2025年2月22日土曜日

語り合うなかで不安も乗り越えて

 今日はさいたま市へ。西区では地域をまわって声を聞き、南区では「語るつどい」のなかで入党された方も。若い世代・子育て世代の実態も耳にして、学び多き1日になりました。

 西区では、新しい住宅が建ち「地域に公園を」「交通事故が起きないよう速度規制を」などの要望を実現する運動が続いています。党員さんが力を合わせ、発揮もしています。

 小さな町工場もあり、資材や工具類の高騰が経営を圧迫しているとのこと。大企業が海外へ工場移転を進めてきたことに、「これでは国内の技術者も育たない。日本がだめになってしまう」との話が心に残りました。

 別の方は「石破首相もトランプに言われっぱなしになるね」。まわりのくらしから外国・平和に至るまで、不安は尽きないのです。

 とりわけ若い世代は、これから何十年も生きていくだけに、不安が増幅されていきます。つどいに来られた方は「自分の時間が欲しい。でも正規雇用は仕事に縛られるので、非正規の仕事を選んだこともある」との話も。

 子育て世代の方は、お母さんの介護や看取りを通して政治や社会のことを考えるようになり、日本共産党がまともなことを言っているとサポーターになったとのことでした。若い世代の「自由な時間を」との話に、何度もうなづかれていました。

 仕事を退職して介護をされてるという方は「買い物のたびに物価高を実感。介護サービスを使うにも利用料がかかるし」。切実な話が、次々とあふれ出します。

 市政でもくらし応援の具体策が弱いと金子あきよ市議から話され、私からも緊急策とともに国政の大元から切り替えが必要なことを強調。政策も紹介するなかで「共産党はいい政策を持っているんだから、うまく伝わるようになれば」と期待を込めた一言もありました。

 私も努力するし、地域で広げていく力として入党をとの呼びかけに応えてくださった方がいたのは嬉しい限り。語り合えば、やっぱり元気も広がっていくと実感です。

 今日のうちに仙台市へ。明日もがんばります。

 【今日の句】ドカ雪も この冬いったい 何度目か

2025年2月21日金曜日

やっぱり消費税減税の決断を

 雪の北海道から埼玉県川口市へ。業者さんを訪問・懇談にまわり、夕方には伊藤岳参議院議員とJR川口駅前で「街角トーク」。いろんな質問も出されたし、いっしょに新しい政治をつくろうと呼びかけもできる、いろんな発見もある機会になりました。

 江戸時代から「鋳物の町」として栄えてきた川口市。軍需用途もあり生産量が大幅に増え、映画「キューポラのある街」も大ヒットしました。しかし、鋳物工場がマンションなどに変わり、職人さんも減っています。

 「賃上げが進まないので、外食を控える方が多い。コロナ禍より今が一番きつい」とは、ある飲食店主さん。大企業が潤っても、そのお金が地域に循環しなければ経済は好転しないことは、こうして足を運ぶとよくわかります。

 確定申告の時期にもなっています。だからこそ「消費税や保険料の負担が重い」とは、どこでも共通した声に。インボイス導入も「こんな余計なことを、なぜ始めたんだ」と、なお怒りが収まりません。

 仕入れ値が上がっても、すぐ価格に上乗せできないのが中小零細業者や自営業者。価格を上げれば客離れも心配されるし、取引先との交渉も「では違う業者と」と言われかねない。こうして立場の弱い業者は苦しむのです。

 そのうえ消費税分を価格に反映できない業者は、実態として多くいます。物価高はくらしも直撃しているし、今こそ消費税減税を政治決断すべき。インボイスもやめようと、私から話してまわりました。

 伊藤岳参議院議員との街角トークは、この業者さんの声の紹介から始まり、私からは消費税減税とインボイス廃止を強調。学費の高さ、奨学金返済の苦しさでの私の体験も話し、若者たちをお金のことで悲しませない政治にしようと呼びかけました。

 岳さんからも、国会で開かれた学生たちの院内集会の様子を報告。切実な声も紹介されて、軍事費を削って学費を半分にしようとの呼びかけにも力が入りました。全盲の方が受付できないマイナ保険証の実態も述べて、国民皆保険を守ろうとの訴えも納得です。

 「憲法には『健康で文化的な生活を送る権利』が書かれているのに、生活保護を受けることもできない」「外国人差別を許さない、多文化共生に向けた議員を増やしたい」「バスの減便で高齢者が困っている」などの質や意見も寄せられました。岳さんと私とで1つ1つ答えましたが、注目して聞いてくださる方の姿もありました。

 その後もオンラインでの懇談・交流もあり、明日も訪問・懇談や「語るつどい」です。しっかり要望も聞き、国会へと反映していきたい。

 【今日の句】ふんばった業者を 政府は見捨てるな

2025年2月20日木曜日

自民党は追い詰められている

 今日はオンラインでつないだ全道女性後援会「決起のつどい」。各地でも「女性のつどい」を準備していて、今日を弾みに参院選勝利をと語り合いました。

 私からは国会情勢に触れて、日本共産党の値打ちを強調。くらし支援へしっかり財源を示し、トランプ米大統領にこびる石破首相を批判、裏金事件の真相解明に欠かせないーー他党にない日本共産党の値打ちは、いま国会で光っています。

 自民党が追い詰められている、その象徴が選択的夫婦別姓。家族の一体感を主張する議員がいますが、世界で同姓を強要しているのは日本だけですから、それでは世界の家族は一体感がないことになってしまう。

 家父長制の存続が本質であって、導入を求める多数の世論を前に、悪あがきしているに過ぎません。ここまで世論を広げてきたのは、間違いなく草の根の運動の力でした。

 悪あがきを続ける自民党の延命に手を貸すのか、大元から自民党政治を変えるのか。どの党も立ち位置が問われています。日本共産党が伸びれば、国民本位の改革になることを訴えていきたい。

 各地で豪雪が続くなか、コツコツと活動を続ける仲間がいます。心ひとつに、必ず日本共産党躍進へと私もがんばりたい。明日は埼玉県での活動です。

 【今日の句】悪あがき 自民の延命 させないぞ

2025年2月19日水曜日

農林漁業の支援を思い切って

 今日から定例道議会。真下紀子・丸山はるみ両道議、宮内しおり道選挙区予定候補とそろって街頭宣伝に取り組みました。課題が山積みの北海道で、道議2人の果たしている役割は大きいのです。参院選でも日本共産党の躍進をと訴えました。

 真下道議は、補正予算でも計上されている医療・介護・福祉分野への支援や、資材高騰などに苦しむ農業への支援など、道とともに国の姿勢が問われることを強調。丸山道議は、増え続けている不登校児童・生徒について、子どもの権利を保障する立場での論戦に挑むことが述べられました。

 宮内さんは、半導体産業ラピダスへの過剰な支援について指摘。先週は岩渕友参議院議員・両道議と視察に行ったことにも触れて、大企業優遇の経済政策を切りかえたいと訴えました。

 私は、米作や酪農・畜産の生産基盤を支える必要性を述べました。道は、酪農・畜産経営を対象に緊急支援事業をおこないます、支援金は1戸あたり3~300万円で、政府による「重点支援地方交付金」が原資になります。

 農民連などが国へ支援の要請をした際に、この交付金が活用できるとの答弁があったと聞きました。もちろん大事な支援事業ですが、国にはさらなる役割を求めたい。加工原料用の補給金は、期中改定も含めて、増額が求められています。

 農水省の資料では、道内の搾乳牛1頭あたりの生産費(2023年)は6年続けて過去最高を更新中。この20年間で70%も上がっています。牛乳1本あたりの価格上昇は32.3%とのことですから、経営が悪化するのも当然なのです。

 しかし、価格に反映すれば消費者は購入できません。今の米価高騰も、同じ構造です。だからこそ国が間に入り、生産費をまかなえるだけの価格保障の充実が急がれる。もう農家の自己責任では解決できない水準ではないのでしょうか。

 北海道の基幹産業は農林漁業。食料への不安も尽きないなか、国が農林水産予算を思い切って増やして、農家の経営とともに意欲も支えてほしい。しっかり私も訴えます。

 【今日の句】政府には 食への危機が ないのでは

2025年2月18日火曜日

国は公立病院を支えて

 「職員の給与を2年で12%カット」(室蘭市)、「市の繰り出し額を増やすため、駅前整備事業を休止」(滝川市)。公立病院の経営悪化が、職員給与や町づくりに影響を与えています。医師や看護師の確保もあわせ、地方の公立病院を支える手立てが必要です。

 ここまで経営悪化を引き起こしたのは、昨年の診療報酬改定によってではないのでしょうか。物価高は病院も襲っているし、依然としてコロナ対策費用もかかります。コメ不足・米価高騰のため、病院食でも確保が困難になっている事態もあるといいます。

 人口減少や受診抑制が、さらに経営悪化を進める悪循環に。地域ごとに若干の違いはあっても、どの地方公立病院も経営が苦しいはずです。公立病院や地方自治体の努力だけで解決できる水準を、とっくに超えているのではないか。

 政府の来年度予算案は、命や健康に対して冷たい。その象徴が、高額療養費制度の上限引き上げ。強い反対の声や野党の追及を受けても、石破首相は撤回や中止に踏み込みません。

 よく首相は地方を大事にするかのように言うけれど、公立病院の実態は認識しているのでしょうか。軍事費を削って、くらし・地域にまわせと心から訴えたい。

 今日は作業や会議の1日。また天気も荒れ気味ですので、お気をつけください。

 【今日の句】どの町にいても 命の安心を

2025年2月17日月曜日

誰のための半導体なのか

 今朝は宮内しおり道選挙区予定候補と、定例の街頭宣伝。寒さが緩むと、チラシを受け取る手も伸びてきます。ラピダスへ莫大な支援をしながら、くらし・中小企業支援は少ない来年度予算について私から話しました。

 すでに政府は、研究開発費としてラピダスに9200億円を投入しています。昨年の臨時国会では1兆円追加の補正予算も成立させました。過去にないくらいの大盤振る舞いです。

 ラピダスは、大企業8社が共同出資して設立されました。その金額は8社合計で73億円。国の出す金額を見たら、ラピダスは国営企業かと思うほどです。

 その8社が、自民党へ3年間で計4・1億円もの献金をしていたと「しんぶん赤旗」が報じました。これを利益絡みの献金と言わずして、何と言うのでしょう。

 ラピダス1社に兆単位の支出をしながら、中小企業対策予算(25年度)は1695億円ほどしかありません。大企業優遇という自民党政治のゆがみを、どうしても変えないと。

 14日の衆院予算委員会で辰巳衆議が、米国防総省の報告書に軍用半導体は利益が出ないと書いてあると告発。早く日本が持ってこいと言わんばかりの態度なのです。

 それを国税で開発させ、米国では軍事利用され、かつてのエルピーダのように失敗した場合に国民負担となっても誰も責任を取らないーーこれがラピダスをめぐる大きな政治的問題なのです。

 わかりやすく街頭で話すには難しい課題ですが、事あるごとに実態を広げていきたい。この大元からのゆがみをただすのは日本共産党ということも、合わせて訴えていきます。

 【今日の句】どこまでも アメリカ奉仕が ひどすぎる

2025年2月16日日曜日

地域の力が日本共産党の強み

 今日は埼玉県と北海道の党会議でのあいさつへ。埼玉では伊藤岳参議院議員と、北海道では宮内しおり道選挙区予定候補と、参院選で躍進・勝利をと訴えあいました。代議員・評議員の熱い拍手も、本当にありがたい。

 年に一度、全県・全道の活動の成果や課題を持ち寄って、新たな方針のもとで「また1年がんばろう」と確認しあう大事な党会議。その討論を両会場で聞けなかったのが、少し残念ではありました。

 日本共産党の強みは、各地でがんばる仲間がいること。国会では他党が学校給食費無償化法案を出すようですが、地方議会や住民運動で日本共産党が力を尽くしてきたのは間違いない事実。

 こういう地域からの積み上げが、国政を動かす力になってきました。日本共産党には、このような力がある。参院選で議席を増やして、くらしや地域の願いを実現する力となれるよう私もがんばりたい。

 北海道は議事終了後にもかかわらず、休憩を取って待っていてくださったのもありがたい。まさに駆けつけて息を切らしながらの、あいさつとなりました。今日は暖かい1日で、思わぬ汗もかきました。

 久しぶりの北海道で、雪道も久しぶりに歩いたような。また数日後には寒波が押し寄せるとのことで、体調にも気をつけながら今週もがんばります。

 【今日の句】集まって 励ましあって また前へ