2025年7月27日日曜日

「赤い涙」に願い込め

 パレスチナ医療奉仕団が呼びかけている集会とデモに、久しぶりに参加できました。猛暑のなか準備・運営されているスタッフのみなさんも、本当におつかれさまでした。私も一言スピーチさせていただきました。

 猫塚義夫団長から、イスラエルによる非人道的な虐殺が続いている実態が述べられました。猫塚さんの怒りが、参加している私たちにも伝播していきます。早く終わらせなければと、心から思います。

 連帯を示す「赤い涙」を描く布には、若い人を中心に多くの方が足を止めました。友達同士で話しながら来る人、1人でスタスタと歩いてくる人⋯⋯平和の思いが伝わってきました。

 身近で大事な方が亡くなれば、悲しい思いになります。理不尽に奪われた命なら、なおさらです。パレスチナという遠い地域であっても、それは同じ。ましてや国家的な虐殺行為など、決して許されない。

 「◯◯ファースト」が国家規模で広がれば、人種や民族の差別や排除が当たり前になり、国際法・国連憲章まで無きものにされてしまいます。虐殺や民族浄化に進んでいる現実を前に、何らかの形ででも意思表示をしなければ。

 1人の行動はささやかでも、多くの方の行動となれば、目に触れる方も多くなります。世界的な連帯となり、励まし合うことにもなるでしょう。今日の集会やデモも、世界のどこかや誰かとつながっています。

 日本政府がイスラエルとともに、どう米国に向き合うかが問われています。選挙が終わった後でも、大事なのは国民世論が広がること。私も力を尽くしていきます。

 【今日の句】あきらめず 平和の声を 何度でも

2025年7月25日金曜日

核廃絶の世論を広げる夏に

 札幌市内を中心に、お礼へとまわっています。北海道各地や東北・北関東も足を運べないでいて申し訳ありませんが、情勢も進んでいるし、新たな活動へと取り組んでいきたいです。今日は道原発連の宣伝や、年金者組合北海道本部の定期大会でのあいさつなどにもまわりました。

 ところで昨日、日本被団協・日本原水協・原水禁の3団体が、初めての3者共同アピールを発表しました。これまでの経過を考えれば、驚きと喜びのアピールです。

 被爆者の平均年齢は85歳を超え、当時を語れる方は少なくなっていきます。核兵器の非人道性と核廃絶の重要性を、私も含めて次世代へ引き継ぐ重要な時期に、しっかりアピールを胸に刻みたい。

 「核兵器は安上がり」と肯定した参政党の候補者が当選するなど、逆流の流れもあります。被爆者を前に、同じことを言えるのでしょうか。そもそも被爆の苦しみを知っているのでしょうか。

 世論と運動を広げることが大事だと思います。各地で開かれる反核・平和の取り組みには、子どもたちを含め、多くの方が参加されています。粘り強く広げていく活動に、私も力を合わせていきたいです。

 それにしても暑すぎる。今日も北海道は猛暑で、命と健康とともに農作物への影響も心配です。ぜひお体には、お気をつけください。

 【今日の句】核抑止言うが 机上の空論だ

2025年7月23日水曜日

連帯を強める活動に私も

  応援いただいた方や党と後援会のみなさんへ、お礼にまわっています。電話・メールやSNSなども用いてますが、ご連絡できていない方がいるかもしれません。このブログにて、あらためてお礼を申しあげます。

 猛暑のなか、党員・後援会員のみなさん、支持者・サポーターのみなさんが大奮闘くださいました。あたたかい応援も、各地でいただきました。清算的にならず、手ごたえを感じた活動もあったはずですから、次へ生かせるようにしていきたいです。

 大幅な減票という事実を受けて、底をついた議論と総括が必要です。まわりながら、ご意見もいただいています。私自身の考えも合わせ、今後の議論に参加・反映していきます。

 議論はしつつも情勢は進んでいますから、新たな活動の具体化も急がねば。トランプ関税が15%で決着となりましたが、どのような影響があるのか。また、農産物輸入や軍事費増額の合意はないとのことですが、きちんと国会・国民への報告と質疑が必要です。

 一部報道で、石破首相が退陣を表明するともされています。国会では自公少数ですので、新しい自民党総裁が、そのまま新しい総理になるとは限りません。野党側の各党の態度が、今度は迫られることになります。

 自民党へ助け舟を出すのか、新しい政治の枠組みをつくるのか。新しい政権が差別や排外主義、改憲を掲げる可能性も否定できません。一方で、選択的夫婦別姓の実現など前向きな変化を進めるチャンスも続いています。

 国会の力関係は流動的で、だからこそ国民の世論と運動が大事になります。平和や民主主義に反するものには反対し、切実な願いの実現は前に進めていく。連携・連帯・共同を、市民と野党でつくっていく新たな契機ともできるでしょう。

 どんな組み合わせの政権になろうとも「財界・大企業優遇」「米国いいなり」では国民の苦難が続きます。多くの方と語り合い、いっしょに解決や打開の道筋をつくっていく草の根の運動に、私も力を尽くしたい。

 それにしても暑すぎる。北海道で40℃に迫るなんて異常では。命と健康を脅かし、食料生産への影響も心配な暑さに、本気の気候危機対策を。

 【今日の句】40℃ 北海道で 迫るとは

2025年7月21日月曜日

これまでの応援に感謝

 朝6時半時点で日本共産党の比例議席は2議席となり、私は届かない見通しです。応援くださったみなさんに心からの感謝と、お詫びを申し上げます。掲げた公約の実現へ、多くの方と語り合うことを大事に、地に足をつけた活動に今後は取り組みます。

 自公が参議院でも過半数割れとなり、世論と運動を広げれば、切実な要求を実現できる可能性が生まれました。ここまで追い込んだことに、私も演説を通して貢献したことは胸を張りたい。

 自公政治のゆきづまりは明らかです。そこから生まれてくる様々な不安や要求に応えられる党として、政策や日常活動をバージョンアップしていかなければ。ゆきづまりの大元にある「財界・大企業優遇」「米国いいなり」と、目の前の不安や要求と結びつけられるように、です。

 大元からの改革は必要ですが、それを待てないほど不満や閉塞感を抱えていたら、すぐに実現可能な政策を求める方もいるでしょう。外国人など少数者が奪いやすい対象として焦点化されたことを、わかりやすいと受け止めた方が多かったかもしれません。

 日ごろから政治と社会、民主主義について語り合うことを、粘り強く進めていきたい。くらしや地域密着の課題と、国政を現実に動かすことを結んだ活動で、日本共産党が鮮明に見えるように。漠然とした不安なのですから、解決の道筋とともに、見えていくように。

 今回は、これまでの北海道だけでなく東北・北関東も活動地域となりました。限られた時間で「自己紹介」が中心となり、地域に密着した要求をいっしょに実現していく活動を進める時間がなかったことは心残りでした。

 それでも各地で激励をいただき、支持を広げてくださった党員・後援会員の方々に、あらためて感謝でいっぱいです。滞在日数が少なくなった北海道でも、変わらぬ応援をいただいたことも嬉しい限りです。

 紙智子参議院議員の宝の議席を引き継げなかったことは、申し訳ない思いでいっぱいです。長く私たちを励ましてくれた紙さん、本当にありがとうございました。おつかれさまでした。

 北海道の宮内しおり選挙区候補はじめ、候補のみなさん本当におつかれさまでした。あらためて、多くの応援をいただいたことに心から感謝を申し上げます。

 【今日の句】引き続き 苦難軽減 貫こう

2025年7月19日土曜日

比例は日本共産党

 マイクを使った最後の演説に多くの方々が来てくださり、紙智子参議院議員の応援にも励まされ、訴えぬきました。まだ時間はあります。日が変わるまで「比例は日本共産党」とお広げください。

 自民・公明が参院でも過半数割れとなる可能性が出てきました。1人区での共同・連携が効いてもいます。新しい政治へのチャンスです。

 「しんぶん赤旗」の裏金事件スクープから、衆議院での過半数割れとなった昨年の総選挙。参議院も過半数割れとなれば、政治の激変は進みます。

 その時に、最後は石破政権に助け舟を出してきた維新や国民民主が伸びても変わりません。差別や排外主義を掲げる党が伸びても、いっそう悪くなります。

 いつも「国民が主人公」の立場を貫いて、自公政治に正面から対決し、対案も示して共同で政治を変える。この日本共産党が伸びてこそ、本当に政治が変わると訴え続けてきました。

 戦争させない市民の風・北海道の山口たか共同代表が、応援弁士を引き受けてくださりました。あらためて、たかさんの平和への思いがひしひし伝わりました。

 大軍拡を批判している日本共産党の躍進とともに「はたやまさんには、また国会で働いてほしい」との、あたたかいエールをいただきました。本当に感謝しかありません。

 精神障害があるという方が私の演説に足を止めてくださり、「差別を許さないとの訴えに期待します」と話してくださいました。ただ、期日前投票で他党に入れてしまい、残念ですとのこと。

 まだ声がかかっていない方がいると思います。この時間からでも可能な方には、ぜひ「比例は日本共産党」とお広げください。SNSからの発信・拡散も、よろしくお願いします。

 紙智子参議院議員の宝の議席を、途絶えさせるわけにはいきません。私も最後の最後まで、がんばります。あと1人、もう1人とお広げください。

 【今日の句】悪政を 変える力は 共産党

2025年7月18日金曜日

環境・食料・人権は大争点

 今日は栃木県足利市を皮切りに、群馬県は桐生市、埼玉県は春日部市・さいたま市で最後の訴え。伊藤岳・埼玉選挙区候補の再選、福田みちお栃木選挙区候補と高橋たもつ群馬選挙区候補の躍進・勝利ともども、比例5議席をと力を込めました。

 選挙が始まる前から、そして始まってからも、最終盤の今日も暑かった。地球沸騰化を抑えるために、政治が本気の気候危機対策を。日本共産党は大胆な温室効果ガスの削減目標を持ち、石炭火力からの計画的撤退、省エネと再エネを抜本的に広げます。

 ただ、再エネは大型開発や住民合意なき設置など、全国で問題が多発しています。国による規制が緩いのも背景にあります。また今でもじゅうぶんな再エネ発電量があるのに、原発由来の電力を最優先とした送電体制にもメスを入れるべきです。

 NGO団体・気候ネットワークが各党の政策を公平に点数化し、最高得点は日本共産党でした。ちなみに最下位は参政党でした。地球の未来・子どもたちの未来に責任を負わない自公政治を、この点でもどうしても変えたい。

 農業が盛んな各県ですので、あらためて食料と農林漁業を守る日本共産党の政策も訴えました。コメは1俵あたり2万円以上の価格を保障し、農家が安定的に生産できることと、後継者不足の解消につながるよう支えたい。所得補償の充実とあわせ、そのために農業予算を1兆円増やします。

 畜産・酪農、畑作や果樹農家などへきめ細かい支援とともに、有機農業の推進も。農家の努力をふみにじるような、米国に言われて農産物輸入を増やすようなことは許しません。これまでの自民党農政を、おおもとから変えましょう。

 埼玉県はじめ北関東では、多くの外国人が住んでいます。ともに働き、ともに学び、ともに地域社会やコミュニティを支えています。税金や保険料だって納めています。デマやフェイクで外国人差別が扇動され、くりかえす政党・政治家もいるなど許されません。

 くらしの大変さは、そもそも自公政治によるもの。不満の矛先を外国人などに向けるのは、悪政を覆い隠すことにもなります。各選挙区候補も、この部分には力を込めて訴えました。ここで日本共産党ががんばらなければ、という思いなのです。

 環境・食料・人権は21世紀の世界では重大テーマ、参院選でも大争点。しっかり取り組む日本共産党を、何としても増やしてほしいのです。

 最終日は北海道で、先ほど新千歳空港に到着。最後の最後まで、党の政策や値打ちを訴えていきたい。

 【今日の句】安心の 地球と未来と つながりを

2025年7月17日木曜日

絞り出された怒りの言葉

  北関東でも今日と明日が最後の訴え。さいたま市では塩川鉄也衆議院議員と小集会、取手市では高橋誠一郎・茨城選挙区候補と街頭演説で、何としても日本共産党の躍進をと力を込めました。残り3日間、最後まで全力です。

 自公を参議院でも少数に追い込むチャンスです。しかし維新・国民民主など補完勢力が伸びても変わらないし、差別や排外主義を掲げる党が伸びたら、いっそう悪くなる。悪い政治に対決し、変える対案を示し、共同の力で政治を変える日本共産党が伸びてこそ、必ず変化につながります。

 政策論戦でも、責任ある財源を示して消費税減税・インボイス廃止、賃上げと社会保障の充実、食料と農林漁業を守ることなど、くらしと経済の好循環を訴えてきました。

 ジェンダー平等を前に進め、差別や排外主義を許さないことも、今日も街頭から強調しました。安全保障でも、米国いいなりで軍事力に頼るのでなく、独自の外交を尽くす国に変えようと、日本共産党自身の外交力も交えて訴えてきました。

 取手市では、小さい子どもを連れたお母さんたちや、韓国にルーツがあるという方も来てくださいました。高橋候補と面識があって、とりわけ参政党による外国人差別への怒りを、絞り出すように話されたのです。

 くらしの大変さは自公政治の責任です。それなのに、日常の不満を外国人や一部民族、少数者に向けて煽り立てることを、政党・政治家がやってはいけない。正面から日本共産党は立ち向かうことを、最後まで私も訴えていきたい。

 明日は足利市から桐生市、そして春日部市・さいたま市へ。春日部とさいたまには志位和夫議長も訴えます。比例5議席の実現とともに、各選挙区候補の勝利へ、とりわけ埼玉・伊藤岳候補の再選へと私も力を尽くしたい。

 【今日の句】足を止め くれた拍手に 励まされ