2024年12月14日土曜日

北関東4県へ②

 今日は埼玉県。再選めざす伊藤岳参議院議員と春日部市では街頭演説、上尾市では街頭トーク。寒風が吹きすさぶなかでしたが、たくさんの方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございます。

 春日部駅前での街頭演説は、並木としえ市議が司会に。私向けに「ようこそ埼玉・春日部」という手作り看板を手にされている方も。嬉しいですね。

 「富良野生まれ」「赤平生まれ」という方や、千葉県に住む私の伯母との友人で北海道旅行の際に私と写真を撮った方など、いろんな縁もありました。

 私からは自己紹介を交えて消費税減税と核兵器廃絶を、岳さんからは国会情勢を報告しながら企業・団体献金の禁止、今の保険証を残すこと、学費の軽減策などを訴え。

 応援弁士として子育て中の女性からも、物価高などで苦しむ国民生活を守ってくれるのは日本共産党と伊藤岳さんだと呼びかけられました。期待に応えて私もがんばります。

 上尾駅での街頭トークは、秋山もえ前県議が司会。自己紹介から始まり、岳さんには国会の様子やマイナ保険証について、私には北海道の農業や教育の課題などで質問に答える形式です。

 岳さんとは趣味が野球という共通項があり、伝説の投手・沢村栄治が戦争に奪われたことや、私の小学校野球部の監督は女性だったことなど、平和やジェンダー平等にも話は広がりました。

 ここでも紋別市や北見市、別海町の出身という北海道に縁のある方や、宮城県生まれだよという方も。札幌にいて、私が最初に立候補した時から知っているという方までもいました。

 質問で北海道の話を聞きたいという方がいたのは、故郷のことを知りたいからでもあるのですね。思わぬ発見でした。

 先立って県委員会での懇談や、金子あきよ・さいたま市議(南区)とのあいさつ回りでは赤旗日曜版を購読された方もいて、喜び合いました。

 今日のうちに水戸市まで移動して、明日は茨城県。茨城のみなさん、よろしくお願いします。

 【今日の句】岳さんと そろって今度は 国会に

2024年12月13日金曜日

北関東4県へ①

 初めて活動地域となる北関東で、今日は栃木県・群馬県へ。市民の声の高まりに両県とも学校給食無償化が進んでいて、今度は国政で変化をと私も訴え。北海道とのつながりがあるという方も各地にいて、話も弾みました。

 野村せつ子県議から「やっぱり栃木はイチゴですよ」とイチゴのお菓子もいただきながら、まずは打合せ。先日の知事選挙を経て、現職から学校給食無償化は「協議を始める」と表明があったそうです。

 実施されれば、県段階では青森や東京に次ぐことに。県議会で訴えてきたのは野村県議でしたし、知事選挙では針川さくま候補も掲げていました。

 何より市民の声があってこそ。学校給食の他に、特殊支援学校の寄宿舎閉所を45,000筆もの署名の力で延期させてもきたのです。

 宮教大では言語障害児教育を学んだ私。街頭演説の自己紹介では寄宿舎についても触れて、どの子も健やかに育つことができる社会と政治をと訴えました。

 わざわざ宇都宮市外から駆けつけてくれた方もいて、本当にありがたい。また来たときには、よろしくお願いします。

 群馬県で党事務所へ行くと、出迎えてくださった中に渡辺ひとし桐生市議の姿が。渡辺さんは釧路市出身で、お父さんにはいつもお世話になっていたのでビックリでした。

 群馬県も学校給食無償化が広がっていると聞きました。市長が代わった前橋市では、さっそく中学校で実現。来年の市議選挙では日本共産党4議席の実現で、小学校まで広げようと押せ押せです。

 高崎市に移動し、大沢あや子県議と街頭演説。現行保険証を残そうとの世論が広がり、署名や対話に足を止める方の姿もありました。

 宿泊に着いた上尾駅では、ちょうど秋山もえ前県議が街頭「なんでも相談会」中。ご一緒させていただきました。

 明日は埼玉県で伊藤岳参議院議員と14時から春日部駅西口で街頭演説、16時から上尾駅東口デッキで街頭トーク。北海道から来た私でも寒いので、あたたかい格好でお越しくださいね。

 【今日の句】雪のない町も けっこう寒いです

2024年12月12日木曜日

水産の町を支えて

 明日から北関東へ、その前泊で仙台に来たということもあり、石巻市と女川町で三浦一敏・宮城県議団長と水産関係や女川原発の実情をうかがいました。石巻市では齋藤正美市長に、表敬訪問もさせていただきました。


 高い海水温の影響と思われる生育不良やノロウィルスの発生(今は出荷再開されています)などもありましたが、カキむき場は慌ただしい。

 生食と加熱用では価格も違うし、関係者の要望を受けて県でも支援策をと、三浦県議も議会で取り上げています。

 なにしろ主力のホヤが壊滅的な打撃を受けています。ギンザケも稚魚の斃死がありました。南洋系の魚種が多く水揚げされるようになりました。

 石巻市でも女川町でも、共通して「今後の見通しが持てない」と漁師のみなさん。ホヤからカキ養殖に変えるという方も、設備投資の負担が重い。

 「原発事故以前に戻ってくれたら」との話も。ホヤなどの禁輸が続いたうえに海水温の上昇ですから、漁師の自己責任でとどめてはならないのです。

 三浦県議との写真は「世界の牡蠣王」と呼ばれた、宮城新昌氏と宮城一族の功績を称えた顕彰碑。

 垂下式養殖の普及だけでなく、ヨーロッパ各地で牡蠣が絶滅の危機に瀕したときに、石巻を中心に種ガキを送って再生に貢献したという歴史があるのです。

 女川原発を間近に見ながら、元町議の高野博さんから、この間の再稼働をめぐる現状や女川原発の問題点を詳細に聞きました。明日は東北電力への要請もあるとのこと。

 福島第一原発と同じ沸騰水型で、避難計画も実効性が疑問視されています。再稼働しながら1週間もしないうちにナットの緩みで停止するなど、安全性も疑わしい。

 課題もしっかり学んで、明日は栃木県・群馬県へと向かいます。

 【今日の句】この海と 生きる喜び 浜にあり

2024年12月11日水曜日

除排雪に、国が財政支援を

  あいさつまわりを中心に、今日は札幌市西区・手稲区へ。せっかく来たからと「しんぶん赤旗」のご購読や、家に上がっての懇談など嬉しいかぎり。手稲区は佐々木明美前市議も、いっしょでした。

 「紙さんの後継でしょ。今度こそ国会に」など、あたたかい激励もいただきました。総選挙で日本共産党が後退して残念だったという方も、いろいろ話すなかで「やっぱり日本共産党にがんばってもらわないと」と前向きな話に。

 文面やSNSも大事ですが、こうして面と向かって話し合うことで力が湧いてきます。手稲区では時折、吹雪くような天気でしたが、いっしょにまわった党員さんも「楽しかった」と話されました。

 いろんな要望も出されたなか、本格的な冬を迎え、除排雪のことが話題になりました。札幌市は住宅街の路地だと、除雪車による「置き雪」があり、その排雪に追われることがあります。

 今日まわったお宅は自分で作業するそうですが、ご近所では1シーズン数万円で民間業者に頼んでいるよ、とのこと。結構な金額ですが、背に腹は代えられません。

 札幌市は町内会が負担し、市と折半する「パートナーシップ排雪制度」があります。しかし、町内の広さや人数による差などがあり、「負担が重い」と何度も改善が求められてきました。

 ようやく札幌市も市民の負担軽減へ検討を始めたようです。雪が降る地域にとっては、除排雪は重要な自治体業務の1つ。しっかり公的責任が果たせるよう、国も財政支援を強めるべきです。

 時には大雪で災害も発生します。豪雪地帯の自治体から、いつも国には要望が出されています。しっかり私も訴えていきたい。

 【今日の句】この雪も 春に恵みの 一滴に

2024年12月10日火曜日

今度は核禁条約の批准へ

 間もなく21時からおこなわれるノーベル平和賞授賞式。日本被団協の受賞を喜び、今度は核廃絶をと訴える道原水協の宣伝行動に参加しました。報道各社も多く、市民や観光客のみなさんの関心も高い。私も連帯のスピーチをおこないました。

 北海道合唱団が「原爆を許すまじ」「イマジン」の歌声を響かせ、長崎で被爆した宮本須美子さんがマイクを握りました。宮本さんは父が空襲の犠牲になり、母子で祖父母宅にいたときの被爆だったと読んだことがあります。

 宮本さんの「核兵器をなくしてほしい」という切なる思いが、ひしひしと伝わってきました。身近な家族が奪われ、生き延びても病気などに蝕まれ、差別や偏見にもさらされてきた重い歴史があるのです。

 それでも訴え続けてきた、被爆者のみなさん。直接の被爆体験は引き継げないけど、同じ悲劇は起こさせない思いをしっかり引き継ぎたい。

 北海道原爆訴訟の弁護団を務めた高崎暢弁護士も、マイクを握りました。同じく弁護団を務めた齋藤耕弁護士の姿も。高崎さんから「原告を務めた、亡くなられた方々も喜んでいることでしょう」との一言にグッときました。

 その1人である安井晃一さんからは、くりかえし話を聞いたことを思い出します。体調が良くないなかでも宣伝や集会に足を運び、いつも「命あるかぎり訴えます」と述べていた姿が目に浮かびました。

 札幌市白石区のJR平和駅前にあるノーモア・ヒバクシャ会館は、原爆被害の資料展示などをおこなう施設としては、広島・長崎以外では北海道だけです。

 きっかけは「被爆者が気兼ねなく話せる、いこいの家がほしい」との声でした。建設委員会でこの声に応えようと、会館建設に使うレンガを500円で買ってもらう「レンガ募金」が呼びかけられ、集まった総額は4500万円超となったのでした。

 被爆者のみなさんの活動、会館建設、訴訟と支援など核廃絶を求める世論と運動の歴史が、一気に押し寄せてくるようでした。その一端しか知らない私ですが、この思いに応え、来年こそ核兵器禁止条約を批准する政治に変えようと呼びかけました。

 集会の最後に道原水協の嶋田千津子事務局長が、ノーベル平和賞の授賞理由に「日本の新しい世代にメッセージを引き継いでいる」ことも上げられていると述べました。あらためて身が引き締まります。

 来年は被爆80年。ノーベル平和賞にとどまらず、今度は日本政府が核廃絶へ進むときです。私も全力を尽くしたい。

 【今日の句】引き継ごう 核廃絶へ あきらめない

2024年12月9日月曜日

日本が踏み出せば、もっと世界は変わる

 雪のなかの定例宣伝や、「9の日」行動に参加。明日のノーベル平和賞受賞式を前に、今こそ「核兵器なくそう」の声を広げなくてはとの思いでマイクを握りました。久しぶりの北海道は、やっぱり寒いですね。

 観光客も多く、マレーシアや中国、オーストラリアなどから見えられていたそうです。英語が堪能な小室正範さんが話しかけると「イタリアは戦争しない」と、同意してくれたイタリア人の方がいたとか。

 ロシアのウクライナ侵略やイスラエルによるジェノサイドなど、次々と命が奪われている世界の現実。だけど、平和を願って声をあげている市民が多くいるのも世界の現実です。

 韓国の尹大統領が突如に出した非常戒厳宣言にも、多くの韓国市民が立ち上がってストップさせました。民主主義の危機のときに、私たちはどのような行動を取るのか。考えさせられました。

 憲法9条をもつ日本が、そして唯一の戦争被爆国の日本が、核廃絶や平和外交へと大きく踏み出したら、もっと世界は変わっていくでしょう。変える力は、みなさんにある。もちろん私にもある。

 楽観はできないけど、衆議院での改憲発議は困難になっています。次は憲法を活かすとき。来年の参院選が大事になります。引き続き、よろしくお願いします。

 【今日の句】雪かきが 家に帰れば 待っていた

2024年12月8日日曜日

東北6県へ③

 みぞれ混じりの山形県でも、参院選への決起集会を開いた福島県でも、あたたかく「いっしょにがんばろう」と声をかけてくださるのがうれしい。今度は各地の課題もしっかり学びながら、地域密着の活動へと進みたいです。

 山形県は今年7月に、酒田市・大沢地区や戸沢村・蔵岡地区などで記録的豪雨被害がありました。集団移転の検討も進められていますが、家の再建費用が大きな課題となっています。

 これまでも全壊世帯に対し、被災者生活再建支援制度のもとで支援金は最大で300万円でした。再建するには少なすぎると、何度も日本共産党は増額を求めてきました。また同じ問題に直面しているのです。

 堤防も、計画されていたはずの80cm分が施工されていれば、越水を防げたかもしれないという指摘があります。事前に聞いていたので、街頭演説でも触れました。1区候補だった三井寺修さんと訴えました。

 山形駅に向かうと、県母親大会実行委員会のみなさんが太平洋戦争の開戦にあわせた赤紙配布と宣伝・対話の実施中。若い方も赤紙を受け取っていました。佐藤あき子山形市議も参加されていました。

 福島県では、党福島・相馬地区での決起集会。宮本しづえ・大橋さおりの両県議、村山くに子・山田裕の両福島市議も参加くださいました。岩渕友参議院議員のご両親も見えられていました。

 福島には現職のときに、県議選応援で来た地域でもあるので「久しぶり」との声も。自己紹介を含めて私からたっぷりと話させていただき、質問タイムも合わせて私のことも随分と知っていただけたと思います。

 宮本県議の話や、会場からの意見から「原発事故が忘れられているような国の姿勢」「賠償などに国が責任を」とありました。岸田政権で原発新増設へと転換したことも、本当に許されない。

 現職のときに参加した、福島農民連の方を中心とした国会要請行動のことを忘れられません。くらしや生業を奪われ、国や東電はどう責任を取るのか。

 今も戻れない故郷があり、原発事故は進行中なのです。あらためて身が引き締まる思いで、話をうかがいました。いっしょに力を合わせたい。

 ひとまず東北6県をまわり、これから北海道へ出発。今週末には北関東4県をまわりますので、引き続きよろしくお願いします。

 【今日の句】東北の 課題もいっしょに がんばるぞ