2025年8月10日日曜日

60回目の矢臼別平和盆おどり

 昨日はナガサキデー札幌行動から、約370kmも離れた矢臼別平和盆おどりへ。核兵器なくそう、戦争する国づくりをやめよう、陸自と米海兵隊による共同訓練(9月)を許さないなど、平和の熱い思いを交流しあった1日でした。

 長崎に原爆が投下された午前11時2分に合わせた札幌行動では、署名に足を止める方の姿も。私も「日本政府は核兵器禁止条約に参加を」と、マイクを握りました。

 矢臼別の盆おどりは、私が釧路に在住していた時から、もう何度目の参加になるでしょう。川瀬氾二さんへの支援や連帯にと続けてきた盆おどりは、平和の思いを重ねながら60回目の節目を迎えました。

 これまで浦舟三郎さん(施設入所中)・倉谷あみさん、昨年からは寺川真幸さんが住み続けています。平和資料館にはたたかいの歴史が刻まれ、敷地内には室工大・清末愛砂教授が建てられた宿泊所もあります。

 百聞は一見にしかず。ぜひ一度、足をお運びください。

 米軍の演習の際には地元の平和委員会などから集まり、砲弾・着弾の監視行動をおこなっています。暑い夏も、凍える冬も続けてきました。中村忠士町議から、詳しい報告もありました。

 その蓄積があるからこそ、演習の拡大や山火事などの異常もわかるのです。私も政府への要請には、数々の記録を直接ぶつけてもきました。

 舞台での文化行事の一つ「花いかだ」が、新基地建設を許さないと沖縄・辺野古での連帯行動を演じました。監視行動の様子は映像も用い、海保ゴムボートによる妨害には「ひどい」の声も。

 矢臼別も辺野古も、このような監視行動や報告があるからこそ、粘り強くたたかえる。連帯しつつ、新たな輪を広げなければと思いました。

 誰もが自分らしく、というのも矢臼別ならでは。多くの子どもたちや、全国各地からの参加があり、盆おどりとともに多彩なステージ・文化行事、打ち上げ花火も盛り上がりました。

 笠井亮・前衆議院議員、フォトジャーナリスト・森住卓さんも参加されました。室工大・清末愛砂教授は、何とお好み焼きを焼いて出店(?)。超がつくほど美味しかったですよ。

 開会集会では、道選挙区候補だった宮内しおりさんとそろって一言あいさつ。平和と人権、憲法を守り活かす大きな連帯をつくろうと呼びかけました。

 平和の思いが広がる夏に。私も引き続きがんばりたい。

 【今日の句】たくさんの 希望に出会う 矢臼別