2023年9月23日土曜日

熱気が広がり、元気ももらった

 党副委員長の山下芳生参議院議員を招いた街頭演説は、札幌市・旭川市とも熱気があふれました。「元気が出たよ」「必ず勝とう」など、次々と激励もいただきました。札幌では丸山はるみ道議、旭川では真下紀子道議が司会を務めました。

 札幌では、北海道教育大学札幌校の本庄十喜准教授が「軍拡NO!女たちの会・北海道」呼びかけ人として連帯あいさつに。嬉しいことに、本庄先生は最後まで演説も聞いてくださいました。

 ご自身のお子さんが通う保育園で、コロナ禍でもがんばってきた保育士さんが退職されたことを引き合いに「今でも軍事費は世界8位の日本が、倍増されたら第3位に。これ以上の軍拡を許さないで、くらしの支援にまわして」とのスピーチに、大きな拍手が寄せられました。

 私は、物価高に苦しむ国民生活を守るため、▼積立金を使って年金引き上げ、▼中小企業支援とセットで賃金引き上げ、▼農林漁業の予算を増やそう、▼消費税減税とインボイス導入中止(旭川では、代わって▼教育費負担の軽減)を訴えました。

 札幌市では高校生までの医療費無料化拡充、学校へ段階的にエアコン設置などへの前進や、補正予算に冬季五輪招致の意向調査費を盛り込めなかったことなど、市民の運動と日本共産党市議団の論戦が変化を作ってきました。

 社会も政治も変えられる。社会を変えるのは楽しいことだし、仲間が増えれば力が増します。このように市民と力を合わせて政治を動かす、日本共産党の議席を衆議院にも! 私から強調して訴えました。

 旭川市では、おぎう和敏・道6区予定候補が「戦争の準備より、平和のための外交を尽くす覚悟こそ必要です」と力を込めた訴え。自衛隊施設が集中する上川管内で、自衛隊員を戦争に送らないと訴える日本共産党の役割は大きいのです。

 山下副委員長は、思わず前のめりになるほどの迫力ある訴え。米国いいなりと財界最優先という自民党政治の大元に、ズバリ切り込む日本共産党の値打ちを、わかりやすく述べられました。

 札幌では、わが子もお世話になった保育園から多くの保育士さんが来てくださり、旭川では「いま入らないで、いつ入るのかと思いました」と、50代の男性が入党を決意。グータッチに回っていた山下副委員長ともども、みんなで拍手をして沸き立ちました。嬉しいですね。

 明日は釧路町での演説会にて紙智子参議院議員が訴え、私は市民の風・北海道の「憲法とくらし チカホカフェ」に参加します。「政治家と語ろう」コーナーで私は11時から参加していますので、気軽にお立ち寄りください。

 【今日の句】伝えよう 共産党は 元気です

2023年9月21日木曜日

現場を歩いて、次にもつないで

 今日も紙智子参議院議員の調査に同行。自然の恵みである食と農の世界は、奥深さも難しさも面白さもあると実感した1日でした。千歳アイヌ協会の中村吉雄会長とも、新千歳空港内の展示を見ながら懇談させていただきました。

 まず訪れた長沼町では、道子実コーン組合長も務める柳原孝二・日本メイズ生産者協会代表から話を聞きました。農家でもある薮田享町議も同行しました。日本では作付面積が少ないものの世界では主流作物だけに、進んでいる研究の一端も学びました。

 コーンを作付けした翌年は、大豆の収量など増えることが明らかになっています。輪作体系に組み込むことの意義、国際動向から見た必要性、麦などと共有できる農機具の利点など、なるほどと納得。普及のカギは交付金にあることも、よくわかりました。

 JA道央の今村隆徳組合長さんとは懇談とともに、今夏の猛暑による農業被害の説明も受けました。ビート(甜菜)の褐斑(かっぱん)病、ブロッコリーの生育不良は、ひと目でわかるほどの現状。こういう実態こそ、政治・行政にかかわる人が知るべきです。

 共済やナラシ対策でカバーしきれないし、肥料などの高騰も政府の支援では物足りないし、農家にとってはやりきれない。今村組合長の「再生産できるような政策を」との願いは、多くの農家に共通する願いです。消費者の側でも、このような生産者の苦労とともに仕組みを知ってもらうことが大切と痛感しました。

 千歳アイヌ協会の中村会長は、どの党だからなどとは関係なく、いつも気さくに話してくださいます。以前に私と生活館で会ったことや、紙さんと自宅で懇談したことなども覚えていて本当にありがたい。今日も後継者育成についての大事な点を、ていねいに教えてくださいました。

 先日、札幌法務局から「人権侵犯」と断じられた杉田水脈衆議院議員の暴言も話題に。尊厳を傷つけたら謝罪して当然なのに、本当に反省してるのかと疑問がつきまとう杉田氏の態度。成立したアイヌ施策振興法でも、先住民族と明記しているのにです。ヘイトや差別を許さない国会と、世論づくりをしなければと決意も新たにしました。

 【今日の句】扇風機 出たままストーブ つける朝

2023年9月20日水曜日

こうして海や水産業は守られて

 今日は紙智子参議院議員の調査に同行。道漁連や中央水産試験場(道総合研究機構)で、水産資源の現状や保護、中国の輸入禁止によるホタテの影響などを聞きました。水産試験場は余市町にあり、大物翔町議も同行しました。

 漁業法が改定され、大手企業の参入などが課題として問われてきた国の水産政策。北海道は漁業者による海面管理がしっかりしていて、だから資源管理も独自に進めてくることができました。

 TAC(漁獲割当量)がかぶせられ、その根拠となる調査が納得いくものならいいのですが、道内では不評・不満の声があります。北海道は道総研の水産試験場とも力を合わせてきた経過があり、勝手に割当量を決められても困るわけです。

 水産資源が減ってきたのは、外国船による過剰漁獲や海水温の上昇など、複合的な要素が考えられます。水産試験場でも、北海道の海洋環境の変化を具体的なデータで学ぶことができました。

 割当をするなら正確な評価が必要だし、一方で他国の漁獲に問題があれば漁業外交も必要なのに、それがないから漁業者の不満がたまるのも当然です。水産庁の責任も、私たちの果たす役割も重いものがあると痛感です。

 ホタテについても、早く流通しないと次のホタテを育てられる場所がありません。残った場合の補償がどうなるかも、国から明確な中身は伝わっていません。紙議員も、しっかり国政に反映していきたいと応じました。

 水産試験場に行って、研究機関の大事さを再確認しました。数量的調査だけでなく、取れる魚種が変わってきてるなかでの種苗や養殖の研究、栄養分析と加工技術の発展、用途の多様化など、北海道の水産業を下支えしている役割が、よくわかりました。

 果樹の状況なども聞きに、JAよいちを訪れました。有田均組合長が応対してくださり、「今年はブドウがいいようだ」とのこと。しかし、農協の売上が最も多いトマトは、高温の影響で1割以上が減る見通しのようです。

 ワイナリー農家など新たな移住者が増えているものの、「どこの農協とも同じで、後継者対策が課題」と有田組合長。親元就農への支援を強めてほしいとの話のほか、改定された畜安法の検証についても話題となりました。

 前後しますが、今朝はJR新札幌駅前での街頭宣伝にも紙さんと参加しました。厚別区の党員・後援会員さんが多く来てくださり、元気をいただきました。明日も紙さんと、農業の調査などにまわります。

 【今日の句】この海の恵みが 明日も続くよに

2023年9月19日火曜日

この熱量で変化のうねりを

 8年前の強行採決を忘れず、戦争させないよう声をあげようーー総かがり実行委員会の集会とデモパレードには、飛び入り参加の高校生も元気にコール! 大人の私たちも負けずに、さらに世論を広げなければですね。

 8年前は私は現職衆議院議員。東京と北海道を何度も往復しながら、連日の集会への参加やあいさつに明け暮れました。国会周辺で地鳴りのように響いた「戦争反対」の声の熱量は、今も忘れることができません。

 安保法制=戦争法は成立しても、そこで諦めなかったから、安倍政権はさらなる具体化や憲法改悪へと進めませんでした。粘り強く上げてきた声は、決して無駄ではなかったと私は確信しています。

 その綱引きの状況を、一気に具体化へと進めてきたのが岸田政権。野党でもないのに野党ポーズの維新などが手を貸してきたことで、暴走は加速されました。だからこそ広がる国民的な不安。高校生の飛び入り参加が、その不安を表す象徴なのではないでしょうか。

 集会は立憲・勝部賢志参議院議員、社民・浅野隆雄道連幹事長、日本共産党からは私が、お互いにリスペクトしながら連帯スピーチ。福祉保育労組の方も、熱く反戦平和の思いを訴えました。

 「戦争させない市民の風」の山口たかさんが「亡くなった母の部屋を整理してたら出てきたんですよ」と、持ってこられたのが8年前の新聞。写真から当時の熱気が伝わってきます。日本国憲法に書かれた「不断の努力」の意味が、ひしひしと伝わってくるようでした。

 それにしても青年たちの勢いはすごい。元札幌市議の平岡大介さんがコールし、高校生をはじめ青年たちが飛び上がるようにレスポンス。50を過ぎた私にはハード気味でも、みんなが笑顔で明るいデモに。

 ベテランも青年も肩を並べて、平和な日本をとの思いは1つ。表現方法はそれぞれでいいし、それぞれの強みを活かして変化のうねりを。そして仲間が増えれば、必ず社会や政治は変わるはず。決意を新たに、明日もがんばりたい。

 【今日の句】何度でも 戦争反対 大声で

2023年9月18日月曜日

老後の安心を今こそ

 今日は札幌市東区の党と後援会の「元気まつり」と、苫小牧市での演説会へ。9月中旬の割に蒸し暑いなかでも、どちらも多くの方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございます。

 東区では太田秀子市議が、札幌市政の変化を報告。市立学校へのエアコン設置、子ども医療費無料化の拡充、一方で冬季五輪の意向調査費は盛り込まれずと、世論が押してきているのは明らかです。党市議団の、くりかえしの質問なども大きく貢献してきました。

 前道議の宮川潤さん、元市議の平岡大介さんも元気にあいさつ。私もそろって、地方選の悔しさは総選挙で晴らそうと訴えました。4年ぶりの開催に、準備を含めて忙しかったと思いますが、その忙しさも楽しいもの。私も元気をいただきました。

 苫小牧市での演説会は、来月に町議選を控える白老町の大淵紀夫・森哲也の両町議があいさつ。4人はみ出しが想定される大激戦で、ベテランと若手の宝の議席を再び!の訴えに、大きな拍手が寄せられました。

 たつの広志・道9区予定候補は、昨日に続いての演説。有珠山噴火の時に自身が経験した具体的な話は、私も初めて聞く内容でした。制度の枠を超えないとできない支援も実現のためにと、地方議員と国会議員が力を合わせるのが日本共産党なのです。

 私からは党の政策に加え、伊藤千代子の獄中最後の手紙が苫小牧市で見つかった経緯も含めて紹介しました。映画をご覧になった方もいるかと思いますが、千代子は戦前の日本共産党員で、特高警察につかまり24歳の若さで命を奪われたのでした。

 夫の転向という信じられない現実を前に、それでも千代子が節を曲げずにがんばれたのは、必ず日本は変わるとの揺るがない確信があったから。仲間や家族などにも変わらぬ優しさを注いで、最後の手紙も義母に宛てたものだったのです。

 千代子ら先輩党員が訴えぬいた平和と自由、民主主義・基本的人権は、今の憲法へと実を結びました。時代とともに党のあり方は変わりますが、大元の変わらない部分は堂々と広げていきたいのです。

 嬉しいことに演説会後に、80代の方が入党を決意されました。いてもたってもいられなくなったのか、一緒に来ていた党員さんに「入るよ」と話されたそうです。その場で、みんなも大喜び。

 歳を重ねたこその喜びがある一方で、物価高でも減らされる年金や増える医療費などの負担。そして、かつて日本が歩んだ戦争への道を、また進んでいるのではとの危機感。敬老の日に高齢の方が新たな決意をされた意味が、ひしひし胸に迫ってくるのです。

 老後の安心を今こそ。若い世代の将来不安の解消にもなります。私もかんばりたい。

 【今日の句】この国に 歳を重ねる 喜びを

2023年9月17日日曜日

空襲を受けた室蘭市から平和の声を

 今日は室蘭市で、たつの広志・道9区予定候補との演説会。終了後に「入党します」と受付に申し出られた方もいて、みんなで大喜び。仲間が増えれば、社会は必ず変えられるはずです。

 入党された方は子育て中の40代女性。ずっと日本共産党を応援していて、以前にも入党を呼びかけられていたそうです。なぜ今回、決意したのか。

 「戦争を止めたいのなら、日本共産党に入りなさい」。室蘭市議を長く務めた上西英子さんが、開会でのあいさつの際に、「自分が入党を決めたのは、この言葉をかけられたから」と紹介しました。この一言が胸に刺さったと言います。

 「自分の娘は看護師をめざしています。その子が戦争に参加させられるような日本にしていいのかと、思っていました」。上西さんの言葉が背中を押して、入党に至ったとのことでした。

 1945年7月15日の北海道空襲で、道内でも多くの犠牲者を出した室蘭市。米軍の大規模な艦砲射撃によって、500人以上が亡くなったといいます。遺体が架かっていた電線もあったと、その悲惨さは市内で語り継がれてきています。

 岸田政権が進める大軍拡と、現実にたたかう準備。このまま進めていいのか、もっと外交努力を尽くすべきではないのか。ぶれずに訴える日本共産党の議席を、どうしても今度こそ回復させてほしいのです。

 演説で室蘭空襲に触れるはずが、時間が超えそうになったため残念ながら省略。しかし準備を通じて私も平和の思いを強くしたし、新たな仲間が増えたことも本当に嬉しいことです。

 明日は札幌東区で党と後援会の「元気まつり」、苫小牧市での演説会へうかがいます。ぜひ、それぞれの会場へお越しください。

 【今日の句】背中押す 演説しなきゃと 励まされ