第34回全道基地問題交流集会に、主催者として参加しました。あいさつもおこないました。
北海道も実は、自衛隊との共用を含めれば、米軍の基地数は沖縄に次いで全国2位、面積で言えば(広い北海道だけに)全国1位!なのです。
旧ソ連があった時代に、「北の守り」として部隊が多く配備されています。
ちょうど一昨日、政府が新防衛大綱と中期防を閣議決定したばかり。
専守防衛という考えを切り替え、「動的防衛力」との概念を打ち出しました。つまりは、自衛隊の海外派兵正当化です。
他にも憲法の原則を踏みにじる危険性が多くあり、自民党以上に危険な内容になっています(詳しくはこちら)。
そういうなかでも集会でもあり、日本平和委員会常任理事の川田忠明さんに「『脱軍事同盟』こそ世界の流れ」と題して、講演していただきました。
北朝鮮という国との「具体的なリスク」は何かを考えること、戦争・軍事力の「収支」で見れば外交力の充実こそ軍配も上がること、「抑止力」が悪循環を生み一触即発になりかけた世界の歴史、そしてARFの「ゆるい」話し合いの場だからこそアジアに適した地域共同体ができる可能性、日本が被爆国である平和憲法を持つ国としてリーダーシップを取ることこそ日本の安全保障に適うこと。
とても書ききれませんが、これまでの日本外交があまりにも「アメリカいいなり」で自分の頭で考えてこなかったツケが現れていることと、軸も考えもない菅首相のもとではいっそう危険な方向に流されてしまうことを、強く私は感じました。
展望は、ある。
歴史と国際情勢が正確にわかれば、そして国民の間にも伝われば、今の軍事力優先の姿勢も変えられると思いました。
午後からは、全道各地の運動交流。
高校での自衛隊勧誘の執着、矢臼別・十勝・函館・旭川・苫小牧・青年の活動など、あらためて粘り強く軍事一直線の訓練を監視し、自治体とも協力し、世論を広げる活動が各地でおこなわれていることがわかりました。
米軍と一体に軍事訓練を拡大していくことが、本当に日本の未来にとって重要なことなのか。
喜んでいるのは、自国の経費を減らせるアメリカと、武器製造の軍需産業ばかりでないのか。
夜は、食料・農業にかかわる方々の後援会に足を運んで交流。書ききれませんが、有意義な時間となりました。
【今日の句】 海兵隊 なくせと首相 過去に言い
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