こそ北海道での比例議席奪還をと挑んだ総選挙でしたが、力不足を痛感しました。日本共産党は議席を減らしたものの、与党は衆議院で少数となり、新しい政治を切り開いたことは心から確信です。

 来年の参院選では、紙智子参議院議員が勇退されると聞いたときには驚いたの一言でした。農林漁業やアイヌ施策、千島問題など北海道に根ざした課題で政府を追及し、関係者・関係団体とも信頼を築いてきた紙さんの後継とは、とても荷が重いというのが率直な思いでした。

 しかし、衆議院でつくった変化を、参院選を通じてさらに進められれば、新しい政治が見えてくるはず。紙さんの議席を引き継ぎ、比例5議席を必ず実現したい。新たな決意で北海道・東北・北関東をまわる、参議院比例予定候補としての活動を始めました。

 北海道選挙区では宮内しおりさん、東北では青森県・おぎの優子さん、北関東では茨城県・高橋誠一郎さんと、30代の若き予定候補といっしょにたたかえるのも嬉しいこと。そして埼玉県で伊藤岳参議院議員の再選を、何としても勝ち取らねば。

 東北・北関東のみなさんには文字通り新人の私ですので、年明けにはさらに足を運ぶことになります。その分、北海道をまわる時間が減ってしまうのは残念ですが、いる間は道内を変わらず駆けまわります。

 ぜひ日本共産党の応援の輪を、さらにお広げください。私もがんばります。

 今年もお世話になりました。ありがとうございました。

 【今日の句】来年は もっと政治の 激動へ

2024年12月30日月曜日

世代間の分断を乗り越えよう

 事務所での活動は、ひとまず今日で年内終了。ギリギリまで「しんぶん赤旗」をお読みくださいと、自力をつけて来年の参院選へ向かおうとがんばった年末でした。参院比例は全国が1つの選挙区なので、全国の親せきや知人・友人などにも日本共産党をお広げください。

 先日、友人との話のなかで「共産党は、もっと身近なことを話したらいいよ」と言われました。物価高・生活苦は進んでいるし、それが「高齢者の社会保障を削って、若者の支援へ」のような世代間分断にまで及んでいます。

 先日も札幌市の敬老パス改悪反対の署名を呼びかけながらまわっていると、高齢の方から「少しは高齢者もガマンして、若者にまわしては」との話がありました。低賃金や重い子育て負担、奨学金返済など、確かに若い世代の負担が重いのは間違いない。

 高齢者も若い世代も、安心してくらせる社会はつくれないのでしょうか。

 まずは大型開発や軍事費のムダを削り、超富裕層や大企業からもうけに応じた負担をしてもらう税制改革を。誰にでも等しく恩恵がゆく、消費税の減税を。年金積立金の活用で年金の安心をつくることは、若い世代の将来不安を解消することにもつながります。

 世代間の分断を乗り越えよう。来年もしっかり訴えます。

 【今日の句】昇竜の年と 思って早や1年

2024年12月29日日曜日

わかりやすく中身を伝えて

 今日は札幌市豊平区へ。総選挙後にポスターを貼ってくれた方が、初めて「しんぶん赤旗」を購読してくれるという嬉しい出会いも。「寒いのにおつかれさまだね」と、あたたかい激励もいただきました。

 入党まで至らなかった方も、積極的に「どうしても専門用語とかあるんだろうけど、わかりやすい演説を」など意見を述べられたり、まわりにも広げますよという方も。

 「共産党という名前を変えては」という方も、よく話を聞くと、中身はいいのに伸びないのがもどかしいという思いからのものでした。親から「共産党に近づくな」と言われて育った私なので、その思いとしてはわかります。

 その私が今や日本共産党の予定候補までしているのは、まさしく中身に納得したからこそ。伝えてもすぐには浸透しませんが、党のそもそもをきちんと語っていきたい。

 ましてや衆議院では自民・公明が少数ですし、各党の中身が問われてもくるでしょう。それをわかりやすく語ることと合わせて、いろんな宿題をもらった1日でもありました。

 【今日の句】ツルツルの路面 どなたも気をつけて

2024年12月28日土曜日

日ごろから声を聞いて

 冷凍庫にいるような今日は札幌市清田区へ。吉岡ひろ子市議と歩くなかで、初めて「しんぶん赤旗」を購読する方も増えました。いろんな話を聞けるのも、地域を歩くことの楽しみです。

 バス停や横断歩道の設置など、まさに地域に密着した要望も出されています。吉岡市議が警察などと交渉し、これからの活動も報告するなかで購読となりました。

 「選挙が近くなってからでなく、こうして日ごろから声を聞くのが大事だよね」と話してもくださり、私たちも励まされました。

 学校教諭という方は、今日から休みでご自宅に。ICT活用など学習内容だけでなく、それに伴う報告なども増えるため、「人は増えないのに業務ばかり増えて、職場の交流も少なくなっています」とのこと。

 本当は、学校こそ余裕をもって語り合える場でなければならないはず。あらためて現場の様子を詳しく聞けて、早く自民党政治を変えなければと痛感です。

 自民党議員のポスターを貼っている方も「町内会の付き合いで貼ってるけど、ずっと共産党を応援しているよ」。地域で分け隔てなく結びついている、党員のみなさんに対する信頼もあるからこそです。

 清田区は紙智子参議院議員の生まれ育った町だけに、来年での勇退には驚きや「必ず引き継がないとね」の声も。明日もがんばります。

 【今日の句】あの夏を 遠い昔に 思う朝

2024年12月27日金曜日

北海道選挙区でも議席めざして

 来年の参院選・北海道選挙区(定数3)に、宮内しおりさんが立候補すると記者会見。私も同席して、比例5議席をめざすとともに選挙区でも勝利をと決意も述べました。そろって参議院へ、力をあわせてがんばります。

 宮内さんは10月の総選挙でも、小選挙区2区(比例重複)候補として大奮闘。わかりやすく自分の言葉で若い世代の声を代弁する演説に、選挙中も多くの激励が寄せられました。

 命の大切さ、熱い平和への思いを持った宮内さん。若い世代にある政治不信についても、自分がそれを払しょくする政治家の1人となりたいと、決意も力強い。国会でもすぐに働くことができます。

 衆議院では自公が過半数割れとなり、切実な願いを実現するチャンスが生まれています。次は参議院で、その変化を広げたい。参議院で自公政権を助ける政党が増えても、石破政権の延命にしかなりません。

 北海道は、とりわけ自民党政治の矛盾が激しく表れている地域の1つです。半導体企業ラピダスには大盤振る舞いなのに、農林漁業や中小企業への支援は薄い。医療・介護・福祉は削られ、公共交通も運転手不足など、地域で安心して住める土台が壊れてきてもいます。

 膨れ上がった軍事費も削れば、くらし・地域を支える予算も生み出せる。ジェンダー平等などは、まさに「壁」となっている自民党政治を終わらせることで展望も開かれます。宮内さんといっしょに、新しい政治への希望を訴えていきたい。

 今日が御用納めということもあり、急いであいさつまわり。どこでも宮内さんの発表が歓迎されました(写真は全道女性後援会のみなさん)。

 ある方は「小笠原貞子・高崎裕子と女性が切り開いた歴史をもっている道選挙区で、私も押し上げにがんばります」とも。私も、あらためて比例5議席と紙議員の後継として必ず勝利をと、宮内さんといっしょに新たな気持ちで臨みます。

 今日は札幌市南区にも足を運び、うれしいことに私と年が近い男性が入党を決めてくれました。繁忙期は16時間も働き、終電がなく社員食堂でうつぶせたまま朝を迎えたときもあったといいます。

 これでは心身ともに続かないのと、自分に責任があったのではとの思いから退職したとのことでした。「でも何かしなければ、とのきっかけになるかと思って」と、今日お会いする時間を割いてくれていたのです。

 千葉なおこ前札幌市議もいっしょに語り合い、人間が使い捨てられる社会を変えようとの呼びかけも受け止めてくれて、申込書にサインされたのが本当にうれしい。さっそく「何をしたらいいですか」と前向きで、その場にいた支部長さんも喜ばれていました。

 やっぱり、地域・職場・学園に根を張った党をつくらなければと実感です。明日もがんばりたい。

 【今日の句】新しい一歩を そろって踏み出そう

2024年12月26日木曜日

参院比例は「全国はひとつ」で

 先月の東京に続き、参院比例予定候補5人で今日は大阪・京都へ。選挙区予定候補の清水ただし(大阪)・倉林明子(京都)もそろって、参院選勝利をと訴えました。他地域での演説は緊張でしたが、どこも反応はあたたかい。元気をいただきました。

 私からは大阪で食と農を守れ、原発ゼロの日本へと訴え。京都では業者・くらしを守るために消費税減税・インボイス廃止をと力を込めました。「私も札幌出身」という方から、お土産までいただき本当にありがたい。

 現職の小池晃・井上さとし・山下よしき各参議院議員の国会情勢を交えた訴えは、横で聞いていながら納得。私と同じ新人の白川よう子さんが紹介した沖縄の声も、胸に刺さりました。

 参院比例は「全国がひとつ」の選挙区。活動地域を5つに分けた、この5人全員が国会へ行けてこそ政治は必ず変わります。くらし・地域の課題から国際政治まで網羅できるベストチームです。

 大阪・清水ただしさんは、2014年に衆議院に初当選した同期。予算委員会で安倍首相(当時)に私が千島問題で、清水さんがカジノ問題で連続して追及もしました。明るいなかに、しっかりした論戦力の清水さんと、今度は参議院でいっしょに働かせてほしい。


 そして定数2の京都選挙区を勝ち抜いてきた倉林さんは、3期目の挑戦。看護師だった経験から社会保障の専門家として、そして党でジェンダー平等を進める先頭に立ってきた、頼れる「アッコさん」なのです。

 三者三様ならぬ六者六様の訴えに、聞かれた方も元気になったのではないでしょうか。大阪では「とことん共産党」に出演してくださった、落語家の月亭太遊さんの姿も! 嬉しいですね。

 いま日本共産党は、参議院で11議席。だから企業・団体献金禁止法案や政党助成法廃止法案を提出できます。ここから減ってしまうと、この法案提出権を失ってしまうのです。本会議での質問も、大幅に回数が減ります。

 だから比例5議席はどうしても必要だし、現職選挙区の議席を必ず確保して上積みをめざし、改選7議席を超えたい。お力添えを、よろしくお願いします。

 【今日の句】この力あれば 必ず変えられる

2024年12月25日水曜日

もっと教育予算を、もっと学校に余裕を

 終業式を終え、わが家の中学生も「明日から冬休み」と喜びながら帰宅しました。長時間労働に追われた先生たちも、少しは休めるでしょうか。余裕が奪われ、学校が息苦しい場となってきたのは自民党政権の教育行政の結果です。

 このままでは学校がもちません。教員不足、過去最高となった精神疾患による休職者数、長時間過密労働、GIGAスクールへの対応--子どもたちでは、登校拒否・不登校が過去最高を更新し続けています。

 長時間労働を抑える残業代制度の適用や、教職員定数の抜本増をと、教職員の声が政府を動かしてきています。文科省は、残業代制度適用を否定しつつ、教職調整額を一気に13%引き上げようとしてきました。

 ただ、これでは「残業代に当たる分が増えたのだから、もっと働け」となりかねません。おおもとにある給特法(公立学校教員給与特別措置法)の改廃が、どうしても必要です。

 世論に押されて出てきた文科省の主張さえも、昨日の財務相との折衝で、2026年1月から1%だけ引き上げる方針にされてしまいました。まったく話になりません。

 教育には金を出さず、軍事費には補正予算だけで8268億円も費やした石破・自公政権。半導体メーカーのラピダスにも、気前よく1兆円を計上しました。自民党政治そのものが、豊かな教育にとっての「壁」そのものです。

 学校給食費の無償化法案を、他野党が提出するとしています。地方議会とあわせて何度も求めてきた党として、さらなる教育条件の改善に向けて、私も声を上げ続けたい。

 【今日の句】休み中 子の貧困も 解決を

2024年12月24日火曜日

やっぱり消費税減税を

 クリスマスイブは、1988年に消費税法が強行成立された日。食堂だったわが家でも、導入時には混乱もありました。くらしにも商売にも負担の重い消費税は減税を、そしてインボイスは廃止を。何度でも訴えたい。

 札幌市厚別区で後援会のみなさんと街頭宣伝をおこない、あいさつまわりのなかでも、切実な声が止まりません。

 「声にしてないけど、みんな生活には困っているはず」「高齢者は長生きするなと言われているよう」「働いている息子からも、お金を貸してほしいと頼まれた」などなど。

 年末年始は少し奮発しようかな、という家庭もあるでしょう。しかし、もともとの価格があまりに高い。灯油やガソリンの値上げも重なり、「友人同士でも、出かけるのは控えようと話している」との声も。

 だから今こそ、消費税減税を。消費税廃止各界連の街頭宣伝では、署名に応じる若い方の姿もありました。

 消費税は、誰にでも等しくかかる公平な税金という方がいます。しかし、低所得者には負担が重く、中小・零細業者やフリーランスにとって価格転嫁が難しいのが消費税です。

 大企業にとっては「法人税減税の穴埋め」としての消費税となってきたし、輸出大企業には戻し税の恩恵もあります。公平でも公正でもありません。

 かつて消費税減税は、共産党や社民党ぐらいしか訴えていなかった時代がありました。しかし今や他の野党も政策に掲げ、世論調査でも減税は多数の声です。実現へと迫っていくためにも、ぜひ「消費税は減税を」とお広げください。

 今日の宣伝には、道防衛局への要請で来札していた矢臼別平和委員会・寺川真幸さんも参加されました。遠方から来て寒いなか、本当にありがとうございます。

 【今日の句】サンタでも 物価高では 困るだろう

2024年12月23日月曜日

地方で住めなくしているのは、自民党政治じゃないか

 やっぱり今日も寒かった朝の定例宣伝。ラピダス支援には大盤振る舞いの補正予算も、本来はくらし・教育・社会保障や農林漁業への支援を強めるべきと訴えました。北海道では地域社会・地域経済の疲弊が進み、今こそ安心してくらせる土台の立て直しが必要です。

 衆議院・厚労委員会では、田村貴昭議員が介護サービス改善をと取り上げました。北海道は訪問介護事業所がゼロという自治体が12、1事業所しかない自治体も70にのぼります。179自治体の約48%にも及ぶのです。

 参議院・農水委員会では、紙智子議員が酪農経営の危機的状況を訴えました。全国の酪農家は1万戸を割り、北海道でも離農・離脱が止まりません。中央酪農会議の実態調査でも、「6割が赤字、半数が離農を検討」と深刻です。

 「サービスを受けられないようなことがあってはならない」(福岡厚労相)、「悩ましい。いま考えている」(江藤農水相)と、大臣答弁でも具体策はなし。自民党政治の枠組みでは解決しないと、みずから言っているようなものです。

 民間では訪問介護とデイサービスが成り立たないため、事業所を「町営化」することにしたのは中頓別町。昨年度は3480万円の赤字を、町の一般会計から繰り入れたとしています。国からの交付金はありません。

 酪農でも、高止まりしている飼料価格への国の補てんが昨年度は打ち切られています。代わりにと支援している自治体がありますが、財源に限りがあります。だから酪農家は先が見えず、離農も検討せざるを得ないのです。

 くらしや農林漁業への支援を削り、大企業には大盤振る舞い--この自民党政治の枠組みを、どうしても変えないと。くりかえし訴えていきたい。

 【今日の句】半導体ばかりが 地域の柱じゃない

2024年12月21日土曜日

どこでも、とても力強い

 衆議院比例予定候補の高橋ちづ子さんと山形県党会議・仙台市宮城野区でのつどい、その後に私は党宮城北部地区・仙南地区へとあいさつに。あたたかい激励をいただきました。

 北海道での政治活動の先輩が紙智子さんなら、東北の先輩は高橋さん。衆議院議員同士でもあったので、高橋さんからアドバイスも受けての国会初質問だったのです。

 山形はじめ東北の現状も聞きながら、宮城野区のつどいに。高見のり子市議に案内いただき、前県議の大内真理さんが司会をされ、遠藤いく子元県議のあいさつですから、会場は最初から明るい雰囲気に。

 私は冒頭あいさつで離席したのですが、高橋さんが国政と日本共産党の話をされた後に3人が入党されたとのこと。うれしいですね。

 党宮城北部地区は私の父の生家(加美町)もエリアで、地区事務所がある大崎市(旧古川)も何度か訪れた町です。とても懐かしい。

 地区委員長の杉浦謙一・涌谷町議とは、党学校で学びあった仲。大崎市議会で副議長を務めた小沢和悦市議、いま副議長を務める鎌内つぎ子市議もとても力強い。

 県北部は有数の農業地帯。この間の農家の苦境もうかがいました。地域社会と地域経済を支えるには、農林漁業の振興が欠かせないと確信です。

 仙南地区委員会では高橋光二地区委員長はじめ笹森波・名取市議、髙橋勝・村田町議などにごあいさつ。岩沼市は現職のときに視察で訪れて以来です。

 来られなかった地方議員さんのLINEグループに、さっそく写真を送るなど行動が早い。来年に地方選挙も控えている地区なので、いっしょに勝利をと語り合いました。

 北海道に到着したら、一気に押し寄せる寒さ。体調管理にも気をつけないと。

 【今日の句】寒さなど 吹き飛ばすほど 勢いを

2024年12月20日金曜日

大事なときに日本共産党の姿あり

 北海道→茨城→東京→山形へと今も移動中。上京の理由を書けるのは来週くらいかな。寒かったり暑かったり、インフル等も流行中ですから、体調管理には気をつけないと、ですね。

 茨城では県選挙区予定候補の高橋誠一郎さん、江尻かな県議と茨城民報・新年企画での座談会。上京のタイミングにピッタリ合ったのでした。

 茨城(百里)空港に飛行機が着陸すると、目に入るのが「自衛隊は憲法違反」という大看板。「九条の丘」に立てられているものです。

 前にブログにも書きましたが、平和公園と合わせて、大看板は百里基地反対闘争の歴史を刻む象徴そのもの。もちろん座談会でも話題になりました。

 高橋さんが政治活動へと進んだ原点は、平和への思いからとのこと。真っ直ぐな思いを聞いて、私もがんばろうと決意を新たにしました。

 東海第二原発で働く方からの内部告発は、茨城県内で反響を広げています。なぜ日本共産党への情報提供だったのか、江尻県議の話を聞いて納得もしました。

 さまざまな大事な局面や地域に、日本共産党の姿あり。この力が国会でも増していけば、必ず変化は広がると確信です。

 東京の用件を済ませて向かう先の山形は、明日が県党会議。衆議院比例予定候補の高橋ちづ子さんと、ご挨拶させていただきます。

 【今日の句】あの切符買ったか いつも心配し

2024年12月19日木曜日

軍事費削って、くらし・教育へ

 今日は予定候補と発表されてから初の札幌市北区入り。宣伝キャラバンにあわせ、戦争法廃止を訴える市民のみなさんとの行動にも参加しました。日が沈むにつれ冷え込んでいく、北海道らしい1日でした。

 「活動地域が広がって大変だね」「体には気をつけてよ」とお気遣いをいただいたり、駆け寄って「応援してるから、がんばっての」との激励も。本当にありがたいです。

 安保法制=戦争法が成立して、来年9月には10年になります。若い人には記憶がないでしょうが、多くの方が国会前だけでなく全国で声を上げ「戦争反対」が大きなうねりとなったのでした。

 安倍政権から菅・岸田・石破の各政権に進むもと、米軍と自衛隊の一体化は進み、軍事費も膨らみ続けています。

 成立した補正予算では、軍事費に8268億円も計上されました。中身も4分の3は次年度以降の経費の前倒しだったり、辺野古新基地建設などの基地強化予算が含まれています。当初予算とあわせ、軍事費は9兆円を超えました。

 補正予算は、そもそも緊急を要する特別の事情があって計上するもの。これだけの軍事費を計上する理由にはならないし、能登の復旧・復興費の3倍以上にも及びます。復旧・復興の方こそ緊急です。

 大学では、来年度の授業料値上げが迫っています。この値上げを止めるために1000億円をまわせ、と日本共産党は訴えてきました。やればできる金額です。

 「年収の壁」解消や教育無償化を掲げ、与党と協議したうえで補正予算に賛成した党もあります。軍事費や大型開発などにメスを入れ、大企業や超富裕層への新たな課税などなしに、財源は出てこないはずです。その点も今日は訴えました。

 何より、日本が戦争へと進む国にしてはならない。日本被団協のノーベル平和賞受賞が示したように、対話や外交による平和秩序を望む国や国民は多くいるはずです。

 展望はあるし、広げていきたい。明日は茨城から東京へと向かいます。

 【今日の句】この時期の 灯油の値上げ 厳しすぎ

2024年12月18日水曜日

除排雪予算に、さらに国が手当てを

 年末年始のあいさつ用にと、北海道・東北・北関東のそれぞれに向けた動画撮影は1回で済まずに一苦労。紙のメッセージ原稿も北海道だけの活動から3倍化したようなものですが、粗製乱造にならないよう心掛けたいです。

 年末から1月の日程も、飛行機や新幹線などの移動はパズルのよう。時刻表を見ながら青春18きっぷで渡り歩いた、学生時代を懐かしく思い出しました。

 ところで北海道では、岩見沢市の大雪が深刻な状況に。以前に雪害調査で行ったことがありますが、古い公営住宅ではストーブの煙突に雪が入り込まないか・塞がれないかとの心配がありました。

 塞がれば一酸化炭素中毒の危険性もあります。路地が狭い住宅街では、すぐに救急車も入れません。大雪は災害だと、強く思いました。

 しかし、除排雪に必要なオペレーターも、大型ダンプも不足してきています。今回のような緊急時や夜間の仕事も多いため、募集しても集まらないとの報道もあります。それだけの技術を持つのに、養成期間も必要です。

 抜本的な処遇改善はじめ、これまで以上の除排雪施策の充実が必要です。そのための予算を、しっかり国が手当てできるように。私も訴えていきたい。

 【今日の句】あれこれと 考え話して すぐ3分

2024年12月17日火曜日

ここにこそ国会での原動力

 東北・北関東をまわった際に、震災からの復興やたたかいの歴史、郷土の掘り起こしなどたくさんの資料をいただきました。参院選まで約7ヶ月、北海道とあわせて各地の課題も把握して、しっかり国政へ反映していきたいです。

 共通して農林漁業は基幹産業ですし、原発や関連施設・「核のごみ」問題も広くあります。医療・介護・福祉の各分野と公共交通の維持・存続は、どこでも切実な課題だと実感しました。

 私もがんばりますが、何より日本共産党の国会議員団をもっと増やさなきゃ。参議院の選挙区予定候補も決まってきたし、東北では衆院比例議席奪還へ高橋ちづ子さんが活動を始めています。

 私が衆議院に初当選した2014年、今まで日本共産党議員がいなかった農林水産委員会に、斉藤和子議員と2人で委員になりました。自民党議員が「共産党が来ると、やりにくくなるなあ」とこぼしていたのを聞きました。

 揚げ足取りでなく地域の要求をふまえ、過去の議事録や行政資料も読み込み、議会のルールも守りながら中心点をズバリ突く。政権与党側からすれば、確かに「やりにくい」かもしれません。

 それもこれも、各地のたたかいや地方議会の論戦があるからこそ。国会で切り込む力の原動力は、やっぱり草の根の力なのです。だから、いただいた資料はきちんと読み込みたい。

 世論と運動を広げる党員がいるからこそ、でもあります。参院選に向けて、さらに仲間づくりもがんばります。

 【今日の句】あらためて思う 議席の重たさよ

2024年12月16日月曜日

何より企業・団体献金の禁止を

 今日は空気が凍っている感じの北海道。朝宣伝は寒さで口がまわらなくなるし、通勤の方もポケットに手が入りっぱなし。札幌駅付近は新幹線と再開発の工事が続いていますが、働く方々も本当におつかれさまです。

 月曜日は打ち合わせや新たな日程調整・交通手段の確保、ニュース原稿づくりなどデスクワーク中心ですが、これはこれで慌ただしい。たびたび雪のため飛行機の欠航やJRが止まる北海道なので、非常時プランも想定しておくのです。

 健康にも要注意です。わが子のクラスは先週末に学級閉鎖となり、やっと今日から通学となった途端に「明日から学年閉鎖」と学校から連絡。インフルエンザ等が大流行とのことですが、わが子が元気なのは幸いでした。

 さて、臨時国会も今週末まで。政治資金規正法の再改正で自民・立憲が合意したなどありますが、何より企業・団体献金の禁止にこそ踏み出すとき。今日の宣伝でも、カネの力で政治をゆがめることは終わらせようと訴えました。

 補正予算も、本来は「特に緊要となった経費」に限る(財政法)としているのに、軍事費に8268億円も計上するなど認められない。国立大学の新たな学費値上げを中止・回避するのに100億円あればできるのに。日本共産党は衆議院で、組み替え案を動議として出しました(否決)。

 能登支援や物価高対策など、真に国民生活を支える補正予算にこそ。北海道でも世論を広げていきたい。

 【今日の句】どうしても 寒くて顔が 険しくて

2024年12月15日日曜日

北関東4県へ③

 今日は茨城県へ。30歳になった高橋誠一郎・県選挙区予定候補と、街頭演説や参院選勝利めざすつどい、百里平和公園から基地視察と盛り沢山。宮教大の恩師と会う驚きもあり、たくさん元気をいただきました。

 恩師との出会いも何年ぶりでしょう。宮教大には教授と学生による「合同研究室」があり、学び合うという同じ立場ではありましたが、実際はたくさんお世話になったのでした。

 「しんぶん赤旗」もお読みくださっていて、「まさか80歳になってまで、あなたの写真を集めてるなんて」と「推し」の話まで、本当にありがたい限りでした。

 高橋さんのハツラツした演説も、聞いていて励まされます。総選挙では県1区で大奮闘され、若い世代からの支持も寄せられたとのこと。今日の宣伝にも、あたたかい反応がありました。

 親が自営業だったり茨城大・教育学部卒業だったりと、高橋さんと共通項も多いことがわかりました。地域民報の企画で対談もしますので、茨城の方は、ぜひお読みください。

 ぜひ行きたかった百里平和公園で、たたかいの歴史など詳しく学びました。基地に反対する地元の農家・住民と力を合わせた、全国での「一坪運動」でつくられた平和公園です。

 基地の向こうに見える旧射撃場山には、「自衛隊は憲法違反」の大看板。平和公園には今年、「九条の碑」も建立されました。粘り強い運動の一端に触れて、私も力を尽くさねばと思いを強めました。

 北海道にも、川瀬氾二さんが土地を売らないできた矢臼別のたたかいがあります。1966年の日本平和大会に参加した川瀬さんが百里にも来ていて、高塚惣一郎さんとの懇談や「自衛隊は憲法違反」の大看板などを見たのが大きな励みになっているのです。

 川瀬牧場のD型ハウスに、こうして「自衛隊は憲法違反」と書かれたのでした。矢臼別の平和盆踊りには茨城から参加される方もいらして、運動はつながっていると再認識です。

 今日は江尻かな県議はじめ、水戸市の田中まさき・土田きよみ・なかにわ由美子の各市議、かすみがうら市の佐藤文雄市議、笠間市の石井さかえ市議、常陸大宮市の高村いさお市議も駆けつけてくださいました。ありがとうございます。

 多くの出会いと学びがあった北関東の3日間。次の機会も楽しみです。

 【今日の句】演説を 恩師の前で する緊張

2024年12月14日土曜日

北関東4県へ②

 今日は埼玉県。再選めざす伊藤岳参議院議員と春日部市では街頭演説、上尾市では街頭トーク。寒風が吹きすさぶなかでしたが、たくさんの方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございます。

 春日部駅前での街頭演説は、並木としえ市議が司会に。私向けに「ようこそ埼玉・春日部」という手作り看板を手にされている方も。嬉しいですね。

 「富良野生まれ」「赤平生まれ」という方や、千葉県に住む私の伯母との友人で北海道旅行の際に私と写真を撮った方など、いろんな縁もありました。

 私からは自己紹介を交えて消費税減税と核兵器廃絶を、岳さんからは国会情勢を報告しながら企業・団体献金の禁止、今の保険証を残すこと、学費の軽減策などを訴え。

 応援弁士として子育て中の女性からも、物価高などで苦しむ国民生活を守ってくれるのは日本共産党と伊藤岳さんだと呼びかけられました。期待に応えて私もがんばります。

 上尾駅での街頭トークは、秋山もえ前県議が司会。自己紹介から始まり、岳さんには国会の様子やマイナ保険証について、私には北海道の農業や教育の課題などで質問に答える形式です。

 岳さんとは趣味が野球という共通項があり、伝説の投手・沢村栄治が戦争に奪われたことや、私の小学校野球部の監督は女性だったことなど、平和やジェンダー平等にも話は広がりました。

 ここでも紋別市や北見市、別海町の出身という北海道に縁のある方や、宮城県生まれだよという方も。札幌にいて、私が最初に立候補した時から知っているという方までもいました。

 質問で北海道の話を聞きたいという方がいたのは、故郷のことを知りたいからでもあるのですね。思わぬ発見でした。

 先立って県委員会での懇談や、金子あきよ・さいたま市議(南区)とのあいさつ回りでは赤旗日曜版を購読された方もいて、喜び合いました。

 今日のうちに水戸市まで移動して、明日は茨城県。茨城のみなさん、よろしくお願いします。

 【今日の句】岳さんと そろって今度は 国会に

2024年12月13日金曜日

北関東4県へ①

 初めて活動地域となる北関東で、今日は栃木県・群馬県へ。市民の声の高まりに両県とも学校給食無償化が進んでいて、今度は国政で変化をと私も訴え。北海道とのつながりがあるという方も各地にいて、話も弾みました。

 野村せつ子県議から「やっぱり栃木はイチゴですよ」とイチゴのお菓子もいただきながら、まずは打合せ。先日の知事選挙を経て、現職から学校給食無償化は「協議を始める」と表明があったそうです。

 実施されれば、県段階では青森や東京に次ぐことに。県議会で訴えてきたのは野村県議でしたし、知事選挙では針川さくま候補も掲げていました。

 何より市民の声があってこそ。学校給食の他に、特殊支援学校の寄宿舎閉所を45,000筆もの署名の力で延期させてもきたのです。

 宮教大では言語障害児教育を学んだ私。街頭演説の自己紹介では寄宿舎についても触れて、どの子も健やかに育つことができる社会と政治をと訴えました。

 わざわざ宇都宮市外から駆けつけてくれた方もいて、本当にありがたい。また来たときには、よろしくお願いします。

 群馬県で党事務所へ行くと、出迎えてくださった中に渡辺ひとし桐生市議の姿が。渡辺さんは釧路市出身で、お父さんにはいつもお世話になっていたのでビックリでした。

 群馬県も学校給食無償化が広がっていると聞きました。市長が代わった前橋市では、さっそく中学校で実現。来年の市議選挙では日本共産党4議席の実現で、小学校まで広げようと押せ押せです。

 高崎市に移動し、大沢あや子県議と街頭演説。現行保険証を残そうとの世論が広がり、署名や対話に足を止める方の姿もありました。

 宿泊に着いた上尾駅では、ちょうど秋山もえ前県議が街頭「なんでも相談会」中。ご一緒させていただきました。

 明日は埼玉県で伊藤岳参議院議員と14時から春日部駅西口で街頭演説、16時から上尾駅東口デッキで街頭トーク。北海道から来た私でも寒いので、あたたかい格好でお越しくださいね。

 【今日の句】雪のない町も けっこう寒いです

2024年12月12日木曜日

水産の町を支えて

 明日から北関東へ、その前泊で仙台に来たということもあり、石巻市と女川町で三浦一敏・宮城県議団長と水産関係や女川原発の実情をうかがいました。石巻市では齋藤正美市長に、表敬訪問もさせていただきました。


 高い海水温の影響と思われる生育不良やノロウィルスの発生(今は出荷再開されています)などもありましたが、カキむき場は慌ただしい。

 生食と加熱用では価格も違うし、関係者の要望を受けて県でも支援策をと、三浦県議も議会で取り上げています。

 なにしろ主力のホヤが壊滅的な打撃を受けています。ギンザケも稚魚の斃死がありました。南洋系の魚種が多く水揚げされるようになりました。

 石巻市でも女川町でも、共通して「今後の見通しが持てない」と漁師のみなさん。ホヤからカキ養殖に変えるという方も、設備投資の負担が重い。

 「原発事故以前に戻ってくれたら」との話も。ホヤなどの禁輸が続いたうえに海水温の上昇ですから、漁師の自己責任でとどめてはならないのです。

 三浦県議との写真は「世界の牡蠣王」と呼ばれた、宮城新昌氏と宮城一族の功績を称えた顕彰碑。

 垂下式養殖の普及だけでなく、ヨーロッパ各地で牡蠣が絶滅の危機に瀕したときに、石巻を中心に種ガキを送って再生に貢献したという歴史があるのです。

 女川原発を間近に見ながら、元町議の高野博さんから、この間の再稼働をめぐる現状や女川原発の問題点を詳細に聞きました。明日は東北電力への要請もあるとのこと。

 福島第一原発と同じ沸騰水型で、避難計画も実効性が疑問視されています。再稼働しながら1週間もしないうちにナットの緩みで停止するなど、安全性も疑わしい。

 課題もしっかり学んで、明日は栃木県・群馬県へと向かいます。

 【今日の句】この海と 生きる喜び 浜にあり

2024年12月11日水曜日

除排雪に、国が財政支援を

  あいさつまわりを中心に、今日は札幌市西区・手稲区へ。せっかく来たからと「しんぶん赤旗」のご購読や、家に上がっての懇談など嬉しいかぎり。手稲区は佐々木明美前市議も、いっしょでした。

 「紙さんの後継でしょ。今度こそ国会に」など、あたたかい激励もいただきました。総選挙で日本共産党が後退して残念だったという方も、いろいろ話すなかで「やっぱり日本共産党にがんばってもらわないと」と前向きな話に。

 文面やSNSも大事ですが、こうして面と向かって話し合うことで力が湧いてきます。手稲区では時折、吹雪くような天気でしたが、いっしょにまわった党員さんも「楽しかった」と話されました。

 いろんな要望も出されたなか、本格的な冬を迎え、除排雪のことが話題になりました。札幌市は住宅街の路地だと、除雪車による「置き雪」があり、その排雪に追われることがあります。

 今日まわったお宅は自分で作業するそうですが、ご近所では1シーズン数万円で民間業者に頼んでいるよ、とのこと。結構な金額ですが、背に腹は代えられません。

 札幌市は町内会が負担し、市と折半する「パートナーシップ排雪制度」があります。しかし、町内の広さや人数による差などがあり、「負担が重い」と何度も改善が求められてきました。

 ようやく札幌市も市民の負担軽減へ検討を始めたようです。雪が降る地域にとっては、除排雪は重要な自治体業務の1つ。しっかり公的責任が果たせるよう、国も財政支援を強めるべきです。

 時には大雪で災害も発生します。豪雪地帯の自治体から、いつも国には要望が出されています。しっかり私も訴えていきたい。

 【今日の句】この雪も 春に恵みの 一滴に

2024年12月10日火曜日

今度は核禁条約の批准へ

 間もなく21時からおこなわれるノーベル平和賞授賞式。日本被団協の受賞を喜び、今度は核廃絶をと訴える道原水協の宣伝行動に参加しました。報道各社も多く、市民や観光客のみなさんの関心も高い。私も連帯のスピーチをおこないました。

 北海道合唱団が「原爆を許すまじ」「イマジン」の歌声を響かせ、長崎で被爆した宮本須美子さんがマイクを握りました。宮本さんは父が空襲の犠牲になり、母子で祖父母宅にいたときの被爆だったと読んだことがあります。

 宮本さんの「核兵器をなくしてほしい」という切なる思いが、ひしひしと伝わってきました。身近な家族が奪われ、生き延びても病気などに蝕まれ、差別や偏見にもさらされてきた重い歴史があるのです。

 それでも訴え続けてきた、被爆者のみなさん。直接の被爆体験は引き継げないけど、同じ悲劇は起こさせない思いをしっかり引き継ぎたい。

 北海道原爆訴訟の弁護団を務めた高崎暢弁護士も、マイクを握りました。同じく弁護団を務めた齋藤耕弁護士の姿も。高崎さんから「原告を務めた、亡くなられた方々も喜んでいることでしょう」との一言にグッときました。

 その1人である安井晃一さんからは、くりかえし話を聞いたことを思い出します。体調が良くないなかでも宣伝や集会に足を運び、いつも「命あるかぎり訴えます」と述べていた姿が目に浮かびました。

 札幌市白石区のJR平和駅前にあるノーモア・ヒバクシャ会館は、原爆被害の資料展示などをおこなう施設としては、広島・長崎以外では北海道だけです。

 きっかけは「被爆者が気兼ねなく話せる、いこいの家がほしい」との声でした。建設委員会でこの声に応えようと、会館建設に使うレンガを500円で買ってもらう「レンガ募金」が呼びかけられ、集まった総額は4500万円超となったのでした。

 被爆者のみなさんの活動、会館建設、訴訟と支援など核廃絶を求める世論と運動の歴史が、一気に押し寄せてくるようでした。その一端しか知らない私ですが、この思いに応え、来年こそ核兵器禁止条約を批准する政治に変えようと呼びかけました。

 集会の最後に道原水協の嶋田千津子事務局長が、ノーベル平和賞の授賞理由に「日本の新しい世代にメッセージを引き継いでいる」ことも上げられていると述べました。あらためて身が引き締まります。

 来年は被爆80年。ノーベル平和賞にとどまらず、今度は日本政府が核廃絶へ進むときです。私も全力を尽くしたい。

 【今日の句】引き継ごう 核廃絶へ あきらめない

2024年12月9日月曜日

日本が踏み出せば、もっと世界は変わる

 雪のなかの定例宣伝や、「9の日」行動に参加。明日のノーベル平和賞受賞式を前に、今こそ「核兵器なくそう」の声を広げなくてはとの思いでマイクを握りました。久しぶりの北海道は、やっぱり寒いですね。

 観光客も多く、マレーシアや中国、オーストラリアなどから見えられていたそうです。英語が堪能な小室正範さんが話しかけると「イタリアは戦争しない」と、同意してくれたイタリア人の方がいたとか。

 ロシアのウクライナ侵略やイスラエルによるジェノサイドなど、次々と命が奪われている世界の現実。だけど、平和を願って声をあげている市民が多くいるのも世界の現実です。

 韓国の尹大統領が突如に出した非常戒厳宣言にも、多くの韓国市民が立ち上がってストップさせました。民主主義の危機のときに、私たちはどのような行動を取るのか。考えさせられました。

 憲法9条をもつ日本が、そして唯一の戦争被爆国の日本が、核廃絶や平和外交へと大きく踏み出したら、もっと世界は変わっていくでしょう。変える力は、みなさんにある。もちろん私にもある。

 楽観はできないけど、衆議院での改憲発議は困難になっています。次は憲法を活かすとき。来年の参院選が大事になります。引き続き、よろしくお願いします。

 【今日の句】雪かきが 家に帰れば 待っていた

2024年12月8日日曜日

東北6県へ③

 みぞれ混じりの山形県でも、参院選への決起集会を開いた福島県でも、あたたかく「いっしょにがんばろう」と声をかけてくださるのがうれしい。今度は各地の課題もしっかり学びながら、地域密着の活動へと進みたいです。

 山形県は今年7月に、酒田市・大沢地区や戸沢村・蔵岡地区などで記録的豪雨被害がありました。集団移転の検討も進められていますが、家の再建費用が大きな課題となっています。

 これまでも全壊世帯に対し、被災者生活再建支援制度のもとで支援金は最大で300万円でした。再建するには少なすぎると、何度も日本共産党は増額を求めてきました。また同じ問題に直面しているのです。

 堤防も、計画されていたはずの80cm分が施工されていれば、越水を防げたかもしれないという指摘があります。事前に聞いていたので、街頭演説でも触れました。1区候補だった三井寺修さんと訴えました。

 山形駅に向かうと、県母親大会実行委員会のみなさんが太平洋戦争の開戦にあわせた赤紙配布と宣伝・対話の実施中。若い方も赤紙を受け取っていました。佐藤あき子山形市議も参加されていました。

 福島県では、党福島・相馬地区での決起集会。宮本しづえ・大橋さおりの両県議、村山くに子・山田裕の両福島市議も参加くださいました。岩渕友参議院議員のご両親も見えられていました。

 福島には現職のときに、県議選応援で来た地域でもあるので「久しぶり」との声も。自己紹介を含めて私からたっぷりと話させていただき、質問タイムも合わせて私のことも随分と知っていただけたと思います。

 宮本県議の話や、会場からの意見から「原発事故が忘れられているような国の姿勢」「賠償などに国が責任を」とありました。岸田政権で原発新増設へと転換したことも、本当に許されない。

 現職のときに参加した、福島農民連の方を中心とした国会要請行動のことを忘れられません。くらしや生業を奪われ、国や東電はどう責任を取るのか。

 今も戻れない故郷があり、原発事故は進行中なのです。あらためて身が引き締まる思いで、話をうかがいました。いっしょに力を合わせたい。

 ひとまず東北6県をまわり、これから北海道へ出発。今週末には北関東4県をまわりますので、引き続きよろしくお願いします。

 【今日の句】東北の 課題もいっしょに がんばるぞ

2024年12月7日土曜日

東北6県へ②

 今日は岩手県から宮城県へ、最後は生まれ故郷の石巻市まで。知人・友人や両親とも久しぶりに会い、たくさんの元気をいただきました。街並みは変わっても、ぬくもりは変わらないものですよね。

 岩手県では党事務所でのあいさつ後、盛岡駅前で街頭演説。鈴木努・盛岡市議が司会をされ、斉藤信県議から私の紹介までしていただきました。

 急な案内にもかかわらず、約60人もの党員・後援会員さんらが来てくださり本当にありがたい。見知らぬ私だからか、バス待ちの方も私の方を向いて聞いてくださるようでした。

 最低賃金引き上げには中小支援支援が必要と、県独自の補助制度がおこなわれています。達増県政の大きな決断です。

 ただ県の財源には限りがあるし、本当は国として進めるべきこと。地方でも国でも、前へ進めるうえで日本共産党の前進をと訴えました。

 宮城県では県委員会事務所で、金田もとる・ふなやま由美の両県議、元県議の遠藤いく子さん、元仙台市議の嵯峨サダ子さんなども来てくださり、懐かしい方々ともお会いしました。

 この事務所は大学生の時に立ち寄って以来、30年ぶりの訪問でした。東日本大震災を受けてリフォームなどしたそうですが、変わらぬ雰囲気が懐かしい。

 仙台東地区では福島かずえ前県議、塩釜・多賀城・宮城・黒川地区では藤原益栄県議・辻畑めぐみ塩釜市議はじめ、あたたかい歓迎をいただきました。

 両地区委員会の委員長は、大学は別でしたが、学生時代に活動してきた仲間たち。短時間のためじゅうぶんな話もできませんでしたが、今度は時間を取りますね。

 東部地区は、生まれ故郷・石巻市を含む地域。三浦一敏県議と齋藤澄子・石巻市議や党員・後援会員のみなさんと懇談後に、さっそく「団結がんばろう」。参院選に向けてスタートです。

 まずはあいさつをと駆け足でしたが、地域ごとの課題もしっかり把握したい。塩釜や石巻は水産の町ですし、紙智子参議院議員と連携してきたとの話もうかがいました。がんばらなくては。

 明日は山形県・福島県へ。街頭演説も11時からJR山形駅東口、16時から福島市・ヨークタウン野田付近でおこないます。お近くの方は、お聞きください。

 【今日の句】何気なく 「んだ」と出ちゃった 親の前