2025年6月19日木曜日

若い世代と力を合わせて

 日が射すというより、熱が射してくる暑さの山形県。三井寺修・県選挙区予定候補と山形市・上山市・米沢市で街頭演説や「つどい」にまわり、嬉しいことに学生が入党してくださることも。私も元気をもらいました。

 地元の三井寺さんでさえ、「今日は暑いです」とこぼすほど。聞いてくださる方も無理せず日陰でと声をかけつつ、来月の参院選はどうなることかと、今からハラハラです。

 ともかく参院選公示は7月3日となりそうで、あと2週間となりました。参院選前の各地の訴えは、これが最後になりそうです。街頭演説には報道各社の姿もありました。

 三井寺さんは、物価高に見合った賃上げの必要性と、中小企業などへの支援について訴え。山形県の最低賃金は時給955円で、東京都は208円の差があります。若い人が賃金の高い方へとなれば、人口減少に歯止めがかからなくなります。

 私からは消費税減税・インボイス廃止、農業や社会保障を大事にする政治に変えること、G7サミットでも浮き彫りになった米国いいなりをやめることなど、日本共産党ならではの役割と値打ちを協調しました。

 入党してくれた学生は、この間も日本共産党を応援していたとのこと。いよいよ参院選を前に、決意してくれたそうです。私も若い世代といっしょに、新しい社会の展望を元気に訴えていかないと。

 国会は衆議院の解散・総選挙がなさそうで、参院選が自公政権と補完勢力政党へ審判をくだす選挙となります。衆議院と同じく参議院でも自公を少数にできれば、政治が大きく変わります。問題は、自民党を助ける政党が伸びても変わらない、という点です。

 だからズバリ自民党政治の大元まで切り込む、日本共産党が伸びてこそ政治が変わる。明日は福島県で、暑さに負けずに訴えます。

 【今日の句】日焼け止め 塗っても塗っても 容赦なく

2025年6月18日水曜日

インボイス廃止も、くり返し訴えたい

 今日は小樽市へ。真夏のような暑さと日差しのなか、多くの方が演説を聞きに来てくださり、本当にありがとうございます。小樽市は宮内しおり道選挙区予定候補にとって、お父さんの出身地でもあることから、より多くの激励が寄せられていましたよ。

 石破首相が、消費税減税より給付金のほうが効果があると述べています。一時しのぎで収まらないほど、くらしや商売は物価高に苦しめられています。消費税減税の方が効果は大きいはず。

 小樽市は、多くの個人事業主や小規模事業者が地域経済・地域社会を支えています。古くからの街並みを守り、人情の町・小樽市を築いてもきました。その業者に新たな負担となっているのがインボイスです。

 インボイス登録をしなければ取引を打ち切られるかもしれない、しかし登録すれば課税となるーーこの選択に、どれだけ業者やフリーランスが苦しめられてきたことでしょう。

 インボイスが導入された口実の1つは、複数税率があることでした。一律5%へと減税すれば、その口実が失われます。だから一度きりの給付金でなく、消費税減税の方が効果は大きいのです。

 もちろん消費税は、減税を実現したら廃止へ。大企業減税をやめれば、赤字国債に頼らず、消費税減税の道が開かれます。くり返し訴えていきたい。

 明日からは東北へ。輪をかけて暑くなりそうですが、健康にも気をつけながら元気にまわります。

 【今日の句】この夏は いったい何度に 上がるのか

2025年6月17日火曜日

原発再稼働も「核のごみ」も押しつけるな

 今日は宮内しおり道選挙区予定候補と、北海道後志管内の街頭演説キャラバン。日が照り気温も上がるなか、多くの方が足を運んでいただき感謝です。久しぶりにお会いできた方もいて、嬉しい限りです。

 ニセコ町では役場の近くだったこともあり、片山健也町長が見えられました。寿都町では、越前谷由樹町議から激励いただきました。本当に、ありがとうございます。

 後志管内は、国政の重要課題が集中している地域。泊原発の隣町・岩内町、「核のごみ」文献調査が押しつけられた寿都町、新幹線・並行在来線や農林漁業の課題で黒松内町・蘭越町・ニセコ町・倶知安町・余市町とをまわりました。

 泊原発は原子力規制委員会から「事実上の合格」とされました。しかし、防潮堤などの工事は途中だし、核燃料を搬送する港や運送ルートにもどれだけの費用がかかるかもわからない。高い電気料金が続きかねません。

 そもそも活断層や、埋め立てた敷地の液状化など、本当に安全と言えるのでしょうか。原発を動かせば出てくる「核のごみ」処分も決まらないまま、再稼働に進むことは認められません。

 その「核のごみ」文献調査で、町民の分断が起きた寿都町。概要調査に進めば、また同じことが起きてしまいます。鈴木知事でさえ「札束で頬をたたく」ようなやり方だと言った、地方への押しつけをやめるために私も力を尽くしたい。

 新幹線の札幌延伸が延期されたもと、バス転換するとした函館本線(山線)についても、あらためて検討し直す時とも訴えました。並行在来線はJRから経営分離するという過去の閣議決定も、見直す時です。

 バス転換といっても運転手の確保が見通せず、具体的な議論は進んでいません。新幹線工事は立ち止まって、公共交通の維持・存続に国が役割を果たすよう訴えていきたい。

 基幹産業の農林漁業、医療・介護、子育てなど他にも課題は山積です。「今度こそ国会に行かなきゃね」など、たくさんの激励もいただきました。

 ちなみに今日は、宮内さんが33歳となる誕生日。ケーキでお祝いしました。

 【今日の句】核のごみ いつも地方へ 押しつけか

2025年6月16日月曜日

庶民のくらしを知る政治家を

 きょうは朝・昼・夕と札幌市内で、宮内しおり道選挙区予定候補と街頭演説。シールボードをもっての対話では「政治家は庶民のくらしを知らない、信用できない」という方もいらっしゃいました。

 日本共産党が企業・団体献金や政党助成金を受け取っていないことを知らなかったようで、それを話しても何やら半信半疑のよう。くり返し広げなければと痛感しました。

 物価高で苦しい毎日を、どれだけ政治家はわかっているのか-ー自民党政治では、もうダメだとの思いが広がっています。苦しみを代弁し、実際に政治を動かす力を語っていきたい。

 自民党が参院選公約に、全国民に2万円を給付するとしています。一時的な給付より、継続した減税の方が経済的にも効果があるのでは。聞いた限りでは、給付に不評の声も多い。

 参院選は、どの党が伸びれば消費税減税へと進める力になるのか問われます。市民の苦難を聞いてきた草の根の党・日本共産党を伸ばしてほしいと訴えます。

 明日は後志管内へとまわります。

 【今日の句】施しのように 給付と言われても

2025年6月15日日曜日

奪っていい命などない

 北海道パレスチナ医療奉仕団が中心になった「ガザのパレスチナの命を救え」集会に、久しぶりに参加できました。足を止める若い方の姿が多く、みんな胸を痛めているのですね。このように声を上げ続けることが、やっぱり大事です。

 私も一言スピーチ。ガザへのジェノサイドにとどまらず、国際法に反するイランへの先制攻撃をおこなうイスラエルは許されない。日本から声を上げよう、私もいっしょにがんばると述べました。

 国籍を問わずスピーチされる方が続き、医療奉仕団長の猫塚義夫からは、ガザ虐殺などは国連でも政治的問題と議論されていると報告。「参院選で、パレスチナ国家樹立を表明する政党を」と述べられました。

 イスラエルの虐殺や先制攻撃を、米国が容認・共同していることもひどすぎる。それでも日本政府は米国追随を続けるのか。石破首相はG7サミットで、トランプ関税と合わせ何を語るのでしょう。

 常軌を逸しているイスラエルには、国際法と国際世論で追い詰めなければなりません。簡単ではないにせよ、暴力の連鎖を止める力は世論なのだとくり返し訴えたい。

 通常国会も残り1週間。明日も、しっかりがんばります。

 【今日の句】暴力の 連鎖を止める 団結を

2025年6月14日土曜日

いろんな形で日本共産党をアピール

 今日は「JCPサポーター北海道のスタート集会」。最初の部分はこちらで視聴できますよ。サポーター・ボランティアのみなさんとも力をあわせて参院選での躍進・勝利へ、宮内しおり道選挙区予定候補とあいさつ・交流しました。

 北海道でのサポーター・ボランティアの問い合わせは、日本共産党北海道委員会へご連絡ください。札幌市以外の方は、近隣の党地区委員会をご紹介する場合があります。ご了承ください。

 宮内さんと私からのあいさつ後、昨年の総選挙を動画で振り返り、参院選に向けて意見交換の時間もありました。「ひとり街宣のマップをつくって可視化できるように」「2人のポスターを掲げて、自分の応援理由を広げる宣伝は?」など、取り組みたいことも自由に出し合い、これから本格化していくことになります。

 年齢はバラバラでも、よりよい社会にしたい思いは、みんな同じ。少しずつ空いてる時間を持ち寄って、街頭宣伝・ポスティング・SNSなど、いろんな形で日本共産党をアピールしてくださったら嬉しいです。

 参院選が7月3日公示としたら、あと18日。22日が投開票の東京都議選の結果も、大きく影響することでしょう。東京に知人・友人がいる方は、ぜひ日本共産党候補への支持を呼びかけていただけないでしょうか。私も心ひとつにがんばります。

 【今日の句】政治・未来 もっと気軽に 語り合おう

2025年6月13日金曜日

どの町でも安心してくらせるように

 今日は宮内しおり道選挙区予定候補と、上砂川町・歌志内市・赤平市・芦別市をまわる宣伝キャラバン。産業育成・地域社会の維持に今も苦労している旧産炭地を、しっかり支える政治にしたいと訴えました。

 多くの方が演説を聞きに来てくださり、芦別市では若松市政市議からの激励もいただき本当にありがたい。越前等・上砂川町議、女鹿聡・歌志内市議、松井邦男・芦別市議が紹介・案内してくださいました。赤平市では宮井元市議がマイクを握りました。

 「石炭から石油へ」との国策転換により、旧産炭地では一気に人口減少が進み、その後の町づくりに苦労が強いられました。なかでも夕張市は財政再建を強いられ、ようやく2年後に終了となります。各自治体だけの責任で済ませてはならない課題と思います。

 どの町でも、医療・介護・福祉など安心してくらせる土台は、国が責任を果たして守るべき。それでこそ社会保障です。しかし、多くの病院が赤字経営を強いられ、今日まわった各自治体も例外ではありません。医療・介護の緊急支援や期中でも報酬改定をと、くりかえし訴えたい。

 赤平市の農家戸数は、2020年の農林業センサスでは79戸。宮井元市議の話では350戸いた時代もあったそうで、直近では79戸より減っていると思われます。中山間地域であり、大規模化・効率化なども簡単ではありません。規模を問わずに、どの農家も支援する農政への転換が必要です。

 移動中に、イスラエルがイランへの攻撃とのニュースが。どんな理由であれ、国際法に反した先制攻撃など許されません。ガザ虐殺など、ことごとく国際秩序をふみにじるイスラエルの蛮行を許さない世論と国際協調が必要です。日本も厳しい態度で臨むべきではないか。

 東京都議選も始まりました。都政を動かしてきた野党第1党・日本共産党の躍進・勝利へ、ぜひ東京のお知り合いに支持をお広げください。参院選と一体に、国民のくらしと平和を守る政治へと進めましょう。

 【今日の句】躍進へ あなたの町も 東京も

2025年6月12日木曜日

何としても議席を引き継ぐ決意

 宮内しおり道選挙区予定候補との合同「事務所びらき」に多くの方のご参加や、心あたたまる激励もいただき、本当にありがとうございました。今度こそ国政へとの思いを、私も新たにしました。さらに勢いをつけて、各地で訴えてまわります。
 
 ご参加いただいた方から、女のスペース・おん代表理事の山崎菊乃さん、戦争させない市民の風・北海道事務局次長の小林久公さん、道労連議長の三上友衛さんから、あたたかい激励のあいさつをいただきました。

 「DV被害や共同親権の問題を、しっかり国会で取り上げてほしい」(山崎さん)、「市民と野党の共闘にも、共産党の躍進が必要」(小林さん)、「賃上げを具体的に進める政策を持つ共産党に期待」(三上さん)との声を、しっかり国政に届けたい。

 本会議で最後の登壇を終えた紙智子参議院議員も、国会から駆けつけてくださいました。農林漁業はもとより数々の北海道の課題を国政に反映し、南富良野町を水害が襲ったときの対応についても真下紀子道議から触れられました。

 この貴重な議席を、何としても引き継がなければ。紙さんからも「比例5議席を必ず、そのために私も最後まで力を尽くします」と強調されました。

 宮内さんと私からも、それぞれお礼と合わせた決意表明。報道各社も多く、本番に向けた準備も加速して、事務所内も慌ただしくなってきました。スタッフともども力を合わせて、必ず勝利へとがんばります。

 あわせて昨日は街頭演説や道原発連の宣伝、道労働局へ最低賃金の引き上げに関する要請をおこないました。要請は真下紀子・丸山はるみ両道議と吉岡弘子札幌市議といっしょに、●すみやかに時給1500縁に引き上げ1700円をめざすこと、●全国一律の最低賃金制度、●中小企業・小規模事業者への実効ある制度の創設-ーを求めました。

 道労働局としては、地方審議会における議論へ準備する立場として、要請があったことは確実に審議会や本省へ報告すると回答。党道委員会としても本省への要請はおこなっていますが、中央審議会で示される目安に上乗せして引き上げられるかは、北海道独自の重要課題です。

 物価高に賃上げが追いつかず、最賃の大幅引き上げの必要性は共有されてきています。焦点は中小企業等への支援ですが、岩手県や徳島県は県が特段の支援策を講じています。全国にくらべて支援策が薄い北海道に対しても、同様に求めていきたい。

 街頭演説でのシールアンケートでは、個人事業主でインボイスに苦しんでいる方と話がはずみました。取引先との関係を続けるなら登録しないといけない、しかし登録すると新たに課税されてしまう-ーやっぱり消費税は廃止へ、まず一律に減税してインボイス導入の口実をなくさねば。

 「X(エックス)で大企業の減税を知って、おかしいと思っていました」という女性は、以前の選挙で私にも投票したことがあったとのこと。22日に小池晃書記局長が札幌に来る街頭演説も知っていて、「聞きに行きます」と嬉しい返事も。

 いろんな課題にも触れた1日。引き続きがんばります。

 【今日の句】紙さんの 志高清遠 ぐっと来た

2025年6月10日火曜日

ケアを大切にする政治こそ

 今日は札幌市豊平区と道民医連内有志後援会の決起集会。豊平区では「しんぶん赤旗」購読の申し込みが相次いだり、学生が高学費と生活苦の現状をマイクで訴えてくれたりと期待の声が広がっているとのこと。地域に密着した党と後援会のみなさんと、心ひとつに私もがんばります。

 道民医連内有志後援会は、オンラインを活用して全道からの参加がありました。物価高にともない消費税負担も重くなり、民医連加盟の医療・介護事業所苦しい経営を強いられ続けています。医師や看護師、介護職員不足も解消されていません。

 これまで経験のなかった感染症・コロナ禍も必死に乗り切り、命と健康を守る最後の砦としての医療・介護が、ここまで追い詰められるとは本当に許されない。日本共産党は5000億円の緊急支援を求めていますが、何より社会保障削減の自民党政治そのものを変えなければ。

 自民・公明・維新は、全国11万床を「余剰ベッドの削減」として減らす計画です。感染症などの際には余力のある医療体制が必要だったことを、もう忘れたのでしょうか。地域医療の危機も加速しかねません。

 介護の分野でも、訪問介護の基本報酬が引き下げられてから事業所の撤退・廃業・倒産が続いています。北見市の社会福祉協議会が、来年度末で訪問介護サービスをを終えるとのニュースも入りました。他の民間事業所に引き継ぐにしても、簡単ではありません。

 今日も発言で「介護事業所の閉鎖が続く、経験したことがない困難。政治が変わらなければ解決しない」「OTC類似薬の保険適用外しで、薬によるが15〜30倍の負担増」など、リアルな実態が次々と。

 医療機関の消費税負担も重い。これは食料品0%では解決できないので、対象を限定しないで一律減税こそ効果的です。緊急支援とともに、くりかえし訴えていきたい。

 命と健康を脅かしながら、軍事費には湯水のように税金を注ぎ込む自民党政治をどうしても変えようと、熱い思いを交流しあいました。明日も元気にがんばります。

 【今日の句】コロナ禍も越えた 現場を見捨てるな

2025年6月9日月曜日

消費税は「社会保障の安定財源」ではない

 真夏日となった札幌。暑さに負けず定例宣伝や「9の日」行動、石狩市での演説&トーク集会、夜はオンライン全国候補者会議と、宮内しおり道選挙区予定候補と駆けまわりました。石狩市では初めての参加という方も多く、会場いっぱいに。時間が足りなくなるほど、質問や意見が出されました。

 宣伝でもチラシを受け取る方の姿が、目立つようになってきました。参院選の想定される公示日まで1ヵ月を切ったことに、国会最終盤に内閣不信任決議案が出されるかどうかで解散・総選挙の可能性もあり、関心も高まっているのを感じます。

 ともかく、あらゆる点で行きづまった自民党政治を変えるには、日本共産党の躍進が必要であることを、いろんな角度から伝えていきたい。くらし最優先の政治へ、その中心の1つは何といっても消費税減税です。

 石狩市の演説会では「今さら聞くのも恥ずかしいのですか」と手を挙げた方がいて、「消費税は社会保障に使われていると聞くけど本当ですか」との質問でした。消費税についての、そもそもの疑問は各地で聞かれるようになってきました。

 そもそも消費税が導入される以前は、所得税や法人税の税収が社会保障の財源だったわけです。それが消費税に置き換えられただけですが、実際は大企業や富裕層への減税財源とされてきたのが消費税でした。中心点を宮内さんから答えました。

 「大企業減税11兆円以外の、他の税収は」との質問も。大企業の法人税率を28%に戻すこと、所得が1億円を超えると税負担率が下がってしまう「1億円の壁」を見直すことなどを私から答えました。不公平な税制に切り込むことが大事なのです。

 消費税減税が大きな争点になり、どうすれば実現できるかに関心が高まっています。街頭で端的に訴えることにも、さらに磨きをかけたい。赤字国債に頼らないことも、共産党ならではの財源策であることも伝えなければ。

 「9の日」行動も、署名に足を止める方の姿がありました。国会前では学者・文花人のみなさんが、学術会議解体法案を廃案にと、座り込みや集会を連続しておこなっています。多くの人に知ってもらいたく、私も連帯の気持ちを込めてスピーチしました。

 社会や政治を動かすのは、やっぱり国民の声。自民党に寄り添い助ける政党でなく、国民と手をつなぐ日本共産党を参院選で大きくしてください。

 【今日の句】庶民から 安定奪って 何言うか

2025年6月8日日曜日

社会を動かすのは、やっぱり国民の声

 今日は第14回「オール埼玉総行動」集会に、伊藤岳参議院議員・矢野ゆき子参議院比例予定候補と参加。全県から4300人が参加し、熱気あふれる集会・パレードに私も元気をいただきました。

 「オール埼玉総行動」は2015年に1万人規模の集会を開催し、小選挙区ごとの会もいっしょに、このような集会を開いてきました。実行委員会の呼びかけに連合埼玉・埼労連・埼玉弁護士会がそろって後援するという、埼玉ならではの「総行動」となっています。

 政党からも、立憲主義を守る立場から立憲民主党・日本共産党・社民党・新社会党が壇上に並び、共産党は伊藤岳参議院議員が連帯あいさつ。私と矢野さん、城下のり子・伊藤はつみ両県議も、岳さんから紹介いただきました。

 主催者・後援団体のあいさつに、ゲストスピーチとして「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」の菱山南帆子さんが登壇。熱い訴えにひっきりなしに拍手が起き、「戦争させないための、大人の責任を果たしましょう」との呼びかけにも、さらに大きな拍手が起きました。

 医療生協・埼玉土建・農民連・埼高教・民青・埼教組などから、切実な働く実態など交えたリレースピーチも。「政府が国民の命を守るなら、防衛費でなく医療・介護に予算を」「子どもたちに戦争しない未来を」との呼びかけが胸に響きました。

 北海道以外のこのような集会には初めて参加しましたが、熱気ある共同行動に圧倒されました。憲法の意義を学び合い語り合う市民活動が、埼玉県下では活発でもあります。子連れの子育て世代の参加も多く、層の厚い集会でした。

 共同も変化も積み重ねがあってこそ、と実感です。パレードのコールも力が入っていました。やっぱり社会を動かすのは国民の声。私も心ひとつに、また明日からがんばりたい。

 【今日の句】幸せをつくる 土台は憲法に

2025年6月7日土曜日

首相の人権感覚を疑う

 石破首相が前橋市に来た今日、私は隣の高崎市で街頭演説など。首相の「群馬は怖い人多そう」発言は看過できないし、日本共産党の躍進で自民党政治を変えようと、さらに私も力を込めて訴えました。

 どのような発言か、産経新聞から引用すると「われわれ西日本の人間は北関東と聞いただけでなんか怖そう、群馬県と聞くと怖い人がたくさんいそう、女性は強そう、なんか引いちゃうところがある」とのこと。

 首相は「差別という意識は全くない」と釈明したそうですが、群馬県民だけでなく女性に対しても、差別や偏見を助長する発言ではないのか。地方創生など以前に、首相の人権のとらえ方が問われています。釈明に納得などいきません。

 今日は街頭演説のほかに「若者トーク」集会も。大学生や保育士・教員、「半農半X」で生計を立てている方など幅広い参加があり、仕事の様子や政治への要望など語り合いました。

 「7時間労働というのがいい」「そうすると保育士を、もっと増やすなどしないと」など、身近に課題となっている話が続きます。24時間型社会をどう見直すかという話もあり、やっぱり時間が足りなくなるほどの話し合いに。

 その後の街頭演説にも応援に駆けつけてくださり、にぎやかな雰囲気に手を振る若い方の姿も多い。ベテラン党員のみなさんも励まされていて、笑顔あふれる街頭演説になりました。

 30度を超え、宣伝カー用の日傘に守られながら私も元気に訴えました。大沢綾子県議・伊藤敦博高崎市議にも、お世話になりました。明日は埼玉県で、「オール埼玉総行動」集会・デモに参加します。

 【今日の句】一国の 首相が国民 蔑むか

2025年6月6日金曜日

医療・介護へ支援を急いで

 今日は栃木県へ、福田みちお選挙区予定候補候補が市議を務めた日光市はじめ、県内4市で訴えに。宇都宮駅前には、地元紙が福田さんの取材に来るなど本番間近の雰囲気でした。

 福田みちおさんは日立製作所で働いた後に、日光市議を2期務めました。働く人を大切に、そして地域密着の活動をと続けてこられ、今度は国政に挑戦です。

 日光市は2006年に合併していますが、旧足尾町では人口減少が続くなか地元の双愛病院が廃止を決めるなど、苦難が続いています。今日も福田さんから「医療・介護へ緊急支援を」と訴えられました。

 あたたかく穏やかな福田さんを応援しようと、日光市では横断幕も準備して、多くの方が駆けつけてくださいました。すぐ国会で働ける福田さんを押し上げてほしいと、私からも呼びかけました。

 小山市では大学行きバスの中から学生が、栃木市では観光に来ていた若い方が手を振ってくれるなどの姿も。宇都宮駅前でも、若い方からの激励に野村せつ子県議が応じていました。嬉しいことです。

 年間の出生数が70万人を割ったと報道されました。結婚・出産は、個人の自由・選択が大前提です。同時に、若い世代が安心して生活や仕事ができる社会なのか、ジェンダーの課題と合わせて子育てしやすい環境なのかが問われています。

 若い世代は、多くの不安や疑問を抱えています。それに応える政策を伝えるとともに、いっしょに打開の声を上げようとも呼びかけたい。明日は高崎市へ、若い世代とのつどいもありますので楽しみです。

 【今日の句】夏日にも 3日となれば 慣れてきた

2025年6月5日木曜日

これまでの農政の失敗をくり返すのか

 今日は取手市へ、街頭演説や農業者との「つどい」など。参院選前の茨城県での訴えは、今日が最後かもしれません。ぐっと気温が上がるなか、多くの方が来てくださいました。

 準備してくださった横断幕には「おかわりできる日本に」。主食である米が国民は手に入れられず、農家は再生産できる価格ではなかったため後継者がいないとは、自民党農政の誤りそのものです。

 「誘われて来て、初めてきちんと共産党の話を聞いた。よくわかりました」と、演説を聞かれた方の一言が嬉しい。報道される機会が少ないのですから、端的にしっかりと伝わる演説を、さらに努力したいです。

 農業者との「つどい」は、これまでの農業政策への不満や現状の苦労など話が尽きません。「政府は大規模化をと言うけど、もう農地を引き受けられる農家もいない」「認定農業者となっても、補助制度など使い勝手が悪い」などなど。

 「1俵あたり1万数千円の時代があったが、その後にドンドン米価が下がり、ドンドン生産資材は上がっていった」。この不足する差額を、政府が保障・補償で支えるべきだったのです。しかし実際は、農業予算そのものまで減らされてきたのでした。

 石破首相も米の増産へ舵を切るようですが、農業予算を増やすとは聞きません。これまでどおり農地の集約化・大規模化で効率的な生産をというのなら、まったく反省がないと言わざるを得ません。

 今日も意見が出されましたが、農地や地域が守られているのは多様な生産者がいるからこそ。大規模偏重で、家族経営や小規模農家の果たしている役割を軽視しては、これまでの失敗をくり返すことになるのではないか。

 ましてミニマムアクセス米の活用の検討も、小泉農水相から発言されています。どれだけ農家の意欲を奪う発言なのかと、自覚がないのでしょうか。やっぱり自民党農政そのものの転換が必要です。明日もしっかり訴えたい。

 【今日の句】農相は 検証言うが 反省なし

2025年6月4日水曜日

大宮駅前は熱かった

 今日は埼玉県へ。党県委員会総会であいさつ後、発表されたばかりの矢野ゆき子・参院比例予定候補と大宮駅にて街頭演説へ。比例5議席以上へ、埼玉県では伊藤岳さんの再選へと力を込めました。

 矢野ゆき子さんは川口市議(3期)を務め、昨年の総選挙では県1区候補として挑みました。地方政治に通じた、すぐに国政で働ける方です。

 さっそく今日の街頭演説に、応援に駆けつけた方も。伊藤岳サポーターさんも来てくださり、参院選モードへとギアも上がってきました。

 矢野さんは、日本被団協代表委員・田中煕巳さんと20代のころから交流があり、昨年の総選挙でも田中さんが応援に来てくださっています。今日も矢野さんは、日本政府が核兵器廃絶をと力を込めました。

 私からも消費税減税、米政策を大元から切り替えること、石破政権で進められている戦争する国づくりを止めようと訴え。タクシーも多く、伊藤岳参議院議員が配車アプリの問題を国会で取り上げたことも紹介しました。

 歩きながら友人と手を振る青年や、立ち止まって演説を聞き、乗ったタクシーから窓を開けて手を振る方など反応も熱い。バスを待っている方の聞いてくれている様子もわかりました。

 ついつい力が入ると、とたんに演説のまとまりがなくなるのが私の悪い癖。限られた回数の演説になっていくので1回1回を大事に、明日は取手市で訴えます。

 【今日の句】ごまかさず 切り込む力 共産党

2025年6月3日火曜日

主権は国民にこそ

 今日は「INIT国民発議プロジェクト」のオンライン討論会に、発言者の1人として参加しました。討論テーマは調査研究広報滞在費(旧文通費)、政党交付金、企業・団体献金について。あらためて準備するなかで、憲法に立ち返ることが大事だと実感した次第です。

 「政治とカネ」として一括に議論されますが、そもそも政党・政治家や国会は、どうあるべきなのでしょう。その土台こそ憲法だと思います。

 憲法では国民主権が定められ、国民には政治的自由・政治的権利があります。国会は国権の最高機関として、立法機能とともに政府行政を監視監督する役割があります。

 国民主権の国でありながら、資金力のある大企業が多額の献金をして、政策を左右してきた歴史があります。昨年の裏金事件は、パーティー券という形を変えた企業献金で多額のお金が集まるからこそ、起きた事件でもありました。

 政党交付金も、助成額は国民1人あたり250円とされますが、国民主権の立場に立てば、国民みずから自分の意思で政党に寄付することこそ、政治参加の基本と言えます。寄付しない自由も、もちろんあります。この権利を侵害する政党交付金も、企業・団体献金と合わせて議論が必要な時期に来ているのでは。

 旧文通費は、そもそも国会議員が行政監視という大事な役割を果たすなら、必要な経費と考えます。ただ、あまりに不透明なうえ、残額について返納の義務がないというのは問題です。日本共産党は国会で、使途の公開と返納のルールづくりを主張してきました。

 今回の討論会は賛成・反対それぞれの立場で議論し、後に視聴者が投票できるうえでの参考にすることが目的です。党や私の考えも落ち着いて伝えられたかは、視聴された方の判断にゆだねたい。

 このような国民的議論の場や、国政に働きかける国民的運動の広がりは、大事なことと思います。「政治とカネ」だけでなく公職選挙法や市民の政治参加まで、幅広い討論から私も学ぶことが多くありました。

 参加の機会をいただけたことに感謝です。明日からは北関東へ、暑さに負けずがんばります。

 【今日の句】選挙でも 金権政治家 一掃を

2025年6月2日月曜日

ていねいに語ることの大事さを痛感

 宮内しおり道選挙区予定候補と街頭演説や、国内初となる地対艦訓練の中止を求める要請、夜は党と後援会の全道決起集会と慌ただしかった1日。しかし、多くの学びがあった1日でもありました。

 陸上自衛隊は先月、静内対空射撃場における上記訓練をおこなうと発表しました。88式地対艦誘導担を計2発、発射するというものです。地対艦ミサイル部隊は3月に大分県で配備され、北海道では北千歳・美唄・上富良野の各駐屯地に配備されています。

 この訓練は、道や地方自治体への事前説明がないまま4月に報道されました。実施場所は調整中とされながら、すでに静内の名が上げられていました。地元での不安が生まれるのは当然です。

 要請に参加した新ひだか町・川合清町議は「赤潮の被害から、今も漁業者は苦しみのなかにある。そこに訓練と言われても、不安が出るのは当然だ」と、中止を求めました。陸自の計画では、半径40kmの沖合に着弾させるとしています。

 宮内さんや丸山はるみ道議、道議候補を務めた小室正範さんや私からも厳しく訴えました。「要請された内容は誠実に伝える」と、きちんとメモを取っていたのは珍しいほどでしたが、住民の不安をよそに実施したうえ、来年度以降も常態化していくことなど許されません。

 街頭演説は、消費税減税や財源について聞くシールボードを使いながらの対話も。賛成・反対の中間に貼った方の理由は、「財源がはっきりしないから」。大企業に負担させすぎとならないかと疑問もあり、じゅうぶんな担税力があることは政府も認めていることを話して、納得くださいました。

 減税に反対という青年は「大企業が法人税の低い国に移転しかねない」。だからこそ世界各国で「抜け穴」をふさぐための議論や協調が進められているし、日本共産党も国際連帯・国際的規制が必要との立場を話すと、がらっと態度が変わりました。

 「実は共産党の考えに近いものがある」と話し始めたのです。ブラック企業に勤める友人が心身ともに追い込まれているそうで、社会保障の大切さを伝えたかったそうです。斜に構えた感じを受けた青年でしたが、友人思いのやさしい青年でした。

 社会は複雑なものだし、日本共産党の主張はテレビ・新聞で目にすることも少ない。一方で、行きづまった日本社会をどうにかしたいと思っている方は多くいます。

 端的に伝えることも大事ですが、疑問にきちんと答えていくことも大事。だから対話が必要だと痛感です。夜の全道決起集会は、オンラインもあわせて熱気あるものとなりました。私もがんばります。

 【今日の句】公示まで あと1ヶ月 全力で

2025年6月1日日曜日

語り合ってこその希望

 「選挙の投票率を上げよう」と開かれた「投票フェス」(会場は札幌地下歩行空間)に参加しました。パネル展示やマーケットなどに、足を止める方も次々と。このような身近なところから、ぜひ政治とのつながりが広がっていくといいですね。

 「政治家さんとお話しよう」コーナーは、宮内しおり道選挙区予定候補・佐藤綾札幌市議と時間を分けての参加となりました。私の時間帯は、社民党道連・浅野隆雄幹事長といっしょでした。

 「投票フェス」は、単に投票率を上げるだけではフェイクや差別・分断も広がりかねないと、憲法を尊重することを大事にしています。民主主義の土台を、政治家みずからが壊すようなことは許されません。

 始まる前に「JRで障害者手帳の提示を求められた」と、車椅子を利用されている方からの話を受けました。割引切符は購入のさいに手帳を示していますし、改札を出るときに手帳を見せてほしいとする合理的理由はないはずです。

 以前に精神障害のある方からも、手帳を示すと自分が障害者だとわかられてしまい困る、との話を聞きました。尊厳をふまえた対応が必要です。しっかり、ご要望をうかがいました。

 その後に語り合ったテーマは幅広い。米価高騰・消費税減税、フリースクール支援や改定「給特法」案の問題、千島問題にかかわりサンフランシスコ条約での放棄についてという思わぬ質問も。

 あらゆる場面で自民党政治が行きづまっているのだと痛感です。「若い人が希望をもてる話を」との要望もありましたが、このような場をつくるなど、声を上げていくことこそ希望だと述べました。

 政治を変えることと国民の声の高まりこそ、社会を動かす車の両輪。私も地に足をつけてがんばろうと、あらためて気づかされたフェスでした。

 【今日の句】こんな輪が 広がってこそ 民主主義

2025年5月30日金曜日

歴史の不正義をただす立場こそ

 耳を疑った、安倍昭恵氏によるロシア・プーチン大統領との面会。林官房長官は「政府として(昭恵氏と)やりとりはしていない」と述べましたが、現地の大使館を含め知らなかったはずはないのでは。日本政府として何らかのメッセージを託したのでしょうか。

 国民には、ロシアへの渡航中止勧告が出されています。ただし、「真にやむを得ない公益性を有する任務遂行のため、モスクワ市に渡航・滞在する場合は、⋯⋯現地大使館と緊密に連絡をとり⋯⋯」(外務省・海外安全ホームページ)とあります。さすがに勝手にプーチン氏に会ったわけではないでしょう。

 ロシアは先日も、ウクライナに最大規模の空爆を実行したばかり。国際法に反してきたロシアに、国際社会では批判が続いています。今回の渡航が誤ったメッセージを送ることにならないかとの記者の質問に、林官房長官は「コメントする立場にない」と答弁を避けました。

 安倍元首相とプーチン大統領は良好な関係を築いたと報じられもしますが、これまでの領土交渉を「二島返還」に後退させたことは評価などできません。むしろプーチン氏が、日ロの間に「領土問題はない」とまで言うようになったのでした。明らかな後退です。

 そもそも千島諸島と歯舞群島・色丹島についても、当時の国際ルールを無視したヤルタ協定によって、不当に占拠されたものでした。国際ルールを無視した不正義をただすことは、日本こそ真っ先に国際社会へ訴えてしかるべき立場にあると思います。

 今月13日、元島民らが石破首相へ要請した際に、墓参は人道的問題として最優先に取り組むと述べました。この点は前に進むよう望むばかりですが、領土交渉は一般論の回答にとどまったようです。

 後退した「二島返還」論から脱し、あらためて歴史の道理を交渉の土台に据え直すべきではないのか。現職のときに質問した1人として、領土問題には私も引き続き向き合っていきたい。元島民には時間がありません。

 【今日の句】道理なき 領土交渉 転換を

2025年5月29日木曜日

安心の土台を立て直さないと

 宮内しおり道選挙区予定候補と、今日は名寄市・士別市・比布町へ。トーク集会には近隣自治体からも駆けつけて会場はいっぱいに。若い世代の働き方や結婚・出産、農家や医療現場の切実な現状も語られ、やっぱり日本共産党の躍進・勝利をとの思いが広がりました。

 各地の拠点となる病院の経営が苦しさを増しています。名寄市立病院も士別市立病院も赤字が続き、町立ぴっぷクリニックも医師確保が難しく今は入院病床がありません。上川管内で訪問介護事業所が閉鎖・廃業に追い込まれている話もありました。

 医療にも介護にも効率化が求められ、政府は求められる社会保障予算の増額に背を向け続けてきました。とりわけ地方に苦しみが押しつけられ、医療の地域格差が広がることに。やっぱり自民党政治を変えないと。

 「低い米価で、赤字ぎりぎりが続いてきた」と詳しい状況を話してくださった農家の訴えや、水田活用交付金の見直しのためおこなった改良工事費が無駄になったという実態も出されました。自民党農政のもと、現場は振りまわされ続けてきたのです。

 低価の備蓄米が放出されても、肝心の米政策をどうするかは今後の議論。小泉農相は、輸入も選択肢の1つと答弁しています。本来は増産に向けて農業予算を増やし、価格保障・所得補償を充実すべきではないのか。

 人口減少についての質問も。医療など安心の土台が壊れ、基幹産業である農林漁業も赤字であれば、若い人が町に定着できません。公務職場でも長時間労働が蔓延し、結婚・出産・子育ての障害になっている実例も聞きました。

 結婚・出産は自分自身が決めることで、政治の力で強制するものではありません。同時に、産み育てたいと思ったときに保障されているよう、政治・行政が土台を整備しなければなりません。安心の土台を立て直さないと。

 トーク集会では質問とともに実例や思いが次々と語られたのは、それだけ行きづまりが激しいからこそ。すぐに解決できない課題もあるでしょう。だからこそ小手先でない、大元からの変革を。たくさんの宿題をもらった1日でもありました。

 【今日の句】効率の名で 地方から壊されて

2025年5月28日水曜日

動き始めれば、きっと変化に

 今日は宮内しおり道選挙区予定候補と、稚内市から豊富町・浜頓別町・枝幸町をまわり、夜は名寄市で青年たちとの「つどい」に。熱い思いも聞いて、私もがんばらなければと思いました。

 「職場でも広げるよ」(稚内市)、「私もがんばるから」(浜頓別町)などの激励に、私も元気をいただきました。豊富町の農協前では、職員さんが演説を聞いてくださいました(どの党でもお聞きくださるのです)。

 枝幸町では、立ち止まって最後まで聞いてくれた中学生たちも。困っていることは特にないそうですが、物価高は気になるとのこと。どこでも切実なのですね。

 ところで枝幸町では、2027年度に小学校を7校から3校に、2030年度に中学校を3校から1校への集約案が発表されたばかり。自治体合併で広くなった町なので、旧・歌登町から通う子の通学手段や時間が心配です。

 しかし、人口減少に歯止めがかかりません。産む・産まないは個人の権利・判断が前提ですが、基幹産業の農林漁業の振興、出産・子育てがしやすい環境づくりが必要です。

 枝幸町では出産できず、片道1時間半の名寄市まで行かなければなりません。住んでいる町によって、くらしの安心の格差がないように、政治の力が必要だと痛感です。

 青年たちとの「つどい」では、学生がバイト漬けになっている現実、働く時間を短くして余裕がほしいとの声、農家のリアルな実態、今の社会での生きにくさなどが出されました。

 「毎日が忙しいため、政治に目を向けたり考えたりする時間を持てない」との話にも納得。矛盾に直面しているからこそ、若い世代が動き始めたら大きな変化につながるはずです。

 宮内さんと党の政策を紹介しながら、今日のような話し合いが、きっと力になると確信になりました。明日もがんばります。

 【今日の句】この地域格差は 誰が広げたか