2025年3月1日土曜日

命と健康を守る政治に

 高額療養費制度の見直しは、今年8月からの引き上げを予定通り実施したいと石破首相。維新が要求する社会保障費削減も、予算案賛成と引き換えに盛り込まれます。自民・公明・維新が命や健康を脅かすことを、とても認められません。

 当事者の声も聞かず、負担増ありきで進めてきた高額療養費制度の見直し。再検討の必要性を認めながら来年度は実施したいという、そんな言い分があるでしょうか。

 維新に至っては、医療に市場原理を働かせて医療サービスを提供するとしながら、人件費の適正化は断行するという矛盾。どれだけ地域医療が深刻か、まったく理解できていないのではないか。

 昨日、全医労が国立病院機構に対してストライキを実施しました。賃上げ要求にもゼロ回答に対し「医療従事者は軽く見られているのか」との訴えが、胸に響きます。

 命と健康を守る最前線にいる職員らの、この声を正面から国も受け止めよ。患者負担増の撤回と、軍事費などを減らして社会保障予算の拡充を。強く訴えたい。

 北海道は、2月を「しんぶん赤旗」増勢で締めて3月を迎えました。ご購読とお広めいただき、ありがとうございます。

 【今日の句】首相には ナースコールが 聞こえぬか

2025年2月28日金曜日

あたたかい地域が支え

 今日は札幌市西区へ。おすすめの前に「赤旗取るよ」と言ってくださる方や、さんざん自民党に怒った後に「それで何ヶ月取ったらいい?」と購読する方も。地域で結びついている党員・後援会員さんへの信頼も、よくよく伝わりました。

 気温も上がって、ザクザク道路に水たまり。そんな道ですから「ひざを悪くしていて、バス停までも行けない。敬老パスがタクシーにも使えたら」という願いの切実さも、ひしひし伝わります。

 病院や買い物、時には友人や家族と外出もしたいもの。健康で文化的な生活を送るには、移動の保障があってこそです。このような要求も聞きながら、ザクザク道路を歩きました。

 ちょうど、みんなの食堂「ヤッホー三角山」準備中のみなさんにも会い、少し交流させていただきました。子どもだけでなく大人も来られる、毎月1回の「食堂」なのです。開始を前に、子どもたちは近くの雪山で遊んでいました。

 ひざを悪くしていると言っていた方も、「やっぱり支えになるのは、近くにいる友人だからね」。あたたかい地域をつくるためにも、各地に日本共産党のネットワークを。私もがんばります。

 【今日の句】語り合う 玄関先も 支えの場 

2025年2月27日木曜日

弾む対話、語ろう展望

 今日は札幌市中央区へ。商店への訪問などのなかで「しんぶん赤旗」読者も増えました。私と同世代の方とも「失われた30年」や外交問題を語り合い、日曜版をお読みいただくことに。嬉しいですね。

 飛び込みで入った店でも対話が弾みます。「資材高騰で値上げしたいけど、いつもの取引先にはなかなか(難しい)」(写真スタジオ)、「小麦はじめ食材は、どれも困るくらい値上げ」(菓子店)など、厳しい声が続きました。

 札幌中部民商に立ち寄ると、確定申告準備などの合間の食事中。「くらしも商売も、この先どうなるかと不安ばかり」「観光客が増えても一過性。団体客はツアー会社と連携した飲食店にしか行かない」などなど話が尽きません。

 物価高により消費税が増え、その分が国税で増えているのに、予算で増えるのは軍事費ばかり。急いで増やしてほしいのは、くらしや商売を支える予算こそ。この大元にメスを入れてこそ財源ができると、くり返し訴えていきたい。

 冒頭に書いた私と同世代の方も「いま減税しないで、どうするんですか」と不満が次々。とりわけ農家の減少に危機感があると言います。「食べるに困らない国へ、いっしょに変えましょう」と、私からも呼びかけました。

 展望を伝える「しんぶん赤旗」をお読みいただけるよう、明日も駆けまわります。

 【今日の句】行きづまり 突破の力は 地域から

2025年2月26日水曜日

働く人を大事にする国になっているか

 今日は全建総連道連の定期大会が開かれ、紙智子参議院議員の代理として来賓出席。物価高・資材高騰に見合った賃上げや請負単価は急がれるし、建設国保への公費助成拡充も大事な課題です。しっかり私も訴えていきたいです。

 立憲・勝部賢志参議院議員が来賓あいさつをされ、私のことも予定候補者としてご紹介くださいました。ありがとうございます。

 全建総連は、北海道で組合員数を増やし続けています。建設労働者はケガも多いし、大手・元請との関係で理不尽なことが押しつけられることもあります。そういう時に必要なのが組織の力であり、団結の力。本部からの来賓あいさつでも、触れられていました。

 建設国保は「3つの危機」(①補助制度見直し、②被用者保険適用拡大による加入対象の縮小、③マイナカードと保険証の一体化)に直面しています。国民皆保険制度を支えてきた大事な建設国保を、しっかり支え強化していくことに私も力を尽くします。

 道原発連の定例宣伝にも参加。東日本大震災・福島第一原発事故から、来月で14年になります。福島第一原発は、なお事故収束の見通しは立っていません。それなのに政府は、原発の「最大限活用」を盛り込んだエネルギー基本計画を閣議決定しました。

 北海道の泊原発は、近海や敷地内の活断層について専門家から指摘され続け、今なお再稼働の見通しは立っていません。防潮堤はじめ工事費が膨らみ、そのツケは電気料金として道民負担にまわっています。それでも泊原発を続ける必要があるのでしょうか。

 すでに北海道では、発電量の4割は再生可能エネルギーが占めています。再エネ施設による自然・住環境破壊は許されませんが、原発優先の送電ルール見直しと合わせ、原発に頼らない社会は可能だと私からも訴えました。

 北海道国交共闘会議と全労働北海道支部から、紙・岩渕の両参議院議員あての要望もいただきました。国家公務員の定員増、労働行政体制の整備が柱です。

 何かにつけ公務員削減を訴える党がありますが、国民生活の大事な分野を支える公務員を減らすことが、本当に国民の利益となるのか。定数削減の結果、ぎりぎりの体制のもと心身を壊している方が増えていることに胸を痛めないのでしょうか。

 あらゆる点で自民党政治の行きづまりを痛感します。明日もしっかりがんばりたい。

 【今日の句】この富は 働く人が いるからで

2025年2月25日火曜日

お金の心配なく学べる日本に

 今日は国公立大の入試日でしたが、人身事故の影響でJR北海道は朝から運転見合わせが続出。試験開始時間を繰り下げた大学もあり、無事に受験生も力を発揮できたでしょうか。

 朝の定例宣伝も、通勤する方の姿はいつもより少なめ。それでも宮内しおり道選挙区予定候補と訴えていると、受験生らしい方が大きく手を振って急いで行かれました。

 高い学費を下げてほしいというのは、学生・受験生と保護者にとって切実な願い。奨学金も、卒業後の返済に苦しんでいる方も少なくありません。

 しかし、文教予算はほぼ変わらず、一方で莫大に増え続ける軍事費。半導体産業はじめ大企業への優遇策も続いています。若い世代の苦しみに、これだけ背を向ける自民党政治でいいのか。

 先週13日には国会で、オンライン含め250名もの学生による集会が開かれました。中心となった中央大学の学生たちは昨年12月に1万人もの署名を提出し、今年1月に記者会見。全国に連帯の動きが広がりました。

 「母子家庭でゆとりがなく、親は夜勤もしていて申し訳ない気持ち」「学費が高くてバイト漬けになっている学生がたくさんいる」など、切実な実態が胸に刺さります(こちら)。

 来年度に予定されている学費の値上げは約1000億円。軍事費の膨張をやめれば、値上げを抑える財源ができます。お金の心配なく学べる国にと、いっしょに変えましょう。

 【今日の句】若者を 本気で支える 政治へと

2025年2月24日月曜日

原発事故をなかったものにするな

 今日は福島県党会議へ。全県のみなさんには初あいさつでしたが、あたたかな激励をいただきました。県選挙区予定候補の小山田友子さん・岩渕友参議院議員と、そろって国会で働かせてほしいと訴えました。

 福島県には衆議院議員の時に調査や選挙の応援で足を運んだ地域もあり、「今度はいっしょにがんばるからね」との声もかけていただき、本当にありがたい。大学の後輩の親御さんや、「実は北海道で入党したんだよ」という方など、いろんな縁もあるのです。

 昨日の「つどい」で、相馬市に親戚がいるという方が発言されました。原発事故をきっかけに農業をやめ、持っている山も売りにも出せず固定資産税の負担をどうにかできないか、という相談があったとのことでした。

 今なお原発事故は収束していないし、ふるさとに帰れない方も多い。くらしや生業での苦難も続いています。国や東電は、本当に責任を果たしているのか。事故さえなければ、これほどの苦しみはなかったはずです。

 それなのに政府は、原発を「最大限活用」するというエネルギー基本計画を閣議決定。まるで事故などなかったかのような、新たな安全神話の復活も許されません。基本計画の撤回と、省エネ・再エネの普及で原発ゼロをと訴えていきたい。

 選挙区予定候補の小山田さんは楢葉町出身。高校時代に避難生活を経験し、県民が分断される実態にも胸を痛めてきた、福島県民の声を届ける最適の方です。今日はあいさつ程度でしたが、今度はいっしょに福島県内で訴えます。

 【今日の句】ふるさとが 大切だから 原発ゼロ

2025年2月23日日曜日

もっと良い教育がしたいから

 今日は宮城県へ。現職教員も参加された後援会主催の「教育と未来を語るつどい」を仙台市で、また町議選を控える柴田町・大河原町での「新春のつどい」にと駆けまわりました。入党される方、「しんぶん赤旗」を購読される方などもいて私も元気をいただきました。

 「教育と未来を語るつどい」は、宮城教育大学の先輩・後輩はじめ会場いっぱいの50人超も参加いただきました。私から国会情勢とともに、1月30日に発表された党の政策「このままでは学校がもたない−−『教員残業代ゼロ制度』の廃止、授業に見合った教員定数を」も紹介しました。

 私が教員を勤めたのは30年前でしたが、当時より学校が忙しい。教員も子どもたちも心身ともに追い詰められてきた結果、精神性疾患による教員の病休者は7000人超(2023年度)となり、小中学生の不登校は34万人超にも激増しています。

 私の話の後にグループごとの意見交換だったのですが、切実な実態が次々と出されました。「校務で情報担当となり、自分でも矛盾を感じながらICTを推進している」「産休を取るのに代替教員が見つからず、休むのが申し訳ないとの思いに」「とにかく教員を増やしてほしい。忙しすぎて元気が出ない」など、話が尽きません。

 大元には教員を働かせ放題とできる給特法の問題があるし、教員の基礎定数を増やそうとしない国の姿勢があります。教育予算が少なすぎる一方で、軍事費は聖域とされて青天井状態です。ここにこそメスを入れて、学校の余裕を取り戻したい。

 お互いの話にうなづきあい、私の訴えにも「そうだ」の合いの手が入る熱気あるつどいに。それだけ教育現場を良いものにしたい、もっと良い教育実践をしたいという熱い思いの現れです。私もしっかり、この声を届けていきたい。

 町議選を控える柴田町(広沢まこと町議)・大河原町(万年たか子町議)も、両町議の再選をめざして多くの方が駆けつけてくださいました。広沢さんは東北福祉大学を卒業した後、青年運動に取り組むなかで私もお世話になった間柄。久しぶりの再会自体を喜びあいました。

 大河原町は、万年たか子さんが10期目をめざします。住民のみなさんと声を上げ続けてきた学校給食費の無償化がようやく実現し、今日も「声を上げれば行政は動くと自信になった」など、喜びの声も上がっていました。

 一方で、農家や介護職員の減少など、この町で安心してくらし続けられるだろうかと不安も次々と出されました。移動中に見えた田畑では、確かに耕作放棄地も目立ちました。万年さんが昨日に話した農家も、機械の購入も高額のため支払いに苦労をし、いつ農業をやめるかわからないと涙ながら訴えたそうです。

 命の源である食料を生産している農家が先を見通せず、日本の食料と地域社会の維持は、どうなってしまうのか。今こそ農林水産予算を増やそうと、くりかえし訴えていきたい。「窓から見える耕作放棄地に、本当に寂しくなってくる」との一言を、しっかり胸に刻んでがんばりたい。

 【今日の句】子どもらと 向き合う時間を 先生に