2021年10月23日土曜日

切り込む議席は共産党

 週末は札幌市内、雪の積もった手稲山を見ながらスタート。雨が降ったりやんだり寒さのなかでも19ヶ所、何としても「比例は日本共産党」をと、日本共産党の議席の力を訴えてまわりました。

 私が当選した時に持てた議案提案権で、提出したのは政党助成金廃止や企業・団体献金の禁止法案でした。汚いカネにまみれない日本共産党だからできたことだと、誇らしく思ったものでした。だからこそ切り込める問題があるのです。

 その1つが新幹線トンネル工事の有害残土問題。北斗市で環境基準を大幅に超えるヒ素などが出たのに、市民や市議会にも報告されないでいました。鉄道運輸・機構へ出向いて「工事を中止して全調査を」「再び隠すことなどないように」と訴えましたが、八雲町で同じように隠されていたのです。

 こういう問題にも切り込めるのが、日本共産党ならではなのです。財界寄りの政党では、こういう仕事はできません。手稲区では市民のみなさんが「命と健康を守れ」と有害残土の押しつけに反対する運動をしてきて、ここでも一致点を大切に、私や佐々木明美市議も力を合わせてきました。

 そもそも北海道の地質を考えれば、有害残土が頻出するのは当然です。新幹線の札幌延伸は需要予想も楽観的で赤字になることが必至だし、こういう問題も含めてトンネル工事をいったん止めて延伸中止も含めた再検討が必要ではないのか。残土問題も、どこかに押しつけて済む話ではありません。

 もともとは2030年度末開業という無理な日程があるから、不都合なことは隠し、どこかに押しつける結果になるのです。この根本から見直すべきだ。少なくとも、住民合意なき有害残土の押しつけはすべきでなく、そのために国へ反映していく議席を勝ち取らせてほしいと訴えました。

 さて、明日は小池晃書記局長が来札です。12:00~札幌駅南口(佐藤水産前)です。お聞きください。

 【今日の句】みそ汁の湯気に 一瞬ホッとする

2021年10月22日金曜日

寒さを超える熱気

 どこの町でも「がんばろう」と力強い激励。農協職員さんも出てきてくださり、山添拓参議院議員まで東京から駆けつけていただき、本当にありがたい。ますます訴えにも力が入ります。

 今日は江別市から新篠津村・当別町・石狩市、夕方からは小樽市・余市町へ入りました。農林漁業や新幹線トンネル工事の有害残土、並行在来線、原発と「核のゴミ」など、たくさんの課題に直面している地域です。

 コメの一大産地である新篠津村や当別町。石狩市でも農協訪問の際に、今年だけでなく来年も米価が下がる心配の声を聞きました。株価が下がれば買い支えるのに、米価が下がっても買い支えない政府の対応に、農家が悲鳴を上げているのです。

 政府の買い入れと市場隔離、そしてミニマムアクセス米だって、もう見直しの議論をするべきです。輸入米を売れば米価下落に拍車がかかるため、税金を使って保管しっぱなしとは、貴重な税金のムダ遣いにもなっているのではないのか。

 山添議員が「私が当選した直後の臨時国会で、北海道の農林漁業を守れとTPPの論戦に立っていたのが、はたやまさん」と押し上げていただき、あらためて身が引き締まりました。北海道の声を届ける議席を、再び勝ち取らなければ。

 小樽市では、公示前に聞いた三角市場や都通り商店街での声も紹介しました。もう一度、持続化給付金や家賃支援金を、そして、どの店も見捨てることなく等しく支えるうえでも消費税減税を!

 これまでも拓銀破綻やマイカル問題など、何度か苦難に見舞われた小樽ですが、そのたびに地域の結びつきの強さで乗り越えてきました。現場で語り合えば必ず出てくる知恵や展望を、国も後押しできるようにしていきたい。

 すっかり暗い余市町ではライトの準備までいただき、エールの声も大きい! 支えられているありがたさを胸に、明日も元気に訴えます。

 【今日の句】勢いは 末広がりに また明日も

2021年10月21日木曜日

安心して働ける日本に

 鉄の町・室蘭市の朝はいつも早く、工場門前でのあいさつから。窓を開けて手を降る方の姿もあり、励まされます。その後は登別市・白老町・苫小牧市・千歳市で訴えました。

 室蘭市は鉄鋼関係、白老町と苫小牧市は製紙工場、苫小牧市や千歳市は自動車関連はじめ製造業の大企業が立地している地域。思い出すのはリーマンショック時に、苫小牧市での工場門前で派遣切り許すなとの宣伝をおこなったことです。

 工場に入る労働者は自動車出勤で、多くは右折して道路を横断していきます。そこで必ず一定時間停まるし、停車の列もできます。その1台1台の窓をノックし、運転手さんにチラシを渡すのです。何としても労働者を守る情報を届ける、連帯をつくりあげる労働運動の不屈さに学ばされました。

 労働者1人1人は、とりわけ大企業では企業側とは対等の関係にはなれません。だから憲法でも働く仲間の団結権や、労働組合をつくる権利が保障されています。労働組合を敵視するような企業があればそれ自体が誤りですが、実際は労使協調路線であったり、いろんな分断や懐柔策があったりします。労働運動にも、さまざまな歴史がありました。

 そのような経過がありながら、市民と野党の共闘が前進していることは本当に歴史的。総選挙の結果はどうなろうとも、しっかり前進していけるはずです。その前進に、私も誠実に取り組んでいきたい。今日はとりわけ連帯の気持ちを込めながら、内部留保も活用して賃上げ・正社員化、下請け企業との公正取引など、大企業の役割を果たすべきとマイクを握りました。それらが消費の拡大にもつながっていくはずです。

 午前中は晴れていたのに、昼から再び冷たい雨に見舞われました。それでも多くの方が駆けつけていただき、本当にありがたい。訴えにも力が入ります。いろんな世論調査は出ているけど、まだまだ比例議席を勝ち取れるまで届いていません。「比例は日本共産党」と、しっかり明日も訴えていきたい。

 【今日の句】今でこそ 内部留保の 活用を

2021年10月20日水曜日

観光地の灯を消さない

 今朝は岩渕友参議院議員・党函館市議団や本間かつみ党地区副委員長と、函館朝市の訪問から。驚くほどシャッターが閉まり、閉店・空きスペースが増えているのに胸を痛めました。当面は持続化給付金・家賃支援金が絶対に必要だし、さらに突っ込んだ観光業施策を急がなければと痛感しました。

 「毎月毎月、閉店が続いている。しばらく観光客が来なければ、私も2~3年続けられるかどうか」「飲食店はテイクアウトなどできても、観光関連は人が動かないと厳しい」との声のほか、「大変不本意ですが閉店することになりました‥‥表舞台からは暫くは消えますが また復活させたい思いです」との張り紙もあり、食堂に育った私としては胸が締め付けられるような思いでした。

 コロナ禍で業者からの要望を聞くたび、無力感に襲われることも少なくありません。明日の日銭が必要なのに、それが手に入らない。野党だからなのか、与党となっても、すぐ明日に実現できるのだろうか‥‥と思いが巡るのです。しかし、下を向いている場合ではない。私の決意も伝えながら「いっしょにがんばります」と話しながらまわりました。

 秋の嵐に襲われた北海道でしたが、何とか札幌行の飛行機は飛び、志位委員長を招いた街頭演説へ。悪天候にもかかわらず多くの方が駆けつけてくださり、本当にありがたい。市民の風・北海道の山口たか共同代表からの「はたやまさんには、国会でがんばってもらわないといけない」との言葉も、本当にありがたく思いました。

 小選挙区5区の橋本みか候補、伊藤りち子比例候補も迫力十分。私も函館朝市の声を紹介して、何としても議席を勝ち取る決意を訴えました。志位委員長から「4年間、北海道をくまなく歩いて政治家としてパワーアップした」との激励や、政権交代への熱い思いも隣で聞いていて、いっそう身が引き締まりました。

 JRが運休になったためバスに飛び乗り、洞爺湖町で選挙カーと再合流し、伊達市・室蘭市とまわりました。マイクを握る前に、洞爺湖観光協会などで聞いた話も思い返しました。有珠山噴火から温泉街が復興する、そのシンボルとなったのが毎夜の湖上花火。それがコロナ禍で中断となっても「必ず、また花火を上げる」との熱い思いに応えなければと思ったのです。

 大々的な観光旅行への不安は根強いものの、隣接地域同士での観光や、学校・町内会行事など、できることへの支援が強められれば。地域ごとの特色を生かす点からも、地方自治体への臨時交付金が喜ばれたような同様の仕組みも必要だと思います。大量の外国人観光客依存から、持続可能な観光業への議論も進めたい。高齢者・障害者も安心して観光ができる「やさしい観光」づくりも、私の持論です。

 観光基本法は第1条の冒頭に、観光は国際平和と国民生活の安定のうえに成り立つものとされています。侵略戦争の反省から、観光は平和産業と位置づけられたのです。単なる消費としての観光業でなく、自然や文化、歴史や人情に触れて人として一回り豊かになれる、そんな観光業をめざして、どんどん提案していきたい。

 【今日の句】人情と ふれあい消さぬ 政治へと

2021年10月19日火曜日

この声を胸に

 いよいよ政権交代へ、やりがいある総選挙がスタート! 私は札幌市・第一声の後に函館市へ飛び、12日間かけて道内各地で「比例は日本共産党」を訴えてまわります。必ず北海道での比例議席奪還へ、燃えに燃えてがんばりぬきます。

 第一声には市民の風・北海道の川原茂雄共同代表が駆けつけていただき、政策協定・政権協力もできたなかで政権交代をとの訴えに続き、「4年前に畠山さんの議席を失ったことは痛恨の極み。比例は日本共産党を」と呼びかけてくださったことは、本当に感謝しかありません。しっかり期待に応えたい。

 紙智子参議院議員・伊藤りち子比例候補も訴え、私からは道内で聞いてきた声と思いを、できる限り盛り込んでの第一声。青年学生後援会からもらった「はたぴー」入りの手作りタスキに、たくさんの願いが手書きで寄せられていることも紹介して、「この声を必ず国政へ届けたい」決意を述べました。

 「最低賃金1500円! 子どもを大切にする国に!」「青年の声を聞いて行動してくれるはたぴーを国会に再び送りたい」「今までの努力や草の根の運動が実を結ぶ時がきました!」などなど、昨日も1つ1つのメッセージを読みました。この声を胸に、最後までがんばろうと心に誓いました。

 函館市での第一声にも多くの方が駆けつけて、「がんばろうね」と声をかけてくださる笑顔が本当にあたたかい。途中から雨にもあたりましたが、負けない勢いで訴え続けました。家のカーテンを開けて、子どもと演説を最後まで話を聞いてくださった母親がいたのですが、地元の党員・後援会員の誰もつながりのない方だとか。

 コロナ禍を経験して、今の政治に疑問を持っている方は必ずいるはず。新しい政治の姿は市民と野党の共闘にこそあるし、政権交代への確かな力は日本共産党にこそあります。堂々と「比例は日本共産党」と訴えていきたい。

 明日は函館朝市をまわった後に再び札幌市へ、志位委員長の来札にあわせた街頭演説を昼におこないます。12:00~札幌市・赤レンガテラス前ですので、お昼休みに時間のある方は、ぜひ足をお運びください。

 【今日の句】4年間 聞いた願いを 掲げてく

2021年10月18日月曜日

農林漁業・食料生産は命の土台

 公示前最終日は日高管内へ。「必ず勝とう」など次々と声がかかり、商店から出てきた店主さんからも「がんばって」と激励をいただきました。明日からも力いっぱい「比例は日本共産党」と訴えていきます。

 地方切り捨ての自公政治に、とりわけ日高管内は苦しめられてきました。JR日高本線は廃線とされ、日高町立門別国保病院や新ひだか町の2町立病院は再編・統合を迫られ、まるで日高に住むなと言わんばかり。

 新自由主義の政治を何としても終わらせて、どの町でも安心してくらせるような土台づくりをしていきたい。嬉しいことに、浦河町役場前での演説には池田拓町長も出てきて聞いてくださいました。

 車から手を振ってくださる方の姿も多い。同行してくださった地方議員のみなさんと、住民との結びつきの強さが伝わってくるのです。

 日高本線の維持・存続の訴えにJR北海道へ要請に行ったり、大雪による農業用ハウス倒壊の現場へ調査に行ったり、胆振東部地震の被害現場を駆けまわったりと、いっしょに活動した4年間を思い出しました。苦難あるところ日本共産党あり、なのです。

 今日も街頭演説の合間に、日高中央漁協へ立ち寄り赤潮被害の状況をうかがいました。ウニやツブ、ミズダコは全滅状態、低温にも強いプランクトンなので「年内まで被害が出るのかと不安です」と小松伸美専務さん。

 これほどの被害は過去に例がありません。「高齢の漁業者の意欲がそがれて、後継者もないまま漁師をやめるとなれば日高漁業は成り立たなくなってしまう」との強い危機感に、しっかり国へ反映していきたいと私も応じました。

 農林漁業・食料生産は命の土台であって、他国では10年・20年と続けられるだけの所得補償や価格保障をおこなっています。しかし日本は、ここでも生産者への自己責任。米価暴落だって政府は保管経費の補助で済まそうとしていますが、市場から隔離するような政府の買い取りがなければ価格政策とはならないのです。

 これまでの自公政治は行きづまっています。必ず政権交代へ。まわりの方にも「比例は日本共産党」と、お広げください。

 【今日の句】食料を 粗末にする国 未来なし

2021年10月17日日曜日

冬を前に、あたたかい政治を今こそ

 時間を惜しんで街頭演説や決起集会でのあいさつなど、札幌市内を駆けまわりました。夜のうちに浦河町まで移動、公示前最終日は日高管内で訴えます。

 札幌市手稲区の決起集会には、立候補を取り下げた松井真美子さんとともに、共闘候補となった立憲・おおつきくれは道4区予定候補も見えられました。「松井さんの思いも受け継ぎます」とのあいさつに、拍手が寄せられました。

 政権交代への本気さに、自民・公明が焦っています。NHKの各党討論でも共闘批判に躍起だったようですが、政策や政権協力については合意を交わしているし、そもそもウソやごまかしの政治、自己責任押しつけの政治を変えるという大義があります。しっかり北海道でも広げていきたい。

 街頭演説や決起集会には、議会の合間をぬって党札幌市議団が駆けつけてくれました。最も有権者の多い札幌でこそ、全区にいる市議と心ひとつにがんばりたい。札幌での変化は、全道へも波及していくのです。

 峠では初雪の便りもあり、寒さも強まってきました。車で移動中に寄ったガソリンスタンドで、北海道の冬に欠かせない灯油価格の高さに目が行きます。道内各地での福祉灯油も、どんどん広げないと。

 コロナ禍に傷ついた家計・くらしを支える、あたたかい政治を今こそ。明日も元気に訴えます。

 【今日の句】雪虫も 演説聞きに やって来た