旧石狩市と合併した旧厚田村・旧浜益村にかかわっても、▼妊産婦検診の交通費助成、▼過疎法にそった加工販売業者の固定資産税減免などのほか、沿岸バスの運行継続にも力を尽くしました。地域に根ざした活動があってこそなのです。
2023年5月6日土曜日
市民に寄りそう3議席へ
旧石狩市と合併した旧厚田村・旧浜益村にかかわっても、▼妊産婦検診の交通費助成、▼過疎法にそった加工販売業者の固定資産税減免などのほか、沿岸バスの運行継続にも力を尽くしました。地域に根ざした活動があってこそなのです。
2023年5月3日水曜日
憲法記念日は平和記念日
札幌・大通公園での「STOP改憲!5・3憲法集会」、憲法記念日にあたっての街頭宣伝にとまわりました。岸田政権の大軍拡・大増税を許さないとともに、憲法の理念こそ生かそうとの前向きな声。憲法記念日は、希望につながる日として位置づけたい。
集会は「戦争させない北海道委員会」の主催。このような共同開催も当たり前のようになってきました。政党からのスピーチもあり、日本共産党は紙智子参議院議員がマイクを握りました(立憲は勝部賢志参議院議員、社民は浅野隆雄道連幹事長)。紙議員は「戦争の準備ではなく平和の準備を」と訴えました。
右翼街宣車による大音量での妨害があるなかでも「大軍拡より医療など社会保障の充実を」(小内浩・道民医連事務局長)、「進軍ラッパで多くの命が奪われた歴史をくりかえしてはいけない」(池田賢太・弁護士)、「生活者やジェンダーの視点で憲法を身近に」(岩本一郎・北星学園大学教授)など力強いスピーチ。大きな拍手で応えました。
その後のパレードは、「戦争したがる政治家いらない」「入管法改正案は廃案」などのコールとサウンドデモに注目が集まりました。このような声を出してのデモは本当に久しぶり。外国人観光客がスマホを向けて写真や動画を撮っている姿も多かったし、とりわけ若い世代に広がってくれたらうれしいですね。
党としての街頭宣伝は札幌市北区にて、紙議員と長屋いずみ札幌市議とでおこないました。多くの方が駆けつけてくださり、2期目が始まったばかりの長屋市議にも「がんばろうね」と声がかかっていました。
わが家の小学6年生の子が学校で憲法の三大義務を習ったという話を皮切りに、私は「本当に憲法を守るべき義務を負っているのは天皇や国務大臣、国会議員など」と、99条にも触れてスピーチ。基本的人権や平和主義など、大事な憲法を守り生かすことこそ政治家の仕事のはずです。
国内外に大きな被害を与えた侵略戦争の反省と教訓から、平和と自由、基本的人権をはじめ民主主義を保障する今の日本国憲法ができました。だから憲法記念日は平和記念日であり、自由記念日であり、民主主義記念日。今日は憲法を学びながら、あらためて希望を確認しあう日なのです。
岸田政権の危険性が、だんだんと浮き彫りになっています。新たな決意で、今日の集会のように多くの方と力をあわせていきたい。
【今日の句】新緑と青空 憲法カラーかな
2023年5月1日月曜日
第94回メーデー万歳
道労連(北海道労働組合総連合)の大規模メーデー集会は実に4年ぶり。桜が彩る札幌中島公園で、元気よく要求の声があがりました。参加は1200人、その後のデモパレードは若い世代が先頭を行き、自分自身の言葉でアピールしながらの行進でした。
日本共産党は紙智子参議院議員が「要求こそ社会を動かします」とスピーチ。党札幌市議団とともに私も壇上に並びました。
道生連や医労連、自交総連・農協労連と続くスピーチでは、物価高騰のなかでの生活の苦しさ、コロナが5類になっても変わらない医療・介護現場の緊張や疲労、タクシー運転手や酪農家の切実な実態など怒りの声が次々。
「私の要求決め台詞選手権」コーナーでは、「先生増やして」「定時に帰りたい」「最賃1500円」などの「決め台詞」に参加者からも大きな拍手。労働者みずから声をあげることを大事にしてきた、道労連の「こだわり」を学びました。主役は参加者1人ひとりです。
久しぶりの大規模集会は、準備の時から大変なことだったと思います。「たたかう労働組合のメーデー」の伝統とともに、新しい世代が一体感をもって参加できるような企画やスローガン、市民へのアピール方法なども議論を積み重ねてきたのだと思いました。
連合のメーデー中央大会には岸田首相が来賓として出席し、「賃上げの機運を盛り上げたい」「三位一体の労働市場改革を」「新しい資本主義を力強く前に進め」るなどと、あいさつしました。労働者のリアルな実態は、首相に見えているでしょうか。
派遣労働を広げ非正規雇用と低賃金を増やし、多くの若い世代がまともな生活ができない日本にしたこと、一方で大企業の内部留保が大膨張するほど税制をゆがめたこと--この財界・大企業優遇の自公政権を代えることこそ、掲げられた要求を実現する道だと広げていきたい。
ともかく、集まって声をあげることは元気になりますね。メーデー万歳。
【今日の句】連帯し たたかうメーデー ここにあり
2023年4月30日日曜日
悪いことを何かしたのか
秀でた経済学者であり、日本共産党の大先輩である野呂栄太郎の没後89周年墓前祭・碑前祭がおこなわれました。今日は野呂が生まれた日で、生誕123年の記念日でもあります。
例年は野呂が亡くなった2月19日に実施してきましたが、冬の悪天候の心配や除雪の労苦などもあり、今年から4月実施に変更。暖かく穏やかななか多くの方が参加され、野呂の業績を称えつつ死を悼みました。
長沼村(当時)で開拓農民の両親のもとに生まれた野呂は、義足のハンデを負いながら剣道や射撃に取り組み、また慶応大学に進むなど才能を発揮させてきました。学連の代表委員に選出された後、治安維持法のもとで卒業論文を没収されるなど厳しい弾圧を受けました。
産労所員として日本資本主義の歴史的発展について一連の論文を発表し、日本資本主義発達史の刊行、日本資本主義発達史講座の刊行準備へと力を注ぎます。一方で、1930年には日本共産党に入党していたことは確認されており、党活動にも尽力しました。
1933年11月にスパイの手引きによって逮捕され、激しい拷問のもとでも調書を拒み続けましたが翌年2月、北品川病院で33歳10ヵ月の生涯を閉じました。当時の日本軍国主義の残虐さに、あらためて糾弾の思いをぶつけたい。
碑前祭の閉会あいさつで日本共産党の薮田亨・長沼町議が、野呂が伯父にあたる故横路孝弘・元衆議院議長から伝え聞いたエピソードを紹介していました。野呂の妹であり、横路さんの母である美喜さんのことです。
横路さんが小さかったころのある夜、美喜さんが寝言とは思えないほどの声をあげたそうです。「兄が、悪いことを何かしたのか」。一夜だけでなく、何度か聞いたとのこと。年月を重ねても野呂の死を受け入れられない、無念の思いがひしひしと伝わってきます。
大先輩の不屈のたたかいがあったからこそ、今の日本共産党があります。野呂はまた、科学的確信とともにヒューマニズムも兼ね備えた大先輩でもありました。33歳の若さで、これだけの人生を送っただなんて。
いつも墓碑を前にして野呂の生き方に学び、決意を新たにしてきたつもりですが、まだまだ足元に及ばないと自省の1日でもありました。岸田政権の大軍拡・大増税路線に歯止めをかけて、平和と自由・民主主義の日本へ、しっかり野呂へ報告できるようにがんばらねば。
【今日の句】魂を継いで 歴史もまた前へ