2018年11月23日金曜日

原点は「教え子を再び戦場に送らない」

  退職教職員の会「青葉会」で激励いただき、全道後援会学習交流集会で決意表明。久しぶりに藤野保史衆院議員とも会い、激動の国会情勢も聞くことができました。
 
 藤野さんは私より1歳年上で、若手専従者の「学校」で学びあった仲でもあります。国会秘書の経験もあって論戦力も抜群。私が現職のときに、質問検討会で藤野さんがいつも意見するのを聞いて「すごい人だな~」と率直に感じていました。今日は記念講演ということで、入管法改正案の審議が大変なときにもかかわらず、北海道へ来てもらって感謝しかありません。

 その国会は、与野党合意の「定例日」をふみにじってまでの強行、消費税増税に対してツギハギだらけの対策をする迷走、米国いいなり・ロシアには領土放棄かと思わせる暴走、よくもこれだけ次々と悪政を進められるとため息が出る状況。藤野さんの講演でも、この暴走を終わらせるのは市民と野党の共闘だし、日本共産党の躍進があってこそ!ということだと、参加した誰もが納得したのではないでしょうか。

 私は先日のオホーツクキャラバンや、原爆訴訟をたたかった安井晃一さんの思い、震災復興への取り組みを通じての決意などを述べました。時間の関係で私は途中から参加したのですが、札幌や近隣自治体の地方議員予定候補も紹介されていましたよ。何としても全員当選を!

 途中参加になったのは、退職教職員の会「青葉会」にて講演をしていたため。私自身も教員退職者なので教育もまじえた内容の話をしましたが、とはいえ安倍政権の暴走がひどすぎるため、そちらに時間を多く割いたことは反省‥‥。

 青葉会は昨年、運営が大変なため解散することにしていました。その「記念講演」も私だったのですが、その後の話し合いで「続けるべきだ」との意見が多数になって「新生・青葉会」として今年を迎えたのです。今回も私に声をかけていただいたことが、本当にありがたい。

 私と年が離れた方は多くても、「教え子を再び戦場に送らない」という根っこは同じというのが青葉会。その誓いが教員にとっては「底力」となってきたし、そのような実践を先輩教員が築いてきたことが今に生きてもいるんです。安倍首相の9条改悪は必ず止めましょう、と私からも強調しました。

 3人の先輩からエールをいただき、ブーケの花まで贈られて恐縮です。あたたかい激励を受け止めて、私の政治活動の原点である「子どもたちに平和な社会を」引き継ぐためにがんばっていきたい。

 夕方には反原発抗議行動のため道庁前へ。小室まさのり市議予定候補も参加されました。厚着をしていても寒っ! 道路も積雪のところやアイスバーンのところができているほど、かなり冷え込みました。それでも冬を何度も乗り越えてきた反原連スタッフの手際よい後片付けの姿を見て、頭が下がる思いでいっぱいです。

 一気に冬本番ですが、風邪などにはお気をつけくださいね。

 【今日の句】子の笑顔 曇らす国は お断り

2018年11月22日木曜日

寒さに負けず

 今日もオホーツク管内をまわりました。寒いなかでも街頭宣伝には多くの方が駆けつけてくださり本当に感謝!

 午前中は小清水町へ、工藤孝一町議と町役場やJAこしみずなどをうかがいました。久保弘志町長からは農業支援や地域経済振興、国保や消費税増税にともなう保育料無料化の影響など幅広い懇談となりました。地域の課題は多いと痛感しました。

 JAこしみずの佐藤正昭組合長は、オホーツク農協組合長会の会長も務めていらっしゃいます。以前に紙智子参院議員とシンポジウムのパネリストもされて、今日も紙議員は農家のことがよくわかっているねと話されていました。

 9月の大停電についても「北電がしっかりしないとダメなんだ」とズバリ。農家が自家用発電を入れれば新たな借金にもなるし、定期点検もしなければなりません。北電の社会的責任について強調されていたのが印象に残りました。

 街頭宣伝も中心街や浜小清水、止別など計4ヶ所で。写真は浜小清水でのものですが、まさに急な呼びかけにもかかわらず10人ほどが来てくださいました(道路の向こうにもいるのがわかるかな)。

 晴れて風のない日でしたが、それでも10分も話しているうちに冷え込んできます。最後まで聞いてくださり、本当にありがとうございました。

 午後からは斜里町にて、宮内知英町議とまわりました。役場では馬場隆町長、JA斜里町では平田隆雄組合長らが応対してくださいました(写真はJA斜里町にて)。

 馬場町長とはJR釧網線、地方交付税、医療や介護などの人手不足、子どもたちの教育なども話題になり、町としてのご苦労もうかがいました。1つでも前進できるように私も力を尽くしたい。

 JA斜里町の平田組合長からも、停電への対応について、まず話題に。酪農家が非常用発電を使って搾れたとしても乳業メーカーになくちゃダメ、こういうところに国や道が支援などもしてほしいとのお話でした。

 街頭宣伝は中心街などで2ヶ所。ここでも支持者や「しんぶん赤旗」読者が話を聞いてくださいました。立ち止まって聞く方もいて、訴える私も力が入りました。握手にまわると「手が冷たい!」と。思った以上に空気がひんやりしているんですね。終日、菅原誠・北見地区委員長が同行してくれました。重ねて感謝です。

 先ほど札幌に戻り、明日は全道後援会の決起集会などに足を運びます。元気にがんばります!

 【今日の句】強行の ない国会は できぬのか

2018年11月21日水曜日

軸足は地域へ

 雪が積もったオホーツク。今日は訓子府町・網走市をまわりました。自治の力、地域の力の大切さを実感した1日でもありました。
 
 訓子府町では工藤弘喜町議と宣伝、懇談などにまわりました。写真は菊池一春町長との場面で、率直な議論をさせていただきました。話の中心は、冒頭に書いた自治の力。自治体合併を選ばず「小さくても輝く自治体」としてのご苦労や覚悟についての話をうかがいました。

 全町民のくらしと町の将来に責任を負う首長は、本当に重責です。どれだけ町が努力しても、国政や国際情勢に振り回されることも少なくありません。だからこそ首長の発言は重要だし、国政でも重視しなければなりません。真剣に立ち向かっている自治体職員さんからの発信も、しっかり受け止めるべきです。

 商工会議所にもうかがいましたが、訓子府では住宅リフォーム・商店リフォームまで支援が進んでいることで地域内の経済循環も活発です。それでも高齢者の年金削減などがあれば、町での消費が下がっていかざるを得ません。大企業ばかりが潤うアベノミクスを変えて、地域に軸足を置いた経済政策へ切り替えましょうと私からも話しました。

 網走市では、街頭宣伝に多くの党員・支持者の方が来てくださいました。5分も立っていれば体が冷えてくるほどの寒さでしたが、いっしょに最後まで立ってアピールしてくださいました。本当にうれしいことです。

 その後はJAオホーツク、商工会議所などをまわりました。胆振東部地震での大停電の話から始まり、オホーツクでもさまざまな影響があったと言います。農業では天候不順も重なり、商業では観光の入込数も落ち込んでしまっただけに、政治の力を必要としている現状がよくわかりました。

 政治への支援といっても、ただ受けっぱなしではなく自立した産業・経済にしたいと、誰もが思っています。しかし国政が足を引っ張っています。特に消費税10%は体力の弱い小規模事業者を直撃します。ここでも安倍政権のおおもとが問われていると痛感しました。

 夜は党としての地方選・参院選決起集会。市議選が松浦敏司市議が奮闘してきましたが、どうしても2議席が必要だと各界からも話がありました。男性が立候補することを決意してくださり、今日の決起集会が正式な初めてのあいさつの場。「前へ進むために、自分が立候補で役に経つのなら」との決意表明は胸を打ちました。(残念ながら、まだ名前は発表できません)

 明日は小清水町・斜里町へ。今日は風もなく寒さも大丈夫でしたが、過信しないで健康に気をつけてまわります。

 【今日の句】この雪も 春には命の 支え水

2018年11月20日火曜日

冬を前に、全国の支援に感謝

 全国からの義援金・支援金を、今日は北農中央会・苫小牧広域森林組合へ届けました。あたたかいご支援、本当にありがとうございます。

 北農中央会には真下紀子道議団長とうかがい、しっかり飛田稔章会長へ手渡しました。農家は地震被害とともに全域停電(ブラックアウト)による被害が広がりました。自然災害は免れませんが、被害を大きくしないことは人ので手でできること。今日も乳房炎で苦しんだ牛のことが話題になりました。

 もちろん震度7を記録した厚真町など3町の、農業被害にも心を寄せた懇談となりました。昨日、テレビのニュースでは厚真町で今なお稲を刈っている、地域の農家の現実を紹介していました。多くの仲間を失った傍らで育ってきた稲を、大事に大事に刈る農家の思いを考えたら胸が痛みました。

 当たり前のことですが、自然の厳しさのなかで農業は成り立っています。工業製品のように、すぐに再生産できるものでもありません。しかし、今の安倍政権では外国からの農産物輸入に歯止めがかからず、農家の苦難が続いています。本当に、本当に今の農政を切り替えたい。

 むかわ町穂別町に向かって、苫小牧広域森林組合へ。組合長さんが東京出張ということもあり山﨑常彰専務・小林敏哉参事が、ご対応くださいました。北村修・大松紀美子・舞良喜久の党町議が同席しました。

 どうしても河川や住宅などの作業が優先されるため、いまだ山林の奥地に入ることが困難な状況があると山﨑専務さん。入ったとしても地割れがあるかもしれないし、そこを枯葉が覆う(!)ので安心して進めないし重機も入れない現状があるという具体的な話には、復興に長期の支援が必要だと痛感しました。

 それで長い間、育ててきた大事な材木でもあります。土砂をほろいながら材にできるか木質チップにするのか、たいへんな努力をされている話も合わせてうかがいました。少しでも苦難を解決できるよう力を尽くします、と私からも述べました。

 札幌へ戻り、道原発連がロングラン宣伝・署名行動をおこなっていた札幌地下街(チカホ)へ。ちょうど三上友衛・道労連議長といっしょになって、高橋知事へ届ける泊原発再稼働反対の署名を呼びかけました。30分ほどしかいられませんでしたが、何人も足を止めてくださってありがたい。

 そのなかで学生さんが、声をかけてくださいました。「反対というのは、若い人たちには署名しにくいです。原発ゼロ基本法を実現しようという、前向きなことなら」と、率直な話に。ご自宅でも太陽光パネルを入れているなど、大きな関心があるとのことでした。こういう話をするのは勇気もいることでしたでしょう。

 彼の話を聞いて、私も「原発ゼロは実現できます」と口にしながら署名の呼びかけをしました。明るい未来へ、私もがんばりたい。

 今は北見市へ向かうバスの中。Wi-Fiがあるので、このように作業できるのがありがたいです。高速道・自動車道を下りたら、すでに雪景色。道路にも雪が積もっているなか、運転手さんは安全運転です。いよいよ冬到来、寒さに負けずに明日から2日間のオホーツクキャラバンです。

 【今日の句】あげられない声を 政治が受け止めて

2018年11月19日月曜日

鉄路の維持は、地域と住民の自己責任か

 週の初めは宣伝からスタート、今日も懇談にまわったり会議で打ち合わせたり。議題の1つはJR問題です。

 昨日18日で、JR北海道が10路線13区間を「単独では維持困難」と発表して2年になりました。しかし、それより前より不通区間だったのか日高本線(鵡川~様似)。先日、地元町長が廃止を受け入れる方針で合意したとの報道がありました。最終結論は12月25日の会議と報じられていますが、すべての首長が明確に同意したのかは疑問です。

 そもそも自然災害による不通だったのですから、今回の地震で苫小牧~鵡川間と同じく復旧して当然だったはずです。それを延々と引き伸ばして、いつの間にか議論の土俵は「維持には金がかかる」となってきました。このやり方を認めれば、自然災害を理由にした廃線が広がっていくことになります。ことは日高地方だけの問題ではないはずです。

 加えて赤字路線だから廃線というのでは、新幹線だって年間100億円もの赤字。北海道の全路線を見ても、ほとんどを切り捨てなければなりません。豪雪・広大な北海道は、国鉄を分割・民営化した時からわかっていたから、国としても基金を積んできたはずでした。国は「車の普及や人口減少など情勢が変わった」と言いますが、高規格道路などを拡張し、自動車業界には減税などの恩恵を振りまき、一方で農林漁業を苦しめる政策を続けてきたのは誰だったのか。

 「乗らないから仕方ない」というのは、鉄路の維持は地域と住民の自己責任ということにならないか。それでは人口減少地域は、どんなサービスが削られても当然という理屈になるのでしょうか。観光や物流など今日的・全国的価値をもつ鉄路をなくすのでなく、その価値を最大化することを目標にするべきではないのか。いま道内各地で、さまざまな企画や乗車キャンペーンもおこなわれてきているのに。

 ある首長さんと懇談したときに「住民ともよく議論したり、いろんな手立てを取ったうえで、それでも廃線の議論となるなら仕方ない。しかし今は、まだやれることがあるのではないか。それまで維持することくらい、できるはずではないか」と話されたことが、今も記憶に残っています。日高本線は「いろんな手立て」を考える前から、災害復旧もしないで放置されてきた路線なんです。JR北や国の責任は重い。

 写真は道保険医会で、党の国保提言をもってうかがったところ。平川英行事務局長が応対してくださいました。安倍政権は「岩盤規制を打ち破る」と言って、医療・雇用・農林漁業での規制緩和や抑制策を進めてきました。その旗振り役が規制改革推進会議。その結果、貧困と格差が広がるなかでギリギリの生活を強いられる方も増えたことも話題になりました。本当に安倍政権の進めた政治の罪は重い。

 事務所に戻ってきたら日産のカルロス・ゴーン会長が事情聴取?とのニュースが。役員報酬を50億円も過小申告した疑いというから驚きです。今夜のニュースは、この問題で持ち切り。超富裕層などの税逃れや軽い税負担を放置しておいて、庶民には増税? ますます許されない!

 【今日の句】アベ友は何億 融通されたっけ

2018年11月18日日曜日

もっと子どもに安心を

 今日は学童保育研究集会にて紙智子参議の代理で出席したのに始まり、札幌東区では山下芳生参議(党副委員長)を招いての演説会。熱気あふれました!

 研究集会には、日本共産党から佐野弘美道議・太田秀子札幌市議・永井桃北広島市議も参加。他党からも多くの議員が参加していました。そうであるなら学童保育の環境を、もっとよくするために力をあわせたい。

 わが子も学童保育に、お世話になっています。誰かが待ってくれている「家」として、安心できる居場所として、かけがえのない役割を果たしてくれているのです。長期休暇中にはキャンプや合宿なども、うちの学童保育では企画してくれます。子どもとの時間が少ない私にとっても、本当にありがたい。

 子ども時代にしか得られない体験や体感、集団のなかで成長することなどは、保育園でも学童保育でも根底は同じだと思うのです。どの子にも安心して成長できる環境を!

 札幌東区の演説会には、会場いっぱいに足を運んでくださいました。東区は宮川じゅん道議・太田秀子市議・平岡だいすけ市議の3議席を、前回の地方選で勝ち取ることができました。道政を動かす力、市政に声を届ける力が大きく前進しました。3人とも引き続き力を尽くしたいとのあいさつに、大きな拍手が寄せられていました。

 私は被災地支援と国の役割、安倍政権のくらしに立ち向かうこと、そして昨日の安井晃一さんの偲ぶ会にも触れて「必ず社会も政治も変えられる」と強く訴えました。北海道では私を何としても押し上げて、と力を込めました。

 山下さんの話も、最初から最後までエネルギッシュ! 汗をかきかき、ペットボトル水まで落としてしまうハプニングがあっても熱く訴える山下さんにも大きな拍手が。演説会後に別会場で、みんなで入党も呼びかけて2人の方が決意してくださいました。本当にうれしい。

 今週は北見・網走地方をまわるのですが、いよいよ雪も降り始めただけに天気や気温が心配。体には気をつけながらも、緩むことなく力いっぱい全道をまわります。

 【今日の句】競争と押しつけ 総理は耐えられる?