治安維持法の再来を許すな! 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の院内集会に参加し、日本共産党からは仁比聡平参議院議員が代表あいさつ。
北海道からも多くの方が参加していて、被害者である松本五郎さん・菱谷良一さんが、ごあいさつされました。
お2人とも「生活図画事件」の被害者です。
1941年9月20日、お2人は特高警察によって拘引されました。
松本さんは、理由もわからず半月ほど留置所に入れられた後、警察から「共産主義を信奉していただろう」と問われます。
否定すると「警察をなめる気か」と恫喝され、「正直に認めれば早く帰してやる」と懐柔策も。
美術部に入って、生活を見つめてより良い生き方を--と学んできただけなのに、検挙されるとは思わなかった、と松谷さん。
仕方ないので認めることにしたら、調書を書くためにコミンテルンや唯物史観の本を読ませられたとのこと。
まったく滅茶苦茶で、親兄弟まで「非国民」のそしりを受けたといいます。
菱谷さんも、同じ日に特高警察に拘引され、同じく共産主義を信じ実践したとの調書を、でっちあげられることになります。
真冬の氷点下30度を下回る、厳寒の独房で手足の凍傷に苦しみ、過酷な1年3ヶ月を送らせられました。
治安維持法が廃止されてもなお、警察や国家からの明確な謝罪も賠償もありません。
それどころか、治安維持法の再来とも言うべく「共謀罪」法案を採決強行だなんて--今日も「絶対に廃案にしよう!」との声があふれました。
衆議院では、明日の本会議が職権で開かれることに。
引き続き私も問題点を訴えるし、ブログをお読みの方も、ぜひ広げていただきたい。
こんな悪法、やっぱり許されません!
【今日の句】 一般人 判断するのは 国なんて
0 件のコメント:
コメントを投稿