2024年1月27日土曜日

共闘を前へ進めるためにも

 今日は札幌市豊平区の党と後援会「新春のつどい」、道行政書士会の賀詞交換会などへ。豊平区では伊藤りち子・道3区予定候補と池田由美市議とであいさつにまわり、来賓として「戦争させない市民の風・北海道」の山口たかさんが来てくださいました。政治を変える力は、やっぱり「市民と野党の共闘」です。

 山口たかさんは、昨日のスタンディングで掲げたプラスターを持参されてのあいさつ。ちょうど通りかかった右翼の街宣車が、プラスターの「さようなら マッチョ政治」に反応して罵倒の言葉を投げかけていったとのこと。「よっぽど痛いところを突かれていたんですね」と、たかさんの言葉が本質だろうと思います。

 マッチョ政治の象徴と言える自民党が、利権まみれの裏金疑惑で右往左往しているのも、その象徴だと思います。カネと利権で結びつき、権力を使って便宜をはかる、そんな構造にこそメスを入れなければ。裏金疑惑への怒りは、そう簡単には収まりません。

 岸田政権への追及・批判とともに、希望が見える訴えもしていきたい。先日、街頭宣伝をしていた党員に対して、「自民党がひどいのはわかっている。共産党がどうしたいのか、もっと話した方がいいのでは」との声がかかったとか。それだけ社会全体が、ゆきづまっている証拠なのだと思うのです。

 定数1の小選挙区で勝利するには、市民と野党の共闘が欠かせません。日ごろから「自民党政治を変えよう」との世論が広がれば、必ず政治も社会も変わっていきます。国会前での「野党は共闘」コールに、党として応えた激動の2015年を昨日のように思い出します。

 共闘を前へ進めるためにも、日本共産党の躍進を。明日もがんばります。

 【今日の句】新しい政治は いつも草の根から

2024年1月26日金曜日

小選挙区・道8区で予定候補を発表

 いっしょに議席をめざす、新たな小選挙区予定候補が発表されました。選挙区は道8区(渡島・桧山)で、本間勝美・元函館市議が挑みます(写真は本人フェイスブックから)。

 議員経験をもつ試され済みの論戦力と、どこにでも駆けつける行動力は誰もが認めるところ。昨年の核兵器禁止条約第2回締約国会議にも、日本原水協代表団として参加しています。国政の場で活躍できる即戦力です。

 能登半島地震では、国内の観測史上と言えるほどの地盤隆起が確認されました。これが原発を直撃したら、一体どうなっていたのか。海を挟んだ向こう側に見える大間原発の建設反対を、市民とともに声をあげてきたのが本間さんでした。

 コロナ禍では、函館市議団とともに何度も市に対する要請をおこないました。何より「ホンマップ」(本間+マップ)と呼ばれるほど、函館市はじめ道南地方の地理と歴史に明るい本間さん。小選挙区でも勝利をめざすし、北海道での比例議席奪還へと、力をあわせて私もがんばります。

 今日は札幌市西区の党と後援会「新春のつどい」。大正琴にあわせて歌声も響き、会場いっぱいに笑顔が広がりました。田中啓介市議とあいさつにまわると、次々と「がんばろうね」とあたたかい激励と握手。ありがたい限りです。

 今日から通常国会も始まり、党国会議員団総会では田村智子・新委員長が初めてのあいさつをおこないました(こちら)。自民党の裏金づくりについて「真相解明なくして政治改革はありえない」と、ウソが許されない証人喚問を求めていくと強調しました。北海道でも世論を広げていきます。

 【今日の句】裏金を 許さぬ波状の 世論へと

2024年1月25日木曜日

引き続き暴風雪にご注意を

 暴風雪の北海道。わが子の通う小学校も臨時休校となり、たまたま今日が休みの私は雪かきの1日に。顔に当たる雪が痛いほどの暴風で、近所では枝が折れた街路樹も。今後も全道的に注意されてください。

 ところで、小学校休校での家庭学習はタブレットを使ってのものでした。この間は、自分たちで広告チラシをつくる授業もあったとか。小学校は基礎学力を身につけるだけでなく、ICTスキルも習得する今の時代。楽しそうにやっているようですが、負担とならないような配慮も必要ですね。

 能登地方の天気はどうなのか、心配になります。まだ停電・断水が続いている地域や、疲れがたまっている方々にとって、雪や寒さは例年以上に堪えるはず。日本共産党に寄せられた募金は1億円を超え、全額を被災地へと届けています。引き続き、ご協力をお願いします(こちら)。

 明日から通常国会が始まります。首相の所信など政府4演説は30日にずれこみ、まず29日に衆参予算委員会で「政治とカネ」問題の集中審議がおこなわれます。正しくは「自民党とカネ」問題だと思いますが、派閥解散で幕引きなどと許さず全容解明をとの世論を広げたい。

 【今日の句】あの夏と比べ どっちも勘弁だ

2024年1月24日水曜日

ラピダス礼賛でいいのか

 労働・経済・農業など、国の出先機関に要請へ。小選挙区予定候補(3区・伊藤りち子、6区・おぎう和敏、9区・たつの広志)も各地の実態を持ち寄り、少しでも前進をと訴えました。本省での検討にかかわることが多いので十分な回答とはなりませんが、このような積み上げが何より大事です。

 時間の制約もあるため要請項目は絞って、その中心は以下のとおりです。

 ▼労働局:非正規ワーカーの待遇改善、賃上げが進むよう中小企業の支援、など
 ▼経済産業局:中小企業への支援強化、ラピダスに関した把握と説明、「核のゴミ」処分場選定の見直し、など
 ▼環境事務所:ラピダスに関した把握と説明、気候危機対策の推進、公正な再エネ事業と問題事業への規制強化、など
 ▼運輸局:バス事業者への支援強化、マッチングアプリを用いたライドシェアへの懸念、トラック輸送の適正運賃・適正賃金、など
 ▼防衛局:道内の弾薬庫新設中止、自衛隊への個人情報提供の撤回、オスプレイの演習を実施しないこと、など
 ▼農政事務所:酪農家支援、水田活用交付金見直しへの柔軟な対応、食料自給率向上を明確にした「基本法」改正、など

 千歳市での工場建設が進むラピダスについてだけ、今日は記しておきます。

 昨年末に成立した補正予算では、ラピダスへ5900億円もの補助金が使われます。多額の税金を投入する以上、契約上は事業者(ラピダス)と自治体(千歳市)といえど、計画などを明らかにして国民の不安や疑問に答える責任が国にはあります。

 昨日23日付け「しんぶん赤旗」では、半導体大手であるキオクシア四日市工場の由来と思われる、国の暫定指針値から2・6倍となる有機フッ素化合物(PFAS)が排出されていると報じました。これを調べたのは市民グループですので、きちんと事業者や国・県において実態についての解明や説明責任が問われています。

 今日も環境事務所からは「PFASやPFOAは注視していくし、必要なことは意見していく」とありました。しかし、ラピダスにおける水質モニタリング計画などは、まだ明らかになっていません。環境省では2023年に、全国1133ヵ所でPFASなどの水質調査を実施していますから、定点観測とともに必要と認めた箇所でのモニタリング調査は実施してほしいのです。

 経産局には、新たな半導体の需給動向についても問いました。昨年の政府要請の際に本省へ尋ねた際は、民間同士の契約なので明らかにできない部分があるとの回答でした。しかし、販売や流通の契約が不明なままで多額の税金を投入するのは筋がとおりません。そこで今日も聞くと、昨年に本省から聞いた状況から大きな動きはないような回答でした。

 ラピダスは、来年4月には試作ラインの稼働をめざすとしています。大量のエネルギーを必要とする本格始動は再エネでまかなうとしているが本当に可能なのか、道央一極集中による地域の空洞化につながらないか、など課題は多い。自然環境を壊したり地域経済をゆがめたりすることがないよう、道民目線でのチェックが必要です。

 能登地震への支援とともに、災害に強い国づくり・地域づくりにこそ重きを置きたい。そうなると中小企業や農林漁業といった地域に根ざした産業や、社会保障・公共交通の維持・保全は欠かせません。引き続き訴えていきます。

 【今日の句】明日の朝 積もった雪を 見るこわさ

2024年1月23日火曜日

それで国民は納得するか

 本当に裏金疑惑の責任を感じているなら、真相解明と企業・団体献金をやめることではないのか。北海道でも堀井学衆議院議員や橋本聖子参議院議員は2000万円超、知事だった高橋はるみ参議院議員も還流を認めています。お茶を濁すような派閥解散で、国民が納得すると思っているのでしょうか。

 業者は1円の単位まで申告漏れが許されず、庶民の生活は重い税金・保険料につぶされそうです。それなのに政治家は、1000万円を超える不記載等があっても訂正すれば許されるなんておかしい。「しんぶん赤旗」のスクープがなければ、今も裏金づくりは続いていたはずです。

 辞職願を出した谷川弥一衆議院議員は、大臣になるにはカネを集めることが必要だったと、あけすけに語っていました。大臣になって、何をしようとしていたのでしょう。浮かび上がるのは利権がらみの政治の構図。だから、パー券も企業・団体献金同様に「賄賂性」を帯びたものになるのです。

 安倍派幹部はじめ、そろって自民党議員は「知らなかった」「秘書(または事務局)がおこなっていた」と口をそろえました。政治家が承知しないなかで、高額の裏金が動くものなのでしょうか。政治家自身も、パー券の販売ノルマと販売数を知っているでしょうから、その差額はどうしたのか確認できるはずです。

 派閥が解散しようが、これで幕引きとさせない世論を広げましょう。まじめに働き税金を納めている国民が貧乏くじを引くような、理不尽で不公正な日本を変えましょう。

 今日は原稿書きや明日の要請準備など、デスクワークの1日。明日は国の出先機関へ要請です。

 【今日の句】結局は カネと利権は 温存か

2024年1月22日月曜日

日本が核廃絶の先頭に

 核兵器禁止条約が発効3年、早く日本も批准を! 被爆者と日本国民が何十年も世界に訴えて実現した悲願の条約なんですから、日本政府が喜んで参加していくべきです。

 朝の定例宣伝でも触れ、道原水協の宣伝でもスピーチさせていただきました。世界では核兵器保有国は少数で、ASEANやグローバルサウスの国々が重要な外交的位置を占めてきています。核兵器禁止条約も、この間の世界の構造変化を象徴しています。

 日本が米国いいなりから抜け出して、軍事力に頼らない外交を強めることは、国際的にも歓迎されるのではないでしょうか。平和憲法を持つ日本こそ、主体的な外交と対話の努力をおこなう位置にいるはずです。だから日本が変われば、もっと世界は変わっていく。

 日本政府が被爆者援護の責任を果たすうえでも、核兵器禁止条約に参加するべきです。条約は禁止などの規定だけでなく、援護にかかわる内容があるからです。被爆者に対する医療の蓄積などは、国際的にも求められています。

 今日の宣伝でも「被爆者を線引きしないで」とのスピーチがありました。被爆者の平均年齢が上がっていくなかで、今こそ日本政府としての責任を果たしてほしい。北海道からも訴えていきます。

 深川市党と後援会の「新春交流会」に足を運び、深川のみなさんと久しぶりにゆっくりと交流。宮城県や石巻市に縁のある方々もいて、楽しい時間を過ごしました。数々の手づくり料理も美味しい。米どころの深川らしく、抽選の景品はお米でした。

 金集めのパーティーなどをせず、自前で財政をつくりながら草の根の力を大きくする。これが日本共産党の力なんだと、こういう機会に実感できるのです。「今度こそ議席を」との激励もいただき、私も心ひとつにがんばります。

 【今日の句】被爆者の 願い叶える 政治こそ

2024年1月21日日曜日

クリーンな政治を今こそ

 今日は札幌市清田区・厚別区・東区へ、党と後援会の「新春のつどい」をまわりました。合唱に漫才、抽選会などに笑顔が広がり、たくさん元気をいただきました。

 清田区では伊藤りち子・道3区予定候補と吉岡弘子市議、厚別区には佐藤綾市議、東区では太田秀子市議・平岡大介元市議に前道議の宮川潤さんも参加。楽しく交流もできました。

 札幌市は高齢者の敬老パスを上限2万円に引き下げ、代わりに歩くことでポイントをつける新制度を導入しようとしています。各区の説明会では「改悪じゃないか」と意見が噴出して、今日も各市議から報告がありました。

 昨年は冬季五輪招致を断念に追い込み、長年の運動と論戦で18歳までの医療費無料化を実現できました。日本共産党市議団が果たしている役割は大きいし、今度は衆議院の議席をとの訴えにも「そうだ」の声があがりました。この期待に応えたい。

 どこでも自民党の裏金疑惑に対する怒りが大きいのです。私に会うなり「何千万円もの金を、いったい何に使ったのか。もう自民党はダメだよ」と声をかけた方は、かなり立腹の様子。派閥を解散したくらいで収まるはずはないし、何より真相解明とパー券を含め企業・団体献金の禁止にこそ踏み込むべきです。

 ところで今日は京都市長選挙の告示日。日本共産党は、弁護士の福山和人候補の勝利に力を尽くします。争点である「クリーンな政治」については、「金を集めるのでなく、市民の声を集める」福山候補に期待が広がっているとのこと。

 今回の結果は、京都市民はもちろん、国政へ与える影響も大きい。こちらもお読みいただき、京都市へ知人・友人などいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】潔く 裏金議員は 退場を