2024年5月25日土曜日

変える力は日本共産党

 今日は札幌市北区で、宮内しおり道2区予定候補(比例重複)と「語るつどい」へ。宮内さんへの激励も相次ぎ、再入党を決意された方も。「今度こそ議席を取らなきゃね」とプレゼントまでいただき、本当にありがとうございました。

 長屋いずみ市議も参加され、敬老パスや自民・長谷川参議による市職員への威圧問題などを報告。宮内さんからは離婚後共同親権やジェンダー平等、高い学費と学生の実態、自分が立候補するに至った経緯などを話されました。

 私からは、▼裏金政治を終わらせる力、▼財源も含めて、くらしや経済を良くしていく提案の力、▼岸田政権の戦争する国づくりを止め、実際の野党外交を広げている力--で、日本共産党の値打ちや役割を述べました。

 事前と当日に参加者へのアンケートもされていて、関心の高い政策が「食料自給率」「地球沸騰化」「原発・防災」とのことで、それぞれについて党の政策を紹介しました。自分で話しながら痛感したのは、どれも切迫した課題なのに、自民党政治が障害となっているということ。

 環境問題をとっても、G7で石炭火力発電を続けるとしてるのは日本しかなくなりました。未完成技術である石炭とアンモニアの混焼や二酸化炭素の貯留(CCS)に頼って、目標年度までに削減目標を達成できる見込みがあるのでしょうか。

 自民党政治を終わらせるのは市民と野党の共闘の力ですが、その立て直しには日本共産党が大きくなる必要があります。だから小選挙区でも予定候補が先頭に立って世論を広げるし、もちろん私も役割を果たしていきたい。再入党された方の「すべてにおいて納得しました」との言葉が、本当にありがたかったです。

 この方は、女性というだけで低賃金の仕事に就くことになり、それが年金額に反映して苦しい生活を送っているとのこと。こんな日本に誰がしたのか。いっしょに怒りも共有し、新しい政治をつくる希望も語り合っての再入党でした。明日もがんばります。

 【今日の句】いただいた靴下 たくさん歩かなきゃ

2024年5月24日金曜日

子どもたちに、どんな社会を引き継ぐか

 自民党は「濡れ手に粟」の裏金で、庶民と業者には負担の重い消費税か!と、怒りの消費税廃止各界連絡会の街頭宣伝。国会質疑を聞いても、自民党は真相解明もなく自浄能力もないことが明らかです。党道委員会の勤務員による宣伝でも、チラシの受け取りが良かった。

 とにかく物価高が止まりません。各界連の宣伝後に少し歩くと、明らかにランチ価格が安いほうの店に列ができていました。1円・10円単位で節約を重ねる庶民生活の苦しさを、岸田首相はじめ自民党議員は本当にわかっているのか。

 そのうえ業者・フリーランスにはインボイス増税、国保・国民年金や介護保険の保険料負担も重くなりました。食堂を営む両親のもとで育てられた私にとって、こんな業者いじめは許されない。何度でも消費税減税・インボイスやめよと訴えます。

 夜にはXのスペースで「小学生からの子育てを考える」をテーマに、千葉なおこ道1区予定候補・新婦人道本部の油石奈々子さんと語り合いました。教育費負担の重さについては、あれもこれもと話が止まりません。子育て世帯の家計の苦しさも、どれだけ岸田首相はわかっていることでしょう。

 食べ盛りで体も大きくなる、そんな子どもたちの成長を見られるのは嬉しいこと。一方で、何をするにもかかるお金のことが頭をよぎります。なぜ日本は、こんなにもお金のことで悩まなければいけないのか。

 そんな私の姿を見てるからか、わが家でも中学生の子が節電・節約に熱心です。さらに進んで地球沸騰化に関心があるのは嬉しいことですが、本当は次世代に心配なく社会も地球も引き継ぎたい。

 だからこそ、目の前の利益・利権を最優先とする自民党政治を早く終わらせたい。明日もがんばります。

 【今日の句】国会の質疑を 彼らはどう思う

2024年5月23日木曜日

DVや虐待の被害者を置き去りにせず

 離婚後共同親権にかかわり、国会で参考人として陳述された「女のスペース・おん」山崎菊乃代表理事から、あらためて話をうかがいました。施行までの2年以内に何をなすべきか、DV被害やリーガルアビューズ(法的嫌がらせ)の実態、家裁の課題や民法再改定などに話が及びました。

 今日は小選挙区予定候補との会議もあり、その終了後に千葉なおこ道1区予定候補、宮内しおり道2区予定候補(比例重複)とで足を運びました。

 山崎さんは参考人質疑の際に、ご自身の体験を語られています。夫からの暴力や人格の否定が、当事者だけでなく子どもたちをも深く傷つけていると胸が痛む話でした。「DVがあれば逃げれば」と言われても、生活のすべてを投げ捨てることは簡単にできません。

 こういう現実を前に、共同親権を導入すればどうなるか。今でさえDVとして認められない例は多くあります。精神的な後遺症もあるでしょう。濫訴や養育費の意図的遅延などへの対応は、どうするのか。DVや虐待の被害者は置き去りかというほど、数々の論点が積み残されました。

 その被害者の安全を守ることを最優先に活動してきた山崎さんだからこそ、国会で強い懸念を発せられたのです。自分自身と子どもたちの、命や生活がかかっている問題です。今日も実例をうかがうなかで、拙速な改正は禍根を残すと痛感しました。

 あわせて、DVや虐待被害者に対する支援強化、加害者への罰則も話題に。今日の「毎日」で記事になっていた、住所閲覧制限の毎年更新も見直しが必要ではないか。「加害があるから共同親権をやめてと言ってきた」のです。

 これから2年以内の施行に向けてガイドラインが作成されますが、その過程には当事者参加が欠かせません。不安を抱える方への支援の仕組みづくりも進めていると、うかがいました。現場の声に見合った法改定へ進めるよう、しっかり国会へとつなぎたい。

 相談体制ひとつ取っても、国の本気度は見られません。女性相談支援員が会計年度任用職員という自治体もあります。緊急・切迫の事例にも対応してきた民間団体は、手弁当で踏ん張っています。「正当な予算を女性支援に」との、山崎さんの言葉どおりです。

 古い家父長制度を進める勢力が、政治力を発揮している実態があります。その勢力から支援を受け、憲法に古い家族観まで押しつけようとする自民党政治は、この点でも早く終わらせなければ。私も力を尽くします。

 【今日の句】加害を 放置した共同 強いるのか 

2024年5月22日水曜日

農林漁業を国の基幹産業に

 「キャベツ小売り記録的高値」(「日本農業新聞」)など物価高は、わが家計も直撃し続けています。スーパーでは、値引きシールがある商品に目が行く毎日。物価上昇と景気後退が同時に進む、インフレ不況(スタグフレーション)危機です。

 日本農業新聞では、主な野菜・果実の取引価格も掲載されています。いくつか紹介すると(いずれも1kgあたり)、ダイコン147円(平年比169%)/ニンジン190円(同176%)/キャベツ162円(同195%)/ピーマン541円(同161%)/ジャガイモ244円(同144%)--となっています。

 農家にとっては肥料や生産資材の高騰で、このような価格でも苦しい経営という農家も多い。酪農・畜産にいたっては飼料代高騰が収まらず、経営の苦しさから離農・離脱も続いています。こんな日本に誰がしたのかと、本当に腹立たしい。

 気象庁は昨日、6~8月期の長期予報を発表しました。昨夏並みの猛暑の予想です。ラニーニャ現象の発生確率も高い。干ばつや病気に苦しめられた農家が多かった昨年同様に、生産への影響が心配されます。

 昨日も書きましたが、産業支援というなら農林漁業への支援を抜本的に強める時です。国の基幹産業として位置づけることを綱領で記している党として、くりかえし訴えていきたい。温暖な気候で食料生産に適している日本で食料自給率38%とは、自民党政治の失敗そのものではないのか。

 今日は会議の1日。どこを見ても行きづまっている自民党政治を代えて、多くの方の希望となるべく目標・政策を示すことの大事さを確認しました。

 【今日の句】自給さえ できない国に 誰がした

2024年5月21日火曜日

ラピダスは大丈夫か

 政府系ファンドの投資によるジャパンディスプレイ(JDI)が11年連続で最終赤字の見通しとのこと。いわゆる「日の丸液晶」が不振ななか、今度はラピダスなど「日の丸半導体」の復活をという斎藤経産相の会見が報じられていました。

 JDIが発足したのは2012年。日立製作所やソニーなどの液晶パネル事業を統合し、産業革新機構が2000億円を投じました。赤字について斎藤大臣は、競争が激しくなるなか政府の支援が細切れになったと発言。もっと金を出すべきだった、ということでしょうか。

 その反省からラピダスには9200億円も支援するわけですが、かつて半導体ではエルピーダ社を発足したものの2012年に経営破綻した歴史があります。昨年、経産省からヒアリングした際に「同じ失敗がないようにしたい」と職員は言うものの、その確証は得られませんでした。

 産業支援は必要ですが、技術力や販路確保などに見通しのないまま、過度の財政支援は避ける必要があります。もちろん液晶や半導体は国内で確保できた方がいいでしょうが、安定的確保に向けた国際的枠組みについての外交強化も欠かせません。

 産業というなら、北海道では農林漁業が基幹産業。ラピダスなどへの支援に比べたら、あまりに農林漁業予算は少ない。かつて5兆円だったのに今や2〜3兆円と下支えが弱くなり、不安定さゆえに後継者も増えない、ということではないのか。

 ラピダスについては環境面への影響や、軍事物資としての活用も心配されます。産業は健全に発展をと、しっかり訴えたい。

 【今日の句】北の地に 根づく産業 支援こそ

2024年5月20日月曜日

国が「生活の足」確保に責任を

 今日は千葉なおこ道1区予定候補の地元でもある札幌市南区で、街頭宣伝にまわりました。バス減便に直面している南区で、全国で取り組まれている前向きな施策を紹介しながら、国が公共交通の維持に責任を果たすべきと強調しました。

 先日もジェイ・アール北海道バスが、6月からの減便を発表しました。1月と3月に減便したばかりなのに、さらに今回は最大規模の減便といいます。これまでの支援策の延長では、バス事業者が立ち行かなくなっていくのではないか。とても危機感があります。

 道バス協会で話をうかがった時に、公設民営にまで踏み込んだ話がありました。全国的には松本市や岡山市で実施へと進んでいます。面積が広かったり負担が厳しい自治体には、さらに国の支援を強める必要があります。抜本的な検討を進める時だと、国にも自治体にも訴えたい。

 北海道ではJRも次々と廃線に追い込まれ、高校生の通学など「生活の足」が奪われてきました。車の免許を持てない(持たない)若い世代や高齢者・障害者にとって、鉄路やバスがどれだけ大切なことか。鉄道や水道など公共インフラを次々と民営化していったイギリスでも、再国有化の議論が持ち上がっているといいます。

 イギリスに倣って民営化を進めてきた日本も、根本に立ち返った議論を進めるべき。新幹線の2030年度末札幌延伸を断念したことも契機に、交通予算も大元から見直すことも必要では。広い北海道からこそ、公共交通の重要性を訴えていきます。

 【今日の句】公共を 壊してきたのは どの党だ

2024年5月19日日曜日

平和の声を苫小牧からこそ

 今日は、たつの広志・道9区予定候補と苫小牧市での「政治の春を呼ぶつどい」。多くの取材陣がいて何事かと思ったら、階下の会議室で自民党道9区支部の役員会があったとのこと。はからずも市民会館内で自共対決の構図となりました。

 裏金事件にかかわりまともな説明や地元の活動もない自民・堀井学衆議院議員には、支部長交代の意見が相次いでいます。今後の対応を話し合った会議のようですが、そもそも自民党全体への批判が高まっているのですから、展望は見えなかったことでしょう。

 自民党は裏金の真相も明らかにせず、政治資金規正法の改正も不十分なもの。これで国民の信頼を得られると思っているのでしょうか。やるべきはパーティー券を含む企業・団体献金の全面禁止です。

 国民生活は物価高に追い込まれ、介護職員などの不足は苫小牧市でも顕著です。生活の土台が崩れているのは、くらしよりも大企業を優遇してきた自民党政治によるもの。この大元を変えれば、税金の使い道も変えられます。

 あわせて苫小牧市では、戦争準備かと不安になるような事態が続いています。4月に米艦船が苫小牧港に寄港しましたが、その通知は何と4日前。同じく4月、政府は苫小牧港を「特定利用港湾」に指定しました。

 今日の「道新」でも「相次ぐ米艦船寄港 非核平和条例 形骸化の危機」と、3面に大きく報じられました。その記事では識者から、「有事に苫小牧港から南方に物資を運ぶことは、日本にとって軍事作戦上きわめて重要」ゆえ、有事の際には攻撃の対象になりうるとのコメントを紹介しています。

 国会では、武器や戦闘機の生産・輸出を認める条約や、軍需産業も念頭にした経済秘密保護法案なども可決されています。これらに立憲民主党も賛成しているなか、たつの広志予定候補が、平和を求める市民の声を代弁しているのは大きな意義があるのです。

 つどい後に、小グループに分かれて交流を深めるなかで、お2人が入党してくださったのは嬉しいことでした。何と私が中学校教諭をしていた時の教え子のお母さんがいらしていて、入党されたばかりと聞いてさらにビックリ。

 平和の声を苫小牧からと、元気あふれるつどいとなりました。

 【今日の句】裏金の真相 市民へ語らぬか