来年4月から始まる国民健康保険の都道府県化。道労連など7団体による道交渉に、私も参加しました。
とにかく高い国保料(税)なのに、都道府県化することで保険料が上がるのでは?と不安や心配の声があがっています。
そのなかで年収に占める保険料の割合も1割を超えて、なんと加入者の70%が保険料の軽減を受けています。
それだけ高く、なぜ払えないほどの保険料になったのか。
加入する農業者や自営業者の割合が減り、無職者や非正規労働者が大幅に増えたため、財政基盤が弱くなりました。
他の医療保険とくらべて年齢構成も高いため、医療費水準も高くなります。
そのために保険料を引き上げ続けてきたわけですが、根本的な問題は、国庫補助率を大幅に減らしたためです。
1984年に、国は国庫補助率を「医療費の45%」から「給付費の50%」に下げました。
実質は「医療費の35%」に当たるため、10%削減されたわけです。
こういうことの積み重ねが、今の高い国保料(税)の原因なのですから、急ぐべきは都道府県化ではなく、国の責任で国保を立て直すことです。
道からは「高いということは認識している」と答弁されながら、国の制度設計そのままに「保険料を平準化」していくことをくりかえしました。
市町村で、高い保険料(税)を低く抑えるために、一般会計から繰り入れをしています。
それを解消することが目標のようですが、その分が保険料に跳ね返るのでは。
「国にも要請する」とも答弁がくりかえされ、それはもちろんですが、道みずからも責任を果たす立場を求めたい。
国民健康保険は、まさに「最後の砦」なんです。
保険料(税)が払えず、資格証の発行となった方々の、病院に行けない深刻さやつらさを国はわかっているのでしょうか。
今日は朝から宣伝もおこない、久しぶりの札幌駅前でしたが、寒さが厳しいもとでもチラシの受け取りがいい!
元気に、政治を変える日本共産党の政策や活動を知らせていきたいです。
【今日の句】 命綱 政府が奪う 愚をやめよ
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