2022年9月17日土曜日

草の根の力を強く

 思わず「平和は眠りを許さない」(宮本百合子)という言葉を思い出した、今日の党創立100周年記念講演。革命は1日にして成らずとも、深まっている自民党政治の矛盾。日本社会を変える党を強く大きく。背筋が伸びる思いで、志位委員長の講演を聞きました。

 こちらで視聴できます。2時間を超える長い講演ですが、だからこそ日本共産党の過去も未来も、よくわかります。

 日本共産党が前進しようとすれば、抑え込もうとする力が働く。私が入党した時からも、そのくりかえしでした。瞬間的に前進することはあっても、やっぱり根本の力を強くしないと、安定的な前進にはつながらない。ここを突破しなければ。

 日本共産党の強みは、地域・職場・学園に根を張った党だというところ。どの支部も少しずつ大きくできれば、日本全体ではダイナミックな変化につながります。そこまで先輩たちが築いてきたことを、もう一回り大きくする仕事に私もがんばりたいです。

 【今日の句】目を覚まし ひとふんばりを 夜明けまで

2022年9月15日木曜日

それでも五輪招致か

 「東京踏まえ再考すべきだ」(「毎日」社説)。KADOKAWA会長も贈賄容疑で逮捕されたのに、JOCは検証しようともしません。不正をそのままに招致活動を続けても、札幌市民の理解は得られないのではないでしょうか。

 そもそも多額の大会運営費など、市民の心配は尽きません。2030年に歩調をあわせて、札幌新幹線の札幌延伸や駅前再開発、都心アクセス道路などの大型開発事業も乱発されています。それだけの財政支出とともに、その後の維持費などを本当に負担できるのか。

 なにしろ市民の支持も、市の調査でさえ賛成派は50%を超えた程度。「道新」では反対の方が多数でした。住民投票にも背を向けて、汚職の解明や経費負担の説明責任を果たさないで、支持が広がるはずもありません。

 党道委員会と党札幌市議団は3月、2030札幌五輪招致をとりやめる声明を発表しました(こちら)。まだ汚職事件は浮き彫りになっていなかったものの、五輪が商業主義に陥ってきたことを指摘しています。声明では「このような深刻な問題に目をつぶったままでは、同じような問題が噴出し続けます」とも強調しました。

 アスリートが練習の成果を存分に発揮し、その懸命な姿や人間の可能性に、多くの方が感動を覚えます。スポーツ文化の発展や、多くの市民のスポーツ参加にもつながるでしょう。札幌市が本気で招致したいなら、これほど五輪が汚されたことに怒りを示して、JOCに全容解明を求めるべきではないのでしょうか。

 ともかく、招致の再考・見直しや、あらためて住民の意思を問う機会が必要です。来年の地方選も大事な機会となります。汚職にまみれ、市民不在と巨額経費の五輪にモノ言う日本共産党への応援をお願いします。

 【今日の句】全容の 解明なしに 招致なし

2022年9月14日水曜日

いっしょに展望を

 党創立100周年記念講演が迫ってきました。こちらで視聴できます。17日(土)13:00開始で、いろんな企画など重なっている方は後ほど、ご覧ください。志位委員長が党の歴史と綱領について縦横に語ります(講演レジュメはこちら)。

 そして、この機会に日本共産党の党員として、いっしょに活動しましょう。こちらの入党の呼びかけも、ぜひお読みください。自分自身の幸せと、社会進歩を重ね合わせる生き方として入党をお考えください。

 私も今年で入党31年。こつこつと草の根の活動をと思っていましたが、いろんな出会いや巡り合わせがあったとはいえ、よもや国会議員になろうとは思ってもいませんでした。じゅうぶん責任を果たせていないものの、道内各地の党員・後援会員のみなさんと力をあわせてがんばっていきたい。

 日本にも北海道にも、大きな条件や可能性があります。税金の集め方や使い道を民主的にできれば、くらしや地域社会・地域経済も持続的に支えられます。もうけ最優先という資本主義の原理が、どれだけ日本社会をゆがめていることか。きっと展望が見えてくるだろう志位委員長の講演を、ぜひご視聴ください。

 【今日の句】支持率も つるべ落としの 秋となり

2022年9月13日火曜日

自民党・東衆議らが、統一協会関連団体へ支出

 今日から第3回定例道議会。党道議団(真下紀子・宮川じゅん・菊地葉子)と、開会にあたっての宣伝もおこないました。物価高騰や「国葬」・統一協会の問題はじめ、論戦すべき課題が山積です。国政の枠から出ようとしない、鈴木知事の姿勢も問われています。

 つい先日、「国葬」には公費で参加することを表明した鈴木知事。道議会でも議長が出席したいと議会運営委員会に申し出て、その日を「休会」にするとされました。党道議団は議運に議員を出せていないため、記者会見をおこなって「弔意の強制」にもあたり、全会一致でもない休会に反対の意思を示しています。自民会派の議員による「黙ってろ」ツイートに批判が寄せられても撤回しないなど、まさに国民無視と強制の姿勢が次々と出ています。

 統一協会問題でも、党道議団の調べで新たな事実がわかりました。自民党道議の政務活動費支出を調べたところ、現職道議3名と元道議の東国幹衆議院議員による、統一協会関連団体(旅行会社)への支出があったのです。政治家が統一協会の広告塔になってはならないと、道議団は議長に議会としての調査を申し入れました。

 そして、くらしと経済、農林漁業で悲鳴があがっている物価高騰。本格的な支援をおこなうべく政府の具体化が遅いため、不安や不満は積もりに積もっています。道は補正予算で一定の支援をおこないますが、国に対しても強く声をあげていくべきです。貨物のためだけに残そうという鉄路、ロシアとの安全操業、間もなく2年を迎える「核のゴミ」調査など、たくさんの課題があります。

 党道議団は前回の選挙で1議席減らし、会派要件を満たせなくなりました。1議席あるかないかで、議会運営上も質問の機会という点でも大きな違いがあります。来年の道議選では必ず4議席以上へ、道政や道議会の現状を知らせていくことに私も力をあわせていきたいです。

 【今日の句】ずぶずぶの 癒着を自民 ただせるか

2022年9月12日月曜日

原発に頼らない道を

 道原発連による定例宣伝に参加。原発のない日本と北海道を、そして「核のゴミ」押しつけを許さない世論をと呼びかけました。寿都町・神恵内村での文献調査も間もなく2年となり、次の概要調査に進むのか止めるのか、大事な時期にさしかかります。

 地層処分という方法も、地震大国・日本で適切な処分方法なのか。いち自治体が処分地となることを認めても、何か起きた際の被害は全道規模になるだけに、いち自治体に金を積んで決着させるような過程も見直すべきです。

 「泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会」は、鈴木知事あてに、これ以上調査を進ませないためのオンライン署名に取り組んでいます(こちら)。概要調査に進む時には知事の同意が必要なだけに、ぜひ署名にご協力ください。

 「核のゴミ」を押しつけながら、岸田首相は原発を新増設することを表明したばかり。新たに出る「核のゴミ」について、管理・処分や責任を、どう考えているのでしょう。参院選で民意に問わず、いきなり方針化するプロセスも認められません。

 原発事故直後、北海道へ避難されてきた方々の苦しみや不安の声を聞き、また放射能をめぐって家族や知人・友人、地域で分断が広がった話もうかがいました。寿都町でも「核のゴミ」をめぐって分断が起きました。それでも原発推進なのかと腹立たしい。

 研究者・専門家の努力や国民合意が広がるなかで、原発に頼らない省エネ・再エネの道は見えてきています。大事なのは世論。広がるように、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】原発を やめる世論は 署名から