2025年2月18日火曜日

国は公立病院を支えて

 「職員の給与を2年で12%カット」(室蘭市)、「市の繰り出し額を増やすため、駅前整備事業を休止」(滝川市)。公立病院の経営悪化が、職員給与や町づくりに影響を与えています。医師や看護師の確保もあわせ、地方の公立病院を支える手立てが必要です。

 ここまで経営悪化を引き起こしたのは、昨年の診療報酬改定によってではないのでしょうか。物価高は病院も襲っているし、依然としてコロナ対策費用もかかります。コメ不足・米価高騰のため、病院食でも確保が困難になっている事態もあるといいます。

 人口減少や受診抑制が、さらに経営悪化を進める悪循環に。地域ごとに若干の違いはあっても、どの地方公立病院も経営が苦しいはずです。公立病院や地方自治体の努力だけで解決できる水準を、とっくに超えているのではないか。

 政府の来年度予算案は、命や健康に対して冷たい。その象徴が、高額療養費制度の上限引き上げ。強い反対の声や野党の追及を受けても、石破首相は撤回や中止に踏み込みません。

 よく首相は地方を大事にするかのように言うけれど、公立病院の実態は認識しているのでしょうか。軍事費を削って、くらし・地域にまわせと心から訴えたい。

 今日は作業や会議の1日。また天気も荒れ気味ですので、お気をつけください。

 【今日の句】どの町にいても 命の安心を

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