はたろぐ
2025年4月19日土曜日
今の政治に満足していないからこそ
2025年4月18日金曜日
地域で安心して暮らせるように
今日は党道委員会副委員長として、夏の参院選・北海道政策と、新幹線の札幌延伸問題での声明を記者発表しました。宮内しおり道選挙区予定候補も同席し、希望と安心の北海道をつくることを力強く述べました。党道委員会のホームページに掲載されていますので、こちらからお読みください。
「大企業優遇」「米国いいなり」という自民党政治の「2つのゆがみ」がもたらしたのは、くらしや地方の切り捨てと大軍拡でした。小手先の改革にとどまらず、自民党政治を大元から変えることは、北海道の実情からも必要です。各地で道民の悲鳴が止まりません。物価高騰などの生活苦、農林漁業も見通しが立たない、医師・看護師も介護職員も足りない、鉄路廃線にバス減便--もう大企業ばかりが優遇される政治を終わらせましょう。どの地域でも安心して生活できる土台を、どうしても立て直したい。
平和の課題でも、岸田政権の「安保3文書」路線から、北海道が「戦争国家づくり」の最前線にされようとしています。さらなる軍事費の増大が、くらしを圧迫することにもつながっています。
アイヌ民族の先住権回復、千島問題でも歴史の不正義をただすこと、泊原発の廃炉とともに「核のゴミ」押しつけは許さないことなど、北海道にかかわる点でもまとめています。やるべきことが山積みです。
新幹線の札幌延伸は、これまでも工事の「凍結」と、中止を含めて道民議論をおこなうことを求めてきました。開業予定が2038年度末に延び、さらに遅れる可能性も示唆されている今、あらためて立ち止まって考えなおす時ではないか。
道民負担の増大が、第一に懸念されます。直接の負担だけでなく、貸付料としてJR北海道が将来に支払う分も、運賃値上げという形で道民負担にはね返りかねません。ますますJR離れが加速することになります。
自然環境・労働環境の問題もあります。有害残土は必ず発生し、それを住民合意なく押しつけることは許されません。また、これまでの延伸工事で6人の方が亡くなるなど、工期短縮で労働現場に負担がのしかかっています。安全管理が最優先でなければなりません。
並行在来線である函館本線をどうするか、経営分離が前提となっている閣議決定の見直しなど、あらためての議論も必要ではないでしょうか。そもそもJR北海道では、盛り土流出や特急列車と保線用作業自転車の衝突など、大元の安全管理から問われる状況にあるのです。
国鉄の分割民営化を契機に、JR各社が株式上場を目標としてきましたが、北海道は遠く及びません。利益を最優先にする経営が、安全軽視の大事故やデータ改ざんなどにもつながりました。新幹線の延伸で、また同じことを引き起こしてはならないのです。
東北・北関東でも、交通問題は深刻です。JR東日本は黒字企業でありながら、路線廃止が狙われているところも。「地域で安心して暮らせるように」と掲げて、私も訴えていきたいです。
【今日の句】切りかえよう 持続可能な 社会へと
2025年4月17日木曜日
学びは成長の糧
今日は学びの日。発表された「物価高騰から暮らしを守る緊急提案」と、ご恵贈いただいた「北海道をひらく平和学」を読み進めながら、地に足をつけた活動をしなければと、あらためて痛感です。
「緊急提案」は3つの柱から成っています。①消費税の廃止めざし、緊急に5%に引き下げて年12万円の減税を、インボイスは廃止に、②物価高に負けない賃上げを、物価にふさわしく上がる年金に、③医療・介護の経営危機・提供基盤の崩壊を食いとめ、ケア労働者の賃上げをはかる緊急措置をーーです。詳しくはリンク先をお読みいただきたいのですが、財源もしっかり示した内容になっています。ここまで生活苦など広がるなかで、大企業優遇と軍事費を聖域扱いせず、メスを入れることこそ必要です。
「北海道をひらく平和学」は、コラムも含め16人が執筆され、①入植者と植民地主義の再考、②平和的生存権の新たな連帯ーー矢臼別の現場から、③日常生活における暴力と平和のつながり、という3部構成です。
読み進めるなかで、何気なく当たり前と思っていたことへの「気づき」が提示されます。みずからの平和や人権に対する考え方を、見つめ直す機会をいただけたと思いました。
学びは成長の糧、そして生きる中での道標。力に明日からもがんばります。
【今日の句】生き方と重ね 学びは力にと
2025年4月16日水曜日
「はい、喜んで」とサイン
今日は宮内しおり道選挙区予定候補と、小樽市で「春のつどい」。動画・画像も使いながら語り合い、終了後には快く入党された方も。小樽市は宮内さんのお父さんの故郷でもあり、たくさんの激励や地域密着の話も寄せられていましたよ。
宮内さんと私から話した後に、参加者からの質問に応える形式でした。「どうして備蓄米が出ても米の値段が下がらないのですか」「不登校も先生の休職も増えているのを、どうしたら」「ラピダスについての考えは」など、時間が足りなくなるほどに。宮内さんにも「自殺対策推進員として経験してきたことは」との質問もあり、命に向き合う仕事をしてきたという話に感銘を受けた方も多かったのでは。生活苦が広がるなかで、宮内さんと日本共産党の躍進・勝利をと、あらためて私からも訴えました。
丸山はるみ道議が、支援の輪を広げてほしいと閉会あいさつでも呼びかけ。小樽市・余市町・仁木町・倶知安町・岩内町の各地方議員も参加して、最後は決起集会のように意気上がる「つどい」になりました。入党された方は、お連れ合いを亡くされたときに地元の党員さんが寄り添ってくれたことも契機に、仲が深まったとのこと。党の演説集会などに、今日が初めての参加だったそうです。
入党の呼びかけに「はい、喜んで」とサインしてくださり、その場の参加者で大きな拍手。やっぱり仲間が増えるのは嬉しいものです。地域や職場・学園に日本共産党のネットワークが広がれば、困難に寄り添う、あたたかな輪が広がっていきます。さらに呼びかけていきたい。
【今日の句】新しい 社会づくりを 喜んで
2025年4月15日火曜日
ここにも失われた30年
今日は栗山町と岩見沢市で、宮内しおり道選挙区予定候補と演説会。夜はサポーターのみなさんと気候危機についてのつどいで、世界から身のまわりまでのモヤモヤを語り合いました。
栗山町と岩見沢市を含む空知管内は、農業を基幹産業とする自治体ばかり。演説でも米価高騰と農業支援については関心が高く、私からも価格保障・所得補償を充実するために農林水産予算の増額をと強調。「そうだ」の声と拍手に、実感が込もっているのです。他にも物価高対策に立ち向かう改革、ラピダスや新幹線延伸など北海道での課題、トランプ関税など日米関係について話ましたが、とにかく内容が盛りだくさん。総花的にならないようにしつつ、これだけの課題が山積しているのは自民党政治が行きづまったからだと再認識です。
宮内さんからも、自殺対策支援員として働くなかで感じたこと、民青同盟の活動を通じてつかんだ青年の願い、ジェンダー平等・選択的夫婦別姓について訴えました。会場を後にする方々が何人も「よかったよ」「がんばるから」と声をかけていかれましたよ。サポーターのみなさんとのつどいは、関心があって設定したテーマだけに話が尽きません。「再エネは必要だけど、大型風車などの自然破壊にモヤモヤ」「地産地消で電力はまかなえないのでしょうか」などなど。
利益優先や住民無視の再エネ開発などがないよう、欧州では20〜30年前から住民・企業・専門家や行政職員が議論を積み重ねてきました。気候変動問題でも日本は立ち遅れ、ここでも「失われた30年」だったわけです。
課題は地球規模だけに、市民世論の高まりと政治決断は欠かせません。「もう資本主義ではダメだと思い、その話も聞きたくて来ました」という方も。じゅうぶん話しきれなかったかもしれませんので、またの機会をよろしくお願いしますね。
【今日の句】あらためて 地域密着 貫こう
2025年4月14日月曜日
真理をゆがめる国にしていいのか
朝の定例宣伝を終え、たまっていた実務や打ち合わせ、明日の演説準備などであっという間に時が過ぎました。想定される参院選公示日まで80日、急いで日本共産党の値打ちを広げねば。
ところで国会では「学術会議解体法案」の審議入りが狙われています。新しい法案には、これまでの「日本学術会議法」を「廃止する」と明記されています。「学者の国会」と位置づけられ、政治権力からも独立した学術会議。真理を探究する学者としての科学的提言は、時の権力には不都合なものがあったかもしれません。しかし、そこにこそ学術会議の存在意義があります。
新しい法案では、その独立規定が無くされ、政府へ科学的助言を与えるという地位を否定しています。新組織の会員選考は、現在の会員が推薦をできず、これまでの実績や役割が断絶されることにも。
2020年・菅政権による6人の任命拒否は、いまだに理由・根拠が明らかにされないまま。時の権力や経済界が学問に介入し、真理をゆがめ、従わせるような国を民主主義国家とは呼べません。
そもそも学問の自由が憲法に保障されているのは、かつての侵略戦争への反省から。学問を軍事・戦争に動員させてはならないのです。学術団体などが国会内で集会も開き、日本共産党はじめ野党からの参加もありました。
新聞・テレビで報じられないため、問題の重大さを多くの方に伝えていかなければ。廃案へ私も力を尽くしたい。
【今日の句】権力の 学問介入 止めないと
2025年4月13日日曜日
「派遣切り」を、また起こさないよう
今日は苫小牧市へ、宮内しおり道選挙区予定候補と「政治に春を呼ぶつどい」。自民党政治をどう変えるか、たっぷり語る時間もいただきました。あたたかい激励も、本当にありがたかったです。
会場には手作りポスターなどがいっぱい。「ミサイルよりケアを」「先生ふやして、子どもたちに豊かな成長を」との声のほか、「消費税 ゼロになったら 春爛漫」という川柳も。第1部で宮内さんと私が話した後に、第2部では質問を受けてのトーク形式。私には「東北・北関東をまわってのエピソード」「政党助成金を受け取らない理由」「まだ備蓄米が店頭に並ばないが」などの質問がありました。
宮内さんには「入党の経過と候補を引き受けた思いを聞かせて」。宮内さんからは「はたやまさんからも入党を勧められたこともあったけど、4回くらい断りました」と話されました。初めて宮内さんに会う方ばかりでしたが、双方向の対話を通じて「応援したい」と思った方が多かったのでは。もちろん私もいっしょにがんばります。
大手自動車メーカーの工場がある苫小牧市。「トランプ関税」を理由に労働者の解雇などないようにと、リーマンショック時の取り組みを思い出して訴えました。
まだ夜も明けない時間に車で出勤する方へ、一時停止の際に運転席の窓を軽くノックして、「雇用を守ろう」とビラを渡すと取り組みを地区労連が行っていました。当時の衆院比例予定候補・宮内さとしさんや、私も駆けつけました。自分の責任ではないのに、職場を追われ、寮も出され、路頭に迷うという事態が起きました。その後「年越し派遣村」という支援を通じて、「派遣切り」の残酷さが可視化されたのです。
同じことを繰り返させない世論と運動を。私も力を合わせてがんばりたい。
【今日の句】トランプの身勝手 総理は許すのか