2011年1月29日土曜日

地域社会の再生にむけて

 午前中は会議をおこない、午後から北海道地域・自治体問題研究所が主催する「北海道の地域・自治の再生をみんなで考えるシンポジウム」に参加しました。

 シンポジウムは3部構成で、第1部「地方自治と財政の現状と課題」、第2部「社会保障改革・教育改革とくらしを守る運動」、第3部「北海道経済の振興と豊かな地域づくり」--でした。

 すべてに触れて書くことはできないほどのボリュームで、これと絞って書くこともできないほど報告者のみなさんの話が的確で、あっという間に時間も過ぎたほど。

 北海道で言えば、高橋道政のもとで支庁制度「改革」や市町村合併が推し進められ、道教委による「服務規律等調査」に見られるように垂直的関係による「指導」も見られてきました。

 日本社会の閉塞状況を抜け出す1つの政策課題は、地域社会の再生にあります。

 内発的な発展方向を模索し、多くの地方自治体が努力を強めています。

 住民自治を基本にして、個人・団体などが協議してまちづくりを進めている自治体もあります。

 国や道として、支援と協力の関係が欠かせません。

 しかし実態は、民主党政権は「地域主権」の名で、国の責任を放棄する方向や、それゆえに「国のやることにも口出しさせない」住民投票制の改悪方向まで示しています。

 憲法が保障する基本的人権や地方自治のありかたを示しながら、このような政権の動きも抑えていきたい。

 シンポジウムには、宮内さとし知事予定候補や金倉まさとし道議予定候補のほか、党地方議員も多く参加していました。

 こうして学び、地域や議会でがんばるのが日本共産党なんだよなぁと、誇りにも思えた一瞬でした。

 【今日の句】 格付けは 首相のことかと 思えたり

2011年1月28日金曜日

宮内さとしさんで道政の転換を

 明るい革新道政をつくる会(「明るい会」)からの要請を受けて、今日、宮内さとしさんが「明るい会」と政策協定を結び、知事候補として立候補することを発表しました。

 これまでも道内各地をまわり、道民と地域の実態をつかんできた宮内さんです。

 今日の記者会見でも、耳にしてきた切実な声を紹介し、「道民に冷たい高橋道政を転換したい」と力強く語りました。

 日本共産党は、もちろん党として党綱領の実現に全力をあげますが、同時に「国民の苦難軽減」のために一致した要求でがんばりぬく党です。

 「明るい会」は、労働組合や市民団体などで構成する会ですので、政党支持の自由を保障しながら、一致する要求を道政に反映する政治団体として、これまでも「明るい会」知事候補を擁立してきました。

 今回は、党籍を持つ宮内さんへの要請ですが、先に書いた党の立場とも矛盾しませんし、革新無所属として「明るい会」の政策を掲げて選挙戦をたたかうことになったわけです。

 政治も社会も閉塞感が漂う今、もちろん私も「宮内知事」誕生へ、全力をあげていきたい。

 記者会見終了後に、急いで特急に飛び乗って砂川市「党旗びらきと新春のつどい」へ。

 本当は大門実紀史参議院議員が来る予定でしたが、国会開会もあり私がピンチヒッターです。

 砂川市は、土田政巳市議と、中江清美市議の後継として、ほし洋一さんとの2人が市議選挙に立候補する予定です。

 土田さんは29歳の時に市議になり、様々な候補も経験しましたが、議員・候補暦が今年で40年を迎えたそうです。

 いつも温厚で信頼の厚い、土田さんなのです。

 ほしさんは、労働組合などでの活動を通じて、初めての立候補となります。

 お母さんと住まれていて、政府が介護認定の条件を厳しくしたことで必要な介護が受けられない状況を身近に体験していただけに、何としても議会で働かせてほしいと訴えました。

 どこに行ってもそうですが「共産党の議員は、よく勉強している」と、首長さんはじめ多くの方から話されます。

 でも、本当は議員の仕事としてはそれが当たり前。

 砂川市でも、何としても2議席を!との思いになったつどいでした。

 【今日の句】 首相から 学んだ中身 聞いてみたい

2011年1月27日木曜日

元気いっぱい・奈井江町の新春のつどい

 今日は奈井江町の「新春のつどい」。駅前では雪像づくりもしていて、ウサギさんに(勝手に)歓迎を受け(たと思いながら)会場へ向かいました。

 写真でわかるように、今日は晴天!

 気温は低めですが、雪が続いた1月だけに、それだけでも嬉しい気持ちになりますね。

 さて奈井江町では、9期36年も務めた岡村省吾町議から、三浦きみ子さんが党議員のバトンを受けるために活動中です。

 三浦さんは、奈井江商業高校などで家庭科教諭として勤務し、退職後に立候補を決意しました。

 明るく朗らかな三浦さんに、「馬力があるから大丈夫!」と激励の声も飛んでいました。

 私も一言あいさつしましたが、岡村さんから「奈井江の愛好者が多い畠山さん」と紹介されました。

 奈井江町のみなさんには、いつも温かく支えてもらっていて、本当にありがたいことです。

 今日も娘のお土産にと、手作りのおもちゃまでいただきました。感謝!

 北町長から来賓メッセージもあり、民主的な町政に党も力を尽くしている町ですが、三浦さんを議会に送っていただき、住んでてよかったと言える町をつくろう、と私からも呼びかけました。

 合唱やカラオケもあり、元気な「つどい」でした。ちなみに、この写真は私とデュエットをした三浦さんです。

 何を歌ったか?‥‥会場にいた方のみが知る!ということで‥‥。

 天気のように晴れやかな気持ちで会場を後にし、札幌へ。

 このように連日、つどいや宣伝物作成とかが続きますが、体調には気をつけてがんばります。

 【今日の句】 手の棒が 番兵みたい ウサギ像

2011年1月26日水曜日

保育の市場化は、保護者の願いではない

 国会開会で、菅首相の掲げるTPP推進や「税と社会保障の一体改革」は論戦の重要テーマですが、今国会への法案提出がねらわれている別の大問題もあります。

 幼保一体化!

 詳しくはこちらを参照していただきたいのですが、つまりは保育の公的責任が放棄されて「市場化」するということです。

 「待機児童」の多さを理由に、条件緩和と市場化をすすめようとする民主党政権。

 公的責任がなくなるということは、保護者に責任が移されることになります。

 お金は渡すので自分で探してください、ということです。

 別の言い方をすれば、お金のあるなしで保育の質も左右されてしまうということです。

 これが「子ども第一」なのでしょうか。

 貧困と格差が広がるなかで、その是正こそ「政権交代」に込められていたのではないでしょうか。

 書いてるうちに腹が立ってくるような (^^;;) 感じなので、本当に期待を込めて民主党に投票した方は、やっぱり怒りは大きいのだと思います。

 もう大型開発や企業活動優遇ではなく、社会の持続的発展や生活環境保持で家計安定=内需応援の政策に切り替える時だと、あらためて強く思います。

 【今日の句】 前に見た 市場万能 逆戻り

 ※作業のミスで、昨晩にアップされていませんでした。

2011年1月25日火曜日

北海道政も転換を

 毎週火曜日は、党道委員会が札幌駅まで朝に定例街頭宣伝をしています。

 しかし、この雪でうまく場所も取れず‥‥道庁前に移動して、宮内聡国会議員団北海道事務所長といっしょに党の政策を訴えました。

 ご存知のとおり、宮内さんは「道民が主人公の明るい革新道政をつくる会」から、知事選挙への出馬を要請されています。

 文字どおり道内各地をまわって実態を知っている宮内さんだけに、会からも「だから、まかせられる」との要請なのだと思います。

 本人の意見表明はまだですが、とにもかくにも高橋知事のもとで「弱者・地方に痛みを続ける」道政が続いてきたわけで、何としても転換しなければ。

 大型公共事業や大企業誘致は推進する一方で、北海道の基幹産業である農林漁業の関連予算も削られ続けてきました。

 自然エネルギーや観光資源を生かし、地場産業・中小企業を元気にする支援策も、金融面も含めて力強いものでなくちゃ。

 そして、明日の生活が見通せない方が急速に増えているなかで、緊急に生活支援策を拡充することも必要。

 道職員が、道民のもとに足を運び、国政いいなりにならず創意ある政策化ができる環境をつくることも、知事の重要な仕事の一つです。

 高橋知事が、そのような役割を果たしてこれたでしょうか。

 マイクで訴える宮内さんのもとに激励に来られる方もいて、がんばり時との思いを強くする朝でした。

 【今日の句】 タイガーや サルが目立つが 干支ウサギ

2011年1月24日月曜日

札幌市厚別区でも事務所びらき

 昼に団地問題での打ち合わせがあり江別市に行くと‥‥国道12号線の歩道は、こんな感じで雪の壁ができていました。

 向こうから来る人と比べたら、どれだけ高いことか!

 札幌市内を歩いていたら、関係業者の方が「今週は(排雪)トラックは(予定)いっぱいだって」と話すのを偶然耳にしました。

 フル回転で夜中に作業される業者の方も、仕事とは言え大変です。

 主には建設関係の業者さんですが、公共事業削減のあおりもあって経費節減で排雪トラックも例外ではありません。

 借金が膨れるばかりの大型開発型公共事業がいいとは言いませんが、保育所や特別擁護老人ホームなど、市民が切望している社会福祉型の公共事業こそ計画的にすすめ、関連業界にも持続的な安定策を講じていくときです。

 夜には、札幌市厚別区・村上ひとし市議の事務所びらきに参加。

 20人も入ればいっぱいとなる事務所に、次々と支持者・後援会の方が集まり、事務所前にテントまで出しての盛会でした。

 団地・マンションが多い厚別区ですが、転落事故防止柵の設置やゴミステーション補助など、こまめに地域住民の声を議会に届けて実現してきた村上市議。

 数多い実績を、双子の娘さんにこのようにまとめてもらったそうです。すごい!

 昼に出ていたため、夜のニュースでしか菅首相の施政方針演説を聞けませんでしたが、国民の切実な願いに、この首相は目を向けているんだろうかと、大きな疑問を感じた演説でした。

 国会論戦が始まりますが、同時に地域のなかで、切実な願い実現へ私も力をあわせてがんばります。

 【今日の句】 財界と アメリカ向けの 決意かな(首相!)

2011年1月23日日曜日

稚内市も熱気あふれて

 今日は稚内市。党と後援会の「新春のつどい」に参加です。

 稚内市をはじめ、党の現職議員がいる豊富町・幌延町・遠別町・中頓別町も、4月の地方選を迎えます。

 こちらは豊富町の斎藤伸町議会議員。

 豊富町には、私が道常任委員になったばかりの時に町党のみなさんと選挙活動をしたこともあり、個人的には結びつきの強い町でもあります。





 こちらは幌延町の鷲見悟町議会議員。

 酪農をしながらの議員活動は大変のはずですが、「ただ1人の革新の議席」としてがんばると、あいさつされました。





 こちらは遠別町の木村秀雄町議会議員。

 木村さんも農業を営みながらの議員活動。農家が希望を持てる政治になるため、次も立候補する決意だと話されました。





 そして稚内市は、斉藤信義市議から佐藤ゆかり市議予定候補へ、バトンタッチします。

 佐藤さんは私より年下ですが、私が道委員会青年学生部に勤務したときの「先輩」でもあるのです。

 堂々とした決意表明に「私たちもがんばるからね」と、声をかけられていました。

 私からも一言あいさつし、「つどい」は劇や三味線などで華やかに。

 その間に、地区委員長とも「入党の訴え」をしてまわり3人の方が入党してくださることになりました!

 つい先日も入党された方もいたのですが、「民主党にまかせたら日本がダメになる」と共産党に期待をしてくださっていたそうです。

 農林漁業や関連地場産業・中小企業に対する支援を厚くし、地域経済を支えること。

 医療や教育など、地方にこそ重点的な支援をして地域社会を成立させること。

 これらの政策を実施することこそ求められているのに、これまでの「大企業の利益ばかりを支える政治」へ菅首相も舵を切った今、私たちの政策と実行力を多くの方に知ってもらいたい。

 日本最北の地でも、その「熱」は広がっていることを強く実感しました。

 【今日の句】 サロベツの 原野に希望が 響いてる