2024年5月8日水曜日

子どもに平和と安心を

 保育士による後援会が主催した「つどい」。仕事の後に集まってくださり、保育や子育て、日本の未来と平和などを語り合いました。わが子たちもお世話になり、私と連れ合いも親として成長させてもらえた保育園。子どもたちが豊かな「子ども時代」を送れるように、私も力を尽くします。

 私から話したテーマは、▼子育て・教育やジェンダー平等、食の安心・安全で「世界水準の日本に」、▼岸田首相が進める戦争する国づくりから「平和な日本にするために」、▼平和も人権も「憲法が生きるように」--など。

 あわせて、誰もが生きづらい日本になっている大元にある「2つのゆがみ」(財界・大企業優遇と米国いいなり)を変えれば、必ず希望が見えてくることも話しました。仕事後の疲れもあったでしょうが、じっくり聞いてくださって本当にありがたかったです。

 その後は熱い思いが次々と。「憲法が壊されていくようでこわい。国会審議は進んでいますか」「食べることは大事なのに自給率が低すぎる。何かできることは」などなど、終わってからも「野党が政権を取った場合、官僚は協力するのでしょうか」という質問も。いろんな不安や疑問があるんてすよね。

 小さい時から知ってる子たちが社会人や高校生になって、つどいに来てくれたことも嬉しい。こうして次の世代へとつなげていけるのは、さらに元気も湧いてきます。しんぶん赤旗も3人が購読してくださいました。

 保育行政では76年ぶりに職員配置基準が改定され、保育士1人あたりの児童数は4・5歳児で30人→25人、3歳児で20人→15人となりました。子どもたちの発達を保障し、安全も確保していくためには、さらに1人あたりの人数を減らしたほうがいい。保育士増員や処遇改善に向けて、国の支援を強めることが必要です。

 このような前進も、保育士や保護者などが力をあわせて声をあげてきたから。秋には保育園で署名の大運動をするのですが、私も子どもたちが在籍時にはいっしょに取り組んだものでした。今度は国政の場で、実態を反映させていきたい。

 子どもたちのことを中心に考える「つどい」は、雰囲気もあたたかい。最後は全員で記念写真も撮って終えました。

 【今日の句】がっしりと 根を張る大人が いる強さ

2024年5月7日火曜日

「地方は国の言うことを聞け」なのか

 全国首長九条の会ニュースを読んでいたら、前訓子府町長・菊池一春さんの寄稿が目に入りました。地方自治法「改正」に断固反対との内容です。住民が主人公の町政を進めてきた菊池さんだけに、国による「指示権」拡大は許されないとの論旨に納得です。

 地方自治法改定案は、民法改定案(共同親権)や経済秘密保護法案などと並ぶ、後半国会の重要法案の1つ。災害や感染症などの「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」が起きた際に、国が地方自治体へ指示を出せるよう権限を強めるという内容です。

 最近の感染症で言えば新型コロナですが、地方自治体は現行法のもとで懸命な対策をおこなってきました。現場を知る地方自治体のほうが、先行的な対策をおこなっていた場合もあります。国の指示権は、何のために必要だというのでしょうか。

 そこで菊池さんも指摘しているのが、安保3文書の具体化としての位置づけ。今の有事法制では認められていませんが、今回の「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」にて指示が可能になる、ということです。

 すでに沖縄県では、辺野古新基地建設にあたっての代執行が強行されています。今回の法改定で、さらに強権的に進められる根拠となりはしないのか。そもそも憲法の地方自治をも覆し、立憲国家・法治国家を否定するような内容ではないのか。

 街頭でも訴えましたが、耳で一度聞いただけでは理解しにくい内容かもしれません。つまりは、地方は国の言うことを聞けという体制づくりが進められるということ。岸田政権の「戦争する国づくり」の危険性とあわせて、ていねいに広げていきたいです。

 【今日の句】強権と 見下す国で いいものか

2024年5月6日月曜日

星空は平和あってこそ

 連休は仕事だったという方、ゆっくりされたという方、いろいろですよね。私も家の片付けや、子どもと札幌市青少年科学館のプラネタリウムへ行ったりして過ごしました。少し骨休めできました。

 科学館では「プラネタリウム100年」との企画をしていました。世界で最初のプラネタリウムはドイツだったのですね。精巧に星空を映そうと、どれだけ努力されたのでしょう。とても気の遠くなる作業のように思えます。

 不思議なことだらけの宇宙も、今は世界で開発競争の対象に。衛星を飛ばして情報をつかむという、軍事上も重要な位置づけになっています。国際的な平和が訪れれば、軍事予算も科学研究費にまわせるのにと思うと残念です。

 誰もが宇宙の始まりや、宇宙の端はどこなのかと考えたことがあるのではないでしょうか。先へ進めば、新たな物質が発見されるかもしれません。宇宙から見れば小さな小さな地球で、何を争っているのかと思ったりもします。

 プラネタリウムで星座や神話の説明を聞きながら、宇宙を戦争や国威発揚の場に使わないでと、心から思いました。

 【今日の句】あの星に 行けたら人生 変わるかも

2024年5月5日日曜日

このまま原発のない北海道へ

 泊原発の停止から12年。このまま再稼働しないで廃炉にと、毎年の「北海道大行進」(主催は泊・核ゴミNO!道連)に参加しました。好天にも恵まれて、札幌市内を気持ちよく歩きながらアピールしました。

 これほど泊原発の審査に時間がかかっているのは、活断層の存在はじめ安全性を確保できないから。新たな防潮堤を建てるなど、さらに費用を膨らませて、北電の経営の重しにもなっているはずです。

 それらの費用は料金にはね返り、道民は全国一高い電気料金を強いられています。くらしでも商売でも負担が増してる一方で、北電は過去最高益と発表されました。

 しかし道民への還元はなく、くりかえし「原発を再稼働すれば料金は下げられる」と再稼働ありきの姿勢を続けてきました。原発を抱えているから経営が苦しいのに、なぜ転換へと踏み出さないのか。

 何より岸田政権のもとで「原発回帰」に舵を切ったことが大問題。動かせば必ず出る「核のゴミ」の安全な処分方法も定まっていないのに、交付金の力で調査を誘導させました。これこそ未来に対して無責任ではないのか。

 何より福島第一原発事故は、今も収束していないのです。故郷を追われた方々の苦しみを忘れてはいけないし、同じ事故を起こしてはならないはずです。

 原発の安全神話は崩壊し、地震大国の日本で原発の安全は保障できません。省エネ・再エネで、原発のない未来を選ぼう。行進に手を振る方の姿もありました。私もくり返し訴えていきたい。

 【今日の句】子どもには 未来の安心 手渡そう

2024年5月3日金曜日

希望は憲法のなかに

 憲法記念日は集会・デモパレードや街頭宣伝へ。まぶしさがきつい日差しと強い風のもと、憲法を活かした政治こそと確認しあいました。戦争できる国づくりや人権無視・差別横行の岸田政権も終わらせなければと、あらためて実感した1日でもありました。

 集会は「戦争させない北海道委員会」が主催。呼びかけ人の清末愛砂・室工大大学院教授、池田賢太弁護士、岩本一郎・北星学園大学教授のほか昨日のスペースにゲストで来てくださった神保大地弁護士、政党から立憲・笹田浩道連幹事長(道議)、共産・紙智子参議院議員、社民・浅野隆雄道連幹事長があいさつ。

 右翼の妨害に負けず毅然としたスピーチが続き、終われば参加者が全員で大きな拍手で応えました。共同を進めるうえでも、このような連帯も大事ですね。

 そういうわけでスピーチが聞き取れない時もあったのですが、あらためて感じたのは「希望は憲法」ということ。清末先生が憲法24条から「足元」で戦争を考えること、池田弁護士が憲法誕生を追った映画「日本の青空」を引き合いにされたこと、岩本先生の「憲法に『余裕』があるのは、主権者である国民に考えてもらうため」などの話を、うなずきながら聞きました。

 今日の各紙世論調査では、岸田政権のもとでの改憲に反対する声が大きいものの、9条改正に賛成が多数との調査もありました。漠然とした不安の反映かと思います。こういう時こそ政府が外交努力を尽くして不安を取り除くべきなのに、岸田政権は逆に、世界の戦争へ日本も参加できる体制づくりを進めています。

 街頭宣伝では、紙智子参議院議員とともに宮内しおり道2区予定候補(比例重複)とマイクを握り、宮川潤・前道議が司会を務めてくださいました。「権力を縛るのが憲法」(宮内)、「国会では悪法が次々。早く岸田政権を終わらせよう」(紙)とのスピーチに「そうだ」の声。衆院3補選の結果も受けて、自民党政治を代えたいとの思いは膨らんでいるのです。

 私からは「もしトラ」ならぬ「もし帝」の日本だったらと話しました。日本国憲法がなく、もしも大日本帝国憲法のままだったら、ということです。今日のような戦争反対を訴える集会は取り締まられたでしょう。女性には参政権もなかった時代ですし、子どもたちには体罰も当たり前のような時代でした。こんな時代が今も続いていたら、希望なんか見えやしないでしょう。

 日本国憲法を手にした時に、だから多くの国民が喜んだ。憲法記念日は平和記念日であり、人権記念日であり、民主主義記念日なのです。今の日本社会が行きづまっているのは憲法のせいではなく、憲法どおり進めなかった自民党政治の責任ではないのでしょうか。まして岸田政権は戦争できる国づくりにまっしぐらだなんて、とても許されません。

 デモパレードの終点で清末先生にお会いでき、そのまま1枚。体調を崩されていたのですが、今日は元気に歩かれていて安心しました。急に暑くなったりしますので、みなさんも体調にはお気をつけください。

 【今日の句】世代超え 勝ち取ってきた 宝だと

2024年5月2日木曜日

憲法は日ごろから

 今日はXでのスペース。今回のゲストは神保大地弁護士(写真は昨日の紹介バナーです)。明日の憲法記念日を前に、日本国憲法の価値と日本が進むべき道、それに反して憲法破壊と軍事国家づくりに進む岸田政権などなど話題が広がりました。

 まだまだ不慣れな2回目でしたが、お聞きくださったみなさん、ありがとうございました。神保さんも、お忙しいなか本当にありがとうございました。

 自治体による自衛隊への名簿提供から始まり、特定利用空港・港湾の指定や経済秘密保護法案への話ともなって、神保さんは「本当に憲法を守らない政権」と一刀両断。すでに実体化する戦争国家づくりの危険性とともに、自民党の改憲草案のひどさを強調されました。

 このままでは暗くなる一方の日本の未来を前に、やっぱり希望は憲法。「すべて国民は、個人として尊重される」という憲法13条を引いて、おかしいと思うことに「どんどん文句を言いましょう」と神保さん。

 私からも党の考えや政策とともに、平和や核兵器廃絶を求める日本からの世論が世界を動かしてきたことを、実体験を交えて話しました。憲法にもある「不断の努力」(憲法12条)が大切ですねと、神保さんとも確認しあいました。

 憲法と聞くと難しいイメージを持つ方や、現実社会との関係がよくわからないという方が多いことでしょう。明日の憲法記念日だけでなく、日ごろから憲法に立ち返った話をすることが大事ですね。私も勉強になった今日のスペースでした。

 【今日の句】明日に向け 一条一条 読みこもう

2024年5月1日水曜日

第95回メーデー万歳

 澄み切った青空のもとで道労連のメーデー集会。働く仲間で力をあわせ、8時間働けばふつうにくらせる社会へ! ハート型カードに書いた要求を張り付けた横断幕を掲げ、札幌市内のデモ行進も注目を集めました。

 日本共産党は紙智子参議院議員が代表してあいさつ。私のほかに道1区・千葉なおこ、2区・宮内しおり(比例重複)の両予定候補と札幌市議団も登壇。ちなみに私は「すべての人が心配なく迎えられる明日を」と書いたカードを掲げました。

 今回の道労連メーデーのメインスローガンは「LIFE & PEACE」。物価高で生活も命も脅かされる現状なのに、岸田政権を見れば戦争に参加するような国づくり。くらしと平和という、あらゆるものの原点に立って労働組合として声をあげるということと思いました。

 紙議員からも、労働条件やくらしを良くするために、行きづまった自民党政治を変えようと呼びかけ。パレスチナ医療奉仕団、道生活と健康を守る会からのスピーチや、若い組合員を中心にした沖縄との連帯アピールにも大きな拍手がありました。

 メーデーの起源は「8時間は労働に、8時間は睡眠に、8時間は自由な時間に」。今では当たり前に思えることも、当時のアメリカでの集会には妨害があったり、日本では軍国主義のもとで集会そのものが禁止されました。労組幹部が逮捕されることもありました。

 しかし、世界でも日本でも働く仲間が声をあげて団結し、少しずつ働くルールを勝ち取ってきた歴史に学びたい。企業が悪どく利益をあげようとすれば、いろんな形で労働者から搾り取ったり、権力と結びついて法律を変えたりもします。そのせめぎあいのなかで、要求で一致する労働組合が大きくなることの意義は強調してもしきれません。

 集会とデモ激励の後には、昼食交流の会場へ紙議員とあいさつまわり。初めて参加しただろう若い職員さんも多く、今日を機に学ぶことがあったかもしれませんね。賃上げや労働条件の改善、くらしと平和を守る政治へ動かすために、私も力を尽くします。

 【今日の句】つながった 空の向こうも 団結し