2024年2月28日水曜日

かけがえのない仕事だから

 「来年3月末で滝川市内線の運行終了」(中央バス)など、バス運転手不足が深刻です。今月13日から51便を減便せざるを得なくなった「じょうてつ」にて、千葉尚子・前札幌市議(南区)と実態をうかがい、公共交通を支える国の役割を強く求めなければと、あらためて痛感しました。

 1915年に定山渓鉄道として設立され、3年後に白石~定山渓間の鉄道営業を始めたのが「じょうてつ」の歴史の始まりです。1973年から現在の社名に変更しましたが、100年を超えて地域に根ざしてきた大事な交通インフラです。

 「需給バランスが崩れるほど深刻の度を通り越している運転手不足は、今がピークではなく、窮地のスタートに立ったばかり」。現状の厳しさの率直な話から始まりました。大型2種免許を持つ事務員が運転業務をしてから、事務の仕事をこなした日もあったといいます。

 退職者分に採用者数が追いつかなく、2月という期中でありながら減便を決断したといいます。12月からの路線バス運賃改定も、運転手確保の抜本的な対策にはほど遠い。国や自治体による赤字路線の補填という支援だけでない、新たな「踏み込んだ支援」が必要です。

 例えば岡山市では、一部のバス路線について車両購入費やバス停整備費などを市が負担する「公設民営」方式を導入する方針です。運行費用の最大65%を、国の補助を受けて市が負担するといいます。今日も話題にのぼりました。

 今冬は「さっぽろ雪まつり」を前後して定山渓を訪れる外国人観光客も多く、路線バスが満員となって市民の「乗り残し」が発生しました。札幌市は想定外として今後の対策を検討するとしていますが、あわせて何より網羅的な路線維持の対策の検討を急ぐ必要があるのでは。

 札幌市は「敬老バス」を廃止して、新たな制度にしようとしています。もちろんバス利用も減ることから、事業所としては減収が予想されます。これでは公共交通の役割を、さらに果たせなくなってしまいかねません。

 運転手の処遇改善とともに、公共交通を担う社会的役割の大切さも話題に。「自分たちが市民の足を守っているという志をもって、運転者は仕事をしてくれています。その気持ちに報いたいし、必要な賃金が保障されるように」との話を、しっかり受け止めたい。

 公共交通や清掃・衛生分野、社会保障にかかわるエッセンシャルワーカーの社会的地位が低くては、人員不足は解消しません。ひとえに政治・行政の責任として、私も立て直しに力を尽くします。不要不急の大型開発や、膨張し続ける軍事費にメスを入れて、くらしの土台にこそ最優先に税金を!

 【今日の句】大雪の日でも 日常守ってる

2024年2月27日火曜日

国民の怒りがわからないのか

 明日の衆議院・政治倫理審査会は開かれないことに。ひとえに自民党側が公開を拒んでいるとは、国民に顔向けできないと言っているようなものです。逮捕者も出ている組織的犯罪を、このまま頬かむりするようなことは許されない。

 そもそも岸田首相も「説明責任を果たさせる」旨を答弁しておきながら、政倫審の開催は「国会の判断」と責任を逃れてきました。真相解明は進まないし、議員の説明もないのでは、まさに「ないない尽くし」。これで納得できるでしょうか。

 全国商工団体連合会(全商連)が、国税庁に対し、自民党議員への税務調査と課税を求める記者会見をおこないました(こちら)。不記載額の合計5億7949万円をもとに、重加算税が課されたとした試算は総額1億3533万円。これだけが脱税だったとしたら、とてもとても許されない。

 1円の漏れもなく確定申告する、食堂を営む両親の姿を見て育った私。たとえ重い税金であっても、それが国民の義務なのだと学びました。だからこそ、せめて真面目に働く人が報われる社会であってほしいと願ったものです。

 その税金の使い道を決める国会議員が「濡れ手に粟」で申告・納税しないということに、どれだけ多くの方が怒っていることか。政倫審を非公開で説明責任さえも果たさないで押し切ろうというのでは、自民党には厳しい審判が下されるだろうし、下さなければいけません。私も世論を広げることに力を尽くしたい。

 【今日の句】やましさが ないというなら 公開を

2024年2月26日月曜日

金の力で「核のゴミ」を押しつけるな

 朝の定例宣伝や会議、道原発連の定例宣伝へ。チェルノブイリ原発事故を経て何年も続けてきた行動ですから、少々の雪で中止することはありません。原発ゼロ基本法案のパンフを受け取り、知人に渡すので「もう1つ」という方もいらっしゃいました。

 原発を動かせば必ず出てくる高レベル放射性廃棄物。この「核のゴミ」を地中深くに埋めようと、政府が交付金を使って調査の受け入れを誘導してきました。先日、寿都町・神恵内村における文献調査報告書(案)が出され、寿都町では町の全域が、神恵内村では一部が概要調査へ進む「適地」とされています。

 能登半島を襲った地震では、最大4mもの隆起が確認されています。ここに原発が立っていたなら、過酷事故になりかねなかったのでは。このような最新の知見をふまえるべきですが、報告書案に反映はありません。

 能登半島での群発地震は、深部流体によって引き起こされたとの研究があります。寿都湾内陸部でも、深部流体を起源とする低周波地震が観測されているといいます。このような
点もNUMOで検討されたのでしょうか。

 寿都町周辺では五十嵐川断層や丸山付近の断層によって地形変形が示されたとする、政府の地震調査研究推進本部による長期評価(2005年)が無視されていると、小野有五・北大名誉教授らが指摘しています。活断層の連動性にかかわる、重要な観点だと思います。

 そもそも、寿都町の周辺には長さ32km以上に及ぶ黒松内低地断層帯があり、岩盤も冷水破砕岩という脆いもの。神恵内村も同じ岩盤で、積丹半島沖10kmには南北70kmもの海底活断層の存在が指摘されています。

 ボーリングなどをおこなう概要調査に進むには、地元自治体とともに道知事の同意が必要ですが、鈴木知事は道の条例を理由に、現状では反対の態度です。あわせて知事の反対には、上記のような科学的知見をもとにしたものであってほしい。過酷事故が起きれば、取り返しがつかない課題だからです。

 日本国内で地層処分の適地はないとする専門家の意見をふまえれば、交付金を使って地方自治体へ調査を求めさせる現行の方式は、あらためるべきです。現状では、今ある場所での厳重な保管・冷却とともに、専門家のさらなる研究・検討を待つ状況だと思います。自治体へ押しつけることなど、あってはなりません。

 なにより地震大国・日本で原発依存を続けていいのか。安全性も経済性も、そして処分方法も決まらない「核のゴミ」からしても、省エネ・再エネへの転換こそ進めるべき。くりかえし訴えていきます。

 【今日の句】負の遺産 残して胸が 痛まぬか

2024年2月24日土曜日

命を守っている介護ヘルパー

 今日は旭川市へ。おぎう和敏道6区予定候補・真下紀子道議・党市議団と街頭演説や、介護の実態を聞いてまわりました。未明に-18℃まで下がった旭川でしたが、合計120人を超える方が演説に駆けつけてくださいました。本当にありがたい。

 行き交う車から手を振る方や、遠くのスーパー駐車場から手を振る方の姿も見えました。足を止めて聞いてくれるのは、やっぱり自民党の裏金事件。国民に負担ばかり押しつけて、自民党議員は「濡れ手に粟」かとの怒りが伝わります。

 「選挙にお金がかかるからっておかしい。比例で(共産党に)入れることも考えます」と、若い方からの言葉もうれしい。冬は外に出るのも大変だという高齢者の「今度は必ず(国会へ)送るから」という激励も、心に沁みました。

 介護職の方々との懇談は訪問ヘルパーさんを中心に、ケアマネや事業所のサービス提供責任者なども足を運んでくださいました。それぞれ立場は違えど、来年度の介護報酬で訪問介護が実質マイナスになったことへの不満は共通しているのです。

 「大手事業者でもサービス提供責任者がいないほどの人員不足なのに、どれだけ実態を調査したのでしょうか」「有料老人ホームに併設された訪問介護は利益率が高いだろうが、小規模事業所の実態はふまえられていないのでは」など、報酬改定への意見が相次ぐのは当然です。

 そして、現場を知るヘルパーさんの1つ1つの言葉が重い。「高い給料の職場へ移ればとも言われるが、家にいたいという高齢者を支えるやりがいがある」「利用者さんはヘルパーと話したがっているし、私もコミュニケーションが取りたい」との言葉から、尊厳を守る大切さが伝わってきます。

 「国は家事援助を、家政婦と同じくらいにしか見ていないのではないでしょうか。トイレ清掃をしながら健康状態を、掃除をしながら薬が落ちてないかをヘルパーは見ているのです」という方は、変調を見つけて救急車を呼んだことがあったそうです。まさに「時間差」で、命が救われたとのことでした。

 「ヘルパーの情報からケアプランを作成します。今回の報酬減額は、本当に意味がわからない」(ケアマネ)との言葉からもわかるように、ヘルパーは利用者を支える大事な存在です。「報酬を下げることで、若い人がヘルパーを軽く見てしまうのが悲しい」との切なる思いを、しっかり国へ届けたい。

 誰だって年をとるのに、お金の有無で老後の安心が決まってしまう日本でいいのか。くりかえし訴えていきます。

 【今日の句】ぬくもりが 厳寒でこそ 身に染みる

2024年2月23日金曜日

このくらしの声を国政に

 今日は札幌市白石区へ。伊藤りち子・道3区予定候補、佐藤綾市議との街頭宣伝では署名の協力とともに「しんぶん赤旗」購読の申し込みもあり、自民党の裏金事件に対する怒りの大きさを実感です。駈け寄って「入れるからね」と、声をかけてくださる方もいました。

 昨日からの大雪も止んで、足を止めて聞いてくださる方や能登半島地震の救援募金に協力してくださる方も。「しんぶん赤旗」の見本紙を受け取る、若い方の姿が目立ったのも特徴的でした。今の政治を変えたいとの思いが伝わってきます。

 あわせて耳を傾けてくれているのは、くらしにかかわる訴え。株価が過去最高といえど、賃金や年金が過去最高になったわけでもないし、物価高騰が身に染みる毎日だし、子育て世帯は進学・進路の出費が重なる時期です。業者は確定申告で、まさに重税を実感している最中です。

 こんな切迫している時に国民生活はそっちのけで、自分たちの利権ばかり熱心なのかとの怒りは根深いものなのです。政治倫理審査会でただの弁明や責任転嫁のような発言ならば、さらに怒りは増すことでしょう。

 今こそ野党の本気度が試されています。とりわけ自民党政治をおおもとから変える日本共産党が、どんどん前へ出ていかねば。やるべき仕事は多いのに、国会の議席は少なすぎます。金と利権の追及ばかりでなく、くらしや地域、人権など取り上げたいことはいっぱいあるのに、質問時間が短すぎるのです。

 だから今度こそは比例議席を回復するし、それだけでは本当は足りません。小選挙区だって風穴を開けて、もっと日本共産党の議席を増やしていきたい。その必要性を、私からも強調しました。

 明日は旭川市へ。街頭宣伝の予定は以下のとおりです。

 ☆10:00 コープさっぽろ神楽店

 ☆11:00 ダイイチ旭町店

 ☆12:00 旭川駅前

 ☆14:00 アークス東光店

 【今日の句】降り積もる雪ほど きれいな政治へと

2024年2月22日木曜日

実体経済とかけ離れすぎていないか

 日経平均株価が過去最高値となりましたが、好景気の実感はないし、物価高騰など生活困窮の度は増すばかり。賃金も年金も米価・乳価も、株価のように上がらないもとでは当然で、実体経済との乖離が大きすぎます。

 先日、名目GDPがドイツに抜かれて世界4位に転落した、と報じられたばかり。GDPの5割以上を占める個人消費が停滞しているからです。かつてのバブル景気は、ともかくも賃上げとともに国内消費も上向いていたのと比べて、あまりに違い過ぎます。

 バブル崩壊後に大企業は生産や販売を海外へシフトし、内部留保を膨らませた一方で、国内では非正規雇用の増加により個人所得は増えませんでした。消費税増税など国民負担が増したことも、追い打ちをかけました。今回の株高は一部大企業の収益増加、海外投資家の日本株保有が増したこと、NISAなどの反映などが要因と思います。

 金融経済と実体経済がかけ離れた状況を続けて、日本経済は本当に大丈夫なのでしょうか。賃上げや社会保障の充実、公正な税制を通じた財源確保など、大元からの転換が必要だと訴えます。

 今日はオンラインで、道内の小選挙区予定候補との会議。どこでも自民党政治への怒りが広がっているもと、日本共産党の値打ちをどう語るかなどの交流をおこないました。予定候補は地区党機関で大事な役割を担い、対外的な政治活動との調整は簡単ではありません。

 しかし、新しい政治が求められている今、何としても日本共産党の躍進をと立候補の決意をされた予定候補です。「党の本気度を示そう」が合言葉になり、心ひとつにがんばろうと会議を終えました。明日は札幌市白石区で、伊藤りち子3区予定候補・佐藤綾市議と宣伝キャラバンに臨みます。

 ☆13:00 地下鉄東札幌駅
 ☆13:40 地下鉄白石駅
 ☆14:20 地下鉄南郷13丁目駅
 ☆15:00 地下鉄南郷18丁目駅

 【今日の句】足元のくらし 上向く政治こそ

2024年2月21日水曜日

ラピダス支援も道宿泊税も、前のめりでいいのか

 今日から第1回定例道議会が始まります。開会にあたり、真下紀子・丸山はるみの両道議と街頭宣伝をおこないました。課題が山積みの北海道で、日本共産党道議団の果たしている役割は大きいのです。

 丸山道議は、小樽港へ米艦船が入港したことへの抗議から始まり、ラピダスの工場建設による周辺環境の悪化、また半導体の軍需転用の危険性などに触れて、道政が前のめりになることへの危惧を述べました。バスやタクシー運転手が足りない実態にも触れて、公共交通を支える国の責任をとも強調しました。

 今議会の大きな焦点である宿泊税について触れた真下道議。広い北海道では道民自身の道内観光や、出張・法事・治療などで宿泊する機会も多くあります。道外の観光客だけでなく、道民負担が増すことになります。新たな税収が何に使われるのか、どこが請けてどのように活用されるのか、まさに議論はこれからです。

 宿泊業は、大手資本やホテルチェーンを中心に働き手確保が進められ、地域資本の中小業者は働き手だけでなく設備投資もままならない現状です。宿泊税という名称ながら、使途目的は観光振興全般となれば、最も支援を必要としている中小宿泊業者への支援も薄くなりかねません。

 課題の多さから比べたら、国会ともども、道議会の日本共産党の議席が少なすぎます。ぜひ道議会の質問も聞いていただき、まわりの方へもお広げください。先んじて衆議院での議席回復へ力を尽くしたいと、私からも訴えました。

 【今日の句】道民のくらし 後回しじゃないか