2024年2月3日土曜日

変える力は国民世論

 札幌市手稲区での党と後援会「新春のつどい」、札幌駅周辺での「いのちとくらしを守れ! 北海道総決起集会」デモパレードと、どこでも「自民党政治を変えよう」との熱気がすごい。自民党国会議員の1/4以上がかかわり、逮捕者まで出ている組織的犯罪に怒りが収まりません。

 この間の国会中継もよく見られていて、「岸田首相の答弁は開き直りとしか思えない」「こんな時に憲法改正を持ち出すなんて」「こういう時こそ野党が共闘しなきゃ」と声がかけられます。派閥解散で幕引きなんて国民世論は許さないと、岸田首相はよくよく知るべきです。

 手稲区では、佐々木明美・前札幌市議とともに訴え。オープニングでは市民によるジャズバンド「フラミンゴ ミュージックプレゼンツ」による演奏が素晴らしく、ひょっとこ踊りや鬼退治の豆まき、合唱と後援会の出し物にも大きな拍手。元気をもらいました。

 時間が重なったためデモパレードのみの参加になった「決起集会」ですが、集会から参加されていた方が寒いなかでも続々。デモパレードの「命とくらしを守れ」「生活保護基準を引き下げるな」「インボイスやめろ」などのコールも力が入っていました。

 札幌は明日からの雪まつりを前に、外国人はじめ観光客が多くいらっしゃいます。札幌駅を出て、すぐに出会っただろう私たちにカメラを向けるなど興味津々。諸外国ではデモや集会が当たり前のように開かれているのですから、笑顔を向けてくださる方がいるのも嬉しい。

 これだけ行きづまった日本を変える力は、間違いなく国民の世論。明日もがんばりたい。

 【今日の句】凍ってる道でも 歩みは止まらない

2024年2月1日木曜日

少しでも見通しが持てるように

 能登半島地震から1ヵ月。あらためて、お悔やみとお見舞いを申し上げます。胸が痛むようなリアルな被害や、今なお不十分な避難所生活の報道に触れて、国として最大限の支援をと強く願うばかりです。救援募金など、私もできることで力を尽くしたい。

 北海道胆振東部地震のときに痛感したのは、被災者のニーズは日が経つにつれ変わっていくし、文字どおり長期的な支援が欠かせないということでした。経験のない災害に見舞われたショックが少し落ち着いても、今後の見通しへの不安などに襲われ、それまでの疲労と合わせて心身を崩す方は少なくないのです。

 自治体職員なども被災しています。当面の住民支援とともに、復興に向けた専門知識・経験も必要だし、何より交代で休めるように、国はじめ全国からの継続した応援を心から願いたい。少しでも見通しが持てることは、今後の力になると思うのです。

 消防の人員不足に触れていた新聞記事があり、北海道も他人事でないと、隅々まで読みました。ただでさえ人口減少が進み、広大な北海道では、すみやかな災害救助の応援は難しい。今回の能登半島地震のように道路の寸断や、津波・猛吹雪が重なれば、なおさら困難です。

 石川県の防災計画については、後日にきちんと検証が必要でしょう。一方で北海道では、道内の各自治体ではどうなのか、見直すことも必要かもしれません。全道的には25%、札幌市でも34%にとどまっている水道管の老朽化対策など、前倒しで進めることも必要では。

 北海道にも引き寄せた活動を、さらに強めたいと思っています。

 【今日の句】国会で 寝てる議員よ 見ているぞ

2024年1月31日水曜日

どこまで米国に従うのか

 今日は札幌市西区・手稲区へ。外交や野党共闘について相次ぐ質問に応え、私から入党を勧めると「家族と相談するよ」という方も。もう自民党には任せられないのだから、日本共産党は「こう変える」という展望を広げていきたいと思いました。

 どこでも怒りが収まらない自民党の裏金疑惑。しかし岸田首相は、昨日の政府演説で明確な反省もなく、他人事のような内容でした。あわせて重大なのは、憲法改正について「あえて自民党総裁として申し上げれば(9月までの)任期中に実現したい」と述べたこと。

 これだけ国民的支持を失っている政権なのに、改憲をめざすとの表明はあまりにひどすぎる。保守層へのアピールかと報じられていますが、そもそも政府演説でありながら、党首の立場を強調するのは許されるのでしょうか。

 ガザ地区に対するイスラエルの攻撃に、具体的な言及がなかったことには驚きました。一昨日の総がかり行動にて清末愛砂・室工大大学院教授が触れていた、日本政府がUNRWA(パレスチナ難民救済事業機関)への資金供出を一時停止した問題も、これから国会で問われるべきです。

 今日の「しんぶん赤旗」でも、この資金拠出停止で「人道支援が崩壊するのを目のあたりにすることになる」との、国際支援団体の共同声明を報じています。UNRWAが組織的にイスラエルへの越境攻撃に関与したわけではないし、資金を停止することは間接的にジェノサイドに加担することになりはしないか。

 人道支援より、米国に足並みをそろえる日本でいいのでしょうか。冒頭の方も「どうして米国に、ここまで従っていくのか」と、繰り返されていたほど。対等・平等の日米関係に変えるため、日米安保条約を破棄して友好条約にしようというのが日本共産党の立場です。

 今日から各党の代表質問が始まっています。日本共産党は、衆議院で明日1日・午後4時ころから志位和夫議長、参議院では2日・午後1時35分ころから田村智子委員長が質問に立ちます(時間は前後する場合があります)。ぜひテレビ・ラジオなどで、お聞きください。

 【今日の句】また辞任 いっそ全員 辞めたらば

2024年1月30日火曜日

除排雪にもっと予算を

 今日は札幌市厚別区で、終日「しんぶん赤旗」のお勧めに。自民党の裏金疑惑をスクープしたことを「知ってるよ。本当にひどいよね」と、どこでも話が弾みます。仕事の関係で自民党と付き合いがあったという方からは、「もう(仕事から)引退したから関係ない。自民党ではダメ。がんばってよ」との激励をいただき、本当にありがたい。

 「ムダ使いしていないのに、物価高でどんどん生活が苦しくなる。それなのに自民党は裏金なんて本当にひどい」という高齢者、「政治信条もなく、ただ(自民党は)自分のことばかり。このままでは日本がダメになる」という私と同世代の方など、堰を切ったように話す方が多いのも特徴的でした。

 ある方は「『やめます』と言えば、済む話じゃないのか」。しかし、パー券を含め献金する企業・団体側は見返りを求め、それに応える利権政治を続けてきた自民党が、簡単に「やめます」とはなりません。企業・団体献金を全面禁止とするには、日本共産党を伸ばしていただくことなんですとの話に納得くださいました。

 それにしても路肩に寄せられた雪山・雪壁の高いこと。いわゆる生活道路では車が行き違うのもギリギリというところもあり、これでは救急車なども、すぐには到着できません。除排雪業者も懸命に作業していますが、だんだんと業者数や働き手が減ってきたことも反映しているでしょう。

 札幌市は町内会が支出する「パートナーシップ除雪制度」というのがありますが、町内会に加入していない住民もいるなかで「不公平だ」と、住民同士の分断もあるんですよと、ある町内会長さん。「他の町の知り合いに聞いたら、除雪のために市民から金を取っているところなんてなかった」とのこと。札幌市の、税金の使い方も変えなければいけないですね。

 昼間は暖かかったものの、雪の上を歩き続けると足の指先から冷たくなってきます。それでも行く先々で「今度こそがんばってよ」との激励をいただくことで、元気にがんばれます。入院していた党員さんが自宅に戻って「また日刊紙を入れて」と、嬉しい一言も。明日も対話を積み重ねていきたい。

 【今日の句】真っ白の季節に 自民は真っ黒で

2024年1月29日月曜日

「死の商人」国家としないため

 国会が始まり、札幌では「新たな戦前にさせない街頭集会」が開かれ、日本共産党は私が代表してのスピーチ。裏金の全容解明とともに、過去最大の軍事費や「防衛増税」と社会保障削減、武器輸出など「死の商人」国家を許さない世論を広げようと述べました。主催は「戦争をさせない北海道委員会」です。

 何しろ来年度予算の軍事費(防衛費)は、膨れに膨れて7兆9496億円。高額の装備費をローンで払う「後年度負担」も7兆9076億円で、これまでのローンと合わせて14兆円という途方もない金額になります。この財源を「防衛増税」や、社会保障・教育などの予算削減でまかなうことなど到底許されない。

 殺傷武器の輸出まで、閣議決定で決めてしまいました。実は安倍政権のときにも、武器輸出に関する原則の緩和がされて、私は衆院経産委員会で質問をしています(2017年)。輸出先の米国からイスラエルなど第3国に移転されるのではとの問いに、政府は「米国の管理体制」だからと不問にする態度でした。

 この時に私は「死の商人」国家となってはいけないと追及したのですが、それが今度は、堂々と輸出をするというわけです。戦争国家づくりへの道を、このまま許していいのでしょうか。

 私の他に政党からは立憲・笹田浩道議(道連幹事長)と社民・浅野隆雄道連幹事長、清末愛砂・室工大大学院教授、池田賢太弁護士、岩本一郎・北星学園大学教授、道労連・三上友衛議長などから、改憲や軍拡を許さないスピーチがありました。

 「防衛増税」や社会保障削減の一方で、自民党は裏金づくりに励んでいたのですから、あらためて腹立たしい。今日の集中審議の答弁を聞いていても、真相解明にはほど遠い。カネと利権にまみれ、庶民負担増と戦争国家づくりをすすめる自民党政治を変えるために、市民と野党の共闘を進めなければ。

 安保法制が強行成立された2015年、国会周辺で夜遅くまでの「戦争反対」「野党は共闘」コールを聞いて、これが自民党政治を変える道と強く感じました。北海道では今日のような集会などを、積み重ねてもきました。

 憲法が生かされる政治の実現へ、どの党も誠実に力を合わせる努力を。日本共産党ももっと力をつけなければとの決意も新たにしました。

 【今日の句】儲けなら 武器まで売って いいものか

2024年1月28日日曜日

バスは身近な公共交通

 今日は札幌市白石区と南区での「新春のつどい」。通常国会が始まり、白石区では紙智子参議院議員が党大会と国会情勢をあわせて報告。ピアノ演奏や三味線など両区とも文化プログラムがすばらしく、笑顔が広がるつどいとなりました。

 白石区では伊藤りち子・道3区予定候補と佐藤綾市議、南区では千葉尚子・前市議とであいさつ。南区には「戦争させない市民の風・北海道」事務局次長の小林久公さんが、連帯あいさつに来てくださいました。南区で取り組んでいる、地下鉄最終便に接続するバス復活をめざす運動の話もありました。

 全道的に不足しているバス運転手。札幌市公共交通協議会は先日、今年12月から市内の路線バス運賃の均一料金を30円値上げすると決めました。バス運転手の待遇改善が理由です。乗る側からすれば値上げは厳しく、やっぱり国からの支援強化を求めたい。公設民営など、バス事業者の負担を減らしていくことも検討する時だと思います。

 先日の道運輸局への要請でも、北海道の現状はよくわかっているとの回答がありました。広大なうえに積雪・寒冷の北海道で安全運転を続けることは、きっと心身ともに緊張することでしょう。それだけの責任ややりがいに見合った賃金を、しっかり保障しなければ。民間の努力や市場原理への依存では、バス事業が行きづまってしまいかねません。

 地域に密着した課題は、地方議員との連携も重要です。国会議員と地方議員が一体に取り組んで、少しでも前へ進める役割を担うのも日本共産党ならでは。私もがんばりたい。

 ところで写真は、南区で津軽三味線を披露された加茂谷心花さん。心地よく響く音色に、会場は大盛り上がりとなりました。聞くと7歳のときから三味線を始め、今は20歳の加茂谷さん。親子ほど年が離れた若い世代のがんばりに、元気をいただきました。

 【今日の句】この雪も 安全運転 ありがとう