2025年9月16日火曜日

軍事大国へと進んでいいのか

 全国各地で11日から始まった日米共同訓練。北海道には今日、オスプレイが飛来しました。道憲法共同センターが呼びかけた緊急の抗議行動に私も参加し、米軍と一体にたたかう自衛隊として「戦争する国づくり」は許さないと訴えました。

 道憲法共同センターの小室正範事務局長、戦争させない市民の風・北海道の山口たか共同代表もマイクを握りました。訓練中止を求めるシュプレヒコールには、バス車内からの注目も。報道各社も取材もありました。

 米空軍オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落し、乗員8人が亡くなったのが2023年。このような事故が相次ぎ、米国では「未亡人製造機(widow maker)」の異名もつけられました。不安はぬぐえません。

 そもそも10年前に安保法制が強行成立させられ、それ以降は日本の大軍拡と、自衛隊と米軍の一体化が進みました。一体化といっても、米軍の指揮下に自衛隊が入るというのが実態です。

 その流れでおこなわれる今回の訓練は、規模の面でも過去最大。まさに質量ともに「戦争する国づくり」の一環ではないのか。この点の指摘は、報道でも弱いと思います。

 軍事には軍事でと対抗していけば、歯止めが利かなくなります。アジアの平和を望む世論や外交が東南アジアで強まっている今、日本が進む道は軍事大国ではなく、外交・協調の道ではないのか。

 戦争につながる訓練はやめよ。引き続き声をあげていきたい。

 【今日の句】軍拡は変わらぬ 自民総裁選

2025年9月14日日曜日

自分らしく生きられる社会を

 さっぽろレインボープライドは今年も大盛り上がり。パレードには日本共産党北海道委員会として登録し、私もいっしょに歩きました。各地で「ハッピープライド!」と掛け声もあって、明るく楽しいパレードでしたよ。

 参院選挙区候補だった宮内しおりさん、前札幌市議の千葉なおこさん、元札幌市議の平岡だいすけさんらも参加。民青同盟の青年たちや党サポーターの方も来られ、約3kmを歩きました。

 私の前を歩いていた方のプラカードには「多様性は認めるものでなく、すでにあるものです Diversity is here」。同感です。

 認めるどころか否定する論調や、あからさまな差別もくりかえされる今の日本。同性婚や選択的夫婦別姓も多くの方が支持しているのに、否定的な政党・政治家も多い。

 そんな偏見・誤解をはねとばし、前向きな世論へと進めてきた「レインボープライド」。自分が自分らしく、自分が自分として生きられる社会へ、私もいっしょにがんばります。

 【今日の句】めざしたい みんな違って いい世界

2025年9月10日水曜日

戦争につながる演習やめよ

 明日から始まる日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン」中止をと、道憲法共同センターなどが呼びかけた抗議宣伝に参加。プラカードなどを持った数十人もの方々と、演習中止をとシュプレヒコールもあげました。

 「台湾有事」などを念頭に、過去最大規模の参加による今回の演習。米国から要求されてきた自衛隊と米軍の「一体化」を、より進めるものです。

 「一体化」でも、実態は米軍の指揮下に入るもの。専守防衛が任務の自衛隊が、他国へ殴り込む米軍と「一体化」するとは、戦争参加そのものにならないか。

 間もなく安保法制(戦争法)強行成立から10年。その具体化は進められながらも、憲法9条と世論が歯止めとなってきました。今日のような宣伝も、その力の1つです。

 オスプレイ来るな、演習やめよ。まわりにも広げてください。

 【今日の句】どの総理だろうと 米国いいなりか

2025年9月8日月曜日

きっぱり自民党政治から決別するとき

 石破首相が辞任を表明。国民の生活苦は続いているのですから早く臨時国会を開くことと、行きづまった自民党政治全体を終わらせるため「自民党とたたかう姿勢をもつ野党と協議をしていきたい」と、田村委員長は会見で述べました。問われているのは野党の側です。

 衆参ともに自民・公明は過半数割れなのですから、新しい政治をつくるチャンスのはず。この民意に応えることこそ大事なのに、どの党が自民党と協力するか、との報道がされています。

 自民党内での「政権たらいまわし」や、一部の「野党」を取り込んだ延命策でも、深刻な混迷と危機は打開できません。きっぱりと自民党政治から決別するときではないのか。

 財界・大企業ばかりが優遇され、国民生活には重い負担が押しつけられてきました。米国いいなりのもと、また大軍拡や農産物輸入などが続けられようともしています。

 この「2つのゆがみ」を根本から変えることこそ、行きづまった日本を変える道。地域・職場・学園で、もっと語り合う機会を持ちたいですね。私も地に足つけて、希望ある変化の道を広げていきたい。

 【今日の句】表紙だけ変えても ゆきづまる自民

2025年9月2日火曜日

貴重な湿原や希少動植物を守るには

 明日の中央委員会総会に参加する前に、岩渕友参議院議員の力を借りて、環境省からのレクのため国会へ。テーマは釧路湿原周辺のメガソーラー建設についてです。まとめは落ち着いてするとして、端的に記しておきます。

 報道もくり返されている釧路市北斗地域での建設工事は、国立公園内ではありません。しかし、4・2haに約6600枚という規模で、特別天然記念物であるタンチョウやオジロワシなどへの影響が懸念されています。規模は大きく思えますが、アセスメント対象になる規模ではありません。

 文化庁の見解をもとに釧路市教委が再調査を求めたり、環境省も昨日から、釧路市にて聞き取りなどをしています。

 今日の報道では、道から許可を得ず着工した森林法違反の疑いがあり、道は工事の一部中止を勧告したと報じられました。

 釧路市では、今月の市議会に条例案が提出される予定です。しかし、着工された工事に遡及することは現行の法令上も難しく、上記のように日々の情勢も変化しています。

 私も釧路市に住んでいたこともありますが、湿原や希少動植物に対する市民の思いはひときわです。様々な努力があり、例えばタンチョウは生息数も増えてきています。

 湿原は観光資源でもあるだけに、開発と自然保護の調和については、くり返し議論もされてきました。その結果、海岸線より6km北側からを国立公園とした経過があります。

 再エネについては市も多くの市民も否定しないものの、全国からの反響もあり、あらためて議論と運動が広がっています。今回の工事現場で言えば、オジロワシの生息にかかわる場と専門家から指摘されています。

 今日のレクテーマは、これらについての基本認識、「種(しゅ)の保存法」とオジロワシなどの保護増殖計画について、釧路湿原の鳥獣保護区についてなど。党釧路市議を通じて、情報も提供いただきました。

 これまで釧路での鳥獣保護区は、おおむね国立公園内でした。拡張するには地権者との合意が必要となります。財産権との関係で、簡単に拡張とはなりません。 

 工事を進めるなかで、歴史的埋蔵物が見つかるときがあります。多くは事業者が工事を止めて、延期などの措置を取ることもあります。希少動植物などで新たな知見が発覚した時も、同様のことと思います。

 今回の件だけでなく、再エネ大規模施設と自然環境保護との調和は、各地で問題となっています。ケースごとに事情も違うだけに、あらためて課題を蓄積・反映してもいきたい。

 党釧路市議団でも「つどい」を計画しており、今日の内容ももとに私から話す予定にしています。大事な自然環境を守ることに、私も力を合わせていきたい。

 【今日の句】やみくもな開発 国でも規制へと

2025年9月1日月曜日

本気で市民生活を守る議席を

 昨日告示の根室市議選。日本共産党2議席(すずき一彦・橋本りょういち)へ、応援にまわりました。領土問題はじめ国政の影響を大きく受ける町だけに、どうしても2人の議席は欠かせません。

 すずき候補は7期目、橋本候補は5期目をめざします。高齢者の補聴器購入補助、学校などへのエアコン設置、福祉灯油の対象拡大、奨学金返済の支援など実績も豊富です。

 2人とも強調したのが物価高対策。生活苦が続き地域経済も苦しいなか、消費税減税に背を向ける自公政権の無策が苦しさに拍車をかけています。

 基幹産業である漁業・水産業は、領土問題の影響とともに高海水温が要因と思われる不漁が続きます。国政の役割が問われます。

 医師・看護師不足のなか、市や市民が病院の充実をと努力しています。自民・公明・維新による医療費4兆円削減は、この努力を台無しにしかねません。

 本気で市民生活や地域社会を守るなら、国へもモノ言う地方議員が、どうしても必要です。何でしても2議席をと、私も力を込めました。

 根室市に知人・友人のいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】いつだって 市民の味方 貫いて

2025年8月31日日曜日

石田ひさとし市長の誕生を

 旭川市長選の告示日。日本共産党も加わる「明るい旭川の会」から立候補した石田ひさとし候補の第一声に駆けつけました。物価高対策や生活インフラ整備、自衛隊員が多くいる旭川での平和の課題など掲げた石田候補を市長にと、私からも支持を呼びかけました。

 旭川民主商工会事務局長や日本共産党旭川地区委員長を務めた石田さん。笑顔を絶やさず気配りも欠かさず、組織の団結を大事にされてきました。

 民商事務局長の時から国民健康保険料の引き下げに采配も振るい、地区委員長としては市民のくらしを支える市政をと力を合わせてきました。

 物価高などに苦しむ市民を支える政治姿勢、市職員と力を合わせる行政力、実務の点でも政策の面でも、市長の重責を担える石田さんなのです。

 第一声で「大型公共事業の優先順位を見直して、水道管の老朽化対策を急ぐ。中小企業の出番です。地域循環の経済対策を進めます」と石田さん。賛同の拍手が寄せられました。

 国民から厳しい審判を受けた自民党政治を旭川でも続けるのか、市民と野党で力を合わせて安心してくらせる市政へ切り替えるか、対立軸は明確です。

 旭川に知人・友人がいる方は、ぜひ石田ひさとし候補への支持をお広げください。こちら https://youtube.com/channel/UC07cN-TS6Zhavystrpc7TOw?si=TqyTuFFI0e686ZHJ もお広げください。

 私は同じく今日が告示となった、根室市議選の応援に向かっています。やっぱり北海道は広い。

 【今日の句】利権呼ぶ ハコモノ行政 転換を