2025年4月22日火曜日

治安維持法の歴史をくり返させない

 今日は治安維持法が公布され、100年にあたる日。日本共産党の先輩はじめ多くの国民が犠牲となり、日本は侵略戦争へ突き進むこととなりました。あらためて歴史を直視し、犠牲となった方への謝罪と国家賠償を求めたい。各地で宣伝などもおこなわれました。

 治安維持法の処罰対象は「国体を否定しまたは神宮もしくは皇室の尊厳を冒とく」する者。あいまいな規定、特高警察による乱用と拡大解釈で共産主義者ばかりでなく宗教者や労働運動、文化運動にも「容疑」は広げられました。

 2回の改悪を経て、最高刑は死刑となりました。有罪判決の刑期が満了しても、「再犯の恐れがある」とみなされると拘禁もされました。氏名が特定できるだけで500人以上の命が奪われ、検束・勾留された人は数十万人に及びました。

 戦後、GHQの指示で廃止されましたが、多くの特高官僚は自民党国会議員になり、今も暗黒政治の流れを断ち切ることができていません。世界では戦前・戦中の弾圧犠牲者への謝罪や賠償が進んでいるのに、です。

 これまで盗聴法や特定秘密保護法、共謀罪法、基地周辺土地規制法はじめ国民の基本的人権を抑えつける法律が成立させられ、いま国会では学術会議解体法案の審議が進んでいます。こうした流れを許さない世論と運動を、さらに大きくすることに私も力を尽くしたい。

 かつて弾圧された日本共産党は、いま国会内外で堂々と活動しています。平和と民主主義を願う国民の声も根強い。せめぎ合いのなかで迎える参院選は、平和と民主主義を守る点でもがんばらねばと新たに決意しています。

 【今日の句】あらためて 先輩たちの 意志を継ぐ

2025年4月21日月曜日

この勢いで

 朝の定例宣伝後に、約5000字の原稿も(ひとまず)書き上げてホッ。応援に入った茨城・筑西市議補選(定数2)で石嶋いわお候補がトップ当選、宮城・大河原町議選で万波たか子候補は2位当選と、嬉しいニュースもありました。この勢いで参院選へ、さらに日本共産党の値打ちを広げていきたいです。

 どこへ行っても、もう自民党ではダメだとの声が根強いのです。物価高騰にもまともな対策なし、主食である米が手に入らない切実さ、一方で企業・団体献金にしがみつき、トランプ大統領に結局いいなりになるのでは-ーこのような声が尽きません。

 問題は、どうすれば新しい政治になるのか。そして、どの党が伸びれば力となるのか。日本共産党の政策や役割を、どんどん広げていかないと。

 その力となる党員さんも、さらに増やしていきたい。大河原町でも私が行った時に入党された方がいて、現地は大喜びになりました。

 昨日から埼玉県・飯能市でも市議選挙が始まっています。明後日には私も応援に行きます。押し上げにとがんばりたい。

 【今日の句】地方から 政治を変える 足音が

2025年4月20日日曜日

この悔しい思いを届けたい

 今日は紙智子参議院議員・宮内しおり道選挙区予定候補と旭川市へ。「春色トークライブ」と称した対話集会に多くの方が足を運んでいただき、ありがとうございました。雨も降るなか、準備・後片付けをされたみなさんにも感謝です。

 司会は真下紀子道議。党旭川市議団も参加くださいました。カメラを抱えた2社のテレビ局が宮内さんの取材をおこなうなど、だんだん参院選の雰囲気も高まってきました。

 紙さんからの国会報告後、参加された方からの質問に答える形式。「物価高で大変ですが共産党の政策は」「トランプ関税に対する考え方を」のほか、運送業者の方が「ガソリン代が高くて会社も苦しい」という訴えも。

 私から消費税減税などの税制措置のほか、石油元売り大手企業の社会的責任、荷主優位という運送業界の商慣行を是正していくことなどを述べました。後で話を聞くと除雪の仕事も請け負っているそうで、「自治体の負担も重くなっている」とのこと。あらゆる点で対策が必要です。

 「技術が進んだから本当は労働時間も短くできるはずなのに、今のままでは賃金が減ってしまう」というご意見も。最低賃金や基本給の引き上げとともに、医療・介護など公定価格に縛られる業種での手立ても必要になりますね。

 訪問介護の現場から、切実な実態を交えた訴えもありました。専門職として国は見ていないのではないか、ヘルパー不足などもあって要望に応えられず利用者の選別になりかねないーー自分の仕事に責任を負っているからこそ、一言一言が重く響きました。

 軍事費や大企業支援には公的支出を湯水のように注ぐのに、社会保障には冷水を浴びせてきた自民党政治。どれだけ現場で悔しい思いをしてきたでしょう。この声を、必ず国政で反映しなければ。野党のなかでも日本共産党が伸びてこそ変えられると、訴えていきたい。

 【今日の句】現地では 雨にも負けず 感謝です

2025年4月19日土曜日

今の政治に満足していないからこそ

 今日は山添拓参議院議員(党政策委員長)・宮内しおり道選挙区予定候補と「トークライブ」。先立って私は「憲法とくらしチカホフェス」にも参加したので、たっぷり語り合う1日となりました。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

 トークライブ開始前には7人の方から、1分間で願いや要望のスピーチ。保育士や教員の労働条件を良くしてほしい、障害者が安心してくらせるように、介護職員を増やしてーーなどのほか、山添さんが国会で質問した731部隊に関してのスピーチも。山添さんからも、過去の歴史に向き合うことの大事さが述べられました。

 トークライブは宮内さんが進行役となり、事前に寄せられた質問に答える形式。私には米価高騰とアジアの平和、宮内さんには子育て施策と核兵器禁止条約、山添さんには消費税減税の財源やトランプ関税への対応などに加え、日本共産党が選挙で伸びるためにどうするか、そもそも共産主義とは何かという質問も寄せられました。

 ステージ側から見ると、立ち止まって話を聞く若い世代の姿もよく見えました。今の政治に満足している人は少ないだろうし、モヤモヤや行き詰まりを感じている方も多いでしょう。日本共産党の考えや持っている力を、どんどん広げていきたいですね。

 別会場で入党懇談会も開き、私からも話した30代の方が入党してくださいました。生活の苦しさをどうにかしたい、自分でも発信できることがあれば、と話され、佐藤綾札幌市議などとの信頼関係や結びつきの強さが背中を押してくれました。嬉しいですね。

 「憲法とくらしチカホフェス」(※チカホは札幌市・地下歩行空間の愛称)では、「議員・元議員と語ろう」コーナーに毎回お招きいただき、本当にありがたい限り。私と同時間で、立憲・道下大樹衆議と荒井優衆議が参加されました。市民のみなさんと直に語り合うことは、本当に貴重な時間です。

 「共産党の主張を耳にする機会がなくなった」と、ある方から寄せられました。報道の機会が少ないうえに、衆議院で10議席を割ったため党首討論にも今回は参加できません。悔しい思いとともに、参議院選挙では必ず議席を増やさなければと痛感です。

 明日は旭川市で、同じようなトーク企画。天気が心配ですが、足をお運びくださいね。

 【今日の句】大元に 切り込む力は 共産党

2025年4月18日金曜日

地域で安心して暮らせるように

 今日は党道委員会副委員長として、夏の参院選・北海道政策と、新幹線の札幌延伸問題での声明を記者発表しました。宮内しおり道選挙区予定候補も同席し、希望と安心の北海道をつくることを力強く述べました。党道委員会のホームページに掲載されていますので、こちらからお読みください。

 「大企業優遇」「米国いいなり」という自民党政治の「2つのゆがみ」がもたらしたのは、くらしや地方の切り捨てと大軍拡でした。小手先の改革にとどまらず、自民党政治を大元から変えることは、北海道の実情からも必要です。

 各地で道民の悲鳴が止まりません。物価高騰などの生活苦、農林漁業も見通しが立たない、医師・看護師も介護職員も足りない、鉄路廃線にバス減便--もう大企業ばかりが優遇される政治を終わらせましょう。どの地域でも安心して生活できる土台を、どうしても立て直したい。

 平和の課題でも、岸田政権の「安保3文書」路線から、北海道が「戦争国家づくり」の最前線にされようとしています。さらなる軍事費の増大が、くらしを圧迫することにもつながっています。

 アイヌ民族の先住権回復、千島問題でも歴史の不正義をただすこと、泊原発の廃炉とともに「核のゴミ」押しつけは許さないことなど、北海道にかかわる点でもまとめています。やるべきことが山積みです。

 新幹線の札幌延伸は、これまでも工事の「凍結」と、中止を含めて道民議論をおこなうことを求めてきました。開業予定が2038年度末に延び、さらに遅れる可能性も示唆されている今、あらためて立ち止まって考えなおす時ではないか。

 道民負担の増大が、第一に懸念されます。直接の負担だけでなく、貸付料としてJR北海道が将来に支払う分も、運賃値上げという形で道民負担にはね返りかねません。ますますJR離れが加速することになります。

 自然環境・労働環境の問題もあります。有害残土は必ず発生し、それを住民合意なく押しつけることは許されません。また、これまでの延伸工事で6人の方が亡くなるなど、工期短縮で労働現場に負担がのしかかっています。安全管理が最優先でなければなりません。

 並行在来線である函館本線をどうするか、経営分離が前提となっている閣議決定の見直しなど、あらためての議論も必要ではないでしょうか。そもそもJR北海道では、盛り土流出や特急列車と保線用作業自転車の衝突など、大元の安全管理から問われる状況にあるのです。

 国鉄の分割民営化を契機に、JR各社が株式上場を目標としてきましたが、北海道は遠く及びません。利益を最優先にする経営が、安全軽視の大事故やデータ改ざんなどにもつながりました。新幹線の延伸で、また同じことを引き起こしてはならないのです。

 東北・北関東でも、交通問題は深刻です。JR東日本は黒字企業でありながら、路線廃止が狙われているところも。「地域で安心して暮らせるように」と掲げて、私も訴えていきたいです。

 【今日の句】切りかえよう 持続可能な 社会へと

2025年4月17日木曜日

学びは成長の糧

 今日は学びの日。発表された「物価高騰から暮らしを守る緊急提案」と、ご恵贈いただいた「北海道をひらく平和学」を読み進めながら、地に足をつけた活動をしなければと、あらためて痛感です。

 「緊急提案」は3つの柱から成っています。①消費税の廃止めざし、緊急に5%に引き下げて年12万円の減税を、インボイスは廃止に、②物価高に負けない賃上げを、物価にふさわしく上がる年金に、③医療・介護の経営危機・提供基盤の崩壊を食いとめ、ケア労働者の賃上げをはかる緊急措置をーーです。

 詳しくはリンク先をお読みいただきたいのですが、財源もしっかり示した内容になっています。ここまで生活苦など広がるなかで、大企業優遇と軍事費を聖域扱いせず、メスを入れることこそ必要です。

 「北海道をひらく平和学」は、コラムも含め16人が執筆され、①入植者と植民地主義の再考、②平和的生存権の新たな連帯ーー矢臼別の現場から、③日常生活における暴力と平和のつながり、という3部構成です。

 読み進めるなかで、何気なく当たり前と思っていたことへの「気づき」が提示されます。みずからの平和や人権に対する考え方を、見つめ直す機会をいただけたと思いました。

 学びは成長の糧、そして生きる中での道標。力に明日からもがんばります。

 【今日の句】生き方と重ね 学びは力にと

2025年4月16日水曜日

「はい、喜んで」とサイン

 今日は宮内しおり道選挙区予定候補と、小樽市で「春のつどい」。動画・画像も使いながら語り合い、終了後には快く入党された方も。小樽市は宮内さんのお父さんの故郷でもあり、たくさんの激励や地域密着の話も寄せられていましたよ。

 宮内さんと私から話した後に、参加者からの質問に応える形式でした。「どうして備蓄米が出ても米の値段が下がらないのですか」「不登校も先生の休職も増えているのを、どうしたら」「ラピダスについての考えは」など、時間が足りなくなるほどに。

 宮内さんにも「自殺対策推進員として経験してきたことは」との質問もあり、命に向き合う仕事をしてきたという話に感銘を受けた方も多かったのでは。生活苦が広がるなかで、宮内さんと日本共産党の躍進・勝利をと、あらためて私からも訴えました。

 丸山はるみ道議が、支援の輪を広げてほしいと閉会あいさつでも呼びかけ。小樽市・余市町・仁木町・倶知安町・岩内町の各地方議員も参加して、最後は決起集会のように意気上がる「つどい」になりました。

 入党された方は、お連れ合いを亡くされたときに地元の党員さんが寄り添ってくれたことも契機に、仲が深まったとのこと。党の演説集会などに、今日が初めての参加だったそうです。

 入党の呼びかけに「はい、喜んで」とサインしてくださり、その場の参加者で大きな拍手。やっぱり仲間が増えるのは嬉しいものです。

 地域や職場・学園に日本共産党のネットワークが広がれば、困難に寄り添う、あたたかな輪が広がっていきます。さらに呼びかけていきたい。

 【今日の句】新しい 社会づくりを 喜んで

2025年4月15日火曜日

ここにも失われた30年

 今日は栗山町と岩見沢市で、宮内しおり道選挙区予定候補と演説会。夜はサポーターのみなさんと気候危機についてのつどいで、世界から身のまわりまでのモヤモヤを語り合いました。

 栗山町と岩見沢市を含む空知管内は、農業を基幹産業とする自治体ばかり。演説でも米価高騰と農業支援については関心が高く、私からも価格保障・所得補償を充実するために農林水産予算の増額をと強調。「そうだ」の声と拍手に、実感が込もっているのです。

 他にも物価高対策に立ち向かう改革、ラピダスや新幹線延伸など北海道での課題、トランプ関税など日米関係について話ましたが、とにかく内容が盛りだくさん。総花的にならないようにしつつ、これだけの課題が山積しているのは自民党政治が行きづまったからだと再認識です。

 宮内さんからも、自殺対策支援員として働くなかで感じたこと、民青同盟の活動を通じてつかんだ青年の願い、ジェンダー平等・選択的夫婦別姓について訴えました。会場を後にする方々が何人も「よかったよ」「がんばるから」と声をかけていかれましたよ。

 サポーターのみなさんとのつどいは、関心があって設定したテーマだけに話が尽きません。「再エネは必要だけど、大型風車などの自然破壊にモヤモヤ」「地産地消で電力はまかなえないのでしょうか」などなど。

 利益優先や住民無視の再エネ開発などがないよう、欧州では20〜30年前から住民・企業・専門家や行政職員が議論を積み重ねてきました。気候変動問題でも日本は立ち遅れ、ここでも「失われた30年」だったわけです。

 課題は地球規模だけに、市民世論の高まりと政治決断は欠かせません。「もう資本主義ではダメだと思い、その話も聞きたくて来ました」という方も。じゅうぶん話しきれなかったかもしれませんので、またの機会をよろしくお願いしますね。

 【今日の句】あらためて 地域密着 貫こう

2025年4月14日月曜日

真理をゆがめる国にしていいのか

 朝の定例宣伝を終え、たまっていた実務や打ち合わせ、明日の演説準備などであっという間に時が過ぎました。想定される参院選公示日まで80日、急いで日本共産党の値打ちを広げねば。

 ところで国会では「学術会議解体法案」の審議入りが狙われています。新しい法案には、これまでの「日本学術会議法」を「廃止する」と明記されています。

 「学者の国会」と位置づけられ、政治権力からも独立した学術会議。真理を探究する学者としての科学的提言は、時の権力には不都合なものがあったかもしれません。しかし、そこにこそ学術会議の存在意義があります。

 新しい法案では、その独立規定が無くされ、政府へ科学的助言を与えるという地位を否定しています。新組織の会員選考は、現在の会員が推薦をできず、これまでの実績や役割が断絶されることにも。

 2020年・菅政権による6人の任命拒否は、いまだに理由・根拠が明らかにされないまま。時の権力や経済界が学問に介入し、真理をゆがめ、従わせるような国を民主主義国家とは呼べません。

 そもそも学問の自由が憲法に保障されているのは、かつての侵略戦争への反省から。学問を軍事・戦争に動員させてはならないのです。学術団体などが国会内で集会も開き、日本共産党はじめ野党からの参加もありました。

 新聞・テレビで報じられないため、問題の重大さを多くの方に伝えていかなければ。廃案へ私も力を尽くしたい。

 【今日の句】権力の 学問介入 止めないと

2025年4月13日日曜日

「派遣切り」を、また起こさないよう

 今日は苫小牧市へ、宮内しおり道選挙区予定候補と「政治に春を呼ぶつどい」。自民党政治をどう変えるか、たっぷり語る時間もいただきました。あたたかい激励も、本当にありがたかったです。

 会場には手作りポスターなどがいっぱい。「ミサイルよりケアを」「先生ふやして、子どもたちに豊かな成長を」との声のほか、「消費税 ゼロになったら 春爛漫」という川柳も。

 第1部で宮内さんと私が話した後に、第2部では質問を受けてのトーク形式。私には「東北・北関東をまわってのエピソード」「政党助成金を受け取らない理由」「まだ備蓄米が店頭に並ばないが」などの質問がありました。

 宮内さんには「入党の経過と候補を引き受けた思いを聞かせて」。宮内さんからは「はたやまさんからも入党を勧められたこともあったけど、4回くらい断りました」と話されました。

 初めて宮内さんに会う方ばかりでしたが、双方向の対話を通じて「応援したい」と思った方が多かったのでは。もちろん私もいっしょにがんばります。

 大手自動車メーカーの工場がある苫小牧市。「トランプ関税」を理由に労働者の解雇などないようにと、リーマンショック時の取り組みを思い出して訴えました。

 まだ夜も明けない時間に車で出勤する方へ、一時停止の際に運転席の窓を軽くノックして、「雇用を守ろう」とビラを渡すと取り組みを地区労連が行っていました。当時の衆院比例予定候補・宮内さとしさんや、私も駆けつけました。

 自分の責任ではないのに、職場を追われ、寮も出され、路頭に迷うという事態が起きました。その後「年越し派遣村」という支援を通じて、「派遣切り」の残酷さが可視化されたのです。

 同じことを繰り返させない世論と運動を。私も力を合わせてがんばりたい。

 【今日の句】トランプの身勝手 総理は許すのか

2025年4月12日土曜日

熱気は冷めやらず、この勢いで

 今日は大宮駅前での街頭演説。ペデストリアンデッキに遠くまでびっしり、熱い思いがギュッと詰まった街頭演説になりました。ご参加ありがとうございました。

 弁士は志位和夫議長・伊藤岳参議院議員に私、司会は塩川鉄也衆議院議員でした。岳さんを応援するコール調の音楽(何と言ったらいいか)も会場を盛り上げました。

 岳さんは6年前の初当選から国会質問180回。先月は八潮陥没事故を取り上げ、総理に全国調査を約束させるなど、命を守るかけがえのない議席としてどうしても必要なのです。

 岳さんからは物価高に対して消費税減税をと訴え、これまでの国会活動も報告。私からは食と農を守る政治をと訴え、またジェンダー平等を進めようとも呼びかけました。

 志位議長からは、国民民主・維新の補完勢力ぶりをズバリ指摘。物価高対策として消費税減税・賃上げと中小企業支援・医療や介護などへの緊急支援が必要と、財源も詳しく示しました。

 トランプ関税にかかわり、貿易ルールだけでなく世界の平和秩序さえも壊していることを道理を持って批判。米国いいなりという日本の外交姿勢を変えようとの訴えには、大きな拍手が起きました。

 通り過ぎるバスから手を振る青年や、動画を撮りながら歩いていく高校生などの姿が見えました。演説後も熱気は冷めやらず、握手をしながら「私も石巻市出身。がんばらなきゃ」などの激励もありがたい。

 別会場に移動しての入党懇談会では、市田忠義副委員長からの情も理もある話にうなづく方が。入党する方もいて、あたたかい拍手が沸き起こりました。

 明日は苫小牧市へ。来週は北海道ウィークです。

 【今日の句】道理なき 自民政治は 変えられる

2025年4月11日金曜日

昭和3年生まれの方の警告

 今日は伊勢崎市・玉村町へ、高橋たもつ群馬県選挙区予定候補と街頭演説や「つどい」にまわりました。初めての町でもあたたかい激励や、石巻市出身という方もいて、とても励まされました。

 高橋たもつさんは前回の参院選・昨年の衆院2区でも候補を務め、先日では電車内で高校生から「高橋さんですか」と声もかけられたとのこと。群馬の日本共産党を代表する、頼れる高橋さんなのです。

 教員を務めた経験などを生かし、うたや落語を通した活動も。今日も、みずからの演奏で歌い、会場を盛り上げてくれました。もちろん訴えも力強く、大軍拡をやめることが日本の平和に重要と強調されました。

 街頭演説では足を止めて聞く方も。「いいこと言ってるのに、共産党という名前で損をしてる」と話され、多くの方に中身を見てもらいたいですね、との話に。最後には「がんばってね」と、激励をいただきました。

 「つどい」でも「共産党への誤解や偏見を持つ方に、何と話したら」との質問が。正面から「めざすのは自由な社会。だから中国や旧ソ連にもモノ言ってきた」など語ることや、見るなら中国ではなく「地域に根ざした日本共産党の姿を見てほしい」と、いつも私は答えています。

 昭和3年生まれという方が話されたのは日本学術会議についてでした。「昔も少しずつ言いにくい社会へと進み、戦争になった。同じことを学術会議問題から感じる。でもマスコミも報じていない」。

 学問の自由や真理の探求に政治が介入した歴史として、滝川事件を思い出しました。同じことを繰り返してはなりません。

 国会では能動的サイバー法案やラピダス支援法が、相次いで可決されています。サイバー法案は国民監視や先制攻撃となりかねない問題があるし、ラピダス製造の半導体は軍事転用の恐れがあります。

 これらの問題を詳しく報じていないという、マスコミの現状も危うい。戦争の時代を体験された方の発言の重みを、しっかり私も受け止めて力を尽くさねばと痛感しました。

 【今日の句】危うさを サイバー・ラピダス 直視して 

2025年4月10日木曜日

食べることさえ困っている

 今日は茨城県へ。高橋誠一郎・県選挙区予定候補と4市をまわり、市議補欠選挙を3日後に迎える筑西市では石嶋いわお前市議とも街頭演説。各市で車から手を振る方、自転車を止めて聞いてくださる方など反応も良く、私も訴えに力が入りました。

 江尻かな県議がアナウンサーを務めていただき、水戸市では土田きよみ・なかにわ由美子の両市議、笠間市では石井さかえ・林田由美子の両市議、筑西市では三浦ゆずる市議、結城市では平陽子市議といっしょに、赤塚千夏・八千代町議も駆けつけてくださいました。

 どこでも話題は物価高。農業が盛んな地域をまわったので、とりわけ米価高騰への関心も高いのです。米づくり10年の石嶋いわおさんからも「農機具メーカーでも、農家が減少すると続けられないと悲鳴が上がっている」と、切実な声が紹介されました。

 備蓄米が放出されても、なかなか値段は下がりません。今年の夏の米不足が心配され、民間など在庫に米があがっても市場にまわらない、という問題があるのでは。やっぱり生産量がギリギリ、または足りないという状況を解決しなければいけないと思います。

 たくさん米をつくっていただくには、国が価格保障・所得補償を拡充して、安心して農業に励める状況をつくらなければなりません。豊作になったら備蓄米として国が買い取るなど、需給を市場まかせにせず、責任を果たす必要もあります。

 筑西市での「つどい」では、他にも「茨城県が全国一不登校が多いのはなぜ」「女川原発や東海第2原発など、動かすこと自体がおかしい」などの意見が。不安の大きさも、ひしひし伝わります。

 補選に向けた政策にオーガニック給食を進めることも掲げてますが、合わせて「そもそも給食のない長期休暇に、食べることさえ困っている家庭がある」との声があると紹介され、移動キッチンカーなどもできないかとの提案も。

 本気のくらし応援へ、やれることはたくさんあるはずです。しっかり語り合いながら、反映していきたい。

 【今日の句】子どもらが わびしい思いを しないよう

2025年4月9日水曜日

本気のくらし応援を

 新人候補が13人も出て4人はみ出しという、まさに大激戦の佐野市議選。日本共産党2候補(つるみ義明・滝田よう子)を必ず議会へと応援に駆けつけました。

 問われているのはズバリ「本気のくらし応援」。日本共産党のチラシでも大きく打ち出しました。これまでのアンケートでも多く寄せられたのは、物価高と生活不安だったとのことです。

 これまでも市民の願いを、しっかり届けてきた2候補。●18歳までの医療費無料化、●帯状疱疹予防接種の助成、●小中・義務教育学校での生理用品設置、などを実現できました。

 今度は「学校給食費の無償化」「国保税の均等割ゼロ」「介護保険料の負担軽減」「高齢難聴者の補聴器購入助成」をと訴えています。本気のくらし応援に、欠かせない2候補なのです。

 つるみ義明候補は、葛生町議から通算7期。市民の実態をよく知るだけでなく、市議会では業者との癒着や不正を追及する先頭に立ってきました。税金のムダ使いをただすにも、どうしても必要な議席です。

 滝田よう子候補は介護職の経験を生かし、子どもにも高齢者にもあたたかい佐野市をと大奮闘。市議会でただ1人の女性議員として、ジェンダー平等を前へ進めるためにも重要な役割を担ってきました。

 親しみやすい2人に寄せられた生活相談は、この4年で400件。市議会で取り上げなければならない声は、まだまだたくさんあるのです。必ず2人を市議会へと、私も力を込めました。

 車から手を振る方がいたり、「もう入れたよ」と激励の声もあったり。小学生は手でハートマークを作ってくれました。一方で「2人ともがんばっているから大丈夫」との声もあるとのこと。

 選挙に大丈夫ということは、絶対にありません。佐野市へお知り合いがいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】安心の町へ 頼れる議席こそ

2025年4月8日火曜日

住民本位の町へ、欠かせない議席

 中富良野町議選挙の公示日。日本共産党・さとう和三候補の応援に駆けつけ、くらしの守り手・農家の代弁者として必ず押し上げてほしいと訴えました。候補も力強く決意を語り、全町への訴えにまわりました。

 さとう和三候補は町議10期の大ベテラン。新人が多数立候補する3人はみ出しの激戦ですが、物価高に苦しむ住民の確固たる味方となってがんばる、さとう和三候補の議席はなくせません。

 高校卒業までの医療費無料化、介護保険料の引き上げ抑制などの実績とともに、来年度からの学校給食費無償化も発表されました。住民の声と、さとう候補の議会論戦が結実したものです。

 「トランプ関税」が大問題となるなか、日本には取引として軍事費増大や農産物輸入が要請される可能性があります。農業が基幹産業の中富良野町で、さらに農家を苦しめることはさせない議席が必要です。

 農家の息子に生まれて跡を継ぎ、50年にわたり町の農業の実態を知る、さとう和三候補。これまでも圃場排水設備やハウス骨材への補助率回復(引き上げ)を実現するなど、農家の代弁者としての役割は大きいのです。

 多数の新人候補が出るなど、自民党政治が行き詰まっている現れでもあります。住民本位の町づくりを進めるなら、それを貫いてきた日本共産党・さとう和三候補の議席こそ。

 中富良野町に知人・友人がいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】いざという時にも 欠かせない議席

2025年4月7日月曜日

街角対話と「トランプ関税」と

 朝の定例宣伝を終え、今日は札幌市中央区へ。宮内しおり道選挙区予定候補の札幌キャラバンに参加し、街頭での要求アンケートにも取り組みました。ようやく札幌も春らしくなってきましたね。

 これから学校へ向かうという20代の学生さんは「暴力が多い世の中になっているのが不安」。戦争はもとより残虐な事件などに胸を痛めているようでした。女性や障害のある方への差別・偏見が広く残されていることも、大きな課題です。

 明日が入学式という新高校生の2人とは、校則の話で盛り上がり。お1人は消費税減税に関心があり「そうなれば、お母さんも助かるでしょ」。もう1人は平和とアジア外交に関心があるとのことでした。

 2人とも、日本共産党にはいいイメージがあるとの話も。ちょっと意外でした。壁をつくらず、もっと対話を広げなきゃいけないなど反省です。

 宮内さんにはテレビ取材もありました。想定される公示日まで3ヵ月を切り、選挙も近づいてきたと否が応でも実感。駆けつけてくれた党員・後援会員さんからも「がんばらなきゃね」とありました。

 私から今日は「トランプ関税」を中心に話しました。グローバル企業を支えるような貿易体制を米国が主導しながら、それ自体を壊してしまう身勝手な「トランプ関税」。これでは米国自身も信頼を失うでしょう。

 国際的な連携・協調と、公正な貿易ルールの話し合いに日本が積極的に関与する時だと思います。米国に「日本だけ除外して」という外交姿勢では、国際協調も進まないのでは。

 米国からは高関税との引き換えに、軍事費増大や農産物輸入が要求されるかもしれません。米国いいなりという政治姿勢も、今こそ見直すときではないでしょうか。

 自動車産業を中心に打撃が心配されますが、しわ寄せは決まって労働者や下請け企業に来たのが過去の歴史。膨大な内部留保を抱える大企業に、身勝手なリストラや下請け切りなどさせないよう、政治の役割が求められます。

 コロナ禍に匹敵すると補正予算も検討しているようですが、大企業ばかりが救済されるのでは、それこそ国民不在。くらしのことも国際政治も、ていねいに語り広げていきたい。

 【今日の句】米国に追従 いつまで続けるか

2025年4月6日日曜日

希望は語り合うなかで

 今日も高橋ちづ子衆院比例予定候補と、郡山市から仙台市へ。JR郡山駅前の対話型演説は足を止めて聞く方や高校生・中学生も来てくれて、20歳の方が入党と嬉しいことも。宮城女性後援会の総会も、選挙ラッシュの今年で躍進・勝利をと盛り上がりました。

 郡山駅前は岩渕友参議・大橋さおり県議が進行を務め、穀田恵二前衆議、高橋さんに小山田ともこ県選挙区予定候補、そして私がゲストという形式。これだけのメンバーが一同に集える日程の調整さえ大変だったでしょうに、加えて音響や会場設営など準備くださったみなさんに感謝です。

 労働者・学生・子育て世代の質問や要望に応える形式でスタート。「バカンスもなく賃上げも進まない日本。どうしたら」「私大に通ってますが学費が高くて、友人もバイト尽くし。まだ学費は上がるのですか」「子ども医療費や学校給食費が、住んでいる町ごとで違う。共産党の子育て政策は」など、実態を交えた話が続きました。

 私は学費と子育てについて、党の政策や考え方を述べました。学ぶことは自分の利益になるのだと、高い学費を押しつける受益者負担主義が当然視されてきました。学びは社会に還元されるし、そもそも権利だという欧州の考えとは違いすぎます。この大元を変えることが必要です。

 子育ても自己責任だと、国は自治体任せにしてきました。医療費も学校給食も無料・無償が広がったいま、どの町でも安心して子育てできるよう国が責任を果たすべき。育児は女性の役割という風潮も残されており、ジェンダー平等を広げることも大事だと述べました。

 会場からも「食べ盛りの子どもたちがいるのに米も野菜も高い」「なぜ自民党は選択夫婦別姓に反対するのか」などのほか、「日本共産党を応援するには何をしたら」という質問もあり、私からズバリ共産党に入ってほしいと呼びかけました。それが20歳の方の入党につながったのなら嬉しいです。

 今年は仙台市長選・市議補選(太白区)、知事選・県議補選(宮城野区)も控える宮城県。女性後援会総会では高橋さんと私からの話の後に、ふなやま由美県議・高見のり子仙台市議の報告、発表されている大内まり県議予定候補・板橋ののか市議予定候補のあいさつには大きな拍手。全員必勝です。

 女川原発再稼働や病院統廃合ストップ、県営住宅を減らすなと県民運動を広げてきただけに、すべての選挙で勝利をと意気高い。さこ道子多賀城市議・阿部律子女川町議・福島かずえ前県議と並んで「がんばろう」。

 高橋さんの動画「動くちづ子通信」も撮り終えて、先ほど北海道に到着。明日も街頭演説にとまわります。

 【今日の句】前向きな 高校生も まぶしいな

2025年4月5日土曜日

命軽視の政治を変えたい

 今日は高橋ちづ子衆院比例予定候補と弘前市・盛岡市へ。津軽後援会の決起集会ではおぎの優子県選挙区予定候補と、岩手全県に向けた演説会では山下よしき党副委員長と、たっぷり日本共産党の値打ちを訴えました。

 弘前市では3人、盛岡市でも入党してくださった方がいました。嬉しいですね。

 弘前市は席に座れない方がいるほど会場いっぱい。安藤はるみ県議はじめ地方議員のみなさんも見えられました。雰囲気も明るい。

 「私も高額療養費制度を使っている1人」と、後援会副会長の仁平將さんがあいさつされました。負担上限引き上げという石破政権、医療費を減らせという維新・国民民主への怒りが、胸に響きました。

 高橋さんからも私からも、命軽視の政治は許さないと訴えました。引き上げ方針を凍結させるにまで至った国民的な怒りを理解できないなら、参院選で審判を下さなければ、です。

 盛岡市の演説会は、前半は演説、後半は質問に答える形式の2部構成。私には米や酪農など農業についての質問をいただきました。食料も農業も支える予算も本気も、自民党政治にはなさすぎると強調しました。

 そもそも食料は命の源。食料軽視は命軽視です。農家が「令和の百姓一揆」と称して立ち上がるなか、消費者もあわせて大きな世論にして、「食べるに困らない日本」へと変えていきたい。

 しばらくぶりに教育系学生ゼミナール活動の仲間と会えたり、道教育大釧路校・三宅信一先生の退官記念誌をいただけたりと、驚く出会いもあった1日。明日は郡山市・仙台市です。

 【今日の句】関税に 敏感なほど くらしにも

2025年4月4日金曜日

あらためて多喜二に学んで

 今日は知事選の真っ只中・秋田県へ。つどいを開いてくれた大館市は小林多喜二の出生地で、開始前には母・セキさんの生誕碑も訪ねました。会場いっぱいに集まっていただき、私も汗をかきながらの訴えとなりました。

 多喜二が北海道小樽市へ移ったのは4歳の時。それまでは大館市(旧下川沿村)で、小作農だった親のもと幼少時代を過ごしました。大館市で、どのような風景を見ながら過ごしたのでしょう。

 時間の関係で多喜二の碑まで見れず残念。今度の機会にします。セキさんの碑も民家の近くにあるため、写真はプライバシーの点から控えさせていただきます。

 つどいは今泉まき子大館市議が司会を務め、党北鹿地区委員長の板垣淳・北秋田市議があいさつ。久留嶋範子大館市議も見えられました。

 6日投票の知事選挙で、日本共産党は猿田和三候補を支持し、たたかっています。藤本友里県委員長が報告もされました。激戦になっており、支持を広げてくださるよう私からもお願いします。

 私からは自己紹介に始まり、日本共産党の「ホンモノの改革」の具体的な中身、トランプ米大統領による「相互関税」をどう見るか、日本に必要な外交姿勢などを話しました。

 時間いっぱいまで多くの質問が出されたのもありがたい。ズバリ「日本共産党が伸びれば何ができますか」という質問には、「消費税減税が前へ進みます」と答えました。

 そもそも衆議院では、昨年の総選挙で多くの野党が消費税減税を訴えました。少数与党なのですから、今でも変化はつくれるはずなのです。しかし、維新や国民民主が自民党を助けていることが、国民の切実な願いの実現を阻んでいます。

 やっぱり、自民党政治に大元から切り込む党が伸びないと。あらためて多喜二にも学んで、私も不屈にがんばります。

 【今日の句】どの町も 不屈の党が 根を張って

2025年4月3日木曜日

演説会のお知らせ

 北海道・東北・北関東で私が参加する4月の演説会などです。配信があるものは、各県ホームページなどでご確認ください。お近くの方は、ぜひ足をお運びくださいね(変更の場合もあります)。バナーは大宮・札幌・仙台だけを紹介しています。

 5日(土)14:00 岩手県民会館
  【山下よしき副委員長、高橋ちづ子前衆院議員(衆院比例予定候補)、はたやま】

 6日(日)11:00 JR郡山駅西口広場
  【穀田恵二前衆院議員、高橋ちづ子さん、小山田ともこ県選挙区予定候補、はたやま】

 12日(土)1400 JR大宮駅西口
  【志位和夫議長、伊藤岳参院議員、はたやま】

 15日(火)10:30 くりやまカルチャープラザEki
       13:30 岩見沢市まなみーる
  【宮内しおり道選挙区予定候補、はたやま】

 19日(土)14:00 JR札幌駅南口
  【山添拓政策委員長、宮内しおりさん、はたやま】

 20日(日)14:00 JR旭川駅前
  【紙智子参院議員、宮内しおりさん、はたやま】

 26日(土)14:00 仙台市・アエル5階多目的ホール
  【山下よしき副委員長、高橋ちづ子さん、はたやま】

 残念ながら時間が重なって行けない地域もあります。地元の日本共産党に、お問い合わせください。多くの方のご参加をお待ちしています。

 【今日の句】春らしい 天気を願って 待ってます

2025年4月2日水曜日

あたたかいネットワークを地域に

 今日は北海道安平町での入党懇談会。次々と参加が広がったため、「語るつどい」のように活発な意見が交わされました。入党者も迎えられて嬉しい。米政策と農家の現状、物価高と消費税減税、報道の自由と戦争など、モヤモヤした思いが広がっているんですね。

 今年に入って入党したという50代の党員も参加。進行を務めた三浦恵美子町議が、同世代や働く世代と結びつくなかで仲間を迎えているのです。今日も「無党派だけど」という、私と同世代の方が参加してくださいました。

 安平町は鉄道の町として栄え、今は農業が基幹産業です。昨日も書いたように、JR北海道は廃線を進め、あわせて地域の疲弊も進みました。農業は米に象徴されるように「つくっても食えない」状況で、後継者不足も大きな課題になっています。

 「今度の参院選は大事だね」との声もありました。もう自民党ではダメだ、との思いが広がっています。しかし、企業・団体献金の存続を認める国民民主や、医療費削減を進める維新が、自民党政権の補完勢力ぶりを示しています。

 本当に自民党政治を変えるには、日本共産党を大きくするのが一番です。「それぞれの『共産党推し』の一言を言えるようになったらいいね」と三浦町議。参加者一同、うなづきあいました。

 入党された方は高齢ですが、ずっと日本共産党を応援してくれていました。「もう年だから」と謙遜されていましたが、生活苦が広がるなか、つながりを生かして困っている声をぜひ聴いてほしい。その呼びかけに応えてくださり、本当に嬉しい限りでした。

 あたたかいネットワークが地域に広がれば、必ず政治も変わります。ぜひ、いっしょに日本共産党へ。

 【今日の句】モヤモヤも 集まり語れば 意欲へと

2025年4月1日火曜日

粘り強く声を上げてきたからこそ

 昨日に続き札幌市中央区で「しんぶん赤旗」お勧めにまわり、消費税廃止各界連・北の鉄路存続を求める会の宣伝、「いちの日」行動にも。冷たい風が強く厳しくも、これより寒い日はあったぞと自分を励ましながらマイクを握りました。

 赤旗を購読された方は「自民党はどうしようもないけど、野党も頼れないな」から話が始まり、「共産党も、議席が増えても続かないもんな」。私が当選したときも自力と議席数とのギャップが課題で、だから党員や赤旗読者を増やすことが大事なのです。

 1989年に消費税が導入されて、今日で36年になりました。社会保障のためというのが理由だったのに、訪問介護の報酬は減らされ、高額療養費での患者負担も増やされようとしたり。一方で法人税などは減税され続け、結局は大企業優遇の財源と化してきました。

 消費税減税・インボイス廃止の署名に応じる方も多く、東京から来たという方も。物価高騰への不安もあり「そのうち米も贅沢品になってしまうかも」との話も、冗談に聞こえません。ずっと消費税廃止をと声を上げ続け、さらに世論を広げなければと痛感です。

 また今日は、国鉄が分割・民営化されてJR各社が発足した日。38年になりました。国鉄は1949年の発足なので、JRという経営形態でも同じ年月が経ったことになります。国鉄の時代を知らない若い人も多いでしょう。

 そもそも「いちの日」行動は、新しいJR各社へ採用されず職場を追われた労働者の争議支援として続けてきたもの。北の鉄路存続を求める会の宣伝には、当時から声を上げ続けてきた先輩たちが並んでいるのです。

 今日からJR北海道は運賃が上がり、通学・通勤定期も大幅な負担増に。新幹線の札幌延伸も展望が見えないほど延期となり、その分の工事費で道民負担が増していきます。並行在来線のあり方を含め、立ち止まって延伸の是非から議論し直すときではないのか。

 その後の「いちの日」行動では、恵和会労組や自交総連からの報告や、札幌市の敬老パス改悪についても報告があり、最後は全員で団結がんばろう。各行動でいっしょに参加した宮内しおり道選挙区候補と、私たちも声をあげました。

 【今日の句】減税は ポーズばかりの 総理かな