2024年8月3日土曜日

まさに対話の積み重ね

 札幌市豊平区・平和公園で、その名の通りの「平和盆おどり」。コロナ禍の中止を乗り越えて、今年で46回目となりました。あいにくの雨で盆踊り自体は途中で止めましたが、たくさんの子どもたちが遊んだり出店で買い物をしたりと楽しむ姿に、とても心が和みました。

 この公園はかつて、北部軍司令部の敷地でした。いまも正門門柱や忠魂納骨塔などがあり、札幌では数少ない戦史が刻まれている地でもあるのです。

 日本共産党もいっしょに実行委員会をつくり、平和の名にふさわしい盆おどりとして地域に定着してきました。多少の雨では帰らず交流されている方が多いのは、楽しいからだけでなく、対話の積み重ねがあったからに違いありません。

 ちなみに札幌市では、白石区にも平和の名がつく地域や通りがあります。かつて新たな区画整理事業の際に、地位住民で話し合って決めた地名なのだとか。平和を願った強い思いが、ひしひしと伝わります。

 平和盆おどりは明日も18時から行われ、焼き鳥・フランクフルトやビール・ジュース、リサイクルバザーも予定されています。池田由美札幌市議も、今日に続いて参加・あいさつされます。お近くの方は、足をお運びくださいね。

 【今日の句】この雨で 戦火も消えよ 込めながら

2024年8月2日金曜日

早く平和な世界にと

 札幌市民ギャラリーで、4日まで開催している第48回北海道平和美術展。今年も足を運び、1つ1つに見入りました。作品のすばらしさとともに平和の願いが伝わるし、早く世界の侵略・戦争を終わらせたいと心から思います。入場無料ですので、ぜひご覧ください。

 大きさと迫力で目を引いたのが、道立札幌南高校(定時制)生徒のモザイク画「平和を願って 長崎平和記念像」。深川市・たどし認定こども園の子どもたちによる版画「おとまりかい とざん」は、ほのぼのと平和な社会のありがたみを実感しました。

 絵画、版画、彫刻、書道にアイヌ模様の刺繍など、まさに市民の誰もが参加できる美術展として48回も続けられてきました。じっくり見ていたら「はたやまさん、私のも見てね」と、友人と来られていたという方からも声が。

 手弁当で取り組んできたスタッフさんからは「いい作品が多いですよ」とも聞きました。反戦・平和の思いは今だからこそ深く、命や自然も失いたくないとの思いも作品から伝わってくるようです。

 文化活動への支援を、もっと国や自治体で強めたい。文化芸術基本法の前文に、文化芸術は「心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与する」と明記しています。それならば関連予算を、もっと増やすべきではないのか。

 日本の文化予算は全体の0.1%ほどで、いわゆる先進国では最低水準。新型コロナが広がった際に「一度失われたものは早急に再建できない」と、数十億ユーロ規模の支援策を決めたドイツとの差は何なのでしょう。

 自民党政治のもと「稼ぐ文化」とまで歪められたことや、戦争賛美に文化芸術分野が動員された歴史もあります。表現の自由を守ろう、文化芸術の位置づけを高めよう。私も訴えていきます。

 【今日の句】為政者が この日常を つぶさぬよう

2024年8月1日木曜日

やっぱり鉄路は必要

 今日は歌志内市・滝川市で入党や「しんぶん赤旗」のお勧めに。入党は至らずも日刊紙の購読などあり、北海道の党全体で7月度は、日刊紙・日曜版とも増紙となりました。この勢いで8月も、そして総選挙での前進・躍進へと私もがんばりたい。

 ある介護事業所では、介護報酬減額や人員不足など「予算をミサイルなどに使うより、社会保障にまわしてほしい」と、切なる要望も。別の施設長さんは、快く日曜版を購読してくださいました。

 一部の大企業や大都市ばかりが潤い、北海道には負担や矛盾を押しつけてきた自民党政治。地域をまわるたびに、早く変えたいと心から思うのです。

 夕方に札幌へ着いて「北の鉄路存続を求める会」の定例宣伝、札幌地区労連の「いちの日」行動にと参加。「北の鉄路」宣伝では、当別町から来られた佐藤美智子さんが運賃の重さなどを切々と訴えました。

 私からはJR北海道の運賃値上げについて、先月の政府交渉の内容を報告。政府は運輸審議会の議論を待つ姿勢ですが、通勤・通学に大きな負担となるとの訴えに、耳を傾けざるを得ませんでした。それならば、国として踏み込んだ対策を進めてほしい。

 足を止めてスピーチを聞かれる方もいて、関心の高さが伝わります。広い北海道には鉄路が必要と、多くの方は思っているはず。維持・存続を地域まかせにしないで、国が役割を果たせとくり返し訴えたい。

 「いちの日」行動では、最低賃金の引き上げ・労基法改悪への警戒・福祉職場での労働条件改善などのスピーチが続きました。私も力を合わせていきたい。

 【今日の句】車窓から 映える葉月の 大地かな

2024年7月31日水曜日

戦争の時代を生きてきた方からも

 今日は稚内市へ。「戦争に行った叔父は、共産党の活動に熱心でしたよ」という方や、「真珠湾攻撃のように日本から戦争を始めることはしないでほしい」という方など、平和の思いが次々と語られました。岸田政権の「戦争する国づくり」に、稚内市でも多くの方が不安を感じているんです。

 入党には至りませんでしたが、「しんぶん赤旗」をお読みいただくなど「がんばって」と激励もいただきました。Xのフォロワーさんと、思わぬ出会いもありビックリ。

 先日の閉会中審査で上川外相は、米軍関係者による性犯罪の隠蔽について「問題があったとは考えていない」と開き直りました。沖縄県議会が抗議決議を上げたことを、何だと思っているのでしょう。何より、これで被害者が納得するのでしょうか。

 先日は、日米「2+2」で在日米軍に「統合軍司令部」を設置するとの発表もありました。自衛隊の活動は事実上、圧倒的な戦闘能力や情報量をもつ米軍のもとで行われるでしょう。平和憲法をもつ日本が、このような道を進んでいいのか。

 「(入党は)もう少し若かったら」と話されたのは、戦争の時代を生きてきた80代の方。「何かしなければ」との思いは、世代を超えて共通です。それだけ今の自民党政治に対する「変えたい」との思いは強い。

 物価高の影響もあり発行が厳しさを増しているなか、裏金事件を暴いてきた「しんぶん赤旗」を守ってほしい。それが自民党政治を変える大きな力になります。ブログをお読みのみなさんにも、ぜひご協力をお願い申し上げます。

 【今日の句】米国に 言われるままの 総理かな 

2024年7月30日火曜日

原動力は「国民の苦難軽減」

 党創立の7月、多くの方に入党してほしいと月末は移動に移動を重ねて訴えへ。釧路市では生活相談を通じて信頼を強めた方が入党してくださり、支部のみなさんも大喜び。もちろん私も嬉しい限りです。

 大きな手術をして障害者手帳を受けたのですが、生活は楽になりません。ご夫婦で市役所へ相談に行ったのですが納得いかず、相談いただいた先が地域の党員さんだったのです。

 自民党の裏金事件を見て「私たちが同じことをしたら捕まるのに」と思っていたところ、読み始めた「しんぶん赤旗」には当たり前のことが書いてあると、さらに信頼を持ってくださっていたとのことでした。

 今日は村上和繁・梅津則行の両市議がいっしょにまわっていただきましたが、こうして各地で地方議員や党員が頼られているのが本当にすごい。その原動力は金と利権ではなく「国民の苦難軽減」なのです。

 「本当は赤旗を取って協力したいんだけど、生活が大変すぎて」という方がいて、聞くと家族の病気の治療で東京へ行かざるを得ないそうです。「釧路に手術できる医師がいてくれればね」と、医療格差の現実に胸が痛みます。

 いつも入党のお誘いを断っていたという方も、もう自民党政治を変えないとダメだという話し合いの末に「少し考えさせて」。「1ヶ月だけど」と購読された方も、日本共産党への期待を熱く語られました。

 北海道には党地区委員会が21あるのですが、すべてで入党者を迎えるために私も全力。明日は稚内市です。

 【今日の句】自民では何人 捜索受けるのか

2024年7月29日月曜日

大型開発より防災・減災に予算を

 紙智子参議院議員と道開発局へ、深川市での大雨被害調査にもとづく要請に。洪水被害の低減へ計画的な河床掘削・樹木伐採や、ダムの事前放流について道との協議をと求めました。必ず起きる自然災害ですから、防災・減災の具体策もきちんと反映していきたいです。

 現地で聞いた声にもとづいて紙議員は「気候変動の影響で大雨被害が頻発してきている。被害を少しでも減らせるような取り組みを」と求め、私からも事前放流ガイドラインにもとづく議論や放出情報の必要性を述べました。

 道開発局側は、治水事業の計画的な実行とともに、嵩上げされた桂沢ダムのようなダム再開発を進めてきたことにも触れました。多目的用途ではない鷹泊ダムのような利水ダムは全国に3000ほどあるとのことで、事前放流ガイドラインにもとづく議論とあわせて、なお課題の整理が必要と感じました。

 自然災害への備えとして、日本共産党が発行する雑誌「議会と自治体」8月号では、防災士でもある吉武秀郷さんによる、能登半島地震をふまえた「大規模災害と自治体の『備え』」との論文を掲載しています。

 地域防災計画のアップデート、平時からの避難所の準備、地方向け防災・安全予算の抜本的増額など、納得の提起ばかりです。なかでも「防災ウォッチング」の提起は、身近に生かせるかもしれません。

 行政の避難計画や避難マニュアルはどこでもありますが、発災直後からの行動を確認してみることで、住民目線での改善・充実につながることもあります。自治体によっては「出前講座」として担当者や防災士を派遣してくれるそうですので、いろいろ聞いてみるのもいいかもしれません。

 北海道はもとより、先週から秋田県・山形県を中心とした大雨被害が深刻です。雨は長期化する予報もあり、気が休まる時もないかもしれません。あらためて心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 避難所の安心、食料や生活物資の確保、罹災証明はじめ万全な行政の対応にマンパワーの結集など、どんどん国からも必要な支援を進めてほしい。職員数がギリギリの自治体が多いでしょうから、ここは県や国が力を発揮することと訴えたい。

 また、防災・安全予算を増やすためにも、むだな大型開発事業や軍事費の見直し・削減などは欠かせません。しっかり訴えていきたい。

 【今日の句】大雨も猛暑も 命の優先を

2024年7月28日日曜日

身近なところで輪を広げ

 今日は石狩市・江別市へ。訪問・懇談などで入党や「しんぶん赤旗」を購読される方がいて、私も励まされました。地方議員や地域でがんばる党員さんへの信頼の厚さを、まわるごとに実感します。期待に応えられるよう、私もがんばりたい。

 入党されたのは70代の方ですが、部屋には若いころから愛用してきたギターが並び、話される声は張りがあり力強い。長く市議を務めていた長原徳治さんに母の代からお世話になっていたそうで、快く入党を決めてくださいました。

 党員と同じ合唱サークルにいるという方、生活保護の申請で党とつながりができた方、親戚が党職員だったという方など次々とお会いして、「今日は決められないけど、あと2、3回話されたら入るかも」と申込書を持って帰られる方も。心からお待ちしています。

 嬉しかったのは、昨年に入党してくれたばかりの方がいっしょにまわってくださったこと。ペットの散歩を通じて知り合いになった方に、署名のお願いとともに私を紹介していただきました。

 学校の教員という方とは、安倍政権(第1次)のもとで教育基本法が改悪されてから、学校への管理や押しつけがひどくなったとの話に。あらゆる分野で行きづまりをひどくした自民党政治を、やっぱり早く変えないと。

 石狩市では松本喜久枝・山崎祥子の両市議、江別市では吉本和子市議との行動でした。力を合わせてがんばります。

 【今日の句】あたたかき 地域をつくる 党にこそ