「医療九条の会・北海道」主催の、堤未果さん講演会に参加しました。表題は「TPPの先にあるもの~貧困大国アメリカと、私たちの未来~」です。
堤さんの「ルポ・貧困大国アメリカ」などは読んでいましたが、講演を聞くのは初めて。
ブレブレの写真で申し訳ありませんが、会場もいっぱいで、わかりやすくアメリカの現実が話されました。
家の差し押さえは、7秒に1件。
生活保護(5年間の期限付き)は、5人に1人。
フードスタンプ受給者は、5000万人。
失業率は実質20%、若者は45%。
高い医療費による自己破産は、年間90万人。
9.11「ショックドクトリン」の間に成立された愛国者法で、至るところに監視カメラ。
教育分野での規制緩和が進められ、教育産業や食産業が入り込む。
医療でも、保険でも、農業でも‥‥全体が「株式会社化」「多国籍企業化」のなかで、市民や中小事業所・農家が、時には搾取され、時には構造の中に組み込まれる。
アメリカの養鶏農家は、1950年までは個人農家が9割だったのに、今や4社が全体の6割(シェア?)を占めるまとなりました。
その大企業には、年間1億円もの補助金。
対して中小農家には、年間58万円だけ。
堤さんは「TPPでどうなるかに関心はいくけど、実際は少しずつ始まっている」と、このようなアメリカの例も交えて話されました。
医療分野でも、日本の国民皆保険制度はすばらしいとアメリカでも言われるのに、なぜアメリカのように変えるのかと首をかしげられるそうです。
堤さんの「皆保険制度は残っても、形骸化する」との指摘を、なるほどと思いました。
「まだ日本では法案の段階です。止められます」とのまとめに、力をもらいました。
ここからは私の感想。
アメリカの新自由主義はここまで広がっているのかと、あらためて驚きました。
一方で富の蓄積、一方で貧困の広がりは、マルクスでなくても階級間の格差が広がっている証明としては十分です。
それがグローバル化しながら進行している21世紀の序盤。
同時に、国民的反撃や法による規制、あるいは資本主義とは異なる社会体制を模索する動きなども、世界では広がっています。
日本でも国民生活を守りながら、もっと深いところでの論戦と国民的議論が必要ではないでしょうか。
それが新しい社会を準備することに、つながるのですし。
多くのことを考えさせられた講演会でした。
【今日の句】 アメリカに 従い何を 取り戻す
2013年7月27日土曜日
2013年7月26日金曜日
これで「安全な再稼動」と言われても、私は納得できない
昼は道原発連として宣伝、夜は道庁前へ! 来週の会議で報告する準備も合わせて、今日は1日ずっと原発ばかり考えていた日となりました。
昼の宣伝では、神奈川県から旅行に来られた方が署名してくださいました。
私「神奈川ですか‥‥ホットスポットとか気になりますものね」
女性「それもあるけど‥‥孫のことが心配だからね」
たった一言ですが、とても重い一言でした。
福島の方はもとより、東北・関東でも放射能汚染には大きな被害や心配が広がりました。
飲み水は大丈夫なのか。
公園や保育所の土は大丈夫なのか。
食べ物は、海水浴は‥‥正しい情報がわからず、多くの方が心配されたでしょう。
その心配は北海道では少し和らぐとはいえ、先日からの汚染水漏れや、高汚染の「湯気」が出てるのを見たら、とても安心できる状況ではない。
そこに泊原発の再稼動です。
規制委員会からは、1・2号機のデータを3号機から回していて「明らかに準備不足」「規制委は甘ちゃんじゃない」と、厳しく指摘されました。
データ流用って、たまたまの問題じゃなく、それで通ると思ってやっていたのでは。
ごまかしなのか、これまで通っていたからとの慣例なのか、どちらにしても道民を馬鹿にしたような話に思えます。
これまで東京電力でも、どれだけ情報がごまかされてきたか。
これで「安全な再稼動」といわれても、少なくとも私は信用できません。
道庁前の行動は、今日で56回目でした。
私が出れたのは半分くらいかと思いますが、会場を準備するスタッフは、雨の日も雪の日も、寒い日も暑い日も続けているんですから、頭が下がります。
それもこれも、次の世代に負の遺産を残さないため。
福島を絶対に忘れないため。
自分の気持ちに、素直に生きるため!
【今日の句】 この海を 誰が一体 汚したの
昼の宣伝では、神奈川県から旅行に来られた方が署名してくださいました。
私「神奈川ですか‥‥ホットスポットとか気になりますものね」
女性「それもあるけど‥‥孫のことが心配だからね」
たった一言ですが、とても重い一言でした。
福島の方はもとより、東北・関東でも放射能汚染には大きな被害や心配が広がりました。
飲み水は大丈夫なのか。
公園や保育所の土は大丈夫なのか。
食べ物は、海水浴は‥‥正しい情報がわからず、多くの方が心配されたでしょう。
その心配は北海道では少し和らぐとはいえ、先日からの汚染水漏れや、高汚染の「湯気」が出てるのを見たら、とても安心できる状況ではない。
そこに泊原発の再稼動です。
規制委員会からは、1・2号機のデータを3号機から回していて「明らかに準備不足」「規制委は甘ちゃんじゃない」と、厳しく指摘されました。
データ流用って、たまたまの問題じゃなく、それで通ると思ってやっていたのでは。
ごまかしなのか、これまで通っていたからとの慣例なのか、どちらにしても道民を馬鹿にしたような話に思えます。
これまで東京電力でも、どれだけ情報がごまかされてきたか。
これで「安全な再稼動」といわれても、少なくとも私は信用できません。
道庁前の行動は、今日で56回目でした。
私が出れたのは半分くらいかと思いますが、会場を準備するスタッフは、雨の日も雪の日も、寒い日も暑い日も続けているんですから、頭が下がります。
それもこれも、次の世代に負の遺産を残さないため。
福島を絶対に忘れないため。
自分の気持ちに、素直に生きるため!
【今日の句】 この海を 誰が一体 汚したの
TPPは、交渉撤退が一番の解決策だ
昨日のTPP反対集会は7000人超! 最後は「交渉の即時撤退へがんばろう!」との大唱和になりました。
このままズルズルと参加していいのか--そんな思いが、広くあるんだと思います。
与党への配慮もあってか、集会名は「TPPから北海道を守る」となってしまいましたが、参加を許さないという思いは変わりなし!
食料を守り、経済を守り、自然を守り、故郷を守っている--その誇りを、TPPで奪うのか!
今やるなら、TPPより食料自給率の引き上げを。
雇用やくらし、主権を守る形での貿易を。
そもそもアメリカに言われたら何でも従う、そんな政治は転換を!
夕方には、道労連の最低賃金引き上げを求め、公務員賃金削減を許さないデモ行進にも参加。
私は「カクサン部」の雇用のヨーコを引き連れて(?)、党を代表してあいさつ。
最低賃金のコンビニで働き、苦労する母子家庭のお母さんの声を紹介しながら、党としても最低賃金の引き上げと、公務員賃金削減を許さないために、国会での新しい条件を生かしてがんばることを述べました。
自民・公明が多数を占めたって「ならぬものはならぬ」と、運動は広がるし、広げないと!
【今日の句】 アメリカの 声より民の 声を聞け
このままズルズルと参加していいのか--そんな思いが、広くあるんだと思います。
与党への配慮もあってか、集会名は「TPPから北海道を守る」となってしまいましたが、参加を許さないという思いは変わりなし!
食料を守り、経済を守り、自然を守り、故郷を守っている--その誇りを、TPPで奪うのか!
今やるなら、TPPより食料自給率の引き上げを。
雇用やくらし、主権を守る形での貿易を。
そもそもアメリカに言われたら何でも従う、そんな政治は転換を!
夕方には、道労連の最低賃金引き上げを求め、公務員賃金削減を許さないデモ行進にも参加。
私は「カクサン部」の雇用のヨーコを引き連れて(?)、党を代表してあいさつ。
最低賃金のコンビニで働き、苦労する母子家庭のお母さんの声を紹介しながら、党としても最低賃金の引き上げと、公務員賃金削減を許さないために、国会での新しい条件を生かしてがんばることを述べました。
自民・公明が多数を占めたって「ならぬものはならぬ」と、運動は広がるし、広げないと!
【今日の句】 アメリカの 声より民の 声を聞け
2013年7月24日水曜日
なぜ今「集団的自衛権」なのか
時々、思い出す言葉があります。「戦争につながることは、絶対に止めなきゃいけないよ」--。
今から7年前、アイヌの鈴木ヨチさんから聞いた話。
釧路市で看護師をしていた時に釧路空襲に遭い、防空壕に子どもやお母さんたちと逃げたそうです。
一夜を過ごし壕の中も明るくなったころ、ヨチさんの近くにいた赤子が息を引き取りました。
「どの子ですか」
「私の子です!」と言った母親は、赤ちゃんを抱いていました。
混乱のなかで違う子を抱きかかえ、実の子は冷たい床で寝かせたままだったのです。
この話の後にヨチさんが言ったのが「戦争につながることは、絶対に止めなきゃいけないよ」。
この言葉を思い出したのは、先日、安倍首相が集団的自衛権の行使についての検討を明言したためです。
アメリカに守ってもらうだけでなく、日本も一緒に、ということ。
憲法が認めていないものですが、解釈次第だ、ということ。
中国の尖閣諸島をめぐる領海侵入は、確かに心配な問題です。
しかし、軍事衝突を避けるための外交努力が必要ですし、アメリカもそれは望んでいないでしょう。
北朝鮮に対しても、6ヵ国協議などでアメリカは対話ルートを開いています。
それでは、なぜ今、集団的自衛権なのか。
「自衛」というより「集団」の方が、ポイントなのでしょう。
今でさえ日米共同訓練がおこなわれ、イラク戦争を契機に「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」と協力を迫られました。
アメリカは緊縮財政のもとで、軍事費も対象になっているだけに、日本の主体的協力を望むところ。
それに応える道が、憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を可能にするということと思います。
もちろん明日からすぐに、戦争ということにはならないでしょう。
しかし、このようにちょっとずつ、ちょっとずつ、平和の礎が崩されていく。
ヨチさんは3年前、亡くなりました。
もし生きていたら、きっと「戦争につながることは‥‥」と言っていたでしょう。
新しい国会議員団に期待しつつ、草の根で世論を広げるために頑張らなきゃ、と思うのです。
【今日の句】 捨ててよい 命はないと 声聞こえ
今から7年前、アイヌの鈴木ヨチさんから聞いた話。
釧路市で看護師をしていた時に釧路空襲に遭い、防空壕に子どもやお母さんたちと逃げたそうです。
一夜を過ごし壕の中も明るくなったころ、ヨチさんの近くにいた赤子が息を引き取りました。
「どの子ですか」
「私の子です!」と言った母親は、赤ちゃんを抱いていました。
混乱のなかで違う子を抱きかかえ、実の子は冷たい床で寝かせたままだったのです。
この話の後にヨチさんが言ったのが「戦争につながることは、絶対に止めなきゃいけないよ」。
この言葉を思い出したのは、先日、安倍首相が集団的自衛権の行使についての検討を明言したためです。
アメリカに守ってもらうだけでなく、日本も一緒に、ということ。
憲法が認めていないものですが、解釈次第だ、ということ。
中国の尖閣諸島をめぐる領海侵入は、確かに心配な問題です。
しかし、軍事衝突を避けるための外交努力が必要ですし、アメリカもそれは望んでいないでしょう。
北朝鮮に対しても、6ヵ国協議などでアメリカは対話ルートを開いています。
それでは、なぜ今、集団的自衛権なのか。
「自衛」というより「集団」の方が、ポイントなのでしょう。
今でさえ日米共同訓練がおこなわれ、イラク戦争を契機に「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」と協力を迫られました。
アメリカは緊縮財政のもとで、軍事費も対象になっているだけに、日本の主体的協力を望むところ。
それに応える道が、憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を可能にするということと思います。
もちろん明日からすぐに、戦争ということにはならないでしょう。
しかし、このようにちょっとずつ、ちょっとずつ、平和の礎が崩されていく。
ヨチさんは3年前、亡くなりました。
もし生きていたら、きっと「戦争につながることは‥‥」と言っていたでしょう。
新しい国会議員団に期待しつつ、草の根で世論を広げるために頑張らなきゃ、と思うのです。
【今日の句】 捨ててよい 命はないと 声聞こえ
2013年7月23日火曜日
TPPの情報を、政府は示していないじゃないか
各地で相次ぐ集中豪雨。関係地域の方は、大丈夫なのでしょうか。大きな被害にならないことを願うばかりです。
何かのデータで、日本の最高気温は熱帯地域並み、と見た覚えがあります。
これまでの数十年で、熱帯夜も何倍かになっているとか。
うろ覚えで申し訳ありませんが、気候変動は進んでいるのではと思います。
今の地球は、次の世代から借りているもの。
きちんと引き渡せるように、政治の努力を尽くしたいものですね。
さて、今日からTPP交渉に日本が参加です。
秘密保持に合意してから、これまでの交渉テキストを見ることができるのです。
その内容を見て、実際の交渉で判断して、農産物の重要5品目などを守れないなら参加しない、というのが自民党の一応の見解です。
でも、重要5品目以外にも重要農産物はあるし、他項目だって重要なはず。
すでに21項目中14項目は交渉決定済みとも言われ、これからルール変更などできないとも指摘されています。
自民党は、民主党政権に対して「情報公開が十分でない」と批判していたはずです。
しかし安倍政権も、まったく情報公開がされていない。
国民的議論の情報も出さず、政府だけの判断で参加を決めていいのか。
生産者も、消費者も、多数の国民も、置き去りではないですか。
TPPは、もちろん中身自体が大問題ですが、この「秘密性」もまた大問題だと私は思います。
今日は昼に、農民連などが参加反対の宣伝をおこない、私も参加してきました。
まだ参加は決定したわけではないし、これから世論の高まりが大事。
ぜひ、あなたからまわりにも危険性を広げて!と、私からも訴えました。
「守るべきものは守る」のなら、必要な情報を見せるべき。
まだ時間はあります!
【今日の句】 隠すのは 都合が悪い 何かある
何かのデータで、日本の最高気温は熱帯地域並み、と見た覚えがあります。
これまでの数十年で、熱帯夜も何倍かになっているとか。
うろ覚えで申し訳ありませんが、気候変動は進んでいるのではと思います。
今の地球は、次の世代から借りているもの。
きちんと引き渡せるように、政治の努力を尽くしたいものですね。
さて、今日からTPP交渉に日本が参加です。
秘密保持に合意してから、これまでの交渉テキストを見ることができるのです。
その内容を見て、実際の交渉で判断して、農産物の重要5品目などを守れないなら参加しない、というのが自民党の一応の見解です。
でも、重要5品目以外にも重要農産物はあるし、他項目だって重要なはず。
すでに21項目中14項目は交渉決定済みとも言われ、これからルール変更などできないとも指摘されています。
自民党は、民主党政権に対して「情報公開が十分でない」と批判していたはずです。
しかし安倍政権も、まったく情報公開がされていない。
国民的議論の情報も出さず、政府だけの判断で参加を決めていいのか。
生産者も、消費者も、多数の国民も、置き去りではないですか。
TPPは、もちろん中身自体が大問題ですが、この「秘密性」もまた大問題だと私は思います。
今日は昼に、農民連などが参加反対の宣伝をおこない、私も参加してきました。
まだ参加は決定したわけではないし、これから世論の高まりが大事。
ぜひ、あなたからまわりにも危険性を広げて!と、私からも訴えました。
「守るべきものは守る」のなら、必要な情報を見せるべき。
まだ時間はあります!
【今日の句】 隠すのは 都合が悪い 何かある
2013年7月22日月曜日
問われるのは安倍政権の今後であり、日本共産党の力量だ
ほぼ徹夜で、朝の街頭宣伝へ! 紙智子参議院議員・森つねと国政相談室長が、新たな決意を語りました。
なかなか勝てなかった、この10年余り。
文字どおり「新たな決意」で朝の宣伝をできることで、身も引き締まりました。
この10年余り、前進できなくても、多くの方々が活動を積み重ねてきました。
くじけず「この道だ」と続けてきたことが、今回の勝利に結んだんだと思います。
さて、選挙結果の全体像が見えてきて、いくつか私なりに感じたことを。
①これから安倍政権の「危険な本性」が見えるでしょう。
衆参のねじれ解消で、安倍政権がねらっているのは何か。
選挙中にも訴えましたが、雇用ルール破壊の「成長戦略」であり、来年4月からの消費税増税であり、社会保障の切り捨て、原発再稼働、TPP推進、憲法改悪。
小出しで示したり、どこかで大きなアドバルーンを上げてみたり、いろんな策が出されてくるかと思います。
これまで以上に、国民的な監視が必要です。
②「野党」が減った、のでしょうか。
そもそも民主党は、消費税増税で3党合意、TPPも推進してきた立場でした。
みんなの党や維新の会は、アベノミクスを応援し続けています。
そう見ると、野党と言いながら中身は与党、という状況だったのではないでしょうか。
部分的に野党共同はありつつも、国政の基本問題では、野党と言える状況にあったのは日本共産党だったと思います。
その党が伸びたという事実は、単純に野党勢力の減少とは言えないのではないでしょうか。
③財界・アメリカから安倍政権への要求が強まれば強まるほど、さらに国民との矛盾が激しくなるでしょう。
消費税でも原発でも憲法でも、増税反対・再稼働反対・改定反対が多数です。
北海道ではTPP反対も、広い道民世論でしょう。
問題は、この関心と意識が投票行動とマッチしないことであって、根本的な矛盾は解決されないで進むことになります。
もちろん日本共産党として、そのような方々への訴えや、広い運動を作る活動を、さらに深めていきたいと思っています。
間違った政治に正面からぶつかりながら、対案を持って新しい社会像を示していく。
生活に苦しむ声を受け止めながら、解決策を示し行動する党として、もっと私たちも努力しなくちゃ。
紙さん・森さんと支援者まわりをし(私は案内+運転手!)、どこでも喜んでもらえてことが嬉しかった。
でも、本当にやるべきは、ここから。
いただいた議案提出権(予算を伴わないもの)や党首討論の機会なども生かして、国会議員団は「国民が主人公」の政治へ力を尽くす決意のはずです。
地方にいる者としては、地方議会や草の根の運動で、国会と結んだ活動強化へ!
多数を取った安倍政権も問われますが、躍進した日本共産党の真価も問われます。
原点に立って、私も力を尽くしたいと思います!
【今日の句】 まだ一歩 政治を変える まだ一歩
なかなか勝てなかった、この10年余り。
文字どおり「新たな決意」で朝の宣伝をできることで、身も引き締まりました。
この10年余り、前進できなくても、多くの方々が活動を積み重ねてきました。
くじけず「この道だ」と続けてきたことが、今回の勝利に結んだんだと思います。
さて、選挙結果の全体像が見えてきて、いくつか私なりに感じたことを。
①これから安倍政権の「危険な本性」が見えるでしょう。
衆参のねじれ解消で、安倍政権がねらっているのは何か。
選挙中にも訴えましたが、雇用ルール破壊の「成長戦略」であり、来年4月からの消費税増税であり、社会保障の切り捨て、原発再稼働、TPP推進、憲法改悪。
小出しで示したり、どこかで大きなアドバルーンを上げてみたり、いろんな策が出されてくるかと思います。
これまで以上に、国民的な監視が必要です。
②「野党」が減った、のでしょうか。
そもそも民主党は、消費税増税で3党合意、TPPも推進してきた立場でした。
みんなの党や維新の会は、アベノミクスを応援し続けています。
そう見ると、野党と言いながら中身は与党、という状況だったのではないでしょうか。
部分的に野党共同はありつつも、国政の基本問題では、野党と言える状況にあったのは日本共産党だったと思います。
その党が伸びたという事実は、単純に野党勢力の減少とは言えないのではないでしょうか。
③財界・アメリカから安倍政権への要求が強まれば強まるほど、さらに国民との矛盾が激しくなるでしょう。
消費税でも原発でも憲法でも、増税反対・再稼働反対・改定反対が多数です。
北海道ではTPP反対も、広い道民世論でしょう。
問題は、この関心と意識が投票行動とマッチしないことであって、根本的な矛盾は解決されないで進むことになります。
もちろん日本共産党として、そのような方々への訴えや、広い運動を作る活動を、さらに深めていきたいと思っています。
間違った政治に正面からぶつかりながら、対案を持って新しい社会像を示していく。
生活に苦しむ声を受け止めながら、解決策を示し行動する党として、もっと私たちも努力しなくちゃ。
紙さん・森さんと支援者まわりをし(私は案内+運転手!)、どこでも喜んでもらえてことが嬉しかった。
でも、本当にやるべきは、ここから。
いただいた議案提出権(予算を伴わないもの)や党首討論の機会なども生かして、国会議員団は「国民が主人公」の政治へ力を尽くす決意のはずです。
地方にいる者としては、地方議会や草の根の運動で、国会と結んだ活動強化へ!
多数を取った安倍政権も問われますが、躍進した日本共産党の真価も問われます。
原点に立って、私も力を尽くしたいと思います!
【今日の句】 まだ一歩 政治を変える まだ一歩
比例5議席+3! 安倍政権の暴走ストップへ、のろしが上がった
全議席が確定し、明日の朝宣伝に配布できるようビラも完成させました。さぁ、政治を変えていくのはこれからです!
日本共産党は、比例代表選挙で目標としていた5議席を獲得。
北海道出身の紙智子比例候補を、再び国会へ送ることができました。
北海道選挙区の森つねと候補は、272,102票(11.4%)を獲得し、善戦・健闘です。
北海道での議席獲得ができなかったことは残念ですが、全国では東京・京都・大阪の選挙区で議席を獲得。
非改選3議席と合わせ、11議席への躍進となりました。
とにかく熱い期待が寄せられた選挙戦だったことは、ブログに何度も書いてきました。
使い捨てにされる青年たち、切り捨てられる社会保障、原発やTPPに、憲法の改悪まで--こんな自民党の暴走を止めよう。
原発再稼働は反対、TPPストップ、憲法を守れ--国民多数のこの声を、国会へ届けるのなら日本共産党!
こんな時間で頭も回らなくなってきたので、明日(いや今日の夜)にでもジックリとまた書きます!
【今日の句】 公約を 守るぞ今日の 朝からも
日本共産党は、比例代表選挙で目標としていた5議席を獲得。
北海道出身の紙智子比例候補を、再び国会へ送ることができました。
北海道選挙区の森つねと候補は、272,102票(11.4%)を獲得し、善戦・健闘です。
北海道での議席獲得ができなかったことは残念ですが、全国では東京・京都・大阪の選挙区で議席を獲得。
非改選3議席と合わせ、11議席への躍進となりました。
とにかく熱い期待が寄せられた選挙戦だったことは、ブログに何度も書いてきました。
使い捨てにされる青年たち、切り捨てられる社会保障、原発やTPPに、憲法の改悪まで--こんな自民党の暴走を止めよう。
原発再稼働は反対、TPPストップ、憲法を守れ--国民多数のこの声を、国会へ届けるのなら日本共産党!
こんな時間で頭も回らなくなってきたので、明日(いや今日の夜)にでもジックリとまた書きます!
【今日の句】 公約を 守るぞ今日の 朝からも
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