雪の北海道から埼玉県川口市へ。業者さんを訪問・懇談にまわり、夕方には伊藤岳参議院議員とJR川口駅前で「街角トーク」。いろんな質問も出されたし、いっしょに新しい政治をつくろうと呼びかけもできる、いろんな発見もある機会になりました。
江戸時代から「鋳物の町」として栄えてきた川口市。軍需用途もあり生産量が大幅に増え、映画「キューポラのある街」も大ヒットしました。しかし、鋳物工場がマンションなどに変わり、職人さんも減っています。「賃上げが進まないので、外食を控える方が多い。コロナ禍より今が一番きつい」とは、ある飲食店主さん。大企業が潤っても、そのお金が地域に循環しなければ経済は好転しないことは、こうして足を運ぶとよくわかります。
確定申告の時期にもなっています。だからこそ「消費税や保険料の負担が重い」とは、どこでも共通した声に。インボイス導入も「こんな余計なことを、なぜ始めたんだ」と、なお怒りが収まりません。
仕入れ値が上がっても、すぐ価格に上乗せできないのが中小零細業者や自営業者。価格を上げれば客離れも心配されるし、取引先との交渉も「では違う業者と」と言われかねない。こうして立場の弱い業者は苦しむのです。そのうえ消費税分を価格に反映できない業者は、実態として多くいます。物価高はくらしも直撃しているし、今こそ消費税減税を政治決断すべき。インボイスもやめようと、私から話してまわりました。
伊藤岳参議院議員との街角トークは、この業者さんの声の紹介から始まり、私からは消費税減税とインボイス廃止を強調。学費の高さ、奨学金返済の苦しさでの私の体験も話し、若者たちをお金のことで悲しませない政治にしようと呼びかけました。
岳さんからも、国会で開かれた学生たちの院内集会の様子を報告。切実な声も紹介されて、軍事費を削って学費を半分にしようとの呼びかけにも力が入りました。全盲の方が受付できないマイナ保険証の実態も述べて、国民皆保険を守ろうとの訴えも納得です。「憲法には『健康で文化的な生活を送る権利』が書かれているのに、生活保護を受けることもできない」「外国人差別を許さない、多文化共生に向けた議員を増やしたい」「バスの減便で高齢者が困っている」などの質や意見も寄せられました。岳さんと私とで1つ1つ答えましたが、注目して聞いてくださる方の姿もありました。
その後もオンラインでの懇談・交流もあり、明日も訪問・懇談や「語るつどい」です。しっかり要望も聞き、国会へと反映していきたい。
【今日の句】ふんばった業者を 政府は見捨てるな
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