2025年10月26日日曜日

立ち返るは資本論

 齋藤幸平さんと志位議長によるリハックでの対談は、すでに19万回の視聴に。自称右派という方も含め、コメント欄も誠実なものが多い。心の底では資本主義社会の問題を感じている方が多いのだと、あらためて気づかされました。

 今日は党石狩地区による「いま資本論がおもしろい」学習会の講師を務めました。講師といっても経済学に詳しいわけでもなく、資本論そのものや志位議長の本につきっきりと数日間でした。

 商品の分析と搾取の秘密、資本の本源的蓄積など、第1部に限りますが資本論の世界にあらためて没入できたのは、私にとっても有意義でした。合わせて志位議長の選挙ドットコムやリハックなどの対談が並行したのも、とても刺激になりました。

 こうして自分が述べる番になると、自分の理解度が問われると痛感です。「聞いていてワクワクしましたよ」「久しぶりに資本論を学ばなきゃと思った」との感想をいただいて、少しばかりホッとしました。

 ニューヨーク市長選挙では民主社会主義者を名乗るマムダム氏が名乗りを上げ、若い世代の支持を中心に、勝利の可能性も報じられています。新たな英訳資本論も刊行され、学びのムーブメントも起きています。

 目の前の政治情勢に立ち向かいながら、体制上の変革も視野に活動してこそ日本共産党。マルクス自身も、資本論の執筆とともに国際労働者協会の活動に取り組みました。私もがんばらねばと、あらためて学ばされました。

 先立って札幌市中央区での、市民と野党の共同街宣にも参加。高市政権への支持が高いのは、行きづまりの突破を願ってのもの。実際は逆行する道だけに、ていねいに訴えることを心がけました。明日もがんばりたい。

 【今日の句】目の前の矛盾を 深くとらえれば