2021年4月10日土曜日

新自由主義を変える選挙に

 道2区補選告示日まで、あと3日。今日は札幌東区を宣伝にまわりました。政権交代へつながる選挙にしようと、党員・後援会員のみなさんも各地で駆けつけてくださいました。紙智子参議院議員も、今日は北区をまわっています。松木けんこうさん勝利へ、私も引き続き力を尽くしたい。

 協定書で確認した「3つの旗印」(①政治とカネの問題の徹底究明、②コロナ緊急対策と格差是正・生活支援、③憲法を守り、ジェンダー平等をはじめ誰もが尊重される社会を築く)について、くりかえし街頭から紹介しています。新しい社会をを拓くのが、今回の補欠選挙の意義や希望でもあります。

 長野県参院補選、広島県参院再選挙が始まっていますが、どこも簡単に勝てる選挙ではありません。それは北海道2区も同じ。野党が本気さを示さなければ、政治への関心や信頼も広がりません。札幌東区・北区に知人・友人がいる方は、ぜひ松木けんこうさんのことをお広げください。

 紙議員とは全道農民後援会の決起集会(オンライン)にも参加しました。TPPや日EU・EPA、日米貿易協定など、これまでも農産物輸入が押しつけられてきたなか、いま国会ではRCEP承認案が審議入りしています。日本の輸入生鮮野菜の約8割はRCEP署名国に占められていて、関税ゼロなどになれば野菜や果樹への影響が大きいと予想されます。

 決起集会は私があいさつし、紙議員が情勢報告の後、「乳価の安定などはあるが、酪農家の離農が進んでいる」「雪解け水の流末対策で要望が寄せられている」「ホクレン分割論が出されるなど、新自由主義は協同組合とまったく違う考え。阻止には日本共産党の力が必要」など、各地からの報告がありました。なかなか全道をまわれないだけに、このように状況がわかる機会は本当に貴重。農家の現状がよくわかりました。

 もうけ最優先の新自由主義は、日本で様々な弊害を広げているのです。人間は食べないと生きていけないのに、日本では生産現場のことがあまり知られてもいません。欧州では小さいころから学ぶ機会が多く、子どもたちも国産消費を大切にしていると聞きます。第一次産業を国の基幹産業とすることをめざしている党として、さらに声をあげていかなければ。2区補選も新自由主義を変える契機になるだけに、引き続き私もがんばります。

 【今日の句】選挙後は 違った風景 見えるよに

2021年4月9日金曜日

一体感をもって勝利へ

 道2区補選告示日まで、あと4日。「市民自治と平和をめざす北区・東区の会」決起集会に平岡だいすけさんと参加し、私が党を代表して勝利めざす決意のあいさつ。松木けんこうさん本人に、立憲・勝部賢志参議院議員、社民・浅野隆雄道連幹事長、市民ネット・石川さわ子共同代表(市議会議員)らも駆けつけ、市民のみなさんと勝利を誓い合いました。

 大きな拍手を受けて入場された松木さんは、コロナ禍への対応を急ぐべきだと強調。候補を取り下げた平岡さんへの敬意を述べて、「野党統一候補となったことに自信をもってがんばりたい」と力を込めました。経済対策からも消費税減税を訴えていきたいとも表明。平岡さんが「団結がんばろう」の音頭を取って、会場にも一体感が生まれました。

 自民党・公明党が候補を立てないなかで、問われるのは野党の本気さです。長野・広島とあわせて野党統一候補が勝利して、政権交代の扉を開く気があるか。しっかり市民と手を結ぶつもりがあるか。お互いの党をリスペクトしあっているか。市民も厳しく見ています。しっかり日本共産党も応えていきたいと、私から述べました。

 憲法共同センターが取り組む「9の日行動」にも参加し、各界のみなさんと並んで私もスピーチ。デジタル庁法案が衆議院で可決されたことに、国民への監視・管理が強まる恐れがあるとの訴えもありました。プライバシーも守られず、暗号化されるとはいえビッグデータとして大企業などにも手渡されるとなれば、国民生活の利便性とは違う意図でデジタル庁がつくられるということになります。

 補選が近づいてきたからか、関心がありそうに眼を向けていく方も少なからずいました。新しい政治をめざす旗印がハッキリすれば、力を合わせようとの流れも生まれてくるはず。私もがんばりたい。

 【今日の句】市民から見られる 野党の本気度が

2021年4月8日木曜日

今日にでも実現して

 「ほっかい新報」企画で、ジェンダー平等をテーマに加藤丈晴弁護士との対談に。加藤弁護士は「結婚の自由をすべての人に」道訴訟弁護団の一員でもあります。札幌地裁で同性婚を認めないのは憲法違反と画期的判断が示されたことを導入に、1人ひとりが尊重される社会をどうつくるかの意見を交わしました。

 詳しくは掲載号でお読みいただきたいのですが、最も私が印象に残ったのは「最高裁までたたかわせないで、早く国として対応してほしい」との言葉でした。違憲の判断が下されても見直し論議を進めない国に対して、原告団が控訴した理由を聞いたときの加藤弁護士の一言なのです。

 長い間、当事者と支援者の運動が続き、北海道でもレインボープライドなどの運動、札幌市でもパートナーシップ制度の導入など、確かに変化はつくられてきました。しかし国(国会)では、必要な法改正など進んできませんでした。愛する人といっしょにいたい、その実現のために何年かかるのか。加藤弁護士の「今日・明日にでも実現すべきこと」との話に、うなづくばかりでした。

 2001年に同性間の婚姻が可能になったオランダでは、若い世代にとって、それが当たり前になっているそうです。欧米諸国でも広がり、G7で国レベルの同性パートナーへの法的保障がないのは日本のみ。欧米諸国の実態を見れば「家族の一体感が失われる」「少子化が進む」ということもありえません。

 道2区補選の協定書にも、ジェンダー平等の実現が当たり前のように盛り込まれました。しかし、これも当事者のみなさんが声を上げ続けてきたからこそ。日本共産党も昨年1月の党大会で、過去に同性愛は性的退廃としていたことを誤りと認めました。党としても自分のなかでも、言行一致に向けてくりかえし努力していきたい。

 「ほっかい新報」を購読したいという方は、日本共産党北海道委員会道内の各党地区委員会へご連絡ください。「しんぶん赤旗」とも違う視点で、北海道での情勢もよくわかります。

 朝には平岡だいすけさん・長屋いずみ札幌市議と、松木けんこうさん押し上げにと街頭宣伝。長野参院補選・広島参院再選挙が始まり、道2区補選の告示日までも残り4日となります。3つとも野党統一候補の勝利で政権交代につながるよう、私も北海道で力を尽くします。

 【今日の句】尊厳も 平等もある 国にしよう

2021年4月7日水曜日

中国にどう向き合うか

 コロナ対応でも、新しい日本をつくるための「市民と野党の共闘」でも、日本共産党は役割を果たしてきたし、さらに力を尽くそう-ー今日は志位委員長が報告した「総選挙躍進オンライン決起集会」から全道地区委員長会議、労働組合や市民団体などで活動している方々の後援会決起集会など、腹を固めあう1日に。総選挙勝利の保障へと、仲間を増やすことに力を集中しようと確認しあいました。

 党内集会でありながら志位委員長の報告は you tube でも配信されたため、党の主張や現状を広く知らせる機会にもなっています。こちらで見ることができますので、ご覧ください。

 多くの課題があるなかで「いま中国にどう向き合うか」という点で、まとまった形で報告がされたことは、しっかり広げていきたい。海警法の成立や香港での選挙制度変更など、地域の平和や民主主義を抑圧する態度が表れている中国に、日本共産党はくりかえし抗議などをしてきました。

 報告では、①国際法と国連憲章を遵守せよと迫る国際的包囲をつくること、②軍事的対応は悪循環に陥ることになる、③どんな国であれ覇権主義は許さない、との基本的立場が示されました。中国は内政干渉を理由にしても、みずから対外的に約束等したことは守る責任があるはずです。世界でも日本はじめ中国への批判が弱いなか、原則を明確にすることが大事だと思うのです。

 昨年1月の日本共産党大会で、中国は共産主義の名に値しないと断じました。自由と民主主義を大事にすることこそ共産主義であって、今の中国の覇権主義的行動は相いれません。意図的に日本共産党と混同させるようなことがあっても、まったく違います。

 ともかく、日本共産党と政党名を書いてもらうのが比例選挙だけに、ていねいな話を私もしていきたい。この機会に日本共産党の綱領も、お読みいただきたいです。

 【今日の句】民主主義あって 社会は成熟に

2021年4月6日火曜日

欠かせない議席

 失った日本共産党の議席回復をめざした中富良野町議選は、無投票のため佐藤和三さんが返り咲きました。第一声ではご近所の激励もあり、佐藤さんへの信頼の厚さを実感しました。よかったです。

 前回の選挙で落選した後も、すべての町議会を傍聴してきた佐藤さん。佐藤さんが現職だった前期4年間では、委員会質問数の実に27%が佐藤さんだったそうです。佐藤さんが落選し、町議会では緊張感がなくなったとの声が聞かれるようになりました。議会の活性化や議論を深めるうえで、佐藤さんの議席は欠かせなかったのです。

 質問を通して実現できたことも数多い。上川管内では3番目に中学生までの医療費無料化を実現し、住宅新築の際の合併浄化槽における補助制度を存続、農家後継者支援の前進、町立病院への乗り合いタクシー無料化など、町民が住みやすい町づくりにと尽力してきました。それでも5年間で400人近い人口が減ってきたもとで、佐藤さんは第一声で「循環型の町づくりに力を入れたい」と強調しました。町の産業は何より農業、そして観光業です。自然を生かした町づくりへの情熱は、農家として過ごされてきたからでもあります。

 無投票とはいえ、あらためて町議会で役割を果たせることになったことは本当に嬉しい。日本共産党の地方議員が増えることは、いい町づくりにつながるのだと確信しています。いっしょに力をあわせて国政へも願いが反映できるよう、私も議席回復にがんばりたい。

 【今日の句】それまでの 努力を見てる 人がいる

2021年4月5日月曜日

やっぱり検査が大事

 朝の定例宣伝を終えて今日は江別市へ。天気もよくて足取りも軽く、街頭宣伝や後援会員訪問にまわりました。宣伝には党江別市議団(吉本和子・高橋典子・佐藤美佐子)が同行してくださいました。

 各宣伝箇所に党員・後援会員さんも駆けつけていただき心強い。「共産党は支持してないけど、畠山さんにはがんばってほしいから今度の選挙は入れる、という方がいたよ」とのお話もあり、ありがたいです。さらに日本共産党そのものも応援いただけるよう、私の訴えも努力しなければ。

 訪問先での話題は、やっぱり新型コロナウイルスについてが多くなります。「手術を終えたばかりだけど、しばらくはコロナもあって控えていた」という方や、接客のお仕事をされている方からは「けっこうお客さんも増えてきて心配はあります」とも。「共産党が言うように、検査を何度も受けられるようにすることだよ」との、お話もありました。陽性の方が早く見つかって、すぐ保護できれば、拡大を防ぐことになるからです。

 今日は入学式という大学もあったようで、宣伝を終えた民青同盟の青年たちも駆けつけてくれました。江別市では10日に食料支援活動がおこなわれるとのこと。昨年1年間、大学で学んだり仲間をつくったりすることが叶わなかった学生たちが、今年度は充実した学生生活が送れることを願ってやみません。そのために政治の力も発揮しなければ。

 明日は中富良野町議選挙の告示日で、日本共産党は佐藤和三さんが議席回復をめざします。応援にと夜のうちに移動してきました。

 【今日の句】これまでの 寒さ忘れて さあ前へ

2021年4月4日日曜日

働く仲間も声を上げ

 道2区補選で松木けんこうさん勝利を! 道労連が急きょ宣伝するのに居合わせたこともあって、私も連帯の飛び入り参加。「市民と野党の共闘」を進める立場から、労組として松木さんの応援を決めたことを三上友衛議長みずからマイクを握り報告しました。

 これまでも道労連は「市民と野党の共闘」に、要求実現と政治変革を結んで、積極的・主体的にかかわってこられました。野党統一候補の実現をと、日本共産党にも立憲民主党にも申し入れをおこなってもきました。労働者の実態は、労使交渉はもちろんのこと、政治を変えるところまで進んでこそ改善が見えてくるのです。

 「日本医労連のアンケートでは、半数を超える看護師がやめたいと答えている。コロナ禍で1年以上も緊張と疲労が続き、もう現場は限界」(道医労連)、「清掃業には女性が多く、ただでさえ安い賃金のうえ男女格差に苦しめられている」(道建交労)、「保育士はエッセンシャルワーカーと位置づけられるけど、依然として人員不足のまま」(道福祉保育労)など、現場の実態が次々と語られました。その切迫さに政治が応えているかと突きつけられています。

 「中学校の35人学級も政府は検討していると答弁した。声を上げてこそ変わっていく」(道教組)と、実際の変化もつくってきました。2区補選は、その変化を広げるチャンス。どの方も道行く方に「ぜひ投票へ足を運んでください」と呼びかけました。あきらめないで力を合わせて政権交代の扉を開こうと、私からも訴えました。

 党北区・東区の総決起集会をおこない、松木けんこうさんも参加されました。平岡だいすけさんが花束を渡し、いっしょにたたかうと表明。松木さんは1人1人の幸せの形は違うとして「しあわせの土台づくり」に力を入れたいと述べ、コロナ禍での緊急対策の必要性にも触れました。松木さんも緊張されたでしょうが、参加者そろって「団結がんばろう」をおこない、決意を確認しあいました。

 告示まで9日、投票日まで3週間しかありません。党支部のみなさんはチラシを配布したり、宣伝・対話にも動き始めていて、わが党の候補でないけど大きな目標に向けて力を合わせる姿には本当に頭が下がる思いです。私も時間の限り、いっしょに荷を分かち合いたい。一刻も早く政治を変えてほしいと、願っている方が多くいるのです。自分の選挙のごとく私もがんばる決意を、新たにした1日でもありました。

 【今日の句】集まれば 力も湧くし 足も出る