2021年5月17日月曜日

現場のリアルな実態を

 朝の定例宣伝を終えて、伊藤りち子(3区・比例重複)・橋本みか(5区)の両予定候補と道経済産業局へ緊急要望に。緊急事態宣言の発令で政府の仕事は終わり、ではありません。業者を支えるために、さらに役割を発揮すべき局面です。

 要望項目は、▼持続化給付金と家賃支援給付金の再支給、▼一時支援金や月次支援金の要件緩和や対象・支給の拡大、▼きめ細やかな金融支援、▼給付金を非課税にすることや社会保険料等の減免へ、▼消費税5%に戻すとともに、インボイス制度の登録開始中止-ーなど。「いつまで商売が続けられるか」との悲痛な声を受けての要請です。

 対応した道経産局側からは、本省へ要請内容を伝える旨とともに、中小企業の資金繰りにかかわり金融機関へ要請していることや、月次支援金については6月に申請受付となる見通しとの回答。「中小業者にとって消費税は死活の税制。こんな時に、取引先から排除されかねないインボイス制度は止めてほしい」(伊藤)、「給付金は前年度の売上5割以下というのはハードルが高い。対象拡充や申請方法の簡素化とあわせて、ぜひ再度の給付金を」(橋本)など、実態をふまえての対応を重ねて求めました。

 経産局とは別ですが、橋本さんは新千歳空港内の店舗で勤める方から寄せられた声も紹介。先週末にアイドルグループのライブが札幌で開かれ、その帰りと思われるファンが空港内で歌ったりするものだから、同じ敷地内の店舗で勤める私は不安だった-ーとの相談だったそうです。イベントは実施できるとする「宣言」の矛盾そのもので、五輪開催にこだわる政府の姿勢が根っこで共通していると痛感しました。

 1年前に当座の資金を借りた業者には、1年が経ってきたことから返済が迫っています。私からは「これまで実施してきた持続化給付金など、すべての施策を再実施してひっ迫した業者の経営を支えてほしい」と強調しました。国民へガマンだけを強いる政治は、本当に早く終わらせなければなりません。

 先週に続き道医労連からの聞き取りと、全医労(全日本国立医療労働組合)からも実態をうかがいました。札幌から留萌や帯広への搬送や、救急車内での長時間待機なども報じられるほど、札幌市を中心に医療機関はこれまでにないひっ迫さ。コロナ患者用に要請された増床を上回るほど、受入れの要請が続いているのです。医療機関内で感染者が出れば濃厚接触者は休務となり、さらなる負担が襲いかかります。「出勤できない精神状態の朝がある」「ちょっとしたショックで涙が止まらなくなる」など、胸が痛むような看護師の苦難も解消されていません。

 だからこそ感染防止は必要ですが、一定期間この状況が続くなか、医療崩壊を起こさないための政策要望も受けました。とりわけ、医療機関全体を見渡して陽性患者の振り分けや地域医療・一次医療の分担などへ、道が役割を発揮することが重要です。「扇の要」の役割と言ってもいい。静岡県では、そのコントロールが機能しているとも聞きます。公立・民間の医療機関ともに役割を発揮できるようにするためにも、コロナ対応の医療機関への補助金だけでなく、国民すべての命を守るネットワーク全体と見て医療機関への補償・補填がどうしても必要です。

 ワクチン接種を前に医療機関への問い合わせも多く、業務へ支障が出ているなか、受付や接種の業務でも病院まかせにしない体制づくりが必要です。国立医療機関でも非常勤職員が支えている実態があり、ワクチン接種後の発熱等による特別休暇などを正規職員同様に保障することの必要性も、よくわかりました。

 実情を聞けば聞くほど、医療機関まかせにしない国や道の姿勢が重要だと痛感。それが自公政治のもとで逆行し、医療機関には余裕さえないまま今の状態を迎えています。労組アンケートでも看護師を辞めたいとの回答が見られ、この1年間、政府は何をしていたのかと本当に腹立たしい。しっかり国や道へ反映していきます。

 【今日の句】もうやめて 成り行き任せの 菅政治

2021年5月16日日曜日

足を止めずに

 来賓あいさつを予定していた北商連総会が延期など、いろんな場面に影響が広がっています。感染防止には気をつけつつ、実態を聞き国政へ反映させることは足を止めるわけにいきません。明日から国の出先機関への要請をおこなう予定です。

 緊急事態措置についての道の資料が届きましたが、道民への要請・協力依頼が中心で、補償については「支援金を支給【調整中】」と具体化まで至っていない(飲食店等)という状況です。経営悪化の厳しさは日に日に増すのですから、体制作りも急いで、申請と支給が早く進むようにと願うばかりです。

 鈴木知事は昨日の会見で、東京五輪について「組織委員会が説明責任を果たすことが重要」と述べ、道内の聖火リレーは慎重に判断する意向のようです。聖火リレーの準備にどれだけの道職員が関わっているか承知していないのですが、今月5日のマラソンテスト大会では道職員44人がボランティアとして札幌市外から集まっています。医療関係者も含めて、本番ではどれだけのマンパワーが割かれることになるのでしょう。

 国民の命とくらしを守ることこそ最優先に。何度も書いてきたことですが、明日もしっかり訴えていきたい。

 【今日の句】黙ってて 命もくらしも 守れない

2021年5月15日土曜日

なぜ知事は目を潤ませたのか

 急きょの緊急事態宣言となった経過を報じる各紙を読んで、菅首相の投げやり姿勢と国・道・政令市の関係が浮かび上がってきたように思います。菅首相と親しいと言われる鈴木知事も、今回は根回しもなく頭越しに決まった緊急事態宣言のようです。

 今日の北海道の陽性確認者数は566人で、またもや高水準となりました。先日の緊急事態宣言に至ったことについて、秋元札幌市長は「少しタイミングを逸してしまったのは非常に残念だ」と、判断の遅さを間接的に批判しました。秋元市長の責任は免れないものの、鈴木道知事の責任も、また重い。

 昨日の知事記者会見は「目を潤ませ」と報じられています。知事自身の良心に照らしての涙ならいいのですが、懇意とされる菅首相にハシゴを外された形への失望の涙なら、向いている方向が違い過ぎる。道北の首長の1人は「道は遅い」と述べたとのこと。市民や医療従事者などとの意識の乖離こそ、今回の急展開の根本にあるのだと思うのです。

 菅首相の根拠なき楽観や無責任さと、専門家の意見に対する軽視が根本にあり、結局は道民にしわ寄せが来ている構図です。このまま国民の命を菅首相に任せられるかと、いっそう深刻に受け止めたい。北海道から声をあげていくことに、私も力を尽くします。

 今日は党道議団主催のジェンダー平等に向けた学習会。とはいえコロナ禍のためオンラインで加藤丈晴弁護士の講演や真下紀子道議の道政報告など、論戦や運動の到達点がよくわかりました。コロナ禍での支援でも、ジェンダー平等の課題でも、1人ひとりの尊厳を守ることこそ政治の役目と痛感しています。

 【今日の句】これほどに 命軽視の 政府とは

2021年5月14日金曜日

切迫さに急いで応えて

 昨夜から一転、北海道へ「緊急事態宣言」発出に菅首相は「専門家の結論だから」。科学の尊重というより、やる気のなさが伝わってきたのは私だけでしょうか。前日の判断や見通しが甘かったということを率直に認めて、「宣言」とするなら必要な検査や補償の具体化を急ぐというのが、やるべき仕事では。

 札幌だけでなく全道的に医療機関でひっ迫状態です。例えば根室管内も、病院に比して陽性患者数が多いのではないのか。道が広域的な視点で体制確保をするとともに、緊急に宿泊療養施設を確保していくことや可能なところでは訪問診療も組み合わせることが必要だと思います。医療機関をはじめとしたエッセンシャルワーカーへのPCR検査や、現場を支えるための財政支援は国が責任を持つと、ハッキリしてほしい。

 業者に「一時支援金」もつくられましたが、申請期限は今月31日までと短いし、2019年度か2020年度の1・2・3月のいずれかと比べて売り上げ50%以下という業者が対象ですから、かなりハードルも高い。これまでの時短協力金とあわせて、わかりやすく業者へ伝わり、速やかに支給される体制づくりも必要です。5/16付「しんぶん赤旗」日曜版に「一時支援金」の申請方法などの記事が出ていますので、ぜひお広げください。

 いま札幌市は区役所から保健所に職員を派遣し、体制強化をはかっています。そう考えると五輪中止の決断をして、国みずからがコロナ対策に総力をあげることこそ必要です。北海道だけ見ても「感染経路不明」が急激に増えて市中感染が明確なだけに、国民に協力を求めるのなら政府自身が施策や態度として示さなければなりません。その切迫さを思いながら菅首相の言葉を聞くと、何とも不満ばかりが募るのです。

 今日は網走市。子育て中のお母さんから子育て環境をよくするために奮闘している実態をうかがいました。「政治や社会を変えるというような、大層なことではないんですけど」との話でしたが、地域に根づいてネットワークをつくる意欲と行動力や、身のまわりで信頼を積み上げていることがすごいと実感。日本共産党への入党も前向きに考えてくださり、期待しながら待つことにしました。

 緊急事態宣言の発出にあたっての要請を、週明けに国の出先機関へおこなう準備も進んでいます。国会とも連携しつつ、道民の苦難軽減に責任を負う立場にいる者として、しっかり役割を果たしたい。

 【今日の句】責任を 負ってる総理と 見えなくて 

2021年5月13日木曜日

総理は何が最優先なのか

 北海道712人(うち札幌499人)の陽性確認。政府は医療機関の要望をすべて受けるくらいすべきだし、保健所の体制強化や、人流を抑えるというなら十分な補償など急いで具体化を! 国民の命を守ることを最優先にすべきと、もう何度書いてきたことか。

 今日は北見市へ。昨年の感染拡大初期に道内では北見市のクラスターがあり、衝撃が広がりました。短時間・少人数の「つどい」では、「デイサービスに行っても、もう五輪はできないんじゃないのとの話でもちきり」とも出されました。いったい政府はどこを見てるのかと、あきらめに似た感情があることも伝わってきました。

 しかし、打開の道筋があるのだし、国民の命がかかっている以上、あきらめるわけにはいかない。一方で、夕方に首相と関係閣僚の協議がおこなわれ、北海道への緊急事態宣言発令は見送りとなるとの報道がされました。「宣言」を出せばいいというものではないのですが、見送りにするとして理由が判然としません。菅首相のもとで、こういうことの繰り返しだったのではないでしょうか。

 説明を科学的・合理的にするとともに、ただ「宣言」「措置」だと言うだけではダメで、冒頭に書いたような見合った補償などが必要です。当面は政府へ訴え続けますが、総選挙では日本共産党の議席を回復して、国民の命を最優先とする政治に変えましょうと「つどい」では呼びかけました。こんなにも国民に対して他人事な政権は一刻も早く交代しないと、すべて国民にしわ寄せが来てしまいます。

 【今日の句】やり過ごすだけが 見えてる菅首相 

2021年5月12日水曜日

何度でも声に

 今日はナイチンゲールの誕生日を由来とする「看護の日」。しかし、自己犠牲を強いるような看護では続けることなどできず、支えるべく政治の力が求められています。当事者である看護師からも、日本共産党はじめ野党各党からも、病院の減収補てんやPCR検査等の拡充・頻回実施などを求めてきました。政府が実施するまで、何度でも声にしていかなければ。

 今日は旭川市で、少人数・短時間で語り合う「集い」へ。市議会の合間を縫って、能登谷繁・石川厚子の両市議も駆けつけてくださいました。旭川市は明日からワクチン接種の受付が始まることもあって、対象となる方からは、この点に話題が集中。旭川市では接種券が届いた方が、①かかりつけ医、②コールセンター、③ホームページで予約を申し込むほか、かかりつけ医のない方や8月以降の接種でいい方は、町内会で取りまとめて報告するようになっています。わかりやすい予約方法とともに、医療従事者の優先接種も欠かせません。国が希望観測的に、しかも大臣ごとコロコロ変わるような情報の出し方では、国民や自治体が混乱するばかりです。統一して見通しを明らかにすることも、しっかり求めていきたい。

 この間は総理記者会見や国会中継があったことから「菅首相のやる気が、まったく見えなかった」との話も各地で聞かれました。「命を守るために、早く政権交代しなくちゃね」と、しみじみ語られる方も。フラフラした政権交代では国民の期待に応えられないので、揺るがない日本共産党の議席を北海道から回復するため、まわりにも広げてほしいことを私から訴えました。

 地域で保護司をされている方もいました。役割が重い保護司ゆえ研修の機会もありますが、報酬は実費弁償ほどなので、実質的には民間ボランティア的な活動になっています。定期的な面談を通じて相手との信頼を積み重ね、社会復帰へ進むうえで大事な役割を担っているのですが、なかなか成り手がいないという現実があります。非常勤の国家公務員ということからしても、国が増員に向けた手立てを強めるべきと実感しました。

 地方公務員だったという方は「安倍首相の時から忖度が強いられるようになって、本当にひどい国になった」とズバリ。いっしょに力をあわせて政治を変えようと、くり返しくり返し私も声にしていきます。

 【今日の句】説明も ないまま総理 押しつける

2021年5月11日火曜日

五輪先にありきか

 新聞を開いた瞬間に度肝を抜かれた全面広告の「政治に殺される」という衝撃的な言葉を、政府は真摯に受け止めているか。政治にかかわる末席にいる自分にも向けられた言葉として受け止めて、苦難の声を反映させていくことに力を尽くしたい。

 今日も北海道では421人(札幌市では280人)の陽性者が確認されました。中標津町の町立病院ではコロナ専用病床が埋まりつつあります。医師や看護師が慢性的に足りない地域が多い北海道で、札幌市から玉突き的に他自治体へ患者の搬送となれば、まさに全道規模で医療機関がひっ迫してしまいます。医師会や民間病院などとの連携を強めて新たな病床確保を進めることが必要ですが、すぐにマンパワー不足は解決できません。

 どうして、こんな事態にまでなっているのか。札幌・秋元市長が8日の記者会見で次のような発言をしています。「(まん延防止措置の)適用の時期についてはいろんな意見がある。道が申請を出しても国の方で受けなかったと聞いている」。4月19日に始めた道との協議でも、道は国に配慮したとの新聞報道もあります。大型連休前の4月28日には「緊急事態宣言を出してもいいくらいの危機感」とまで、秋元市長は会見で発言していました。

 この経過と事実のとおりなら、国が札幌市への適用を控えたということではないのか。ご存じのとおり、5月5日には東京五輪マラソンのテスト大会を実施。このテスト大会より前に「措置」や「宣言」を出させない国の意向があったのなら、今の感染拡大の責めを国は認めるべきではないのか。まさに菅政権による人災です。秋元市長の責任を不問にするつもりはありませんが、国民の命や健康より五輪を優先したのであれば、本当に腹立たしい。道・鈴木知事も、同様に責任が問われます。

 同時に、目の前の国民の苦難軽減をも急がなければ。昨日懇談した道医労連は、今日は道議会の各会派をまわり、PCR検査等の拡充を要請しています。現場の要望はすべて応えるくらいの構えでこそ、政府の感染拡大防止の本気さも伝わるはず。今はまったく逆だからこそ、冒頭の「政治に殺される」というフレーズまで広がっているのです。菅首相に直接ぶつけたいくらいですが、今は北海道での活動に力を注がねば。

 お困りごとは遠慮なく、日本共産党へご連絡ください。

 【今日の句】生きようと 補償もエールも ない政府