2024年6月22日土曜日

尽きない不安も語り合えば

 今日は紙智子参議院議員と聞き取りや街頭宣伝にまわり、子育て世代との「語るつどい」も3ヵ所で。千葉なおこ道1区予定候補も2ヵ所で参加して、仕事や子育て、ジェンダーの切実な声を届けようと決意を新たにしました。

 紙議員との宣伝では、見本として渡していた「しんぶん赤旗」日曜版を読みふけって語りたそうな方の姿が。その場にいた党道委員会スタッフの、知り合いの知り合いということがわかり、話しているうちに「1ヵ月だけど」と購読してくださることに。

 在日コリアンに対する差別も話題になり、「今まともなのは共産党と、立民の左の方しかいない」と話されたとのこと。他党のことはコメントできませんが、このように日本共産党を見ていてくれているのは嬉しい限りです。

 子育て世代との話は、どこも時間が足りないほどに。教育費負担はじめ「コロナ禍で卒業式も入学式もできず、緊張で学校に行けなかった」「大学入学後の生活リズムができてないなかで、家賃や光熱費をバイトで稼がなきゃいけないのが心配」と、子どもの健康や成長への心配も尽きません。

 「高齢者のお薬手帳がデジタル化されると、何かの時の確認がすぐできるのかと心配」(訪問看護師)、「わかって始めたことだけど、専門の仕事でも3年後に『さようなら』とされた後の生活が不安」(会計年度任用職員)など、仕事の悩みも次々と。「保育士が足りません」と、ズバリの要望も。

 日本共産党を広げるために「戦争そのものでなく『恐ろしくないような話題』から話している」「地域では、要求に応える活動で結びつきもできている」など、率直な話し合いにもなりました。身近なところで話し合えてこその民主主義と、私も学ばされました。

 仕事や家事・育児、人によっては介護を背負ったりシングルでがんばったり。限られた時間や体力のなかで、社会を変える取り組みもしてるのですから、もっと自信を持ってがんばろう。そんなエールを交換しながらの1日となりました。

 【今日の句】困難は抱えず みんなで乗り越えよう

2024年6月21日金曜日

子育て世代のリアルな声を

 今日は札幌市手稲区での公園対話から始まり、子育てをテーマにしたX(旧 Twitter)でのスペースまで、子育て世代・若い世代と語り合う1日に。勤医協西区病院では500回を超えたという連日のスタンディングにも急きょ参加して、職員のみなさんとも懇談・交流させていただきました。

 わが家にも大学生・中学生の子がいて、教育費や物価高が堪える毎日。佐々木明美・前市議とアンケートを通じて話を聞くと、「いろんな費用がかかって大変です。2人目はどうしようかと(考えている)」という声も。不妊治療を経て出産されたという方は、医療費負担の重さを口にされていました。

 子育て支援とともに「介護・年金」に関心があると、マルをつける方も意外と多い。理由を聞くと「リウマチのある60代の母が、80代の祖母を介護していて大変そう。年金も少なく生活の大変さを聞きます」(30代の方)と、リアルな実態を話されていました。ダブルケアに直面する世代でもあるのですよね。

 出産を控え保育士を退職されたという方は、保育や介護分野での賃金の低さを話されました。子育て支援の充実は必要ですが、そもそも安心してくらせるだけの賃金がなければ、出産の選択どころか生活の不安が先に立ちます。しかも日本は、女性に対する賃金格差が大きすぎます。しっかり国政へ反映させなければ。

 北区・東区での街頭宣伝では、シールアンケートやリレートークなどにも取り組みました。高校生の帰宅が多い時間帯でもあったことから、シールは学費・授業料を下げてほしい欄に多く貼られました。若い世代はもちろん、教育費は子育て世帯ににとっても重要な課題。実現に向けて、いっしょに力をあわせていきたいです。

 飛び入りでマイクを握った高校生が真っ先に触れた話は、ストリートチルドレンの存在でした。どれだけ経済的に豊かになっても、貧しい子どもたちがいるのはなぜなのか。そんな素朴な思いが出るのも当然だし、正面からの問いかけに政党・政治家が応えなければならないはずです。

 理不尽や不公正を「おかしい」と思っても、ふだんの生活で口にする機会は少ないでしょう。そんな空気が日本を覆っているし、話せば「意識高い系」など揶揄されるのもイヤなもの。しかし、勇気を出して「学費を上げないで」「ジェンダー平等を」などの声もあがっています。実現へ、いっしょにがんばりたい。

 スペースでは、子育て世代でもある千葉なおこ道1区予定候補・新婦人道本部の油石奈々子さんとで、先月の続編ともいうべき内容に。教育費負担の重さはもとより、自治体ごとに違う医療費や学校給食費、部活動や校外学習などなどの「隠れ教育費」と、こんなにお金がかかる日本でいいのかとの話となりました。

 親の立場からすれば、子どもたちの夢や希望、やりたいことはかなえてあげたいもの。しかし、お金のことであきらめざるを得ないという現実が、この日本に蔓延しています。お金のやりくりに苦しむ親の姿を見れば、次の世代が子育てに躊躇するのも当然で、国が本気で少子化対策をするというのなら、本気で子育ての負担を軽減するべきです。

 子育て世代のリアルな声や実態を届ける、日本共産党の議席回復を必ずとの思いを強めました。

 【今日の句】子育ての 自己責任も 乗り越えて

2024年6月20日木曜日

想定外で済まされるのか

 今日は札幌市厚別区で街頭宣伝や「語るつどい」へ、また新幹線の札幌延伸延期に関わり、工事主体の鉄道・運輸機構への要請にとまわりました。税金の支出がともなう以上、見通しなき公共工事など許されません。国による整備計画ですから、国への要請もおこなう予定でいます。

 要請項目は大きく2つで、①「2035年度開業」から5年前倒しした経過の公表と検証をおこなうこと、②今後の計画や事業費の全容を早期に明らかにし、延伸見直しを含めた抜本的検討を行うこと。真下紀子道議・田中啓介札幌市議とで臨みました。

 完成が5年も前倒しされたのは、自民党や経済界の要望があったことは周知の事実。同時に、工事に責任を負う機構として、技術的な裏付けや有害残土の適切な処理を見通せていたのかは問われます。

 無理な工事が、現場での死亡事故の背景になっているのなら、政治責任も管理責任も厳しく問わなければなりません。事業費についても、5年ごとの事業再評価は現場からの報告をもとに実施されるのですから、機構からの誠実な回答は必要なのです。

 「想定できない岩塊があり、新たな工法も想定していなかった」と「想定外」がくりかえされましたが、それで新たな開業年度を示すことができるのでしょうか。死亡事故も「重く受け止めている」ゆえ再発防止は当然ですが、また無理を重ねる工事では同様の事故が起こりかねません。だから検証が必要なのです。

 今後については国交省の有識者会議で検討中のため、具体的な回答は特にされませんでした。「今の事業費内で工事をするのが私たちの仕事」と回答されましたが、事業費が膨らむのは必至。昨年3月に、費用便益比(B/C)が「1」を下回ると発表されましたし、この点は国交省もただしていかなければ。

 厚別区の街頭宣伝は途中で雨にも当たりつつ、党員・後援会員さんが駆けつけてくださり本当にありがたい。もみじ台団地で敬老パス存続を求める署名を集める行動と一体に、署名も多く集まり「しんぶん赤旗」を購読した方がいたとの報告も。

 「語るつどい」では、くらしの切実さや若い世代の苦労などが次々と。「遺族年金が少なく、そもそも女性だから年金が少ないというのを変えてほしい」「70を過ぎているが、ケガが治ったら仕事に復帰する予定。とても節約しきれない」「物価高で、出張経費の不足分を自費から出してると(40代の子から)聞いた。貯金もできないと嘆いている」など、このような実態を前に、政府は何をしているのかと腹立たしくなります。

 「自分たちは裏金を手に、その反省も見られないなんて本当に腹を立てています」との言葉も。初めて私に会ったという方も「大事な話を聞かせてもらってよかったです」と述べられ、このような語る機会の大切さも参加者みんなで確認しあいました。明日もがんばりたい。

 【今日の句】延伸で 本当に黒字と なるのかと

2024年6月19日水曜日

自民党に任せていてはダメになる

 今日は札幌市手稲区で、佐々木明美・前札幌市議との宣伝に。安保法制が強行成立された19日にあわせた集会にも参加しました。車から手を振っての激励も多く、どこでも自民党政治に不満と怒りが噴き出しているのです。

 国会では、政治資金規正法の改正案が成立しました。政策活動費の合法化や収支報告書の「要旨」廃止など、とても「改正」とは呼べない大改悪。裏金を温存し、隠し通せる内容を岸田首相は「大きな一歩」「改革する決意」だとごまかしました。

 企業・団体献金の禁止こそが一番の要だし、国民多数の世論ではないのか。自民党に実現できないのなら政権を代えるしかないし、何より日本共産党が伸びることが実現の一番の力になります。くりかえし今日も強調しましたが、ぜひお広げください。

 立憲民主党が明日、内閣不信任決議案を提出すると報じられています。裏金事件はもとより、くらし・経済の行きづまりへの無為無策、相次ぐ人権侵害、戦争する国づくりなど、どれも信任できるような政権ではありません。ずっと続く低支持率が、その証明です。

 だからこそ、どうすれば打開できるかを訴えていきたい。物価高と生活苦はさらに厳しさが増しているし、ロシアとイスラエルの蛮行も止まりません。北海道ではバス運転手や介護職員はじめ、どの業種も人員不足が深刻です。

 すぐ明日に解決できるものではないけれど、自民党政治の大元を切りかえることで展望は開かれます。団地から出て演説を聞いてくださった方の「自民党に任せていたら、日本は本当にダメになる」という話の端々から、切迫さが伝わってきました。

 明日もていねいに、党の政策や転換の道を訴えたい。

 【今日の句】続くのか 裏金温存 隠ぺいも

2024年6月17日月曜日

企業・団体献金の禁止に背を向けるのか

 沖縄県議選で、日本共産党は3減の4議席に。候補と現地党組織の大奮闘に心から敬意を表したいし、ご支持・ご支援くださった方にも感謝を申し上げます。私も応援へ行っただけに結果は残念ですが、総括や教訓は現地からの報告を待つことにしたい。

 ともかく岸田政権は、沖縄はじめ「戦争する国づくり」の法案などを成立させてきました。今国会の会期も残り1週間。今日も朝の定例宣伝で訴えましたが、すでに国民の支持を失っている岸田政権を早く代えなければ。

 昨日、自民党道連の定期大会がひらかれています。大会前の会議での質問は3件しかなく、例年に比べて党員からの発言は少なかったとか。「今さら何を言っても仕方ない」というあきらめか、と報じられています。加えて、長谷川岳参議の威圧的言動もひどい。

 信頼回復というものの、政治資金規正法の改正は「不十分」との声が世論調査では圧倒的。多数を占める「企業・団体献金の禁止」に背を向けて、どうして国民の信頼回復となるのでしょうか。どんどん世論を広げていきたい。

 20日には東京都知事選・都議補欠選挙が始まります。日本共産党は知事選で蓮舫さんを応援し、都議補選でも4選挙区の予定候補を発表済み。自民党政治への審判に直結する大事な選挙戦になりますから、東京に知人・友人がいる方はお声がけください。

 この間も各地で「生きづらい日本になった」と、何度耳にしてきたことか。中小企業支援とセットでの賃上げ、積立金を活用した年金支給額の引き上げ、教育予算を増やして学費軽減、再生産できるだけの農林漁業支援など、やるべきことは山積です。もう自民党政治を大元から変えるしかありません。

 【今日の句】裏金の 解明だって 背を向けた

2024年6月16日日曜日

初心を思い起こして

 市田忠義副委員長を招き、今日は学びの1日。自民党政治を終わらせるにも、ポスト資本主義の社会へ進むにも、地域・職場・学園で強く大きな日本共産党をつくってこそ。予定候補の活動として、この点でも力を発揮していきたいです。

 自民党政治の断崖絶壁ぶりは、市田さんからも明らかに。しかし、自動的に政治は変わるものでもなく、ましてマスコミなどを通じて財界や政権側の意向が浸透もしていきます。さらに野党共闘や日本共産党への攻撃は、これまでも強められてきました。

 戦前から「国賊」「非国民」とも言われてきたなかで、社会は変わる展望を握っていたからこそ、先輩たちは党をつくり続けることができました。さまざまな活動を通じて、少数精鋭でなく国民多数の力で社会は変えられる道筋も、明らかにしてきました。

 それでも党づくりには、いろんな困難があります。地域・職場・学園でがんばる党員といっしょに打開の道を考え、いっしょに行動していくのが専従である私の役割との自覚や初心を、市田さんの話から思い起こしました。

 学生時代に入党し、学生支部での学習はじめ親身な援助をしてくださった専従職員がいたからこそ、今の私があります。そもそも日本共産党を応援する家で育ったわけではないし、専従職員が自分の生きる道だとは考えもしませんでした。

 しかし、子どもたちが健やかに育つ社会にするには政治を変える必要を痛感していたし、専従の誘いを受けたときには悩みに悩みました。親からは猛反対され、いばらの道に進むイメージしか持てないまま専従職員になったものでした。

 学生時代に学んだなかで、最も関心があったのが党建設でした。学生自治会の活動をしながら支部長を務め、多くの学生の力を集めることの大変さを実感もしました。それだけに、大学で数年ぶりに学生大会を成立できた時は、仲間と喜びあったものでした。

 そんな初心を思い起こした市田さんの話でした。明日もがんばりたい。

 【今日の句】学びこそ 変える力と 意思になり