日本共産党は、いわゆる「四島」だけでなく全千島が日本の歴史的領土であることを主張してきました。
そこで、国後・択捉から北千島の占守(しゅむしゅ)まで、千島全体が日本の領土となったのです。
しかし、旧ソ連が第2次大戦終結時の「領土不拡大」という原則を破ったことが大問題。
千島列島と、北海道の一部である歯舞・色丹を占領してしまったというのが、歴史の真実です。
戦後処理も不公正に行われたわけですから、それを正す立場に立たないと。
一部の政治家が、道理を軽視し、妥協的な返還という「現実的対応」こそ解決の道と主張していますが、そもそも日本政府が上記のような道理を尽くさない交渉をやってこなかったことも問題なわけで、こういう時にこそ国際社会に歴史の経過と道理を示すべきだと思います。
ところで七飯町の大沼が、ラムサール条約に登録されましたね!
北海道では13ヶ所目で、道南地方では初めて。
地球上の生態系の中に人間が存在しているということを、いつも教えてくれます。
今日は朝から紙智子参議院議員と宣伝や、党内会議で1日が過ぎました。
【今日の句】 故郷を 追われた歴史 忘れまじ
こんにちは、まゆゆこと、橋本と申します。
返信削除日々の闘い、誠にお疲れ様です。
今回のコメントで、気になったのが「もし、千島が日本に返還になったら、そこに住んでいるロシア人たちをどうするか」です。
以前、NHKで国後、択捉で生活しているロシア人たちの番組を観たことがありますが、こういった問題についての日本共産党のお考えを聞かせ願いたいです。
それでは、くれぐれも、お身体ご自愛ください。
まゆゆさん、コメントありがとうございます!
返信削除現在住んでいる方の居住についてですが、そもそもは旧ソ連が国際法に反しているわけで、日本に返還となった場合にはロシアが責任を持って考えるべきことだと思います。
沖縄の米軍基地とも共通する論理でして、土地を奪った相手に、日本が新しい土地(移転先)を紹介してあげる理由はないのと同じです。
とはいえ人道的な点から、心配されている方も多いのだろうと思います。
根室市などからは、経済分野での取り組みをおこなう「自由貿易ゾーン」という考え方も提案されています。医療分野で、日本での受け入れも続いています。段階的に、独自の枠組みをつくりながら、現実的には移行するということになるのではないでしょうか。