2024年6月15日土曜日
本気の気候危機対策を
2024年6月14日金曜日
鉄路の維持は国の責任で
今日はニセコ町・蘭越町へ。片山健也ニセコ町長と金秀行蘭越町長に、シンポジウムの案内や新幹線についての道委員会声明をお渡しし、住民のみなさんにも「語るつどい」で紹介すると、次から次へと意見が止まらないほどでした。
両町とも函館本線の駅があり、生活や観光に欠かせない鉄路です。しかし、「泊りがけでないと、札幌の病院に行けないダイヤ。乗り継ぎも悪く利用しづらい」というのが実態。言い方を変えると、利便性を高めれば利用は増えるということです。「バス運転手の確保が難しいなら、存続も含めた話し合いの基本に戻っては」との意見も出されました。新幹線の並行在来線として、経営分離とバス転換を沿線自治体の首長が同意していますが、議論のやり直しは道委員会声明でも掲げています。
並行在来線の経営分離は閣議決定であり、法律で決まっているわけではありません。国は函館本線・海線の維持に関わるのに、山線は沿線自治体の責任に丸投げするというのもおかしい。国の責任で議論をやり直す、その政治決断をと訴えていきたい。イギリスでは民営化された鉄道の、再国有化の議論が起きています。生活の足であるとともに貨物輸送の優位性、脱炭素にも貢献する交通手段としての鉄路の意義も確認したい。鉄路の維持・存続は国の責任でと、重ねて訴えていきます。
農業が基幹産業である両町。「大規模にすると機械も大きく、借金も増える。まわりでも農家の後継ぎがいない」(ニセコ町)、「最低賃金の引き上げで、繁忙期の人手確保の出費が増している。支援がないと厳しい」(蘭越町)はじめ、食育の推進や具体的な補助事業についての質問も出されました。いずれにしても、農家にとって展望が見える農政でないことは確か。肥料など生産資材高騰が、じわじわと農家を苦しめていることもよくわかりました。「ものを作る喜びを奪う政治には反対してほしい」という、現農家の言葉を重く受け止めました。
片山ニセコ町長とは地方分権や地方自治体の財政課題について、金蘭越町長とは農業と観光についてと、思わぬ方向にも話が広がりました。地方創生などと言いながら、岸田政権のもとで中央集権の姿勢が強まっています。この転換にも力を尽くしたい。ニセコ町では高木直良町議、蘭越町では柳谷要町議が同行くださいました。地元で信頼されている様子も、よくわかりました。
【今日の句】なぜ知事も 鉄道の意義 語らぬか
2024年6月13日木曜日
だから裏金への怒りが凄まじい
今日は岩内町・倶知安町へ。倶知安では文字一志町長との懇談のなかで、スクールバス運転手の確保に苦労したことはじめ交通問題が話題に。郡部では、日常生活から成り立つかどうかギリギリの状態なのです。
加えて物価高騰ですから、岩内町での「語るつどい」では泊村から参加された方も含めて、悲鳴の声が途切れません。「2ヶ月で10万円の年金。支払い分に分けたら、残るのはわずか」「買い物に行っても、これまでの1・5倍」など、岸田首相にも同じ生活をしてほしいくらいの憤り。大田勤・岩内町議から「いま岩内町で米を作っている農家は3軒だけ」との発言に、どよめきの声も。「保育や介護は専門職なのに、賃金が低くて辞めていく人がいるのが悔しい」と、現場からの声も重く響きました。
人が生きるうえで必要な食料や、福祉・社会保障を軽んじる国でいいのか。農林漁業やケアワーク・エッセンシャルワークで生活できなければ、より高い賃金を求めて、若い世代が都市部に出るのも当然です。人口減少は若い世代や女性の責任ではないし、地方自治体の取り組みに責任転嫁するのも違う。どの地域に住んでいても、どの職種であろうと、安心した生活を送れるよう政府が責任を果たしているのかが問題ではないのか。
「マイナ保険証は使っている人も少ない。健康保険証を残せばいいのに」「消費税は、いったい何に使っているの」「国民健康保険税が上がっているのにビックリした」など、堰を切ったように意見や疑問・不安があふれだします。高齢の方から「生きにくい日本になったね」という一言が、すべてを物語っていると痛感しました。
このような生活や地域の実態に直面すると、自民党の裏金事件への怒りの凄まじさも本当によくわかる。これだけ国民を苦しませておきながら、自分たちは金のことしか考えていないのか。これが多くの方の、根っこの思いではないのでしょうか。倶知安町で原田芳男町議と街頭宣伝に取り組むと、車から手を振る方の姿がありました。時事通信の世論調査では、岸田内閣の支持率はさらに下がり16%となり、企業・団体献金の禁止を望む方も52%と過半数に。
明日はニセコ町・蘭越町へ。地に足つけて、多くの方と語り合いたいです。
【今日の句】地に足を つける大切 あらためて
2024年6月12日水曜日
寿都町だけの問題でない
2024年6月11日火曜日
国として踏み込んだ対策を
2024年6月10日月曜日
やっぱり平和な沖縄を
今日はニシメ純恵(浦添市)・たまき武光(島尻・南城市区)各候補の押し上げへ。お2人とも市議や町村議を務めた後の県議で、信頼も実績も抜群です。それでも楽観などありえない大激戦に、ぜひ支持を広げてほしいと私から訴えました。
ニシメ候補は、クリーニング店を営む母親のもと、小学生のときからバスに乗って周辺の村へ洗濯物を届けたり、法律事務所に勤めていた際は「サラ金業者が取り立てに」という夜中の電話にも対応するなど、まじめに働く人の努力や苦労に接してきました。それが生活相談を24年も続けている土台になっています。たまき候補は、祖国復帰運動を通じて団結の大事さを実感し、その揺るぎない土台のもとに議員活動を続けてきました。県漁連の理事も務め、漁業・農業振興でも力を発揮されています。「オール沖縄」を支える大黒柱の1人です。
浦添市では、米軍基地(キャンプ・キンザー)を横目に車を走らせました。広い敷地が占有されている現実を前に、ここまで米国に従属する国でいいのかとあらためて痛感です。
八重瀬町をまわったときに、「ここの土砂を辺野古に持って行く」と教えてもらいました。戦争で亡くなられた方の遺骨が混じる土砂を、なぜ新基地建設に使われなければいけないのか。たまき候補の議会質問からも、その怒りがひしひしと伝わりました。
私が辺野古を訪れたのは、まだ工事に着工していない16年前。あいにくの曇天で、真っ青というより鈍色の海でしたが、なぜ政府が埋め立てようとするのかと腹立たしく思ったものです。その後に沖縄では、度重なる県民集会や翁長知事の誕生、「オール沖縄」で4小選挙区の勝利、デニー知事への継承など、何度も「辺野古新基地建設NO」の民意が示されました。それにもかかわらず自公政権は、民意を踏みにじって「代執行」にまで踏み出したのでした。
日本共産党は、この県議選で「沖縄を二度と戦場にさせない」と訴えています。自分たちは裏金まみれの一方で、沖縄には基地と苦難を押しつける自民党政治を終わらせよう。ぜひ全国からも、応援や支持のお広げをお願いします。
夕方に大平よしのぶ(比例中国ブロック)・吉田恭子(比例東北ブロック)の両予定候補とバトンタッチ。那覇空港で急いでお土産を買い、羽田で乗り継いで、先ほど北海道に到着。文字通り日本縦断の3日間でした。
【今日の句】自民党 民意を何度 つぶしたか
2024年6月9日日曜日
「なによりいのち」の議席を必ず
今日と明日、県議選の応援で沖縄入り。北海道では考えられない蒸し暑さに負けず、今日は沖縄市・しまぶく恵祐候補の応援へ。私は政党確認カーから政策を訴え、しまぶく候補とは昼休みにお会いできました。
しまぶく候補と北海道は、切っても切れない縁があります。双子のお兄さんと自衛隊へ入隊した後、赴いたのが北海道の真駒内駐屯地でした。しかし、お兄さんが素手で敵を殺すための訓練中に亡くなるのです。国は責任を認めず、出された調査報告書も黒塗り。恵祐さん・家族が裁判を起こして、札幌地裁で勝利判決が出されたのでした。「命の雫裁判」と呼んでいます。
途方に暮れていた時に、相談にのってくれたのが元県議のカヨウ宗儀さんでした。「今度は自分が困っている人を助ける番」と、恵祐さんは日本共産党に入党され、今は県議として活躍されているーーという経過なのです。
沖縄市は定数5で、デニー県政を支える議席が過半数になるには、しまぶく候補の勝利が必須です。昨日はデニー知事みずから選挙カーに同乗されたそうで、それだけ大事な位置づけなのです。
日本共産党県議団の豊かな実績や、沖縄を二度と戦場にさせない奮闘、そして自民党の裏金政治への審判をと、私から議席の値打ちを訴えました。しまぶく候補はじめ1議席たりとも欠かせません。子どもたちが「給食無料だって!」と話を聞いてくれたり、車から高校生らしい子が手を振りながら「バスを増やしてください」と声をかけたりと、激励も相次ぎました。
それでも大激戦の沖縄市で議席獲得には、まだまだ支持の輪を広げなければなりません。知人・友人などいる方は、ぜひお広げください。
【今日の句】欠かせない 命の重みを 知る議席