日本共産党は志位委員長名で、以下のとおり談話を発表しました。
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米国トランプ政権によるシリア攻撃について
2017年4月7日
日本共産党幹部会委員長 志位 和夫
日本共産党幹部会委員長 志位 和夫
一、シリア北西部で、化学兵器とみられる攻撃で多くの犠牲者が出たと報じられるなか、米国のトランプ政権は6日(日本時間7日午前)、シリアの空軍基地へ数十発のミサイル攻撃をおこなった。
化学兵器の使用は、誰によるものであれ、人道と国際法に反する重大で許されない残虐行為である。しかし、国連安保理の決議もないまま、米国が一方的に攻撃を強行したことは、国連憲章と国際法に反するものであり、厳しく抗議する。軍事攻撃は、シリア内戦をさらに悪化させることにしかならない。
一、米英仏は5日に提示した安保理決議案のなかで、シリアでの化学兵器使用について、国際的な真相究明を求めていた。米国の一方的な攻撃は、自らの主張にも反するものといわなければならない。国連を中心に、国際社会が一致協力して、化学兵器使用の真相をつきとめ、使用したものにきびしい対処をおこない、二度と使われることのないよう取り組みを抜本的に強めることこそ必要である。
一、とりわけ憂慮されることは、米国トランプ政権が、今回の攻撃を、「米国の安全保障上の死活的な利益にかかわる」と合理化していることである。「米国第一」の立場で一方的な軍事攻撃を合理化する態度はきわめて危険であり、絶対に認められない。
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シリアでの化学兵器による犠牲が報じられ、特に子どもたちが苦しむ写真が新聞各紙に掲載されて、本当に許されないことと思いました。
呼吸困難や「口から泡」などの生々しい表現でも報じられていて、胸が痛む思いでした。
真相を明らかにすることが急がれたなかで、米国が単独で攻撃という手段を急ぎました。
ニュースを聞いて、シリア情勢がいっそう悪化すると直感しました。
しかも米国では中国との首脳会談中であり、米ロ関係にはさっそく緊張関係が走っています。
引き続き事態を注視しなければなりません。
先ほど札幌の家へ着き、明日は白石区・厚別区を中心に宣伝でまわります!
【今日の句】 どの子にも 平和な社会 残したく
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