2025年11月7日金曜日

食料は国内生産こそ

  「特に、お米が高い。食べないわけにはいかないし」。昨日の宣伝時での対話です。とはいえ低い米価では農家が苦しい。農家への価格保障・所得補償を充実して、安定生産・安定価格へと進めるべきではないのか。

 今日の財政制度等審議会では、政府が無関税で輸入するミニマムアクセス米について、市場に影響を与えない範囲としつつ、主食用販売の検討をすべきと提言があったよう。「影響を与えない範囲」と言っても、一度実施したら拡大していくのが目に見えます。

 国内の農家には生産調整を強いながら、外国産米を広げていくとは矛盾が過ぎる。米国からの要求もあったかもしれません。他の品目でも同様に進め、食料自給率が下がって今や38%なのに。

 主食の米さえも政府が責任を放棄するのか、と声を上げていきましょう。生産者と消費者が分断されるのでなく、食料は国内生産を基本に、その基盤を今こそ確固たるものに。米をはじめ物価高には消費税減税を。私も広げていきます。

 昨日は札幌北区での「6・9行動」にも参加。トランプ大統領が核実験再開を表明したら、ロシアのプーチン氏も検討をするとの応酬になってきました。どちらも許されません。核兵器廃絶へ、粘り強い取り組みを草の根で続けることの大切さを実感です。

 【今日の句】また農家 振りまわされる 農政だ

2025年11月5日水曜日

強弁は、もろさの裏返し

 国会での代表質問が始まり、今日は田村智子委員長が追及。「裏金」への反省はないのか、消費税減税こそ参院選の民意、賃上げと労働時間短縮を--大軍拡と米国いいなりを厳しく批判し、気候危機や排外主義・選択的夫婦別姓、道理なき比例定数削減など、短時間ながら圧巻の質問でした。こちらで、ぜひお聞きください。

 トランプ大統領との会談では「幅広い分野で率直な議論」と言いながら日米地位協定には触れなかったとし、その後の核実験再開発言について何も言わず、気候危機対策に背を向ける米国の姿勢を諫めることもないとの答弁でした。

 内政・外交ともに、これまでの自民党政治と変わりない答弁であると再認識です。それどころか、いっそう軍事偏重が進みかねない。アジアの安全保障環境が変わったと何度も強調し、外交が相対的に軽視されているのは明らかです。

 強弁は、もろさの裏返しでもあります。明日は参議院で、小池晃書記局長の質問です。16時ころの予定ですので、お聞きください。

 昨日・今日と街頭宣伝や懇談、つどいなどにまわりました。生活と健康を守る会では生活保護はじめ社会保障の改悪について、被爆者のみなさんからは軍事費や核廃絶の課題で、率直なご意見も寄せられました。

 つどいで子連れで参加した女性から「子どもたちが安心してくらせる社会に」、その妹さんからは「飲食店を経営している友人が、消費税がどうなるかで心配している」など、切実な思いも話されました。漠然とした不安を、多くの方が抱えています。

 高市政権の支持率は高いものの、この不安に応えられるのでしょうか。国民生活や社会保障・地域経済などよりも財界・大企業を優遇してきたことが、ここまで生活不安が広がった原因です。ここにこそメスを入れなければ。

 米国と一体に「たたかう自衛隊」として、さらに米国からの武器購入などを進めれば、アジアの緊張も強まるでしょう。地域の安定に努力する東南アジアの国々との関係を強め、米国にも中国にもモノ言える外交が必要です。

 北海道で世論を広げるために、私も引き続きがんばります。

 【今日の句】余裕なき 答弁姿勢に 見えたけど

2025年11月2日日曜日

大軍拡より生活だ

 食堂の息子として、働く母の姿を間近で見て育った私。北商連婦人部結成50周年レセプションに参加して、女性が安心して商売できるようにと活動してきたことに心からの敬意を表して一言あいさつ。いつも元気な北商連婦人部のみなさんに、今日も励まされました。

 全国商工新聞に、9月に東京で開いた全国業者婦人決起集会の様子が載っていました。その記事に、国保には傷病手当や出産手当がないため、つわりがひどくても休めなかったとの発言がありました。

 私を含めて3人の子を産み育てた母はどうだったんだろう。あらためて思いなおしました。

 休んだ分だけ収入が減ってしまうのが、業者の宿命。育児や介護など、今も商売との両立で苦労している方がいるでしょう。

 だからこそのジェンダー平等。しかし日本は、税制上も所得税法56条によって家族従業者の働きが正当に認められていません。この廃止に粘り強く取り組んできたのが、婦人部のみなさんでした。

 北海道では、過半数の自治体で廃止を求める意見書があがっています。国連から勧告もされ、政府もいったんは検討の姿勢を示したものの棚上げ状態が続いています。初の女性首相となった高市総理は、どう取り組むのでしょうか。

 東京の決起集会では「大軍拡より生活だ!」のスローガンも掲げられました。前へ進めるために、私も力を合わせたい。

 【今日の句】商売の味方 貫き50年

2025年10月31日金曜日

求められているのは希望

 「しんぶん赤旗」日曜版が報じた、維新・藤田共同代表の公金2000万円還流疑惑。これからの日本が心配という方が初めて赤旗を購読してくれるなど、うれしい出会いもあった月末。一方で「これからの灯油代が心配」と、生活苦の声も聞きました。

 初めて購読してされたのは、地元の党員がスポーツジムでの顔なじみ。地域訪問でバッタリ出会い、日曜版の見本を渡したところ「読むところがいっぱい」というほど、読み込んでくださっていました。

 高市政権への不安だけでなく、世界を見ても戦争が終わらないし‥‥と希望が見えません。私から、米トランプ大統領に対するデモに700万人も集まった紙面を見せ、ニューヨーク市長選でも「民主的社会主義者」への期待があることを紹介すると、じっと紙面を見て購読も決めてくださいました。

 パートナーが外国人という別の女性は、排外主義を煽る主張にも否定的でしたが、中国資本が北海道へ侵入してくるのではと「一定の規制が必要なのでは」とも。さらに聞くと、今の社会全体の行きづまりを口にされました。

 お2人とも共通しているのは、希望を求めているということ。先の女性も「今は混迷のとき。共産党も、こういう社会をめざすというのをハッキリ打ち出さないと」とエールを寄せて、赤旗を購読してくださいました。

 日本共産党は批判ばかり、という話をよく聞きます。国民負担や平和・民主主義を脅かすことには、しっかり反対します。同時に、政党は「めざす社会像」があって活動してるわけですから、わかりやすさと説得力をもって知らせる活動を強めなければ、ですね。

 明日から11月。激動の情勢のもとで展望を示す「しんぶん赤旗」を、ぜひお読みください。お読みの方は、お広げください。

 【今日の句】身を切ると言って 身内に還流か

2025年10月29日水曜日

共同こそ変える力

 くらし・平和・民主主義を守り発展させる「新しい共同」をと、労組・団体などへ。党道委員会として申し入れて、今日は道労連・道民医連と懇談しました。課題も率直に語り合い、連帯と協力を強めようと確認しあいました。

 道労連には党道委員会から千葉隆委員長など、道民医連には金倉昌俊書記長などが出向きました。道労連では三上友衛議長ら、道民医連では小内浩事務局長らが応対くださいました。

 大幅賃上げや労働時間短縮を掲げながら、労働者同士の分断を乗り越えることの重要性が三上さんから。「みんなで良くなる」ことを確認していきたいとの話にも、はっとしました。働く仲間の団結があってこそ、要求は実現するのですから。

 忙しさやあきらめの思いも、働く方には少なからずあります。それが排外主義にも結びつきかねません。賃金が上がれば「年収の壁」に直面するので、この解決も必要です。政党としても力を合わせていくことを、私からも述べました。

 医療・介護の現場は慢性的な人員不足に加え、赤字経営が広がるという深刻な事態になっています。補正予算で医療支援を盛り込むとの報道もありますが、その後には医療費4兆円削減が待ってもいます。

 署名の紹介議員になってもらえるよう、各党をまわっていると小内さん。一致点の広がりも実感してきたといいます。地方では雇用の場であり大事な産業でもある医療・介護分野だけに、経営への打撃は地域への打撃となるのです。

 高市首相は米トランプ大統領に大軍拡を約束し、予算も軍事費が突出していくでしょう。削られるのは社会保障予算です。命と健康を守る政治にと、大きな共同を広げていかなければと痛感です。

 共同こそ変える力。連帯を深めて新しい政治へと、私もがんばりたい。

 【今日の句】自主的に 米国要望 受け入れか

2025年10月27日月曜日

原発からの切り替えを

 道内は、これから日本海側を中心に荒れ模様とのこと。事故などお気をつけください。今日は朝宣伝の後は、道原発連の定期宣伝に参加。多くの方が署名してくださいました。

 泊原発3号機の安全対策などにかんする北電の説明会は、昨日の札幌で30回目となったようです。敷地内の活断層や液状化にかかわり、北電の担当者は「重要な施設は岩盤のうえに設置されている」とのこと。しかし、不安は尽きません。

 原発敷地内に活断層があるのではとの専門家の指摘に、北電は明確に否定できないできました。海底活断層の存在や、能登半島地震の隆起についても、専門家から指摘が相次いでいます。これで合格を出した規制委員会の知見も問われます。

 過酷事故が起きた際の避難計画は、どうするのか。国から示された屋内退避も、能登自身のように家屋が倒壊した場合はどうするのか。強い放射線量が放出された場合、屋内退避で安全性は保障されるのか。

 避難計画は地方自治体が立てることにしていますが、国による丸投げで、苦しんでいるのが実態ではないのでしょうか。国は結局、再稼働先にありきで国民の安全や健康など考慮していないに等しい。

 再生可能エネルギーは、大規模になれば自然破壊につながりうるし、住民合意なしに進めてはなりません。小規模分散・地産地消・住民合意を基本に、省エネ社会を進めることと一体に、原発からの切り替えを進めましょう。

 今でさえ給電の「原発優先ルール」があります。再生可能エネルギー由来の給電を優先することは、今からでも取り組めることのはず。やればできます。そのためには大きな世論と、国の姿勢をあらためることこそ。私も広げていきたい。

 【今日の句】あの事故を 忘れたなんて 言わせない

2025年10月26日日曜日

立ち返るは資本論

 齋藤幸平さんと志位議長によるリハックでの対談は、すでに19万回の視聴に。自称右派という方も含め、コメント欄も誠実なものが多い。心の底では資本主義社会の問題を感じている方が多いのだと、あらためて気づかされました。

 今日は党石狩地区による「いま資本論がおもしろい」学習会の講師を務めました。講師といっても経済学に詳しいわけでもなく、資本論そのものや志位議長の本につきっきりの数日間でした。

 商品の分析と搾取の秘密、資本の本源的蓄積など、第1部に限りますが資本論の世界にあらためて没入できたのは、私にとっても有意義でした。合わせて志位議長の選挙ドットコムやリハックなどの対談が並行したのも、とても刺激になりました。

 こうして自分が述べる番になると、自分の理解度が問われると痛感です。「聞いていてワクワクしましたよ」「久しぶりに資本論を学ばなきゃと思った」との感想をいただいて、少しばかりホッとしました。

 ニューヨーク市長選挙では民主社会主義者を名乗るマムダム氏が名乗りを上げ、若い世代の支持を中心に、勝利の可能性も報じられています。新たな英訳資本論も刊行され、学びのムーブメントも起きています。

 目の前の政治情勢に立ち向かいながら、体制上の変革も視野に活動してこそ日本共産党。マルクス自身も、資本論の執筆とともに国際労働者協会の活動に取り組みました。私もがんばらねばと、あらためて学ばされました。

 先立って札幌市中央区での、市民と野党の共同街宣にも参加。高市政権への支持が高いのは、行きづまりの突破を願ってのもの。実際は逆行する道だけに、ていねいに訴えることを心がけました。明日もがんばりたい。

 【今日の句】目の前の矛盾を 深くとらえれば

2025年10月24日金曜日

自民党政治の大元に変わりなし

 高市首相の所信表明演説を、どのようにお聞きになったでしょうか。物価高対策は補正予算を含めた内容も、消費税減税については触れず。演説の最後に「政治とは独断ではなく‥‥共に決める営み」と述べたのは、強権政治への批判を念頭に置いたものでしょうか。

 私が現職だったときの、安倍首相の演説を思い出させる内容でした。強い経済や「世界の真ん中」を意識した外交、安全保障の強化を口実とした軍拡路線など、それを高市流にした演説に聞こえました。

 世論調査では、高市政権への支持率が高くなっています。初の女性首相という点もあるでしょう。政権の枠組みも変わり、疑似的な政権交代が起きた感じがするかもしれません。生活苦や閉塞感が、新しい政権への期待になっているのでしょう。

 それでは、高市政権で本当に突破できるのか。「失われた30年」などの行きづまりは、国民生活よりも財界・大企業の利益を優遇してきた結果でした。米国いいなりの経済・外交・軍事政策でもありました。

 高市政権でもこの大元に変わりなし。そもそも、裏金事件の解明にも背を向け続ける姿勢や、比例定数削減など民主主義の根本問題も問われなければならない。日本共産党の国会論戦を、ぜひお聞きください。

 そこに私が参加できない分は、北海道で語っていきたい。今日は消費税廃止各界連絡会の宣伝にも参加し、物価高対策なら消費税減税・インボイス廃止を強調しました。引き続きがんばります。

 【今日の句】灯油代 不安を総理 知ってるか

2025年10月22日水曜日

比例削減反対の署名に次々

 「初の女性総理に期待」という街の声。ここまで日本が行きづまった原因は自公政治にありましたが、高市政権で本当に解消されるでしょうか。消費税減税はしない、社会保障は削減、労働時間の規制緩和を指示し、ジェンダー平等には背を向ける--自民・維新の合意内容を見ても、本当にひどいと腹立たしくなります。

 党道委員会で緊急宣伝に取り組むと、比例削減反対の署名に足を止める方が次々。比例は小選挙区落選候補の救済制度ではなく、多様な民意を反映する民主的制度です。切り捨てられるのは、国民の声にほかなりません。

 そもそも維新・吉村氏は「政治と金の問題が一丁目一番地」と言っていたのに、いつの間にか「国会議員削減が一丁目一番地」に。やるべきは企業・団体献金の禁止ではないのか。パーティー券を企業に買ってもらっている維新に、本当の政治改革など望めません。

 維新が閣外協力にとどめたのは、答弁が問われる大臣を出すことの責任を逃れたとも見えます。それでいながら、くらしや平和・民主主義を壊していく要求を飲ませていくのですから、たちが悪い。もちろん高市総理の責任も重大です。

 高市首相の所信表明演説は、どうやら24日になるようです。自民・維新の合意内容がどこまで盛り込まれるか、さらに「高市カラー」と称して国民負担や大軍拡が加わるか。比例定数1割削減を掲げるとなれば、許すわけにはいきません。

 署名も、ぜひお広げください(こちら)。国会議員はもとより、全国でいっせいに街頭宣伝にも取り組んでいます。今日の街頭宣伝には、平岡だいすけ元札幌市議も参加されました。いっしょに私も広げていきたい。

 それにしても一気に寒くなってきました。1ヵ月前は半袖で過ごしていたのに、もう朝晩はストーブが必要に。秋が短い北海道と言われてきたのに、もはや秋もなく冬に突入という感じですね。気候危機の解決にも、本気で政治が取り組まないと。

 【今日の句】悪政の 自覚ないまま 切り捨てか

2025年10月20日月曜日

急ぐべきは消費税減税・インボイス廃止

 いよいよ自民・維新が連立合意。維新が自民党を助ける補完勢力から、一体となって悪政を進める側に立つとの宣言です。くらし応援や子育て支援の充実などは、自民党政治を切りかえてこそ進むのに、まったく逆の道ではないのでしょうか。

 ましてや企業・団体献金の禁止は先送りし、消費税減税も実際は棚上げです。自民党政治を代えたいと維新に投票した方もいたでしょうが、その信頼も裏切ることになるのでは。これでは道理も通らない。

 「小選挙区で落ちた候補が、比例で救われるのがおかしい」と維新・吉村代表。共感する方も多いと思います。比例は多様な民意を反映する制度ですから、比例議席を悪者にするのではなく、比例重複のあり方を見直してはどうなのでしょう。

 吉村氏は「国民が物価高などで苦しんでいるのだから、国会議員も身を削るべき」とも発言しています。それなら物価高による苦しみを解決するのが政治の仕事ではないのか。急ぐべきは消費税減税・インボイス廃止です。

 ジェンダー平等が遅れている日本では、小選挙区制度は女性やマイノリティにとって厳しいのが実態です。比例でこそ立候補が可能になる方もいるでしょう。比例削減は政治参加をせばめ、おのずと大政党有利になるでしょう。

 そもそも選挙制度は民主主義の基本。変更するにしても、民主的な議論を積み重ねるべきです。それを一部政党だけで、しかも期限を区切り採決に進もうというのは、とても民主主義とは言えません。

 日本共産党は、比例定数の削減に反対する緊急署名を始めました(こちら)。ぜひ、お広げください。今朝も街頭宣伝に取り組み、どんどん私も訴えていきたい。

 【今日の句】自民党 助けて改革 言えるのか

2025年10月18日土曜日

比例削減は多様な民意を削るもの

 札幌で「さようなら原発北海道集会」に参加し、室蘭市での語るつどいへ。どこでも今後の政局が話題になります。多様な民意を削る比例定数削減が急浮上し、自民・維新と正面対決です。私も話に力が入ります。

 大政党が有利という小選挙区の非民主性があり、一方で民意を正確に反映するため比例が導入された経緯がありました。中小政党が議席を得て、国会に多様な意見が反映されるのです。

 「小選挙区で落ちたのに比例復活はおかしい」というのなら、復活の仕組みを見直せばいいだけです。政治改革というのなら、金の力で政治をゆがめる企業・団体献金の禁止こそ実行するべきではないのか。

 禁止は自民が合意しないからと、その代わりに比例削減というのはまったく違う。自民党政治を代えたいという総選挙・参院選の民意に背き、延命に協力するという維新の最悪の補完勢力ぶりは許されません。

 なぜ、比例削減なのか。中小政党の議席が減れば大政党だけで決めやすくなります。自民・維新の政策協議メモを見れば、憲法9条改定など悪政リストがズラリ。比例削減は反対意見を抑え込むことにつながるのです。

 これに国民民主や参政党も加わって、社会保障の改悪やスパイ防止法などが実行されかねません。物価高対策を急ぐというけど、消費税減税はしないでしょう。何らかの消費税減税を掲げる党が、せっかく多数になったのにです。

 公明党は自民党のブレーキ役になってなかったと思いますが、今は悪政のアクセルが踏み込まれる恐れがあります。長引かせないよう、臨時国会冒頭で削減強行が狙われるかもしれません。急いで世論を広げたい。

 原発集会には250人が集まり、室蘭市では入党も前向きに考えてくださる方もいて、私も元気をいただきました。明日もがんばりたい。

 【今日の句】報道の 民主主義も 問われてる

2025年10月14日火曜日

2議席あるから、これだけの力

 今日が告示日の八雲町議選。日本共産党は2議席(佐藤智子・よこた喜世志)確保へ、私も応援に。物価高に苦しむ町民の味方として、行政のチェック役としても欠かせない2人です。何としても押し上げてと、私も力を込めました。

 2議席の力で、18歳までの医療費無料化や小中学校給食の無償化など実現してきました。議案提案権を持ち、意見書も単独で提案できるなど、2議席だからこそ役割を果たせてきた実績を、多くの方に知ってほしい。

 選挙戦は2人はみ出しの少数激戦。町長選挙もおこなわれており、誰が町長になろうとも議会は「なんでも賛成」でなく、町民目線で行政をチェックする力が求められます。この点でも党2議席が必要です。

 国政では誰に新たな首相になろうとも、物価高には消費税減税・インボイス廃止、農林漁業への支援、大軍拡からの転換などが必要です。裏金事件が自公へ厳しい審判となったのですから、おおもとの企業・団体献金の禁止にも踏み込むときです。

 マスコミが政局報道一色のなか、町議選とはいえ国政とも一体に、ぶれずに町民の立場を貫くのが日本共産党であることも私から訴えました。2人の候補の応援や激励も相次ぎ、支持の輪がどんどん広がってほしい。

 八雲町には、国立病院の移転問題で何度も足を運びました。今ある診療所などでの看護師不足という実態も聞きました。医療・介護を守るため、ずっと力を合わせ続けてきた2人でもあるのです。

 ぜひ八雲町へ知人・友人がいる方は、ご支持をお広げください。

 【今日の句】混迷の時こそ くらしを原点に

2025年10月13日月曜日

じっくり対話で気づくこと

 流動的な政治情勢だからこそ、地に足つけて、対話を重ねて。街頭宣伝や中高生との対話企画、今日は旭川市での「紅葉まつり」とまわりました。新しい仲間も増えて嬉しい限りです。

 安保法制や消費税増税はじめ、どれだけ自公政治がくらしや民主主義を壊してきたことか。その公明党が離れるほど、自民党には反省や政治的謙虚さもなくなったのでしょう。

 問われるのは野党側。物価高対策に消費税減税を急ぎ、社会保障の充実や教育負担の軽減など、家計を支える政治へと切りかえる時ではないのか。

 日本共産党が伸びていれば、と悔しい思いです。どのような枠組みの政権になろうと、今こそ「国民の苦難軽減」に立ち返った活動を続けたい。

 中高生との対話企画は、事前に寄せられた「株や投資は儲かるの?」「AIにとって代わられる仕事は」など素朴な疑問に答えるもの。SNSを見てきたなど、10人ほどの中高生が来てくれました。

 この先どうなるか、若い方は不安や模索があるでしょう。街頭宣伝でもチラシを受け取る若い方が増えたように思います。対話をすれば、正面から受け止めてくれているのもわかります。

 「紅葉まつり」でも講演というより、このような対話を通じて私が感じたことを中心に話しました。政治情勢については、紙智子前参議院議員がしっかり話されました。

 先日は高校生たちが民青同盟に加盟し、今日は高齢とはいえ元気いっぱいの方が入党くださいました。真下紀子道議のファンのようで、握手をとても喜んでましたよ。

 移動して八雲町へ。明日は町議選の応援です。

 【今日の句】消費税減税 踏み出す政権を

2025年10月10日金曜日

食料を大事にする国へ

 昨日までの3日間、岩渕友参議院議員と農林水産調査に。道総研の各試験場でも詳しく課題や研究成果を聞きました。肥料・飼料が値上がりしたばかりなのに円安が進み、尽きない農家の不安も聞いて胸が痛みます。

 岩見沢市で訪れた農家は、法人といえ家族だけで経営しています。この間は肥料代や機器類、基盤整備や乾燥施設関連費などが増大。安定的な収入へ「価格の最低ラインが必要」との話も、現場の実態をふまえれば当然です。

 コメの増産は、どこでも話題になりました。増産にしても、畑地化したのを水田に戻すには工事費がかかります。飼料用米から主食用に転換すれば、飼料をますます外国にゆだねることになります。農家は悩んでいるのです。

 ある農協では、「安易に輸入する道は違うと思います」と話される方も。「親元就農にもっと投資を」など、後継者育成についての率直な意見もうかがいました。やるべき課題は本当に多い。

 漁業でも今年は秋サケの不良が著しく、 日本海側の磯焼けも道南では太平洋側にまで広がりつつあるといいます。気候変動の影響と思われますが、元に戻るのを待ってはいられません。

 資源管理、魚種転換、経営安定策などのほか、水産加工場は冷蔵・冷凍がカナメなだけに電気料金の高騰が厳しいなどの話も聞きました。消費税減税や緊急支援策、研究機関への思い切った予算の配分などが必要です。

 久しぶりにじっくりと農林水産の実態を聞き、日本の食料とともに北海道の各地域が瀬戸際になってきていることを痛感しました。どの党も農林漁業の必要さを言うのに、シンプルに「どうして予算を増やせないのですか」との率直な意見があったのも当然です。

 食料を大事にしない国は、国民の命と健康を大事にしない国。財界・大企業や米国に言われると大盤振る舞いの自民党政治は、もはや限界です。さらに政策力を磨いて、新しい政治をと訴えていきたい。

 【今日の句】裏金に 反省なき党 孤立をし

2025年10月8日水曜日

この実態を届けたい

 昨日から岩渕友参議院議員が来道し、いっしょに街頭宣伝や第一次産業団体など訪問・懇談。道民医連からの要請には、会議のため同じく来道していた小池晃参議院議員・党書記局長も同席し、医療・介護の苦難打開へ力を合わせようとの話し合いになりました。

 岩渕さんは農林水産委員となり、あらためて実態をつかむうえでの調査です。昨日は北農中央会と道森林組合連合会、今日は道漁連など農林水産3団体で実態をうかがいました。私自身も比例議席を奪還して、懸け橋にならなきゃと痛感です。

 北農中央会では小椋茂敏副会長らが応対くださいました。岩渕さんが喜多方市出身とわかり「食育に力を入れている喜多方から、私たちも学んでいるんです」と、思わぬ声をかけていただいて懇談が始まりました。

 新米の歩留まりと今後の店頭価格、猛暑によるバレイショやタマネギへの影響など、農政上の課題は山積です。気候変動に応じた基盤整備についても話題になりました。

 道森連では根布谷禎一副会長から、道産材活用や林業従事者の現状などをうかがいました。道産材を活用した事務所内も案内いただき、この間の技術発展の努力も学びました。

 活用とともに植林・造林がなければ、持続可能な林業になりません。下刈りなど伴う造林事業者の確保・育成が急がれます。国会で反映できるよう、北海道からの発信や連携にも力を尽くしたいです。

 道漁連・瀧波憲二専務らとは、海洋環境の変化や資源管理、水産物輸出など多岐に渡る懇談に。今年はサケの水揚げ量が昨年の半分で、単価は高いといえ、漁業者にとっては厳しい実態です。

 3団体とも共通して、外国の方々が現場を支えている実態も口にされました。共生への努力も、ていねいに進めています。広がる排外主義に対して、事実を理性的に伝えていきたいとも思います。

 道民医連の要請は介護の充実を中心にしつつ、医療での深刻な経営危機も訴えがありました。人口減少と高齢者増加が同時に進行する北海道では、医療・介護分野は党派を超えて力を入れるべきだと訴えたい。

 食料・農業や医療・介護など生きるうえでの土台が、こんなにも壊されているのかと日々感じます。高市総裁になろうと、自民党政治がおおもとから変わるわけではありません。

 農林漁業予算や社会保障予算を大幅に増やすため予算を組み替え、富裕層などへも適正な課税を求めていきたい。株価がどんどん上がって大株主は資産を膨らませていくなかで、国民は物価高などに苦しんでいるのですから。

 道総研での調査や農家との懇談などもありますが、あらためてまとめたいと思います。

 【今日の句】食料を 市場任せで いいものか

2025年10月5日日曜日

力を合わせ乗り越えた

 この土日は党地区委員会の会議をまわり、道建交労定期大会では党を代表して連帯あいさつ。どこでも話題は自民党・高市総裁で、新たな共同・運動や対抗軸をつくろうとの意欲も高まってきました。私もがんばります。

 党中央地区には、高市総裁に決まってすぐ「今後の政治はどうなるのか」と心配の電話があったとのこと。大軍拡やスパイ防止法、ジェンダー平等の後退、社会保障制度の改悪など、確かに心配です。

 しかし、国会では自公は少数。野党の側が問われているのに、国民民主・維新・参政などが連立政権への含みや協力姿勢を示しています。悪政は許さない世論づくりを急がなくては。

 道建交労は結成25年。森国委員長が結成当初の2大闘争(じん肺・国鉄)に触れて、どんな情勢でも力を合わせ乗り越えてきた歴史を話されました。

 私が現職だった10年前、救済法案めざす院内集会などが開かれたことを思い出しました。亡くなられた方もいたなか、「なくせじん肺」との必死の訴えが胸に響きました。

 国鉄闘争も、北海道では争議団と家族を支える集会などに、何度も参加しました。多くのことを学んだ、歴史的な労働運動でした。

 今もじん肺で苦しむ方はいるし、不当解雇や長時間労働・過労死など、裁判などで争っている方もいます。高市総裁が、自分の決意を込めて「ワークライフバランスを捨てる」と言ったことを、どう受け止めたでしょうか。

 旭川市では市議団の定例宣伝にも参加して訴えていたら、出張と思われる方から「はたやまさん、がんばって」と声がかかったり、日曜版電子版のチラシを受け取りにきた方がいたりと、激励や反響が相次ぎました。

 今週から来週は、政権の枠組みを含めて流動的な状況になるでしょう。月末には米トランプ大統領が来日することで、どの党も米国追随の姿勢なのか問われてきます。国会とともに北海道でも、声をあげていきたい。

 【今日の句】どの党が 自民補完か 見えてくる

2025年10月3日金曜日

今こそ平和の国際連帯を

 道AALA連帯委員会が創立60周年記念として、ヒセラ・ガルシア駐日キューバ大使を招いて明日、講演会を開きます。今夜の歓迎レセプションに私も参加して、若干ながら交流もさせていただきました。

 ガルシア大使が日本の地方へ出向くのは、今回が初めてと言います。講演は明日13:30から札幌市教育文化会館(中央区北1西13)で、参加費1000円(学生500円)です。私は残念ながら参加できないのですが、ぜひ足をお運びください。

 ガルシアさんのあいさつでも、トランプ政権による経済封鎖によってキューバ経済が厳しくなっていることが触れられました。しかし何度となく、困難を乗り越えてきたのがキューバの歴史。革命の伝統は続いています。

 道AALAはキューバへ訪問もしながら、駐日キューバ大使を招いた講演会などを開いてきました。このような活動があるからこそ、平和の国際連帯が築かれるのだと再認識です。

 私もスピーチの時間をいただき、キューバが核兵器禁止条約・第3回締約国会議で大きな役割を果たされたことに触れました。キューバが外交の基礎に核兵器廃絶を据えているのは、米国からの激しい圧力を受けてきたことにも起因していると思います。

 この会議を前後して、党では吉良よし子参議院議員・笠井亮前衆議院議員がガルシア大使に面会し、会議の成功へと力を合わせてきました。ガルシア大使に赤旗掲載の写真を見せると、吉良さんとは2回、笠井さんとは何度も会ったと話されていました。

 大国が侵略や虐殺に実行・加担しようとも、それを許さない国際運動が広がっています。その中軸となってきた非同盟諸国運動で、キューバが積極的役割を担ってきました。今日のような機会に恵まれたことに感謝です。

 スピーチのほかにサルサの披露もあって、会場はおおいに盛り上がりました。ちなみにガルシア大使のパートナーであるホルヘ・クレスポさんが、私の隣に座っていたので聞いてみると「私は踊りが苦手」とのことでした。

 行ったことのないキューバですが、時間とお金の工面がつけば一度は行ってみたい国です。とても刺激を受けた、国際交流のひとときでした。

 今日は先立って、党石狩地区の6中総学習会でも話をさせていただきました。「集中期間」が始まっているもとで、今月はあらゆる活動の前進をと強調もしました。

 私の話も集中して聞いてくださり、いっしょにがんばろうと最後に呼びかけ。キューバに負けずに、明るく元気に私もがんばりたい。

 【今日の句】大国の 横暴止める 連帯を

2025年10月1日水曜日

やっぱり日本共産党が伸びてこそ

 候補発表された昨日からあいさつにまわり、切実な実態や課題もうかがいました。看護師不足、教育管理、中小企業の経営難、物価高が家計直撃など話が尽きません。早く自民党政治を根本から変えないと。決意を新たにしました。

 ある診療所では、看護師不足のため系列病院から助勤が来るのですが、なにしろ遠く片道2時間。申し訳ないとの思いで看護師が休みを控えるようにしているという、胸が痛むような話を聞きました。

 生活保護の減額は違法と最高裁判決があったのに、いまだに国は謝罪も補償もしないどころか、新たな補正で減額を狙っているとの話も。OTC類似薬の保険適用が外されたら、このような貧困世帯は薬も手に入らなくなると、怒りの懇談となりました。

 米国もイスラエルも常軌を逸しているなか、「このまま世界が壊れていくのではと本当に心配」と語る方も。以前のあいさつまわりで、国際政治がこれだけ話題になったこともありませんでした。国内外ともに歴史的岐路なのです。

 せっかく自公が少数になったのに、維新や国民民主との連立政権かとも報じられ、参政党もスパイ防止法などで歩調を合わせています。やっぱり日本共産党が伸びなければダメなんだと日々日々、痛感させられます。

 札幌市厚別区で「しんぶん赤旗」購読も呼びかけると、せっかく来たのだからと継続して読むという方も。政策議論も薄い自民総裁選に呆れ気味で、今こそがんばってとの激励もありがたい。(写真は28日の厚別区「ふれあいまつり」でのもの)

 明日からは「しんぶん赤旗」日曜版電子版の登録も始まります。こちらの特設サイトから、ぜひご覧ください。まわりの方にもおすすめと拡散を、お願いしますね。

 【今日の句】気がつけば 今年も100日 切っていた

2025年9月30日火曜日

今度こそ議席奪還へ

 今日の「しんぶん赤旗」で報じられたように、再び衆院選比例・北海道ブロックの予定候補として挑みます。地域に密着し、自然・食料を大切に。大事にしたい教育・社会保障、そして平和・人権。アイヌ施策や千島問題など、北海道からの発信が大事な分野でも力を尽くします。

 参院選は党全体が厳しい結果で、私も紙智子参議院議員の議席を引き継げず痛恨の思いでいました。しかし、新たな連立政権を視野に自公政治の延命や、さらに悪い方向へ進みそうな今の国会情勢。やっぱり日本共産党が伸びなければ、です。

 先日、ある若い新聞記者が、私が国会議員であったことを知らなかったと聞きました。もう10年も前なので、知らない方がいるのも当然。あらためて地に足つけた活動を、と痛感です。

 衆院選比例は政党名を書きます。日本共産党という党名に誤解や偏見、とまどいを持つ方が多いのも事実。私も「共産党には近づくな」と言われて育ったので、その思いはよくわかる。

 中国や旧ソ連にも厳しく批判してきた歴史があるし、社会主義・共産主義は「人間の自由」が花開く社会をめざしていることも伝えていきたい。そもそも身近な相談相手として、地方議員や支部・党員ががんばっていることも、です。

 党員や「しんぶん赤旗」読者が増えてこそ、選挙のときには大きな力となります。来月2日からは赤旗日曜版の電子版も始まります。10月分は無料で読めますので、ぜひ特設サイトをご覧ください。

 今度こそ北海道での比例議席奪還へ。がんばります。

 【今日の句】国会へ 届ける願い てんこ盛り

2025年9月27日土曜日

湿原と希少動植物を守ろうと

 党釧路市議団主催の、釧路湿原とメガソーラーに関する「集い」。立ち見が出るほどの参加をいただき、ありがとうございました。市の条例についての詳しい報告や、湿原と希少動植物の保護への課題も聞き、学び多き「集い」となりました。

 日本エコロジー社による事業を機に市民からの声が高まるなかで、市議会も全会一致で可決された条例。石原篤・釧路市市民環境部長が、財産権などの課題があるなかで可能な限りの規制にした点や、希少動植物の保護も含めた釧路ならではの内容になったと報告されました。

 NPO法人トラストサルン釧路理事の杉澤拓男さんは、個人的意見として、国立公園の範囲拡大をと提案。市街化調整区域を定めた経過にも触れて、専門家の果たす役割と市民世論の喚起にも言及されました。

 参加者からの発言・質問も、切れ目なく続きました。ゾーニングの取り組み、釧路市音別地域でのメガソーラーの現状、原野商法で手にした土地の扱いなど、提案も含めた内容にお2人が答えられて、いっそう深まりました。

 党の考えと今後の取り組みについて、党市議団の活動や参院選政策などを交えて私から報告。再生可能エネルギーが進む欧州では、規制の面でも学ぶべき内容があることなどと比べ、国が取り組むべき課題について強調しました。

 ラムサール条約に登録された時のような市民世論の盛り上がりを、との感想もいただきました。いま問題となっている北斗地域とは別地域の事業は、オジロワシの生息地であることがわかり事業「廃止届」が出されたと言います。カギは市民の声の広がりと実感です。

 終了後には市内の支持者などへあいさつにまわり、3人の方が赤旗日曜版を購読。参院選で購読を止めた方が「地道にがんばってほしい」と、再購読されるという嬉しい出会いも。

 この声に応えて、地域密着の姿勢でがんばります。

 【今日の句】合意なく もうけ優先 見直しを

2025年9月23日火曜日

身近な課題から、世界と未来まで

 応援に駆けつけた遠軽町議選は、とまつ恵子候補が無投票で2期目の当選。ホッとしました。北見市へ移動して田村智子委員長の党創立記念講演を聞き、身近な課題から世界と未来までの展望に、私も元気をもらいました。

 とまつ候補は養護教諭42年を経て、前回の町議選で初当選。子どもからお取り寄りまでの願いを受け止め、町議会で質問し続けました。町営団地から出てくる方や車の中からの応援など、期待の大きさも感じました。

 とまつ候補は、①オホーツク管内で遠軽町だけ未実施になっている高校生までの医療費無料化など子育て応援、②補聴器の購入補助など高齢者支援、③住民の合意がない大型再エネ施設に反対ーーなどを掲げました。

 とまつ候補の訴えも、回を重ねるごとに力が入っていきます。町民アンケートに答えてくれた230人の願いを実現しなければとの思いが、ひしひしと伝わってきました。

 オンライン記念講演は、高良さちか参議院議員はじめ4人のメッセージが胸に響き、小池晃・白川容子の両参議院議員(吉良よし子参議院議員は発熱で参加できませんでした)のあいさつには、国会と連携して私もがんばらねばと思いました。

 田村委員長は日本共産党の役割を5つの点で明らかにして、どれもが説得的。国内政治で極右・排外主義の伸長に対し、だからこそ日本共産党のがんばりどきという点は、遠軽町議選での反応と重なりました。

 講演後、視聴会場に来られた党員のみなさんに、あらためて私から参院選のお礼もあいさつも。選挙前も選挙後も行けてない地域も多いので、こういう機会も大事にしていきたいです。

 そういうわけで、ただいま北見市から札幌市へのバスで移動中です。

 【今日の句】いつだって 苦難軽減 いつだって

2025年9月19日金曜日

未来は暗くなんかない

 安保法制(戦争法)の成立強行から10年。札幌市での総がかり行動には、高校生たちがデモパレードに飛び入り参加も。集会では日本共産党を代表して私がスピーチしました。決して未来は暗くなんかありません。

 10代・20代の方には、10年前の世論の広がりを知らない方もいるでしょう。国会前には連日、数千から万の単位で反対の抗議行動がおこなわれ、若い世代や子を持つ母親、学者や弁護士、労働組合はじめ多くの団体が参加する空前の広がりでした。

 札幌でも毎週のような集会・デモに、自発的な行動も広がりました。当時は現職だった私も国会前の集会や、札幌の集会に日帰りで参加して情勢報告するといった毎日でした。

 空前の運動のなかで、市民のみなさんから「野党は共闘」というコールが起きました。それに応えようと、採決後の翌日に日本共産党は緊急の中央委員会総会を開き、新しい政権に向けて「市民と野党の共闘」を進める方針を打ち出したのでした。

 他国の軍事力を前に、今こそ専守防衛強化が必要だ、という方もいます。しかし安保法制は、前年に安倍政権のもとで集団的自衛権を認めるという、新たな憲法解釈を閣議決定したことから始まったもの。米国といっしょに軍事行動が可能になるのです。

 在日米軍は日本防衛の任務を担っているわけではなく、いわゆる「殴り込み部隊」。その米軍を後方から支援するとなれば、相手からすれば、一体として見られるのは当然です。「兵站は軍事行為ではない」という言い分は通りません。

 しかも日本政府は、この10年間で自衛隊と米軍との一体化を進めてきました。一体化といっても実態は、米軍の指揮下に自衛隊が入るというものです。いま北海道はじめ全国で実施されている日米共同訓練も、この流れにあるものです。

 日本で軍事費が増えれば、社会保障や教育、農林漁業などの予算が増えないのも当然。物価高・生活苦に自民党政権が無為無策なのは、このような予算の制約があるからです。このまま軍事大国化していって、本当にいいのでしょうか。

 自民・公明だけでなく、維新や国民民主、参政なども大軍拡で歩調を合わせています。維新は連立政権も視野に、憲法9条2項の削除まで打ち出しました。自民党の総裁候補にも、平和と民主主義に背を向けた公約があります。

 あらためて身近なところから、今の政治や社会を語り合いましょう。世界でも大規模な平和の行動、草の根での対話が広がっています。せめぎあいのなかで、新たな共同を広げていきましょう。私もがんばります。

 【今日の句】元気よく まだこれからが せめぎ合い

2025年9月16日火曜日

軍事大国へと進んでいいのか

 全国各地で11日から始まった日米共同訓練。北海道には今日、オスプレイが飛来しました。道憲法共同センターが呼びかけた緊急の抗議行動に私も参加し、米軍と一体にたたかう自衛隊として「戦争する国づくり」は許さないと訴えました。

 道憲法共同センターの小室正範事務局長、戦争させない市民の風・北海道の山口たか共同代表もマイクを握りました。訓練中止を求めるシュプレヒコールには、バス車内からの注目も。報道各社も取材もありました。

 米空軍オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落し、乗員8人が亡くなったのが2023年。このような事故が相次ぎ、米国では「未亡人製造機(widow maker)」の異名もつけられました。不安はぬぐえません。

 そもそも10年前に安保法制が強行成立させられ、それ以降は日本の大軍拡と、自衛隊と米軍の一体化が進みました。一体化といっても、米軍の指揮下に自衛隊が入るというのが実態です。

 その流れでおこなわれる今回の訓練は、規模の面でも過去最大。まさに質量ともに「戦争する国づくり」の一環ではないのか。この点の指摘は、報道でも弱いと思います。

 軍事には軍事でと対抗していけば、歯止めが利かなくなります。アジアの平和を望む世論や外交が東南アジアで強まっている今、日本が進む道は軍事大国ではなく、外交・協調の道ではないのか。

 戦争につながる訓練はやめよ。引き続き声をあげていきたい。

 【今日の句】軍拡は変わらぬ 自民総裁選

2025年9月14日日曜日

自分らしく生きられる社会を

 さっぽろレインボープライドは今年も大盛り上がり。パレードには日本共産党北海道委員会として登録し、私もいっしょに歩きました。各地で「ハッピープライド!」と掛け声もあって、明るく楽しいパレードでしたよ。

 参院選挙区候補だった宮内しおりさん、前札幌市議の千葉なおこさん、元札幌市議の平岡だいすけさんらも参加。民青同盟の青年たちや党サポーターの方も来られ、約3kmを歩きました。

 私の前を歩いていた方のプラカードには「多様性は認めるものでなく、すでにあるものです Diversity is here」。同感です。

 認めるどころか否定する論調や、あからさまな差別もくりかえされる今の日本。同性婚や選択的夫婦別姓も多くの方が支持しているのに、否定的な政党・政治家も多い。

 そんな偏見・誤解をはねとばし、前向きな世論へと進めてきた「レインボープライド」。自分が自分らしく、自分が自分として生きられる社会へ、私もいっしょにがんばります。

 【今日の句】めざしたい みんな違って いい世界

2025年9月10日水曜日

戦争につながる演習やめよ

 明日から始まる日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン」中止をと、道憲法共同センターなどが呼びかけた抗議宣伝に参加。プラカードなどを持った数十人もの方々と、演習中止をとシュプレヒコールもあげました。

 「台湾有事」などを念頭に、過去最大規模の参加による今回の演習。米国から要求されてきた自衛隊と米軍の「一体化」を、より進めるものです。

 「一体化」でも、実態は米軍の指揮下に入るもの。専守防衛が任務の自衛隊が、他国へ殴り込む米軍と「一体化」するとは、戦争参加そのものにならないか。

 間もなく安保法制(戦争法)強行成立から10年。その具体化は進められながらも、憲法9条と世論が歯止めとなってきました。今日のような宣伝も、その力の1つです。

 オスプレイ来るな、演習やめよ。まわりにも広げてください。

 【今日の句】どの総理だろうと 米国いいなりか

2025年9月8日月曜日

きっぱり自民党政治から決別するとき

 石破首相が辞任を表明。国民の生活苦は続いているのですから早く臨時国会を開くことと、行きづまった自民党政治全体を終わらせるため「自民党とたたかう姿勢をもつ野党と協議をしていきたい」と、田村委員長は会見で述べました。問われているのは野党の側です。

 衆参ともに自民・公明は過半数割れなのですから、新しい政治をつくるチャンスのはず。この民意に応えることこそ大事なのに、どの党が自民党と協力するか、との報道がされています。

 自民党内での「政権たらいまわし」や、一部の「野党」を取り込んだ延命策でも、深刻な混迷と危機は打開できません。きっぱりと自民党政治から決別するときではないのか。

 財界・大企業ばかりが優遇され、国民生活には重い負担が押しつけられてきました。米国いいなりのもと、また大軍拡や農産物輸入などが続けられようともしています。

 この「2つのゆがみ」を根本から変えることこそ、行きづまった日本を変える道。地域・職場・学園で、もっと語り合う機会を持ちたいですね。私も地に足つけて、希望ある変化の道を広げていきたい。

 【今日の句】表紙だけ変えても ゆきづまる自民

2025年9月2日火曜日

貴重な湿原や希少動植物を守るには

 明日の中央委員会総会に参加する前に、岩渕友参議院議員の力を借りて、環境省からのレクのため国会へ。テーマは釧路湿原周辺のメガソーラー建設についてです。まとめは落ち着いてするとして、端的に記しておきます。

 報道もくり返されている釧路市北斗地域での建設工事は、国立公園内ではありません。しかし、4・2haに約6600枚という規模で、特別天然記念物であるタンチョウやオジロワシなどへの影響が懸念されています。規模は大きく思えますが、アセスメント対象になる規模ではありません。

 文化庁の見解をもとに釧路市教委が再調査を求めたり、環境省も昨日から、釧路市にて聞き取りなどをしています。

 今日の報道では、道から許可を得ず着工した森林法違反の疑いがあり、道は工事の一部中止を勧告したと報じられました。

 釧路市では、今月の市議会に条例案が提出される予定です。しかし、着工された工事に遡及することは現行の法令上も難しく、上記のように日々の情勢も変化しています。

 私も釧路市に住んでいたこともありますが、湿原や希少動植物に対する市民の思いはひときわです。様々な努力があり、例えばタンチョウは生息数も増えてきています。

 湿原は観光資源でもあるだけに、開発と自然保護の調和については、くり返し議論もされてきました。その結果、海岸線より6km北側からを国立公園とした経過があります。

 再エネについては市も多くの市民も否定しないものの、全国からの反響もあり、あらためて議論と運動が広がっています。今回の工事現場で言えば、オジロワシの生息にかかわる場と専門家から指摘されています。

 今日のレクテーマは、これらについての基本認識、「種(しゅ)の保存法」とオジロワシなどの保護増殖計画について、釧路湿原の鳥獣保護区についてなど。党釧路市議を通じて、情報も提供いただきました。

 これまで釧路での鳥獣保護区は、おおむね国立公園内でした。拡張するには地権者との合意が必要となります。財産権との関係で、簡単に拡張とはなりません。 

 工事を進めるなかで、歴史的埋蔵物が見つかるときがあります。多くは事業者が工事を止めて、延期などの措置を取ることもあります。希少動植物などで新たな知見が発覚した時も、同様のことと思います。

 今回の件だけでなく、再エネ大規模施設と自然環境保護との調和は、各地で問題となっています。ケースごとに事情も違うだけに、あらためて課題を蓄積・反映してもいきたい。

 党釧路市議団でも「つどい」を計画しており、今日の内容ももとに私から話す予定にしています。大事な自然環境を守ることに、私も力を合わせていきたい。

 【今日の句】やみくもな開発 国でも規制へと