2024年2月17日土曜日

増えていく「隠れ教育費」が厳しい

 明日の道党会議を前に、今日は会議や準備となりました。自民党政治下での「失われた30年」により、北海道はくらしや地域経済が落ち込み、人口減少に歯止めがかかりません。政治的にも組織的にも強く大きな日本共産党をと、全道の代議員で確認しあう会議となります。

 政治的には、次の総選挙で悲願の比例議席を奪還することが最大の目標です。組織的には、若い世代はじめ多くの党員を迎えることを第一義的に進めます。相乗して前へ進むよう、私自身も力を尽くしたい。

 余談ですが昨日は休みをいただき、中学生になる子の制服合わせへ。制服を着る日は始業式や終業式、試験期間など限られ、多くはジャージ登校になるので、リサイクルショップにてそろえることにしました(もちろんきれいです)。上の子の時も、先輩のおさがりでした。

 進学・進路を迎える2~4月は、数万・十万の単位でお金が消えていきます。教科書代などは無料でも、いわゆる「隠れ教育費」の負担がとてつもなく重い。加えて物価高騰もあって年々の負担が増している状況の厳しさは、どの子育て中の親も感じているのでは。

 こんな時の自民党の裏金事件ですから、「自分たちばかりがカネもうけか」と怒りが広がるのも当然です。しっかり明日の会議で深めあい、元気な日本共産党の姿を全道すみずみにと広げていきたいです。

 【今日の句】この重さ 裏金議員は 知ってるか

2024年2月15日木曜日

「カネと利権」を、あいまいに終わらせない

 さとう耕平・道11区予定候補との街頭演説会8ヵ所には、多くの党員・後援会員が駆けつけてくださいました。耕平さんへの多くの激励とともに私も差し入れをいただいて、本当にありがたい限り。日本共産党の議席を!との、熱気が満ち満ちています。

 若い世代をはじめ切実な声を聞いていた耕平さんは、リアルな声を紹介しながら日本共産党の政策を紹介。特に力を込めて訴えたのが、ロシアによるウクライナ侵略が始まった時に6歳だったという、自分の甥っ子のことでした。

 親が戦争に行くことになったウクライナの子をテレビで見て、その甥っ子は「戦争 こども反対」とのポスターをつくり、自宅の玄関先に掲げたそうです。「子どもたちに戦争の不安を感じさせる社会を変えたい」との訴えを、ウンウンとうなずきながら聞く方が多くいらしゃいましたよ。

 私からは、カネと利権にまみれた自民党政治を何としても変えようと訴えました。きれいな政治を実現するなら日本共産党の力が必要なのに、衆議院では議席も少なく、質問時間も短すぎます。北海道で議席を回復して、私自身が政治を変える先頭に立つ決意を述べました。

 物価高で苦しいなか、今日の年金支給日を待っていた受給者は多いはず。しかし、医療保険や介護保険などが引かれ、生活苦から抜け出せないという方も多いはずです。裏金で「濡れ手に粟」状態の自民党に、税金である政党助成金まで支出する正当性があるのでしょうか。

 松野前官房長官は辞める直前に、これも税金である官房機密費4660万円を、自身が管理する金庫へ現金で移していました。「持ち逃げ」のごとくです。「税金は、くらし最優先に使え」と、今こそ世論として広げていきたい。

 自民党が調査結果をまとめた報告書で、不記載は20年以上も前から行われていたものがあったり、懇親費や車両購入費として使われていたなどを公表しました。明らかな法律違反が問われず、あいまいに終わらせるわけにはいきません。一番の解決策は企業・団体献金の全面禁止だと、くりかえし訴えます。

 【今日の句】雪解けとあわせ 政治の春早く

2024年2月14日水曜日

誰が若者を苦しめてるのか

 今日は帯広市へ移動し、佐藤耕平・道11区予定候補と「語るつどい」。発表されて間もない佐藤予定候補のデビューに、参加されたみなさんから「がんばってよ」「頼りにしてるよ」との激励も相次ぎました。私も負けずに全道をまわり、比例議席回復をとめざす決意も述べました。

 私が初めて立候補した2007年参院選で、選挙期間中の秘書を務めてくれたのが佐藤予定候補だったのでした。そういうこともあり普段は「耕平さん」と呼んでいて、今回の立候補表明も本当に嬉しい限りなのです。

 コロナ禍でバイトができず「1日1食だった」という学生などの、若い世代の苦しみを聞いてきた耕平さん。同世代の声を代弁しながら、これだけ国民を苦しめている自民党政治を変えたいと、力強く決意を述べられました。

 「息子が大晦日の蕎麦を食べたら、バイトに行くというのを聞いてショックでした。言わないけど生活が苦しいという若者は、たくさんいるはず」という方の声も。こんな日本に誰がした、との腹立たしい思いが湧いてきます。

 市議会準備を抱えながら、党帯広市議団(杉野智美・播磨和宏・大平亮介)が参加くださったこともあり、能登地震を受けて、帯広市の消火栓などの保全や、障害者やペット同伴の避難についての要望なども次々と出されました。誰もの命や健康が守られる避難体制づくりは、なお課題が多いと痛感です。

 明日は耕平さんと帯広市・芽室町・音更町・幕別町での街頭演説会。よろしければ、足をお運びください。

 ☆芽室町 10:00 ダイイチ芽室店
 ☆音更町 10:50 雄飛が丘会館/11:25 ハピオ木野店
 ☆幕別町 13:30 フクハラ幕別店/14:05 フクハラ札内店
 ☆帯広市 14:50 帯広駅南側/15:25 フクハラいっきゅう店/16:00 ダイイチ自衛隊前店

 【今日の句】新しい時代は 自民に任せない

2024年2月13日火曜日

国が食料に責任をもって

 朝の定例宣伝と、今日は道農民連盟の定期総会にて来賓あいさつ。株価が大幅に上がっても、米価や乳価は同じように上がっていないし、加工原料乳補給金も微々たるもの。食料とともに地域経済にとって欠かせない農業への支援を、抜本的に強める政治にしなければ。

 通常国会では、農政の憲法と呼ばれる食料・農業・農村基本法の改定案が審議される見込みです。大事なことは、生産者が持続的に経営できる状況をつくるべきであって、これまでの農業政策の検証と反省こそ必要です。

 国の一般歳出予算に占める農林水産予算の割合は、1980年は11.7%あったのに、今や3%台です。国民1人あたりの農業予算として見れば、日本は米国やフランスの半分、韓国の3分の1でしかありません。

 言い換えれば、それだけの厚い保障があって米国の農家は競争力をつけ、日本にも輸出を押しつけてきました。際限なき輸入自由化を、日本政府も当然のごとくに受け入れてきたことが、食料自給率の低下と農家の苦しみの根源にあると思います。

 政府が言う「食料安全保障」のなかには、不測の事態が起きたらイモをつくれというものまであり、いつの時代に戻す気なのかと多くの農家は困惑しているはず。国民への食料の安定供給と、再生産できるだけの価格保障・所得補償が充実してこそ、安全保障の名にふさわしいと言えるのではないでしょうか。

 昨年3月に、道農連が主催の「緊急全道農民集会」で悲痛な訴えがありました。「資材高騰に加え、揚水ポンプの電気料金が1.6倍。農家の賦課金も限界で、国からの支援がなければ離農者が出てしまう」「かつて集落に20軒いた酪農家は今や2軒。赤字が大きく膨らんで、赤字の積み立てか離農かの二択が迫られている」-ーというものでした。

 約1年が経っても、状況が好転しているわけではありません、しかし、このようなリアルな実態の告発や運動があってこそ、政府も動かざるを得なくなります。食料生産を市場任せや農家の自己責任でなく、国が責任を果たすべき時に来ているのではないでしょうか。

 大生産地である北海道で「食と農を守れ」との声を、さらに広げていきたい。私も力を尽くします。

 【今日の句】まだ2月なのに この気温はなんだ

2024年2月12日月曜日

「海外客バブル」の一方で

 羊蹄山がくっきり見えるほど気持ちいい天気のもと、今日はニセコ町・蘭越町へ。連休最終日にもかかわらず、「新春のつどい」に多くの方が足を運んでくださいました。ありがとうございます。ニセコ町・高木直良町議、蘭越町・柳谷要町議が、いっしょに訴えました。

 ニセコエリアは「海外客バブル」と報じられるほどの状況で、東京から派遣されたタクシーのことまでニュースに取り上げられていました。ラーメンが2000~3000円という一帯もあり、あわせて時給を上げて従業員確保にも懸命とされています。

 つどいでは「大手チェーン店などが時給2000円まで上げる一方で、地元の業者はそこまで上げられない」と、中小企業・地元業者の厳しい一端をうかがいました。介護や福祉の職員も、人員不足が続いています。地域的な事情があるとは言え、住民にとってはくらしの安心にかかわる大問題なのです。

 良好な雪質を求めて海外の富裕層が長期に滞在するニセコエリアは、これまでも投資目的の海外資本に地域が荒らされないかとの心配がありました。コロナ禍からの回復と、円安により日本に来やすい環境も重なって、一気にバブル的な状況となってしまいました。

 外国語や外国文化を学べる地域であることから「ニセコ留学」として広がるなど、国内の若い世代が定着するという状況もあります。基幹産業の農業でも、独自に食品加工・販売まで手掛ける取り組みも広がっています。

 一方で先に述べたように、介護や福祉、医療などくらしの土台にかかわる分野は課題です。新幹線の札幌延伸にともなう並行在来線のバス転換も、運転手不足により議論は暗礁に乗り上げています。社会保障や公共交通の維持には、やっぱり国の役割の発揮が必要です。

 蘭越町では、チラシを見て参加したという方が「こういう時に防衛費を増やすより、くらしにまわすことを優先すべきでは」との意見がありました。まったく同意です。裏金事件にも怒りの声があり、だからこそ日本共産党を伸ばしてほしい。私も引き続きがんばります。

 【今日の句】自民では 濡れ手に粟の バブルかな

2024年2月11日日曜日

敬老パスは、移動する権利の保障

 朝早くに釧路市を出て、札幌東区での地域懇談会へ。いつの間にか積もった大雪に驚きでした。太田秀子市議・平岡大介元市議とで、国政と札幌市政への要望をうかがいました。自民党政治のゆきづまりは深刻だと、痛感もさせられました。

 自民党の裏金事件について「国会議員の説明を聞いたが、これは脱税にならないのか」との意見がありました。訂正すれば済むというだけでなく、「事務所の引き出しに保管」「いったん自分の口座に入れておいた」という言い訳にならない言い訳に、誰もが納得していません。

 意見交換では、とりわけ札幌市の敬老パスへの意見が集中。もともとは板垣市長時代に実施されたものですが、「当時は全会派一致でつくられたもの。改悪させない一点で力をあわせてほしい」「くりかえし陳情を出してきた。他党への働きかけを」との発言がありました。

 太田秀子市議からていねいな回答とともに、市民世論を受けた、この間の市議会の変化も報告されました。「維新以外の賛成多数で、現行保険証の存続を求める意見書が採択された」ことは、その変化を象徴する1つ。背景には市民世論がありますと、太田市議は強調しました。

 健康事業としてのウォーキングを否定するものではありませんが、それをアプリを用いてポイント化し、敬老パスを削減しようとすることに批判が高じているのです。誰もが移動する権利があって、それを自治体レベルで保障することを後退させてはならないと思います。

 今日のような大雪では、高齢者にとって車の運転は心配になるのも当然です。そもそも除雪されていない歩道を歩くことも、高齢者には厳しいもの。敬老パスを敬老パスとして残す意義は、決して消えるものではありません。

 札幌市政とともに大元の国政を変えようと、最後は参加者みんなで確認。元気をいただきました。

 【今日の句】高齢者 追い込む施策は 撤回を