「ほっかい新報」に掲載する書評を頼まれ、500ページを超える川瀬氾二「矢臼別の馬飼いと自衛隊」を読み切りました。
川瀬さん本人曰く「グウタラ」な自分の一生をまとめた「自分史」ですが、矢臼別のたたかいを記した歴史書とも言えるし、矢臼別の郷土史とも言える開拓の状況なども克明で、本当に読み応えのある1冊でした。
演習場のど真ん中で、たった1人で土地を守っているというと、ものすごい「闘士」のように思われてきた川瀬さん。
実際にお会いすると、朴訥(ぼくとつ)で、本人が認めるように口数も少なく、しかし突然、ものごとの本質を突くような話をされたりと、いわゆる「闘士」像とは違う方だと誰もが言います。
その川瀬さんは2009年に亡くなりましたが、今なお意志を継ぐ者が多くいます。
もちろん、私だってその1人。
私なりの川瀬さんへの思いを込めて書評を書いたので、ぜひ「ほっかい新報」でご覧ください。
【今日の句】 グウタラな あなたにいつも 励まされ
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