2018年9月20日木曜日

支援は、具体的に被害をつかんでこそ

 総裁三選だろうが、安倍政治を変える決意に変わりなし。今日は党の義援金お届けにまわり、清田区清田の土砂崩れ現場にも足を運びました。
 
 一昨日に胆振東部3町へ小池晃書記局長が届けたのに続き、今日は札幌市・北広島市・苫小牧市へ義援金を届けました。札幌市には青山慶二・党道委員長と市議団から村上仁・小形香織の両議員、北広島市には板垣恭彦・永井桃・山本博巳の市議、苫小牧市には西敏彦・党苫小牧地区委員長と小野寺幸恵・工藤良一・原啓司の市議とでお渡ししました。

 札幌市では岸光右・副市長が応対され「全国からの義援金とあわせて、被災者への支援に使わせていただきます」と述べられました。震度4を超える地震がなかった札幌市で、今も清田区や東区などで避難生活を強いられている現状があります。国の制度も活用して市民生活を支える旨のお話もあり、私からも「苦労されている市民の負担を軽くしていくために力を尽くします」と応じました。

 北広島市では、上野正三市長が時間を割いてくださいました。現状で被害総額は20億円と想定され、罹災証明も117件(19日現在)が申請されています。大曲並木地域を中心に、宅地も危険判定15・要注意18で引き続き19人が避難所で生活しています。上野市長からは「激甚災害の指定をお願いしたい」との話がありました。

 合わせて話題になったのは台風21号です。倒木が1660本、農業被害もビニールハウスを中心に88件の倒壊・損壊が出ています。コンテナの倒れ方や農作物の倒伏から、竜巻のような形状で一直線に進んだのではないかとの話もあるようです。いずれにしても連日の自然災害が被害を広げている面もあり、一体に国として支援するよう求めていきたいです。

 苫小牧市では、岩倉博文市長が応対してくださいました。80代と50代の方が地震のため亡くなり港湾にも被害が出ている状況ですが、市として厚真町などへ職員派遣をおこなっています。近隣自治体だけに事情もわかり、受け入れ自治体にとっても心強いのではないでしょうか。

 話題になった1つが、災害復旧は「現状復旧が基本」という点です。これまでと同じ復旧では、また災害に見舞われる恐れがあるのでかさ上げや防災措置を講じて工事をしようとすると、その分は国の支援がないという課題です。各自治体が工事費などを上乗せすることになりますが、これでは「国土強靭化」と言えど進みません。この課題の解決にも力を尽くすことを、私からも述べました。

 あらためて全国からの支援に、心から感謝を申し上げます。各地のご厚意が励ましになっています。今回は受ける側の北海道ですが、別の機会に支える側としてがんばりたいと思いました。

 さて、札幌市清田区は里塚だけでなく被害を受けている地域があります。清田区清田2条の清田通に面した渡部製作所さんを、吉岡ひろ子市議予定候補と訪れました。すでに吉岡さんには相談があり、私もいっしょに調査に行ったわけです。

 事務所もドアや窓が完全に閉まらないほど枠がゆがんだだけでなく、入ってすぐ建物全体が傾いているのがわかりました。ゆがみも広がっているといいます。2階が学生さんの下宿になっていて、立て直しも急がなければと話されていました。

 この事務所は数mほどのがけ地に経っていて、地震後は固めていたブロックも外れて土砂や大量の水も噴出しました。液状化ではないかと思われます。町内会の手伝いもあって土砂などは除かれていましたが、泥の跡が家の壁にも残っています。民有地だからと個人負担にするのでなく、市が災害危険箇所に指定しているところなので市の責任で進める問題ではないかと思いました。かかわる国の事業も見つけたので、すぐ党市議団事務局とも相談して手を打ってもらうことにしました。

 厚真町などでも、まだ被害の全容が掌握されていません。他の自治体でも、それは同様です。自治体だけでなく、ボランティアや市民の声で見つける現実も少なくありません。党のネットワークを生かして、ていねいに私たちも情報を集めて、少しでも苦難や負担を軽くできるようにしていきたいです。

 【今日の句】被災地で 距離を感じた 総裁選

2018年9月19日水曜日

共闘の力で必ず安倍政治を変えよう

  3年目の「9・19」、札幌でも総がかり集会が開かれました。今日一番コールが大きかったのは「被災地見捨てる総理はいらない」!
 
 安保法制=戦争法の「実績」づくりに向けた動きも報じられてきました。秋の臨時国会では、自民党として改憲案を提出すると安倍首相は述べています。しかし、世論調査をすれば反対のほうが多数。先日も南北朝鮮首脳会談が開かれて、北東アジア情勢が対話と外交の方向へ進んでいることから見ても、自衛隊に武器を持たせて海外へ出す理屈はどこにあるのでしょうか。日本の針路を危うくすることではないのでしょうか。

 3年前の、政府・与党の暴挙を忘れることなどできません。私も現職だったときで、夜中に国会前へ情勢報告に駆け回ったことを覚えています。そもそも集団的自衛権にかかわる解釈を変えたところからスタートしたわけで、ウソとごまかしの安倍政権の象徴ともいえるのが安保法制=戦争法。必ず政権を変えて、廃止しなければ!

 来年の参院選を待たずして退陣させるため、世論も広げていきたい。変える力は、市民と野党の共闘です。今日の集会とデモを通じて、その思いを強くしました。

 日中は会議の後に、定山渓観光協会と北農中央会を訪ねました。観光と農業は、北海道経済を支える大事な産業。地震と停電の影響は、いまだ尾を引いています。

 定山渓観光協会では、山田秀明常務理事(事務局長)が応対してくださいました。定山渓地域ではホテルなどに被害はなかったものの、停電が翌日まで続き調理設備やトイレが使えず、また札幌市中心地までのバスも止まったために多くの観光客が足止めとなった状況を教えてくださいました。「電気のリスク分散が必要ですね」とのお話に、同席した千葉なおこ市議予定候補とウンウンうなずきました。

 宿泊キャンセル26000人・損失3.3億円とのことですが、定山渓は紅葉の季節を迎える10月が繁忙期となります。「早く回復できるように、日帰り温泉の半額キャンペーンやクーポン付宿泊プランを、協会と組合の負担で始めました」とのことで、さっそく問い合わせも来ているそうです。経済や消費も、早く軌道にのるようにしたいですねと私も応じました。自家発電設備の備えや公営駐車場の新設などにも話が及びました。

 北農中央会では、現状における国への要請をうかがいました。台風と地震・停電が連続したことで、被害の掌握も現在進行中です。農業用倉庫の復旧はじめ、私も各地で聞いてきたことと一致する内容が並んだ要望項目。しっかり国政へ反映させると述べました。

 与党は補正予算を組むようですが、しっかり現場の要望に見合った中身にしていかなければいけません。安倍政権のもとでは、輸出力の強化や効率化・大規模化が盛り込まれなければ国の事業は使いにくい実態があります。過大な条件をつけずに農地復旧を、また規模の大小を問わずに使いやすい仕組みにすることが大事です。支援を必要とする農家やは多くいるのだから!

 明日は党中央委員会からの義援金を届けにまわる予定でいます。

 【今日の句】被災者に どれだけ総理 目を向けた

2018年9月18日火曜日

大停電を理由に原発再稼働なんて

 被災者支援とともに、北電が全道大停電を起こしたことの検証も進めなければなりません。ちょうど今日は道原発連(原発問題全道連絡会)の講演会があり、参加しました。講師は日本共産党原発・エネルギー問題対策委員の鈴木剛さんです。

 「なぜ大停電となったのか」は、道民の誰もが持つ疑問。停電になったことは日常生活の不便さを生んだにとどまらず、生産から流通、小売りのどの段階もストップさせ、酪農家が搾乳できず乳房炎や死亡が広がり、透析患者はじめ多くの医療的ケアを必要とする方々の不安を広げました。何より泊原発への外部電源が遮断されたため、使用済み核燃料を冷やすのに予備電源を使う事態にまでなったのでした。

 地震発生後は被災地・被災者支援に傾注して、大停電の影響や検証などは報道で知ることが多かった私。国会からの情報も届いてきたので、専門家の検証とあわせて、北海道からこの問題の追及と解決を進める力になりたい。

 北電は大停電の理由を「需給のバランスが崩れたから」と述べました。そのバランスを取るために、部分的に停電としてバランスを取っていくのが「電力会社のイロハ」と聞きましたが、バランスを崩したのは北電自身だったのではないのでしょうか。判断のミスか機械的なミスか、整理して説明するべきです。

 根本的には、厚真火力発電所に電力の半分を頼ってきた構造の問題があると思います。その考えは、泊原発の再稼働とつながっていると思います。一ヵ所による大規模発電は、今回のようなリスクも存在します。供給源を分散させていれば済むと思われますが、その努力を北電は進めてきたのでしょうか。投資分を、泊原発の再稼働に向けて充ててきたのが現実ではないのでしょうか。

 講師の鈴木さんも、電力供給についてリスク分散が必要ではないか、原発にせよ火力発電にせよ「一極集中」のあり方については検証が必要ではないかと触れられました。会場からの発言でも、停電の時間帯なども含めて北電の情報公開が欠かせないとの意見もありました。私からは厚真町など状況に触れつつ、国会と連携して北電に説明を求めていくことも発言しました。

 今回の事態を機に「泊原発の再稼働が必要だ」という発言もありますが、震度2でも外部電源が遮断されるのに、どうして原発の安心を確保できるというのでしょうか。エネルギーも地産地消へ向けた、分散型のネットワークを本格的に進めるときだと思います。

 今日は久しぶりに、札幌市内での宣伝にもとりくみました。昨日、小池晃書記局長が来道して義援金を届け、避難所で要求を聞いてきたことなどを報じた「しんぶん赤旗」の見本紙などもお渡ししました。なお今日の「しんぶん赤旗」には、清田区で聞いた住民の声、ボランティアセンターの現状なども報じています。

 自民党総裁選の真っ最中ですが、被災地をまわってきた実感からすると、とてもかけ離れた論戦をしている感があります(そもそも安倍首相の場合は、論戦にもなっていない発言も多い)。多くの被災者のなかでも、さらに社会的に立場の弱い方が、今回の地震でも負担や苦労を背負っています。そのような国民がいる現実に、応えているように思えません。

 大元から政治を変えたいと痛感する毎日です。

 【今日の句】原発を 冷やす電気も いるんだよ

2018年9月17日月曜日

全国の支援に感謝

 今日は小池晃書記局長が来道し、まず厚真町・安平町・むかわ町へと義援金をお届けしました。先だって札幌市清田区の視察もおこないました。

 全日程に紙智子参院議員、真下紀子道議と私が同行し、清田区では村上仁市議・吉岡ひろ子市議予定候補、厚真町では伊藤富志夫町議、安平町では三浦恵美子町議、むかわ町では北村修・大松紀美子・舞良喜久の各町議が加わりました。あらためて党地方議員の役割の大きさを実感した1日でもありました。
 初めに札幌市清田区里塚へ。私は現場に3度目となりますが、工法を決められないまま時間だけが過ぎてきていることに悔しい思いをします。専門家による調査が進められ、工法も決まるのが12月上旬という報道もあり、その間の生活・住居の支援は欠かせません。一人ひとりの願いに最大限こたえる体制も必要だと思います。市はワンストップの窓口を準備するようですが、しっかり応えられる体制をつくることを求めたい。

 日本共産党清田区委員会は、この連休中に里塚地域などの戸別訪問にまわって要望を聞くとともに党道委員会がつくった「制度活用の手引き」を届けています。その様子も事務所に行って小池さんらとうかがうと、今後の見通しについて不安が次々と出されたといいます。具体的な要望は1つ1つ実現していくように、行政などへの働きかけも急がなければいけません。

 むかわ町では、竹中喜之町長に義援金(目録)を手渡しました。町長さんからも具体的な要望を紙にまとめていただき、くらし支援や被災家屋撤去などの支援とともに、JR日高本線について「震災を機になくすようなことは認められません」と明確に述べられたことが心に残りました。実は先日、日高町の帰りに橋桁にヒビがあるという現場を見つけて調べてきた私。国交大臣から苫小牧ー鵡川間での支援が表明されているようですが、その先の区間だって元は自然災害によるものでした。災害を理由にした廃線をしないという姿勢を国として示すべきです。

 避難所になっている「四季の館」で避難された方から話を聞いた後、出る間際に大松町議が男性と話し込んでいました。先ほど避難所で話を聞いた男性でした。私も急いでいくと「男なのに泣いてごめん」とポロポロと涙を流されていました。話を聞いてくれたことが嬉しかったそうで、これまでガマンしてきたものがこみ上げてきたんです。胸が詰まりました。いっしょに力を合わせますから、と私からも述べました。みんな同じ被災者ということで、逆に語りにくいこともあるんだと思います。寄り添う支援の大事さを痛感しました。

 商店街を視察した後に党事務所で昼食をとりながら、あらためて地元の声を聞きました。「目が見えない障害者への支援が後回しになってしまう」「ガソリンスタンドは自家発電機を置くようにしてほしい」と具体的な要望が次々。ブラックアウトを引き起こした北電への不満も語られました。

 次にうかがった厚真町役場の前には、先日から献花台が設けられています。私たちも花を手向けご冥福をお祈りした後に、宮坂尚市朗町長に義援金を手渡しました。宮坂町長さんは町内の地図を広げて、とりわけ土砂崩れで犠牲の大きかった地域を詳しく説明され、今後の町の復旧に向けた国の支援を要請されました。小池さんも応じました。

 避難所でも、何度も来ていることもあって顔なじみとなった方もいて、あらためて健康状態などをうかがいました。もう10日を過ぎた避難所生活だけに、気丈にされているようでも疲れている様子も見えました。出てくる要望も、まだこれからも変わっていくと思います。こちらでも住まいの要望が強くなっていて、町長さんも町営住宅や「みなし仮設」とともに仮設住宅設置も検討しています。道や国の支援を強めて、早く安心できる住まいを確保することの必要性を痛感しました。

 土砂崩れのあった吉野地区へ。あらためて土砂の勢いに圧倒されます。ここでも花を手向け、ご冥福をお祈りしました。運搬トラックも入り少しずつ土砂撤去も進められていますが、全体から見れば本当に「少しずつ」です。まだ通行止めとなっていた地域もありました。また、このまわりは見事なまでの水田で、耕作されていたのに亡くなった方のものもあります。土砂が入り込んでいる水田もあります。農協でも検討しているようですが、行政としてできることはないか知恵も労力も出し合う必要があると思います。

 最後は安平町へ。商店街を視察した後に町役場で及川秀一郎町長に義援金を手渡し、現況をうかがうなかで町長室にも足を運ぶと「ずっとここで寝ています」と寝袋が! マラソン大会にも出て職員のなかでは一番体力があるんですと話されていましたが、とはいえお身体を大切になさってくださいと私からも述べさせてもらいました。本当に頭が下がる思いです。

 水道の復旧状況や全戸調査訪問の計画などとともに、町民に情報を伝えるための特別テレビチャンネルがあることを教えてくださいました。朝の役場の打合せもデジタル放送に乗せて(町内で視聴可能なのです)復旧情報をそのまま伝えるとともに、リモコンのdボタンを使えば各種情報なども使えるようにしていました。総務省の事業を使ったことが、いま生きているのだそうです。もちろん同時に広報を紙で届けることもしています。

 ボランティアセンターにもお邪魔しました。事前登録制をとっているため、来るときには支援内容がマッチングされて現場に来れているそうです。今日も各地でボランティアさんの姿を目にして、どれだけ町民は励まされているのだろうと感じました。このような力とともに、政治・行政が力を発揮することで本当の復興に進むのだとつくづく感じました。

 駆け足で4自治体をまわりましたが、何度か行ったところでも、支援や復旧はまさにこれからという状況と、あらためて感じました。この間の調査などで国などへも反映してはいますが、引き続き強めていきたい。今日は行けなかった自治体へも義援金をお届けすることにしてもいます。全国からのご支援に、本当に感謝でいっぱいです。

 まだまだ捉えきれていない要望があるかもしれません。党のネットワークを生かして、苦難を少しでも軽減できるように引き続きがんばります。

 【今日の句】今日こそは 余震ない夜 祈ってる

2018年9月16日日曜日

不安を和らげる力は

 さまざまな地震関連の相談も寄せられてきています。足を運んだのは、ちょうど保険会社がアパートの調査をしていたところの不動産賃貸業者さんです。

 道による調べだけでも、札幌でも956棟の建物被害が出ているといいます。今日うかがった方も、これから罹災証明を出すとのことなので実際の軒数はさらに増えていくでしょう。マンションやアパートなどは外壁などや共用部分は確認できますが、居住部分は居住者が気づかない場合もありますし、実態の把握は時間がかかると思います。何しろ数十人の命をあずかるマンションやアパートで、今後の地震などで被害が出ないようにと管理人や業者さんも心配です。とりあえず今日のところは保険会社の調査結果待ちとなりました。

 札幌東区で、党と後援会による「元気まつり」にも顔を出しました。紙智子参院議員に宮川潤動議、太田秀子・平岡大介の両市議ともあいさつし、来年の選挙に向けての決意も語りました。うれしいことに戦争させない北海道の風・共同代表の川原茂雄さんがメッセージを述べにきてくださいました。

 どの方と話しても、まず話題は地震のことに。「テレビが壊れて買いに行こうにも、家電量販店も店が閉まっている」「知り合いが心配で、家に様子を見に行ってきた」などなど、このような語り合いで心が落ち着くものなのかなと思いました。それは震源が近い地域でも同じで、ゆっくり話を聞くことも大事なんだと思うのです。

 行政でできることと、人のつながりでできること。それぞれを大事に、前へ進むように私も力を尽くしたい。

 明日も被災3町と清田区里塚へ足を運びます。

 【今日の句】連休を 楽しむことも 復興へ

2018年9月15日土曜日

台風・地震・天候不良で、今年の農作物は

 北海道は、地震の前日に台風21号が襲いました。複合災害とも言うべく状況は、特に農業に現れています。紙智子参院議員とまわりました。

 岩見沢市では村木秀雄農協組合長・山谷康雄農業委員会会長もわざわざ足を運んでいただき、党からは岩見沢市で上田久司市議、江別市では高橋典子市議と鈴木龍次地区委員長とが同行して農家に足を運びました。収穫や選果の合間をぬって、大変な状況を話してくださいました。

 強風は、さまざまな被害を生みました。▼ビニールハウスの損傷、▼ネギが曲がって段ボールに入らない規格外になったため廃棄、▼花卉も低価での引き取り、などです。写真はミニトマト農家ですが、ビニールが飛びトマトの葉が枯れてしまった状態にあります。これでは葉の光合成を受けた栄養がミニトマトに行かないため、品質が下がるといいます。ハウス被害は岩見沢農協で417棟に及ぶと、組合長さんから説明を受けました。

 しかも今年は、どの作物も「いいのがない」。低温や長雨の影響で、不稔や品質低下も心配されています。確かにコメも、垂れているのと、まだ青くまっすぐの稲が混在していました。刈り取る時期が難しいといいます。台風・地震とあわせて生育不良も加われば、今年は農家にとって三重苦です。

 江別市では、小麦やカボチャ、ブロッコリーなどをつくっている農家で話を聞きました。停電が2日続いたためブロッコリーを冷やすことができず、そのまま収穫できないと大きくなってしまい出荷できなかったといいます。お隣が酪農家で、搾乳しても廃棄せざるを得ませんでした。「こんな時にイージスアショアじゃないだろう」と、実感を込めて話されていました。そう、税金の使い方が間違っている。

 ちょうどホクホクしたカボチャも、一口いただきました。ほっこりする甘さです。「国からは国際競争ばかり押し付けられるけど、国民みんなから『食べるのに困らない』と言われるほうがいいんだけど」との話に納得です。

 共済と収入保険のことも、各地で話題になりました。ネギやミニトマトなどは共済にないので収入保険がいいかと言えば、複合経営の農家にとっては作物ごとの共済やナラシの充実がいい場合があり、いまだ現場では迷っている状況です。農家の自主選択を尊重するとともに、国が両制度を充実させることが必要です。

 紙議員とは北広島市大曲並木地域も訪れました。大曲川をはさんで札幌側から見ると、斜面が土台もろとも崩れているのが鮮明でした。専門家の早い調査と工法の検討、地歴はじめ過去の検証などは欠かせません。何より入居者の緊急の住まい確保を急ぐ必要があります。

 札幌では太田秀子市議と、東区の陥没した地域を見てまわりました。道路はほぼ復旧が進みましたが、歩道を歩くと所々で道路側へ斜めになっているのがわかります。札幌市でも専門家によるさらなる調査と、東豊線との因果関係を明らかにすることがなしに、市民の不安は取り除かれないのではないでしょうか。

 時間が経つにつれて、いろんな相談が事務所にも届いてきました。明日は相談を受けた現場にも足を運びます。

 【今日の句】目の前の ご飯に手合わせ いただきます

2018年9月14日金曜日

復旧へ向けて一歩ずつでも

 震度6弱を記録した日高町は、今も一部断水と避難が続いています。災害ゴミも集まり始め、その処理に対する心配の声が出ています。
 
 同行してくれた菊地日出夫町議の自宅も断水中で、真壁悦夫町議は土砂崩れの危険があって避難所くらしが続いています。そのなかでも住民要求に応える活動をと奮闘していることには、本当に頭が下がります。

 まずは、その真壁町議宅も対象地域となっている避難指示が出ている土砂崩れ危険地域へ。この斜面は土砂崩落対策も元々されていたのですが、写真のように浮かんできてもいます。この写真の上方に崩れる心配の斜面があり、そこを土台に野球場もあるのですがグラウンドにはひびも入っているのです。ひびが広がっているか、町は測定器もおいて専門家の判断を仰いでいる状態です。家のすぐ後ろなので大規模工事をする作業スペースもなく、いろんな策を検討中とのことです。

 続いて平賀地域へ。民家直撃は免れたものの、ここでも土砂崩れが起きています。菊地町議に教えられて思い出したのは、同じ集落で12年前に土砂崩れがあったこと。雨による土砂崩れで、私も現場に駆けつけていました。

 住民の方のお話では「地震と同時に山がずってきた」。「ずる」とは「どさっとずれる」というニュアンスですが、確かに滑り落ちたというより崩落してきたという印象です。避難のためにと車を出そうとしたら通路が埋まったため、倉庫の裏の木を切って(!)車を通る道をつくったとのこと。今は応急工事が進められていますが、余震が心配になります。お困りごとがあったら教えてくださいの、制度活用の手引きもお渡ししました。

 大鷹千秋町長も、わざわざ時間を割いてくださいました。先に書いた土砂崩れの恐れのある地域は専門家の検証も進んでいるとのことで、断水も水道管にエアが入って抜くのに苦労しているそうですが具体的な対策を進めていることもうかがいました。国への要望では、激甚災害の指定とともに「災害ゴミ」についてがあるとのこと。環境省で補助率1/2の事業があるのですが、日高町では現在だけでも可燃ごみ50トン・木くず(家具など含む)1350トン・不燃ごみ1450トンもの処理をしなければいけないのです。家電製品でリサイクル費用が発生するものは、町の負担でおこなうとのこと。冷蔵庫なら小型3600円・大型4600円でしょうか。その台数分を町で負担するということです。

 それでは早速と、災害ゴミ集積場にと足を運びました。何と木くず(多くは家具製品)や冷蔵庫の多いこと! 木くずは山のようになっています。いま1ヵ所に集約中とのことなので、かなり大きな山となるでしょう。冷蔵庫も小型100台分なら36万円となります。それだけ室内での家具損壊が大きかったことの現れでもあります。新しい家具や家電製品を買うのに、苦労される家庭が多く出てしまうのではないかと心配です。

 この集積場の隣には、自衛隊による仮設風呂があり準備中の室内も見学させてもらいました。シャワーも湯船もあり数人ずつですが快適な環境で入れるようです。余談ですが、こちらには帯広の師団が来ていて「熊乃湯」という名前もついていました。各師団ごとに名前が違うということも教えてもらいました。

 被災した商店や沙流川堤防などもまわりましたが、ある商店で「この機に店を閉めることにしました」との話を聞くと寂しい思いにもなります。地震さえなければ、これまでと同じような生活ができていたはずなのに。自然災害を止めることはできませんが、明日を前向きに迎えられるよう政治が役割を発揮できないか。今日聞いてきた中身もまとめて、しっかり反映させていきたい。

 【今日の句】オスプレイ買う分 やっぱり被災地へ

2018年9月13日木曜日

農業・水産業へも強力な支援を

 地震から1週間、あらためて亡くなられた方へご冥福をお祈り申し上げます。少しでも早く日常生活へ戻れるよう、今日は田村貴昭衆院議員・真下紀子道議といっしょに、むかわ町・厚真町へ。避難所とともに農協・漁協などでも被害の状況をうかがいました。

 田村議員は農林水産委員会と災害対策特別委員会に所属しています。基幹産業が農林漁業の両町で、今後の地域経済の土台を元気にするためには国の支援が欠かせません。今日まわりながら、その思いを強くしました。

 むかわ町では、まず渋谷政彦副町長が現状を説明してくださるとともに、わざわざ要望書まで用意してくださっていました。主な内容は、▼激甚災害の早期指定、▼グループ補助金の適用、▼被災家屋解体について補助対象の拡充、▼被災者住宅の早期対応、などです。被災地にとって計画停電は避けてほしいことやJR日高線の復旧、難視聴地域である穂別地区との防災情報システムの強化などもありました。田村議員も、しっかり国に反映させることを約束されました。
 
 ししゃもで有名な町でもあり、生干シシャモや期間限定シシャモ寿司などを扱っている大野商店さんと、鵡川漁協でもお話をうかがいました。大野商店の大野秀貴代表は「冷凍前に干していたものが、地震で下に落ちるなどして廃棄しました」と当時の様子を語られ、これからシシャモ漁が最盛期を迎えるにあたり「秋には町民の倍くらい買いに町に来る。まずは店舗を片付けましたが、選別機などの検査まで手が回っていない」と苦労の実態も述べられました。グループ補助金の活用なども相談して、加工場も見学させてもらいました。

 鵡川漁協では松本稔専務が応対してくださいました。台風が前日に来たことで船をロープで固定していたことが幸いして、船への被害はなかったと言います。ただ漁港にはヒビも入り、漁師の家や倉庫にも被害があるので保険担当者にまわってもらっている苦労をうかがいました。今の水産行政についての話にも及び、「私たちのような小さい漁協でもがんばれるようにしてほしい」との言葉が重く響きました。

 鵡川農協では長門宏市組合長さんらが応対してくださいました。以前にうかがった選果場だけでなく、倉庫や乾燥施設の状況を詳しく教えていただき、その被害の状況に驚きました。倉庫で言えば、持ち倉庫の延べ3435㎡のうち1617㎡(約47%)が使用できない状況といいます。収穫の秋を迎えるのに、これでは集荷・選果もできないことになります。北農中央会には緊急に他の倉庫を使わせてもらえるよう要請しているそうですが、田村議員も問題の深刻さを前に、国へも伝えることを約束しました。

 農家の被害調査には回れていなかったのが実態で、今日から班の体制を作ってまわるなかでトマト落下などの被害を確認しているそうです。これから詳細がわかるでしょうし、引き続き生産できる環境づくりに国が力を発揮する必要があります。

 避難所では、むかわ町・厚真町ともに訪れました。両町とも役場隣の避難所での炊き出しはおこなわれていて、厚真町では他の避難所にも届ける措置を取っています。厚真町では段ボールベッドや仕切りができていましたが、むかわ町ではまだのようでした。町には届いていると町議から聞いたので、早い設置へ多くの方の協力が必要なのかもしれません。安平町も含めてボランティアも多くの方が来ていて、いろんなニーズ掌握が急がれます。不足物資の記載があったので、私も支援物資を送っている知人へすぐ連絡をとりました。さっそく動いてくれた彼に感謝!

 赤ちゃんを寝かせていたお母さんは「夜泣きしない子で助かった」と笑顔で語っていました。集団避難生活が長引いて疲れも出るなか、夜もぐっすり眠れない日もあるでしょう。まわりの様子も知っているだけに、夜泣きを心配していたお母さんも疲れていることでしょう。福祉避難所のような乳児避難体制も今後、必要かもしれません。

 厚真町では、近藤泰行副町長が応対してくださいました。さまざまな視察などが今日は重なった日なのに、わざわざ時間を割いてくださいました。復旧へ進むうえで専門家や職員の派遣が必要と述べられていました。田村議員は、熊本地震はじめ過去の災害でも専門家体制が重要だったことを強調して、国にも働きかけたいと応じました。厚真町だけではありませんが、どこでも道職員がけんめいに動いていて、真下道議からもねぎらいの声がかけられていました。

 とまこまい広域農協では、用事で途中退席となりましたが秋永徹組合長はじめ応対くださりました。水が復旧していない厚真町だけに水路の復旧への不安や、土砂に飲まれた田んぼをどうするか、その農家の生活保障をどうするかに奔走している実態をうかがいました。これも国に現状を伝えて、来年も営農できる状況にしなければ。現地の職員さんの奮闘に、本当に頭が下がる思いでした。

 むかわ町では北村修・大松紀美子の両議員、厚真町では伊藤富志夫議員が窓口になってもらい、道や国へも伝えていく橋渡しを私も引き続き進めたい。私も運転するスタッフも正直に言えば疲れも出てきていますが、食べて寝られる環境があるのですから、しっかり体調管理もして被災者・被災地の支援にがんばりたい。明日は日高町へ向かいます。

 【今日の句】収穫を 喜ぶ秋を 見通しを 

2018年9月12日水曜日

現地の体制も作られてきた

 党苫小牧地区委員会は、むかわ町委員会事務所を拠点に救援対応の本部を設置しました。被災住宅の片づけなどをおこない、現地の情報も入り始めています。

 いまも足場がないほどモノが倒れたという家もあり、ガラス破片などは危険なので作業用グローブなども持参しての片付け活動になっています。高齢の方なら1人で家具など持ち上げることなどできません。また避難所に行ける方なら水や食料も手に入りますが、移動手段を持たない独居家庭では難しい。こういう1つ1つに応えられるような活動をしていかなければいけません。明日は私も、現地の救援対応本部に行くので実態を把握したいと思います。

 今日は党道委員会での会議で私から現地の状況を報告し、次なる調査を現場と連絡をとりながら具体化する1日となりました。明日は田村貴昭衆院議員と、むかわ町・厚真町へと向かいます。

 【今日の句】安倍首相 ロシアにいくら 出したって?

2018年9月11日火曜日

道議団と道へ要請

 今日から始まった道議会定例会にあわせて、党道議団といっしょに被災者・被災地支援に関する要請をおこないました。

 党道議団も調査などに入り個別には情報を伝えるなどもしていましたが、まとまった形で今日は要請書を手渡しました。要請項目は、▼応急・復旧・復興の各段階で必要な専門性と経験を有した担い手や、疲労が重なる自治体職員を支える人材の派遣を、▼避難所でのトイレやベッド、仕切りによるプライバシー確保をはじめ、女性・子ども・高齢者・障害者などのニーズに配慮し、被災者のストレス軽減・生活環境の改善を、▼医療や介護、福祉的な支援を必要とする被災者・在宅被災者には、保健師や訪問看護師らによる巡回やホームヘルパーの派遣など、いのちと健康を維持できるよう対応と、福祉避難所の設置または代替機能の協議・検討を、▼北電と監督官庁である経済産業省に対し「ブラックアウト」に関する検証を、など6項目です。

 道として約200人の職員をローテーションで派遣し、私たちが行った現場でも各自治体で力を発揮していました。避難所生活も1週間を迎えるなか、生活への要望も多様になっていくことが想像されます。女性職員の配置も求められます。道としても問題意識は共有されています。

 日本共産党は苫小牧地区で、むかわ町党事務所をセンターに避難者への要望を聞く活動も始めました。厚真町もカバーします。行政は行政で、民間は民間で、それぞれがつかんだ情報を共有して必要な物資や支援を進めることが必要です。道へも伝えたいし、物資支援で協力できるという方もいるので私も発信を強めるようにします。

 党道委員会での対策本部でも、私も入って事務局会議。この間の各地の様子と情報も交流し、被災者からの「御用聞き」活動を強めることを確認しました。制度利用の手引きが歓迎されているので、さらに普及もしていきたい。明後日には国会調査もあるので、私も引き続き現地に入ります。

 【今日の句】安倍首相 被災者の声 覚えてる?

2018年9月10日月曜日

なお支援と復旧を急ぐ地域がある

 北広島市・大曲(おおまがり)地域でも、驚くほどの家屋被害! 家が地盤ごと数mほど滑り流されているのです。

 写真ではわかりにくいでしょうが、岩渕友参院議員はじめ私たちが向いている先に家があるのです。足元に家があったのです。家の向こうが斜面なので、このままでは崩落してしまう寸前です。

 他にも、真ん中から折れている家、玄関や窓が閉められないほどゆがんだ家、土台が半分なくなって宙ぶらりんの家などが目に入ります。住まれていた方はショックだったでしょう。ちょうど危険度判定に職員がまわっていて「危険」と書かれた赤い紙が次々と貼られていきました。

 住民の方のお話を聞こうと思ったら、ちょうど同じ時間に市の説明会が急きょ開かれることになっていました。調査後に上野正三市長と懇談させていただきましたが、市長さんからも「復旧のための支援を早期に進めたいし、全壊した家への国の支援を強めてほしい」との要望もうかがいました。岩渕友参院議員と、しっかり反映させることを約束しました。

 党市議団からも要請書が手渡され、そのなかに「避難所や被害対策チームに女性職員の配置を」という項目が入っていました。女性の永井桃市議の意見とのこと。各地の避難所をまわるなかで、女性議員に女性下着がないことを伝えた方がいました。男性に言いにくいことって多くあると思うので、ぜひ各地の避難所でも進めてほしい。他にも被災者の仮住まいの確保、被害家屋の防犯パトロールなどなど、板垣恭彦・山本博巳の両市議も要請。明日の不安が1つずつでも解消できるように、地元議員とも力をあわせたい。

 その後は岩渕議員と、陥没や液状化の被害があった札幌市清田区や東区をまわり、チェーンストア協会北海道支部があるマックスバリュ㈱本社を訪れました。被災地はもとより慢性的な食料品不足が続く札幌市で、状況の把握や課題をうかがうためです。災害対応で社内もバタバタしているなか、石橋孝浩さん(経営管理本部長)らが応対してくださいました。まだ全体の把握ができてないとのことで、自社の話しかできないがとのことでした。

 食料品流通が滞っていた背景として、▼前日にも台風があり流通が滞っていたこと、▼メーカーから消費者まで、どの在庫でも停電により保冷ができない状態になったこと、▼停電下での片付けや要冷蔵商品の大量廃棄・撤去・安全確認に時間がかかったこと、などがあげられました。今はコメと牛乳がタイトとのことで、通常ルート以外の運送も含めて供給に努めたいと話されました。

 印象的だったのは、「計画停電となれば作業が大変になる」という言葉でした。生鮮品を扱うわけですから、2時間程度でも安心できません。そのシステムも構築する必要があります。今でも道民は節電の必要性を理解して実践も広がっているだけに、国や北海道電力は計画停電を回避するために全力を尽くすべきです。

 中小企業への影響については、北海道商工団体連合会(北商連)にてうかがいました。先の土日は各地でイベントが中止されていますが、関係会社の資金繰りで相談が来ているとのこと。飲食店でも、特に個人経営のところで食材確保や仕込みに時間がかかって営業再開が先になっている店もあるようです。資金面での要望を受けました。

 道庁では真下紀子道議と、厚真町の土砂崩れにかかわって土砂災害警戒区域についての現状を確認しました。すべての安否不明者が確認されて捜索が終了したこともあり、今後は防災対策に向けた検討も進めていくことになります。まだ目の前の救援・復旧を優先しつつ、頭の片隅には置いておきたい。

 走り続けて5日が経ちました。今日は国会で野党合同対策会議が開かれていて、前日夜に急いで報告用のまとめも作成して東京へ送っています。明日は道へまとまった要請とともに、対策本部で要望などを整理したい。避難所での要求も、社会状況も変わっていくだけに、地元議員などとも連絡を密にして、行動を具体的にしていきたいです。

 【今日の句】行った先 余震のたびに 心配し

2018年9月9日日曜日

倒壊多い、むかわ町

 今日は紙智子・岩渕友の両参院議員と、むかわ町・安平町へ。むかわ町は倒壊やその恐れがある家屋が多く、多くの支援が必要とされています。
 
 厚真町の山崩れや、札幌市清田区の陥没、停電の影響などが報道の多くを占めているかもしれません。むかわ町も震度6強を記録し避難者も多いのですが、詳しいことは私もつかめないままだったのです。

 国道沿いの商店街では、まさにペシャンコとなった家、強い余震があれば確実に倒れるであろう傾いた建物‥‥私たちが話を聞いた、全壊した新聞販売店では「配達に出た後だったから助かった」との話を聞きました。時間によっては、もっと犠牲が増えていた可能性があったのです。目の前の方がいることが奇跡的です。

 今日から私たちは、党道委員会が作成した「諸制度活用の手引き(2018年版)」を持参して手渡してきました。当面の生活は心配ですし行政や民間で力をあわせて支援を強めますが、その後の復旧・復興には様々な手続きが必要となります。くらしや税、教育、住宅などの分野ごとに、いま使える制度をまとめたものです。

 各自治体では同じような問題意識があります。竹中喜之・むかわ町長からは、次のような要望が寄せられました。▼要望が少しずつ変わっていくので、持続的に対応できるよう専門家など人的支援を、▼ボランティアセンターを開設するが、経験をもった方による「さばき」と要求とのマッチング、▼後片付けできない方や災害ゴミへの対応、などです。

 避難所を聞いてまわっても、倒れた家具を一人では直せない高齢者などから「自宅を片付けられない」との声を聞きました。電気も先日、町内の多くで通じたばかりなので片づけてる家もこれからというのが実態です。まして倒壊の恐れがある家では、先が見通せない状態にあります。少しでも見通しをもてるようにするには、行政機能を充実させることが欠かせません。

 それにしても大松紀美子・北村修の両町議は、多くの町民から信頼されているのだと思いました。大松さんは避難所でも声がかけられ、農協役員でもある北村町議は選果場まで案内してくださいました。何とびっくりコンテナに入れた馬鈴薯が床一面にひっくり返り、もちろん機械は動かせないし、地震前に送った野菜も「売り先で受け入れることができない」と戻ってきたといいます。食料不足の一端を垣間見ました。送りたくても送れないのです。酪農家の生乳廃棄と同じ構造です。契約先との関係もあるので、勝手に出荷先を変えるわけにもいきません。道や国による広域的な対応ができないかと思いましたが、市場経済のもと悩ましい問題。ともかく早く物流の正常化を、とりわけ国へ求めたい。

 穂別地区では舞良喜久議員も合流し、支所で現状をうかがいました。出る時にバスから、今日から入れるようになった町営の風呂から戻ってきた住民の方がいました。みなさんスッキリされたようで「3日ぶりに入りました」との言葉もはずんでいました。聞いていて私たちも嬉しくなりました。

 安平町では、三浦恵美子町議と前町議の奥野さんとで避難所訪問や危険個所などをまわりました。避難所では、6日に私が訪れたときに会った方がいて、名刺も持っていてくれたことに感激。今回は「手引き」を渡して、「お困りごとがあったらお読みください、ご相談ください」と伝えてきました。

 何ヵ所も避難所をまわりましたが、避難所ごとの違いがハッキリわかるようになってきました。寝るときのマットの固さが違うし、まだ段ボールベッドも行き届いていません。7日に道からは準備している旨を聞いていましたが、どうなっているのでしょう。福祉的対応が必要な方がいるのにふ、適切な場所や福祉避難所が置かれない状況もあります。元気な方だって、だんだん具合が悪くなることがあります。赤十字社などが入り、保健師さんなども巡回していますが、今後さらに必要になると思います。他に気づいたことと合わせて道などへ届けたい。

 早来地域の商店街を見ていたら、片づけのために戻ってきたという女性が倒壊していた店を眺めていました。話を聞くと、この商店街は40~50年という老舗も多いとのこと。跡継ぎもいないため、やめる商店もあるとの話も聞きました。本当に痛ましい限りです。当面の支援とともに、先を見据えた町づくりは今後の大きな課題と痛感しました。

 明日は北広島市でも陥没地域があり、その調査から始めます。国会では野党合同の検討会議がおこなわれるとのことで、私もメモをこれから作ります(何時に終わることやら)。しかし命にかかわる問題を放っておくわけにはいかないのです。

 【今日の句】家失くす無念 急いで支えたい

2018年9月8日土曜日

現場で知る事実が多い

 今日は高橋千鶴子衆院議員が北海道入りし、沈下が激しい札幌市清田区、山崩れの現場である厚真町へと足を運びました。宮川潤・菊地葉子・佐野弘美の道議とともに、清田区では吉岡ひろ子市議予定候補、厚真町では伊藤富志夫町議とでまわりました。

 報道でご存知の方も多いと思いますが、札幌市清田区・里塚地域の地盤沈下は想像以上でした。右の写真でわかるでしょうか、マンホール(というより暗渠だと思われます)が飛び出したのでなく、私たちの身長ほど周辺が沈下したということなのです。

 ここはもともと沢でした。それが証拠に、このマンホールの蓋には「河」というマークが大きく書かれています。先ほど暗渠と書いたのは、そのような理由です。

 ご近所の方の話を総合すると、造成する時に水を抜いて埋めたときの土がゆるく(火山灰?)、当時は「大丈夫」と言われていたものの何年か経って道路が下がっていくのがわかり(水たまりができていくからです)、市道ですから市へも話していた方もいたそうです。これまでの経過を検証する必要があります。

 同時に、周辺の方々にとっては今後の住まいが大きな心配。ある方は市営住宅に、ある方は親戚の家へといったん移っていますが、共通して出されたのが学校への通学でした。地震が起きてから札幌は小中学校は休校ですが、月曜日から中学校に通う子を持つお母さんは「何とか今後、通えるところで家を見つけたい」と話され、来年小学校に入学する子を持つお母さんは「急いで工事をして、ここに住めるように」と強く訴えられました。

 この地域は「地盤が弱い」というより、埋めた時の土がゆるかったのではないか、ということが本質かもしれません。今も沈んだ方へ引っ張られている(傾いている)という家もありました。札幌市の調査がない家もあり、さっそく党市議団を通じて連絡を入れて、職員が訪問することになったと聞きました。住んでいる方が先を見通せるように、原因と方法も明確にしての緊急工事、その見通しを住民に知らせるとともに、当面の居住対策(市営住宅は50戸用意するとしています)や通学の保障を急いで検討する必要があります。

 厚真町では町役場を訪れ、宮坂尚市朗(みやさか・しょういちろう)町長が時間を割いて状況を話してくださいました。この時点でも安否不明が8人おられるなか、懸命な救助のもと「私も覚悟を持って」と話され、「昨日までいっしょにご飯を食べていた家族が‥‥」と述べた後に言葉が詰まった町長さん。聞いていた私たちも胸が苦しくなりました。本当につらい時間を、町民も町長さんも過ごされてきたんです。

 いま町として、▼町職員100人では長期の体制は取れないため、代替職員や復旧の際の専門的技術者の派遣、▼ボランティアセンターも人の動きを仕切れる経験者、また社協職員を休ませることができる体制、▼応急・復旧・復興などのステージに合った専門的な力、▼すべての家屋の復旧に向けての民生支援、などの要望を受けました。医療は赤十字や苫小牧からの応援もあり、食料も届けられるもののほか商工会による炊き出しなどもおこなわれていました。

 近くの避難所では、家族を亡くされた方と偶然、話を聞くことができました。探してもらったことへの感謝とともに、苦しいのは今みんな同じ、という気丈な言葉が重かったです。具体的にいろんなことを聞きましたが、まだ捜索中でもあるのですし、私は書くのを避けます。避難所のなかではプライバシー保護やトイレの問題が、以前に聞いた要求とも同様にお聞きしました。受付にいた町職員は「経験を持っている道職員などが来てくれて、とても助かっている」と話されていました。災害対応の経験ある方を、道がイニシアチブを発揮して組織してほしいし、東北地方を中心に応援が入り始めていることも現場でありました。

 宮坂町長さんからも行ってほしいと言われて、吉野地域と富沢地域に行きました。私が来た一昨日は近づけませんでしたが、救援が進み土砂をよけることができて通った道を行ってビックリ、道路の左右が土砂の壁となっているほどなのです。実際に現場へ行き手を合わせ、大木や土砂が一気に家を飲み込んだのだろう当時のことを考えたら胸が痛みました。

 伊藤町議によれば、厚真町も長雨が続いたために山の地盤が緩んでいた可能性があります。そうでなければ、あれだけ同時多発の山崩れが起きるものでもないでしょう。治山のあり方も今後、検討すべき必要な内容があります。

 まだ救助作業中の現場では、偶然にも伊藤町議と知人の自衛隊員さんがいました。地域の運動会で楽しく競い合った仲で、厳しい環境のなかで一瞬、笑顔が交わされました。町民のくらしを知っている隊員さんらしく、救助のポイントもやみくもに掘るのでなく、その人が生活に必要としていた部分を見つけたら優先的に探すことをしていると教えてもらいました。隊員の疲労もあるでしょうが、私たちからも敬意を表しました。

 明日は紙智子・岩渕友の両参院議員とともに、むかわ町・安平町へ行きます。聞いたことは、しっかり反映させます。

 【今日の句】人の手が あたたかいんだと 知る日々に

2018年9月7日金曜日

支援にも「心」が伝わるよう

 今日は紙智子参院議員と酪農調査や道難病連へ。党道委員会で対策本部も立ち上げて、全道の党地方議員などからの情報も集中しています。

 とはいえ依然として全道での停電が解消されず、広い北海道のすみずみで何が起きているか、どんな要望があるのか掌握が難しいのも事実。SNSの書き込みは真偽の見定めが必要ですが、いろんな状況を知るうえでも重宝しています。私のブログも、どんな形でもいいので誰かの役に立ってほしい。

 停電によって苦しんでいるのは酪農家や。難病患者・障害者です。酪農は加えて、水がなければ牛の飲み水がないし牛舎も洗えません。停電により搾乳機が動かせず、搾れなければ乳房炎にもなりかねません。自家発電を持っていない農家は自己調達したり、農協などの電源車を待ったりと、それだけで時間が割かれてしまいます。

 さらに搾った乳も冷やせなければ品質も落ちるため、廃棄しなければいけなくなるのです。今日、薮田亨町議の紹介で伺った長沼町の酪農家も「搾りながら悔しい思いだった」と話されていました。経済的な損失だけでなく、その切なさが伝わってきて苦しい思いになりました。この様子を見ていた小学生のお子さんは、どのように感じたのか聞いてみたくもなりました。

 道難病連では増田会長らから、地震直後からの苦労をお聞きしました。道難病連センターでは宿泊もでき、当日も12人が泊まっていたとのこと。地震で飛び起きて駆けつけた増田さん自身も難病の身ですが、水や食料をかき集め、避難所をいっしょにまわり、一方で全道患者からの情報などを一身に引き受けていたのです。本当に頭が下がる思いで話を聞きました。

 それだけに行政の親身な支援が(今も)必要だと話されました。増田さんやスタッフ自身が難病を抱えているだけに、倒れてしまっては元も子もありません。本来は福祉避難所が設置されてれば負担は軽減されるはずですが、それも実施されずじまいでした。それならそれで畳の部屋や車椅子対応の風呂などもある、このセンターを使えるようにしてほしいと要望してきたそうです。それは同時に、難病を抱えるスタッフだけに頼らず行政の責任が問われる課題だと痛感しました。

 あらためてセンターの中も見ましたが、ゆっくり落ち着けそうな和室や入浴環境です。ただ健常者でさえ食料確保が大変な現状で、難病患者が長時間、店の前に並ぶこともできないわけです。ここに行政の支援ポイントがあると思います。震災対応のマニュアルがあるのであれば、しっかり難病患者の拠点を守ることに力を尽くしてほしい。

 話は前後しましたが、道庁からの現時点での聞き取りと情報交換をおこないました。宮川潤道議が同席しました。私たちが各地をまわって得た情報も隠すことなく、こういう時は行政も議会もいっしょになって解決していくことが必要だと思うのです。私からは、▼自治体職員を支える人的支援、▼良し悪し含めて見通しが持てる情報発信、▼罹災証明や医療など専門家の集中、▼避難所のトイレ対策--などの状況を伝えました。少しでも改善されるよう願っています。

 明日は高橋千鶴子衆院議員が北海道入り、液状化の地域や厚真町をまわる予定でいます。ところでわが家も今夜、電気が復旧しました。小1の子はムダな電気を消すのに一生懸命になっていました。早く全道の復旧を願うばかりです。

 【今日の句】こんな時 あたたかさって 知るもので

2018年9月6日木曜日

安平町・厚真町で聞いた声と願い

 各地で亡くなられた方がいる大地震。心からのお悔やみと、一人でも多くの方の無事を祈るばかりです。

 午前3時過ぎの地震に私も目を覚まし、朝に泊まっていた洞爺湖町を出発。本当は今日・明日と西胆振地方をまわる予定でしたがキャンセルし、安平町・厚真町をめざしました。まわる予定だった地域には、日を改めて必ず行きます!

 なお西胆振も室蘭市などで震度5弱を記録するほどですから、党地方議員のみなさんも朝から地域を回っていました。また私の移動も事務所スタッフの運転あってこそです。この連帯した力で成り立っている日本共産党の活動なのです。

 途中で党室蘭地区・苫小牧地区にも寄り、激励や情報収集。ガソリンスタンドやスーパー・コンビニには長い列もできていて、物流機能と何より電気の回復が急がれると痛感しました。この時間も北電の現場の職員は必死だと思いますが、できる限りの対応を願うばかりです。

 安平町では、避難所になっている追分公民館で三浦恵美子町議と合流。すぐ近くで家の壁が落ちた方を訪ねました。スッポリ壁が抜けていて、明日からの雨の予報が心配となります。すぐ移れる知人の空き家を探していることや、夜は怖いので避難所に行くことなどを聞きました。罹災証明や今後の住まいについて私からも話し、三浦町議とも相談しあうこととなりました。

 避難所で、いろいろな要望や地震発生のときの葉梨を伺いました。「隣の部屋の孫から『じいちゃん助けて』と聞こえて驚いた」「新聞配達に出た時間に、足下からぶあーっと揺れた」「とにかく家は足の踏み場もないほど。わやだ」

 「わや」というのは北海道弁で「めちゃくちゃ」という意味です。今日1日で何度も「わや」と聞きました。本当に大変な思いをされてきたんですね。胸がつまります。

 移動しながら町を行くと、屋根から崩れた家や道路の陥没も目立ちました。震度7だった厚真町に近づくにつれて、その箇所が目立ってきます。慎重に運転すれば進めますが、停電のなか夜に車を走らせたら絶対にパンクや乗り上げるほど道路に亀裂が入り、10cmほどの段差になっているのです。盛り上がっている箇所もありました。

 伊藤富志夫町議と合流し、たまたま道路の段差を写真を撮っていたら「うちの庭も見てくれ」と声をかけられました。お邪魔したらビックリ、家から庭まで(犬小屋の中も)断層が走っているかのように亀裂が入り盛り上がっています。地震保険に入っているので何とかしたいと話されてましたが、行政の支援を必要としてる家は多いと痛感しました。

 避難所の厚真中学校には、ざっと見て70~80人の方が避難されていました。要望を聞くと「とにかく水と電気」「戻って夜に何か起きたら心配」など、まずは目の前の不安を解消してほしいとの思いが次々。食事の提供も19時頃との予定でしたが見通せず、自治体職員の対応も明らかに人手を必要としているのがわかります。北海道や近隣自治体から職員派遣など応援が欲しいと思いました。

 実はこの時に初めて、厚真町の土砂崩れの写真を、配布されていた新聞号外で見ることができました。ずっと移動などでテレビを見れずラジオから聞こえはしていたものの、これほど大規模な土砂崩れなのかと驚きました。

 消防や自衛隊などの救援をしているため近くには行けませんが、少し離れた場所からでもよく見えます。滑るように崩落し、悲しいことに土砂に飲まれた家も見えました。伊藤町議によれば、土砂崩れがあった吉野地域などは昔からの農家が住んでいるそうです。田を開拓して自宅を山際に建てて、これまでも小さな被害は納戸も起きていたために伊藤町議も質問してきたそうです。少しずれた山肌にブルーシートがかけられていて、昨年の土砂崩れを抑えていたものだそうです。ともかく今は一人でも助かってほしいと、心から願いました。

 まだ書いてないこともありますが、引き続き連絡も取り合って道や国へも反映させたいです。紙智子参院議員も空路で札幌に入り、調査しています。道は災害救助法の適用を申請したので、水や食料などは各地で戸惑うことなく支給されるよう進めてほしい。くらしや住宅などは今後、きめ細かい支援がされるよう橋渡しの役割も果たしたい。

 まずは今夜、疲れている方はお休みください。札幌の我が家は今だ停電中ですが、みんな無事でホッとしています。子どもたちには、こういう時にこそ命や地域のつながりなどの大切さを感じてほしいと思っています。

 明日は今日より、少しでも不安が減る1日になりますように。

 【今日の句】つながって 少しは不安 減るように

2018年9月5日水曜日

地に足つけた政治を今こそ

 この3日間は西胆振地方キャラバンで、今日は豊浦町。昨日からの台風被害が心配です。

 山田秀人町議や宣伝カーを運転してくださった立野広志・洞爺湖町議の話では、各町も調査中なのですがトウモロコシの倒伏が見られるとのこと。札幌から中山峠を経由して来たのですが、確かにトウモロコシは倒れてました。余市町や仁木町などの果樹も心配です。党議員からも情報をもらい、必要な対策は要請していきたいと思います。

 さて豊浦町ですが、なかなか行けない礼文華・大岸地域にも足を運びました。礼文華では山田町議のご親戚がいらっしゃって最後まで演説を聞いてくださいました。本当にありがたいです。

 朝日台の会館では「つどい」を開き、町政・国政とも多くの意見や要望が出されました。「アメリカから言われたら何でも武器を買う安倍政権はひどい」「がまんてきない。来年の参院選で必ず畠山さんを勝たせたい」「この町は国民年金で暮らしてる人も多い。実態を政治家はわかっているか」などなど、本気で政治を変えようという思いが交わされて、私も気合いが入りました。

 ところで西胆振には伊達市があるように、宮城県出身の方も多いのです。宣伝をしていたら通りすがりの写真の方もそうで、しかも桃生町! 生まれ故郷が石巻市の私とも会えたのは何かの縁ですね、と笑いながら話しました。お近くの商店にも宮城県出身の方もいるのですよ。

 明日は洞爺湖町・壮瞥町・伊達市とまわります!

 【今日の句】今晩も 雷雨が襲った 洞爺湖です

2018年9月4日火曜日

北の大地を汚すな

 北海道にも台風が近づくなか、日米共同訓練でオスプレイ補給拠点とされている帯広市へ、紙智子参院議員と調査・懇談に入りました。

 佐々木とし子道議予定候補、稲葉典昭・杉野智美・播磨和宏市議とともに、市役所や帯広防衛支局、駐屯地周辺の小中高校をまわり、実際に学校へ通うお子さんを持つ保護者の方々との懇談の機会も持ちました。大平亮介・市議予定候補が作成した上空からの写真が話題になり、「こんな学校の近くにオスプレイ?」と話題に。党市議団の調べでは半径3km以内に小中学校12校が存在し、市内の児童・生徒総数の約4割にも及びます。さらに幼稚園や高校・大学などまであるのです。

 降って沸いたようなオスプレイ飛来に、とまどっているというのが多くの市民の実感なのだと思いました。オスプレイについて知る保護者からは「事故が起きたら誰が責任とるの!」と怒りの声があり、おぼろげに不安を持っていた方も「どうすれば止めることができますか」との声も。知らぬ間に着々と事が進むとはさせてはならないのです。

 帯広防衛支局では、防衛省本省から来ていた職員に再度オスプレイ反対と伝えつつ、現時点での状況を聞きました。情報公開に努めるとしつつ、飛行日時は「訓練した日の夕方に『本日の実績』と『明日の計画』を知らせます」と、要は前日夕方にならないとわからないと言うのです。これは昨年とも変わらぬ答弁です。

 離発着は毎日かと聞くと「毎日」と答えました。それじゃ今の時点でも大体の目安はあるのではないのか。これで「情報公開に努める」と言われても信用できるでしょうか。

 そもそも日米合同委員会の(あまりに不十分な)合意を引き合いに「米側も遵守する」との保障も、これまでの事例を見れば信用できません。遵守するなら、沖縄で事故後すぐ飛行再開などないんですから。参加した誰ひとり納得できませんでした。

 夜は憲法改悪反対共同センターの緊急集会に参加して、今日一日の調査について報告。十勝管内だけでなく矢臼別平和委員会「花いかだ」のお2人も参加されていて、どこでも心配されているんだと痛感しました。何しろ防衛省からは「北海道は良好な訓練地」と日ごろから聞いているだけに、どこでも北海道の大地を汚すな!との思いがあふれています。

 紙議員ともども国政へ反映できるよう、私も力を尽くしたい。北の大地を汚すな!

 【今日の句】道民で 誰が歓迎 してるかと

2018年9月3日月曜日

立憲主義はどこに行った

 安倍首相が自衛隊高級幹部会合で、改憲への意欲を見せたと報じられました。憲法第99条の憲法尊重擁護義務をふみにじってないでしょうか。

 報道によれば、この会合は毎年おこなわれていて今回は180人ほどが出席。安倍首相は「自衛隊員の歩みを振り返ると、心ない批判にさらされ、悔しい思いをしたこともあったかもしれない。自衛隊の最高指揮官、同じ時代を生きた政治家として、じくじたる思いだ」と述べたようです。

 自衛隊の最高指揮官とは、まさに総理そのものです。シビリアンコントロールの最高責任者として統制することが職務だと思いますが、なぜ「じくじたる思い」という心情を表明する必要があったのでしょう。また「心ない批判」とは何を指すのでしょう。法治国家の日本で、憲法の規定にもとづいて自衛隊について議論することまで「心ない批判」と受け止めているのなら、安倍首相が立憲主義を理解していない(今に始まったことではないですが)証ではないでしょうか。

 秋の臨時国会で、安倍首相は自民党として改憲案を提出すると表明していました。その意欲を、あらためて自衛隊高級幹部に向けて示すような発言が許されると思っているのでしょうか。かなり前のめりで、かつ危険さを私は感じました。

 月曜の朝は宣伝からスタート。報道は自民党総裁選が多くなっていますが、第二次安倍政権を振り返れば労働者の実質賃金は上がらず、税金・保険料などの庶民負担は増え続け、地域社会の疲弊も止まりません。くらしをあたためる経済政策へ、おおもとから変えようと呼びかけながら、安倍首相の改憲姿勢の危険さについても私から述べました。

 明日は帯広市へ紙智子参議院議員と、オスプレイもともなう日米共同訓練の調査・懇談などをおこないます。ちょっと天気が心配ですが‥‥。

 【今日の句】万能感 もった総理の 危うさよ

2018年9月2日日曜日

しっかり耳を傾けて

 今日は北広島市での演説会。来年の市議選で日本共産党3議席確保と、参院選での勝利・躍進を力を込めて訴えました。

 永井もも・山本博巳・板垣恭彦の3市議が、それぞれ議会報告や決意表明をおこないました。この間の実績をまとめた文書も配布されていて、保育料の値下げや小中学生の通院費負担軽減、水道料金値上げストップ、福祉避難所の設置など市民生活に密着した活動をされてきたことがよくわかりました。引き続き3議席確保を!

 北広島市で今の大きな話題は、日本ハムファイターズのボールパーク構想。周辺の自然環境保持やアクセス道路の建設費用などなど、さまざまな問題があることも報告されました。経済効果ばかりを求めるのでなく、市民合意、市民の納得のうえに選手も試合ができてこそ力が発揮されるのではないでしょうか。

 来賓として北広島9条の会、市民連合北広島の塩崎さん、西の里・虹ヶ丘9条の会の佐藤さんから、ごあいさつをいただきました。日本共産党の演説会で、市民のみなさんが話してくださるのは嬉しいことです。市民のなかでの会話、若い人の声に耳を傾ける大切さなどに触れたお話を、多くの方が共感されながら聞いたのではないでしょうか。

 私からは沖縄知事選で玉城デニーさん必勝を呼びかけ、安倍政権のウソとごまかしぶりを批判し、日本共産党を大きくして野党による新しい政治をつくろうと訴えました。特に日本共産党のもつ力として「自民党政治を根本から変える方針をもつ党」「市民と野党の共闘を追求する党」「自主自立の平和外交をすすめる党」の角度から話しました。私自身も前職の経験を生かして、国会へ戻って奮闘する決意を述べました。

 集中して話を聞いてくださり、訴える私も力が入りました。帰り際には多くの方から「がんばるからね」と声もかけていただきました。このような演説会や、各地の党と後援会による秋の「まつり」が開かれていきます。各地でお会いできることを楽しみにしています。

 【今日の句】秋晴れだ 空気もご飯も おいしくて

2018年9月1日土曜日

命を守る職場で、命は守られているか

 北海道医労連の定期大会で来賓あいさつの機会があり、ふと思いました。安倍首相は、どれだけ医療・介護の現場を知っているか--。

 だって私が現職のときも、安倍首相から「看護師を増やします」とか「夜勤改善を急ぎます」という言葉を聞いた覚えがないからです。代わりに「持続可能な社会保障制度」という言葉は、何度も耳にしました。要は「予算は増やさないので、自分たちで何とかしてください」ということです。

 日本医労連がとりくんだ夜勤などの実態調査を読みました。看護食では3交代夜勤が増えているものの、依然として2交代が4割あり、16時間以上の長時間夜勤も蔓延しています。勤務と勤務の間が8時間未満というのが約5割(!)あり、これでは疲れも取れないだろうと読みながら胸を痛めました。

 特に若い職員は、研鑽の時間や経験不足も重なっての長時間労働になりがちです。KKR札幌病院での新人看護師の過労自死事件が頭に浮かびます。看護師と同様に、介護職場でも労働条件の改善が急がれます。

 命を守る現場で、命が脅かされてはいけないのです。過去最大規模に膨らんだ軍事費の一方で、明日の生活をも不安に思う方が多くいます。働く人も、患者も、利用者も!

 来賓では社民党・浅野隆雄さんも見えられていました。始まる前の会話では、沖縄知事選のことが話題に。ひと時の交流でした。道医労連の大会でも玉城デニーさん応援の提案があるとか。「オール沖縄」に、全国での「市民と野党の共闘」の力で必ず勝利したい!

 夜は、うちの子どもたちがお世話になっている学童保育で、退職する指導員さんのお疲れさま会。あまり私も家にいないだけに、指導員さんの存在は大きなものです。どれだけ助けられてきたことか、感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 【今日の句】強権は 命軽視の 裏返し

2018年8月31日金曜日

北海道が好きだから原発反対

 今日は札幌市白石区を中心にまわり、夜は道庁前の反原発抗議行動へ。小樽市長選挙をたたかった鳴海一芳さんも参加されていました。

 私もスピーチで触れましたが、原発反対のリーダーが誕生したらこれほど嬉しいことはありません。結果は残念でしたが、鳴海さんが選挙の後にすぐ道庁前に戻ってこられたことも嬉しいこと。がっちり握手を交わしました。

 北海道を愛するがこそ、原発はなくしたい。あらためて私も、そう感じました。

 北海道新聞の世論調査では、北海道について「好き」「まあ好き」と答えた人は95%にも及んだそう。嫌いだったら住む気も起きないでしょうから、この数字自体は当たり前に思うのですが、大事なのはその理由。北海道の魅力について聞いたら「大自然」62%、「農水産品」61%、「水や空気がきれい」52%、「雄大な景色」36%の順でした。

 このような魅力は、やっぱり原発と共存できないと思うのです。同じ世論調査で原発について聞くと、最も多いのは「速やかにゼロ」で約3割。今後の電力確保について「現状通り原発を柱にする」は9%ですから、少なくとも原発に依存した社会をやめようという声が多数。あとは政治の決断です。私も引き続き「原発ゼロはできる」ことを広げていきたい。

 白石区では、さとう綾市議予定候補、前回の総選挙で同じ比例候補だった川部竜二さんらと支持者などを訪問。生活保護を利用している方のお宅では、ちょうど食事をしていた時でしたが「いいから上がって」。ご飯に納豆、買ってきた総菜1パックが並んでいました。「こういう生活をしていることを安倍首相はわかっているのか」と訴えたいがため、わざわざ家に入れてくださったんです。

 生活への不安だけでなく安倍首相の不正直・不誠実な態度への不満が、行く先々で語られました。何としても政治を変えたい、私も再び国政の場でがんばらねばとの思いが強まります。私からも決意を語ったり激励するなかで、3人の方が赤旗日刊紙を短期間ながらお読みいただけることになりました。「少しだけど役に立つなら」と声をかけていただきましたが、その思いを受け止めて私もがんばりますから!

 【今日の句】愛国を 言うけど総理 売国か

2018年8月30日木曜日

子どもたちの声を受け止めて

 今日は札幌市清田区や団体訪問・懇談へ。予報以上(?)に強い雨で、東北・北陸地方での大雨も心配されています。ご警戒ください。

 清田区では吉岡ひろ子市議予定候補と、支持者や「しんぶん赤旗」読者のお宅を訪問。安倍政権に対して厳しい意見が共通して出され、変えるためには野党共闘でがんばる日本共産党を大きくしてほしいと私からも訴えました。吉岡さんも来年は4度目の市議挑戦だけに、今度こそ一緒に勝利を迎えたい!

 ところで、2017年度は、児童虐待の相談や通告を受けての児童相談所での対応数が過去最多となったことが厚労省から発表されました。件数は13万3778件。都市圏が多く、北海道は5133件でした。胸が痛む数字です。子育ての悩みと誰かと相談できる状況があれば、防げるケースも多いとと思います。

 昼食を清田区事務所で吉岡さんらと食べていたときに、夏休みが明けるこの時期に子どもたちの自殺数が多いことも話題になりました。生きることを拒む理由や苦しみを口に出せず、誰とも相談していない場合もあります。親御さんにとっても痛恨の思いでしょう。いまSNSでは「#不登校は不幸じゃない」がトレンドになっていて、どのような形でも命を失くさないでほしいと、私も心から願っています。

 児童虐待の増加も、登校への拒否も、根っこはつながっているように思います。子どもにとっても親にとっても「生きづらい」「生きにくい」日本社会になっていることがあるのではないでしょうか。集団同調、つめこみカリキュラム、教師の多忙なと、学校では「余裕」が奪われてきています。家庭を見れば、長時間労働、広がる貧困、近所で結びにくくなっている人間関係など「結びつき」が奪われてきています。子どもが孤立化・孤独化せざるを得ない状況になっているのではないでしょうか。そのうえに強烈なまでの「自己責任」が日本社会を覆っています--この発信元は政治ではないのか!

 子どもたちや学校に、何を急がせているのでしょう。いつから子育てを自己責任の範疇だけで考えるようになったのでしょう。子どもが「子ども時代」を送るために必要な「余裕」を、誰が奪っているのでしょう。日本社会全体が、不寛容な状態に追い込まれていないでしょうか。子どもたちの、声にならない声を受け止める政治になっているのでしょうか。

 わが家にも2人の子どもがいますが、それほど誇れるような父親でもないと自分では思っています。しかし、彼らの話を正面から受け止めることぐらいは、しっかりやっていきたい。そして自分の子どもたちだけでなく、どの子どもたちにも同じ立場で接していきたいのです。

 何より、新自由主義と国家主義がベースとなるような安倍政権の教育政策を変えたい。子どもたちの未来を決めるのは、彼ら1人ひとりです。

 【今日の句】まっすぐな思いを どうか忘れずに

2018年8月29日水曜日

市街地も農村でもオスプレイNO

 来月10日から、北海道各地での日米共同訓練が計画されています。MV22オスプレイ参加の訓練は中止をと、道や道防衛局へ要請しました。

 道には菊地葉子・佐野弘美の両道議と佐々木とし子道議予定候補(帯広市)、道防衛局には加えて太田秀子札幌市議・藤田俊輔恵庭市議・森つねと道議予定候補(札幌中央区)らで、要請項目は実施中止とともに情報公開や住民説明、体験搭乗をしないこと、北海道での軍事訓練の拡大強化をしないこと--などです。

 昨年も実施された、この訓練名はノーザンヴァイパー(NV)。ヴァイパーとは毒蛇との意味のようで、転じて「腹黒い人」という意味もあるようです。腹黒いのは道民ではなく、戦争できる国づくりへ進む安倍首相そのものではないのでしょうか。

 道防衛局には、私から「そもそも目的は沖縄の負担軽減ではなく、陸自と米海兵隊の相互運用性の向上ではないか」と強調しました。結局は作戦や運用の一体化となります。いっしょに海外で軍事活動をおこなうことになるではないか、戦争できる国づくりではないのか。道防衛局は、沖縄の負担軽減につながるとくりかえしました。

 佐々木とし子さんは、帯広市上空からの写真を示しました。帯広駐屯地の周辺には、幼稚園から大学まで15もの教育機関が密集する住宅地です。オスプレイの補給拠点とされていることを市民は先月まで知るすべもなく、広がっている不安の声を佐々木さんが代弁しました。道防衛局は、安全や情報提供に努めるとの回答でしたが、まったく不安解消とはなりません。

 加えて私からは、昨年に引き続く上富良野(昨年は天候不良のためオスプレイは未飛来)、新しく演習地とされた矢臼別とて住民や農家が不安を抱えていることを訴えました。矢臼別演習場では、沖縄県道104号線越え実弾訓練が移転されて20年を越えて、当時の「訓練は同質・同量」という約束も守られず訓練の固定化・拡大ではないかと批判もあがっています。沖縄の負担軽減を口実に、北海道はじめ全国で訓練が拡大していくことなど許されないと強調しました。そもそも沖縄の負担軽減は、真っ先に米国に求めるべきことではないのか。

 高橋知事は、オスプレイ訓練を容認なのでしょうか。北海道を有力な演習場と考えているのでしょうか。憲法9条を改悪して、戦争できる国づくりに加担する北海道にはさせません!

 【今日の句】官邸の 上を自由に 飛ばせるか

2018年8月28日火曜日

この看板に偽りなし

 デスクワークの1日で、机上も少しスッキリできてホッ。データ化は進みつつも紙の書類や資料はまだまだ多いので、月に一度は苦労しながら整理します。

 ところで事務所の近くには、写真のような看板が立っている交差点があります。グリーン九条の会(こちら)が10周年を迎えたのにあたり、屋外看板を設置したのです。3枚の看板にちなんで「スリービルボード」の文字も見えます。

 初めは左の看板に「驕る平家は久しからず 平家物語」、真ん中に「経済の視点で平和を考える おかげさまで十周年グリーン九条の会」という看板でした。右は引き続き、変わっていません。

 自民党総裁選や沖縄知事選を前に、この看板に偽りなし!と感嘆しました。通行する方で、看板を見ながら溜飲を下げる方もいることでしょう。このようなセンスを私も磨きたいと思ったのでした。

 【今日の句】いつまでも あると思うな 虚構支持