2019年6月1日土曜日

引き継ぐことの大切さ

 小学校の運動会で応援してから、紙智子参議院議員と「北方領土」問題で元島民の方々との懇談や街頭宣伝へ。いい感じの晴れ具合でした。

 子どもたちのひたむきな姿は、元気を与えてくれますね。昨年に続き、うちの子はリレー選手でがんばってました。懸命に走ったことを誇らしげにしていて、いい思い出や今後の力にしてくれたらいいなと思いました。

 さて、丸山穂高衆議院議員の戦争容認発言や国会議員にふさわしくない飲酒後の言動が問題になっている時こそ、ロシアとの領土問題について正確に国民的認識にしていく必要があります。あらためて元島民のみなさんから話を聞くことは、大きな意義があります。

 今日お会いできた方々は国後島の出身です。丸山発言は「みんな憤激しているのではないでしょうか」と述べつつ、こういう形で領土問題が知られるようになっていることは残念なこととも語られました。まだまだ国内では、領土問題について「難しい」「よくわからない」という方も少なくないからです。

 戦争で領土を拡大することは、当時の国際秩序に照らしても許されません。日本とロシアとの領土については、千島・樺太交換条約において平和裏に国境を確立しています。ロシア側がヤルタ協定を持ち出すのであれば、それに対して日本側はくりかえし反論する必要があるのです。

 ところが最近は「不当に占領されている」との表現さえもしなくなった安倍政権。元島民の方々も「日本ばかり譲歩してはいないか」と危惧されています。原則がどんどん後退していくことは、ロシア側もどんどんハードルを上げた主張をしてくることになります。その一線が後退していないかとの疑問は、もちろん私も感じるものです。

 「高台の家から、学校の校庭が見えました」と当時の島の様子も教えていただき、光景が目に浮かぶようでした。「このような語り部活動を、もっと早くからやるべきでした」と話されていましたが、今からだって遅くはありません。国だって力を入れるべきことです。

 そんな思いをもって紙議員との宣伝では、ちょうど観光客も多い大通公園だったこともあり、「ぜひ北海道の歴史や現実も知ってほしい」と私も切り出しました。世論への訴えとともに、今後の外交活動でも私たちの世代が引き継がなければいけないのですから、正確な認識と歴史の真実を自分のものにしなければと、あらためて心に刻みました。

 【今日の句】子どもらの歓声 胸がホッとする

2019年5月31日金曜日

ここからスタート

  今日は「紙智子・はたやま和也 事務所びらき」。あたたかい激励や電報などもたくさんいただき、このブログ上からも感謝を申し上げます。

 戦争させない市民の風・北海道の川原茂雄共同代表はじめ、スピーチも次々といただきました。話を聞きながら、早く選挙をたたかいたい思いがムクムクと湧いてきました。「早く安倍政権を変えたい」という底からの思いが、伝わってくるからです。

 実は明日、小2の子どもの運動会がありまして、そのために宮城県から駆けつけた私の両親も引っ張り出して参加してもらいました。多くの議員などからあいさつされたり、マスコミからも質問されて面食らったようでしたが、こうやって元気に活動している姿と北海道での勢いを見てもらったのは何よりでした。

 参加された方々の握手も、とても力強い。決意新たに、また明日からがんばります!

 日中は、小形香織市議と道議候補だった森つねとさんとで札幌中央区を宣伝キャラバン。これで今週のうちに、札幌市内の全10区をまわれたことになります。演説が終わったとたんに駆けよって「がんばって」と握手に来る方や、最後まで聞いていた方が「共産党の言うとおりだよ」とスタッフに声をかけてくれたりと嬉しい反応も。

 何より、どこでも党員・支持者のみなさんが集まって、いっしょに宣伝してくれるのが心強い。1人の宣伝も慣れっことはいえ、やっぱりいっしょに前を向いていてくれる方がそばにいると、力の入り方も違うものなんです。

 さらにさらに嬉しいことに、手書きの似顔絵までいただきました! 新しい事務所に、しっかり飾らせていただきます。

 青年たちとの宣伝も取り組みました。働き方、学費などの問題とともに性差別にかかわって桜田前五輪担当大臣の「子どもを3人産んでほしい」発言も、厳しく批判しました。子どもを産み育てる環境を整備すべき仕事を棚上げして、こういう押しつけをすることの問題を、きっと本人は理解できていないでしょう。それなら選挙でハッキリさせるのみです。

 あらためて今日の事務所びらきへの参加や、あたたかいメッセージをいただいたことに心から感謝いたします。

 【今日の句】まだ選挙 始まる前に 焼けた顔

2019年5月30日木曜日

ごまかさず正面から語り合おう

 今日は札幌東区・北区をまわり、終了後に自宅近くで雑誌の写真撮影も。スカッとした天気が気持ちいい1日でもありました。

 市議候補だった平岡大介さん(東区)・小室正範さん(北区)も応援に駆けつけて、元気な姿を見せてくれたことも嬉しいことでした。平岡さんのパートナーがアナウンサーも務めてくれて、せっかくなので記念に1枚。本当にありがとうございました。

 若い人が足を止めたり、じっと話を聞く様子が見られたのが今日の特徴でした。ベビーカーを押しながら抱っこひもにも乳児を抱えたお母さんがチラシを受け取りながら対話になったり、信号を待ちながら顔だけ向けてじーっと話を聞いてくれる女性がいたり。私の訴えにも力が入ります。

 今日は「つどい」のなかで、若い人に対する話も出されました。「社会に満足してるのかしら」などの意見もありましたが、要求や不安を抱えている青年は多くいるはず。いろんな理由で転職・退職だって少なくないし、学費の高さに心を痛めている学生もいるし、漠然と未来への不安を抱えている方だっています。

 だからこそ、ごまかさず正面から語りかけて、おかしなことはおかしいと私からも強調しています。少しでも心に残ってほしいと願いながら、マイクを握っています。気軽にアクセスしてもらえる取り組みも大事にしながら、やっぱり政治家・予定候補として何をしたいのかくっきりと伝えていきたいのです。

 明日は中央区へ足を運び、札幌全区をまわることになります。市議選挙で20年ぶりという全区当選を果たしたこともあり、関心や反応の大きさも感じてきました。明日も多くの方に会えるのを楽しみにしています。

 【今日の句】おかしいと みんな根っこで 感じてる

2019年5月29日水曜日

止まらないで進むのみ

 今日は南区・清田区・豊平区へ。移動中もマイクを握り、8時間近く声を出し続けたと思います。勢いつけて、がんばってますよ!

 南区では千葉尚子、清田区では吉岡弘子、豊平区では池田由美の各市議がいっしょにまわってくれました。南区では「千葉尚子市議会議員と」、清田区では「吉岡弘子市議会議員と」まわっていると話せるのは、本当にうれしいこと。両市議の顔を見て手を振ってくださる方もいて、地域につながって活動してきたことが報われたんだと実感しました。

 豊平区の池田由美市議も、雇用促進住宅問題などで何度もいっしょに足を運んだだけに前回の当選は本当にうれしかったし、今回の再選にもホッとしました。こうやって札幌は10区すべてに日本共産党の議席を勝ち取れたのです。「1000億円かける都心アクセス道路より、くらし・いのちを守るためにこそ税金を」という思いが、札幌中に広がっているんですよね。

 ハッキリ自分の要求を自覚している方もいれば、ばくぜんと不安を抱えている方もいます。そういう方々に届く政策やメッセージを届けられるようにしていきたい。お読みのみなさんのお力も、ぜひお貸しください。

 さて、野党5党派による参院選1人区での候補一本化が30選挙区まで合意されました。市民連合のみなさんと、政策面でも合意できました。「だれもが自分らしく暮らせる明日へ」というタイトルで、憲法や外交、消費税を含む税制や労働・雇用、原発、沖縄、ジェンダー、森友・加計問題まで幅広い内容です。これを政治で実現できたら、日本の姿が大きく変わる! わくわくする思いです。

 実は今朝、国民民主・原谷那美さんと宣伝場所がかち合いました。ちょうど時間がずれてたため問題はありませんでしたが、道路をはさみながら「がんばりましょう!」とお互いにエール交換。利害や打算で動く党があるなか、政治上の一致点を大事にする政党文化ができることは、長い目で見れば大きな意義があると私は確信しています。

 足を止めて最後まで聞いてくれた青年や、自転車で通り過ぎる時にサムズアップされる方、拳を上げて「そうだ!」と応えてくれる女子高生がいたりと、たくさんの激励をいただいた今日のキャラバン。明日は札幌東区・北区へ。また多くの方に会えるのが楽しみです。

 【今日の句】ぐっすりと 眠って明日も いい声で

2019年5月28日火曜日

今日は風が強いなかでも

 川崎市での事件に胸が痛みます。心からのお悔やみと、傷を負った方の早い回復を願うばかりです。今日は札幌市厚別区と白石区の宣伝キャラバンでした。

 ものすごく風が強くて、昨日と変わって寒さを感じる場所もありました。夕方にかけて、また暑さも感じるようになってきたので体調管理には気をつけないといけませんね。お読みのみなさんも、お気をつけください。

 厚別区では村上仁市議と道議候補だった橋本みかさんとでまわりました。どこでも多くの方が駆けつけていただき、訴え中に握手を求めてくる方や、「いつか話を聞きたかった」という方が「しんぶん赤旗」日曜版を購読してくれるなど、ビックリするような反応も。たくさんの差し入れまでいただき、本当に励みになりました。

 自転車で「追っかけ」してくれた男性は、維新の党と丸山穂高衆議院議員に「あんな議員がいるとは」と怒りの声をあげました。「安倍政権を変えたい」「国会を変えたい」--こういう思いが、道内各地でふつふつと沸き起こっているのを肌で感じます。「早く国会に戻って」との期待に応えたいと、私も訴えに力が入りました。

 白石区では道議候補だった伊藤りち子さんと。伊藤さんの声を聞いて、なんと10年ほど前に生活相談に来られたという方まで来てくれたこともビックリ。「お世話になった日本共産党にがんばってもらいたい」と話されていたそうです。本当にありがたいですね。

 演説中にベランダに出てきて手を振ってくださったり、通りかかった女性が「高橋はるみさん(自民の選挙区予定候補)は、いつまでやるの。若い人にがんばってほしいよ」と激励の一言も。心配だった雨にもあたらず、まさに晴れ晴れとした宣伝キャラバンとなりました。

 白石区は、小池晃参議院議員・党書記局長を迎えた演説会の会場であるコンベンションセンターがあります。あらためて演説会のご案内をしますので、ぜひ足をお運びください。知人・友人にもお広げください!

 ○日にち 6月8日(土)14:00~
 ○会場  札幌コンベンションセンター
    (地下鉄東西線・東札幌駅から歩いて10分以内)
 ○弁士  小池晃参議院議員・党書記局長(もちろん私も!)
 ○入場無料、手話通訳・臨時保育所あり

 【今日の句】これからだ 風はみずから 起こすもの

2019年5月27日月曜日

安倍首相は、また隠し通すのか

 今日も暑い札幌! 水分補給も忘れずに、今日は札幌手稲区・西区で宣伝キャラバン。多くの方に声が届くよう、移動中もマイクを握り続けました。

 先月の市議選挙で、手稲区では佐々木明美候補が議席を獲得しただけに党員・支持者の雰囲気も明るい。「今度は参院選、がんばるからね」との激励もうれしい。西区ではアメの差し入れをいただいたり、立ち止まって握手していく方もいたり、力が湧いてくる宣伝になりました。

 勤医協西区病院内での後援会でも、集まりを持っていただきました。消費税があがっても社会保障がよくなった実感などないことを、現場がいちばん知っています。軍事費よりも社会保障に税金まわせ!なのです。命をまもる現場だからこそ、本気で政治にも立ち向かう「心意気」が伝わってきました。しっかり受け止めて私もがんばりたい。

 さて、今日は日米首脳会談。昨日、トランプ米大統領がツイッターで、参院選後に農業・牛肉分野で合意があるようなことをツイートしていました。トランプ大統領は今日の会談の冒頭でも「8月に発表ができると思う」「すべての障壁を取り除くことが目標だ」「われわれ(!)はTPP水準に縛られていない」など強調しています。日本政府側は8月発表について「絶対に無理だ」と述べているようですが、真実はわかりません。

 北海道や全国の農家に、また苦難を押しつけるのでしょうか。安倍首相は国会にも報告せず、参院選まで黙ったままなのでしょうか。不都合なことは隠し通すやり方を、もう何度見てきたことか。トランプ大統領の発言が違うなら、明確に否定するべきではないのでしょうか。

 「政治は変わらない」とあきらめてる方もいます。でも変える力は、市民1人ひとりの力。あきらめず、つながりあって、新しい展望も示していくために、私もさらに心を砕きたい。今日の宣伝で、興味深げに近寄って話を聞いてくれた若い女性の姿がありました。納得できる言葉で、希望と展望を示したい。それが言葉だけでなく、行動でも伝わるようにも努力しなければなりませんね。

 明日は札幌厚別区・白石区をまわります。

 【今日の句】食と農なくせば 取り返せないのに

2019年5月26日日曜日

野心的目標をもって気候変動対策を

 佐呂間町で39℃なんて、この天気どうしたの?というくらいの猛暑。お身体のほうは大丈夫でしょうか。札幌も暑かった!

 十勝地方やオホーツク地方は北海道のなかでも夏は気温が上がる地域ですが、まだ5月なのに、これほどの高温だなんてビックリです。気候変動は緯度の高い地域ほど、インパクトをもって現れると聞きます。今日のような猛暑や3年前の連続台風など北海道でも経験のない状況が続いているのは、やっぱり気候変動の影響なのでしょうか。

 ヨーロッパでは野心的な目標をもって温暖化対策に取り組んでいるのに、日本は財界・産業界への配慮から後退姿勢でした。地球規模の問題より経済的利益を優先するようでは、後世に責任をもった政治とは言えません。こういう課題にも力を入れなければいけませんね。

 今日は紙智子参議院議員の代理として道アイヌ協会総会へ参加したり、北広島市の西の里・虹ヶ丘憲法9条の会がおこなう憲法カフェへの参加などに駆けまわりました。

 アイヌ協会では、成立・施行したばかりのアイヌ施策推進法についての話題がもちきりに。和人への同化政策により言語や文化、誇りを奪われただけでなく、長く差別も受けてきたアイヌ民族にとって、今回の法律で先住民族との明記や差別禁止の規定が盛り込まれたことは意義があります。加藤忠理事長も、あいさつで感極まる場面がありました。

 そのあいさつのなかで「多様さと寛容さ」という言葉が、加藤理事長から出されたことにハッとしました。北海道だからこそ「多様さと寛容さ」をもった地域となれるはずではないのか。その反対を行く画一化や差別・ヘイトなどを許さない、北海道の世論を大きくするために役割を発揮しなければと実感しました。

 北広島市の憲法カフェには、立憲民主党の鉢呂吉雄参議院議員も参加されました。安倍政権による改憲をめざす動きは鉢呂議員からも詳しくお話があり、そのために参議院選挙では野党が議席を伸ばす必要があることを強調。私のことにも触れていただき、ありがたい気持ちで私も今の国会の状況を聞きました。写真では少し緊張気味に写っていますが、そんなことなく話していたのですよ。

 私からは安倍政権の軍拡方針が国家財政に与えている影響や米国いいなりの深刻な実態とともに、丸山発言に国民的批判が広がったように、国民には平和を壊すものは許さない土台があることも強調しました。安倍改憲ストップへ、野党が前進できる条件がここにある、と。

 「住民に身近な地方議会の取り組みも大事」「投票率を上げるにはどうしたらいいか」「学校教育と憲法の関係を、どう考えるか」などの質問も出され、あっという間に予定の時間ともなりました。若い人のなかでも学費や奨学金、ジェンダーなどの関心や矛盾を感じていることもあるので、実態に耳を傾けながらいっしょに解決していく姿勢で臨みたいと話しました。

 明日から1週間は、札幌市内を宣伝カーでまわります。まずは手稲区と西区へ。見かけた方は、お気軽に声をかけてくださいね。

 【今日の句】1ヵ月 早く出したぞ 扇風機