2021年6月26日土曜日

エッセンシャルワーカーを支える国に

 コロナ禍でも語り合える場をと党道委員会が呼びかけ、札幌市内を結ぶ「オンライン集い」が開かれ参加しました。オンラインでの話は聞きにくくないかなど、いろんな心配もしながらでしたが、無事に終わったことにまずは一安心。これからも「オンライン集い」は定期的におこなう予定です。

 「観光業に勤めていました。コロナ禍で大手はワクチン業務にまで手を伸ばして持ちこたえているが、中小の旅行代理店では廃業が続いています」「道警のヤジ排除問題もあったし、野党共闘には行政の私物化をただして三権分立を取り戻すことに期待する」「保育士です。コロナ対策を続けてきてるけど、いつ収束するのか先が見えません。見通しはあるのでしょうか」など、率直な疑問や要望などが出されました。札幌市内を結ぶので知らない方同士でもあったでしょうから、いろんな意見交換がされたことも参加者のみなさんにはよかったかもしれませんね。

 保育士はじめ生活の欠かせない部門で働く方々=エッセンシャルワーカーは、この1年間は緊張の連続でした。接触が避けられない職場は、どんなに感染防止に努めても陽性者が出るなどありました。そもそも人員に余裕がない職場が多いから、熱やセキが出ても休めない、休んだら迷惑がかかるなど、自分を責めてしまうのです。

 だからこそ政治が現場の献身さに甘えず責任を負うべきで、菅首相からエッセンシャルワーカーへの心からの感謝とともに、「これからは職場の人も増やして余裕をもって働けるようにします。その間は緊急の手当をつけたり、くりかえしPCR検査をできるようにしますので、自分を責めないでください。感染症対策は政治の責任です」など、心を込めて話してもらいたい。そして根本的には社会保障予算を手厚くして、この分野でこそ誇りをもって働ける国づくりこそ必要だと私から話しました。

 私の子どもたちも保育園で、それはそれは大変お世話になりました。私や連れ合いが親として成長することにも、保育園が寄り添ってくれました。医療機関や介護・福祉施設も、それぞれ専門的知識や倫理観をもって、国民の命や健康、生活を支えてくれています。人間らしく生きられる社会をつくるために、やっぱり社会保障分野こそ最優先の国づくりをしなければ。

 なお今日は、党の雑誌「議会と自治体」による企画として、いま衆議院の議席を持たない比例ブロックの予定候補オンライン座談会もおこないました。参加者は中国ブロック・大平喜信さん、四国ブロック・白川容子さん、そして北海道ブロックの私。お2人とも元気に活動し、結びつきを強め、日本共産党を広げている姿に元気をいただきました。詳しくは「議会と自治体」8月号(7/24発売)に掲載予定ですので、お読みください。私も負けずにがんばります。

 【今日の句】支えあうことさえ 総理は丸投げで

2021年6月25日金曜日

観光の町・人情の町

 今日は小樽市で観光協会など聞き取りや懇談、「集い」や街頭宣伝などへ。各地で菊地葉子道議や小貫元・高野さくら両市議もいっしょにまわってくださいました。

 観光地でもある小樽市ですが、コロナ禍での打撃は甚大。小樽観光協会・鈴木健介専務理事は「店を開かないと家族や従業員は守れないし、それでも要請を守ったり感染対策を講じているのです」と、関連業者の切実な実態や思いを強調されました。痛いほど伝わってきます。

 クーポンやPR動画などの努力もし、激励の声も寄せられるといいます。消費喚起策だけでは短期間で終わるため、魅力発信・経営努力や観光協会自身の取り組みで、くりかえし小樽に来てもらえるようにすることが大事と鈴木さん。私からも「地域に見合った対策ができるよう、国による財政支援が必要ですね」と応じました。

 「雇用調整助成金の特例措置は本当に助かりました」と語られたのはグランドパーク小樽・総支配人の千代間淳さん。会議室・宴会場やブライダルなど手がける同ホテルも、あらゆる苦難に見舞われました。4月に就任したばかりの千代間さんですが、小樽はじめ北海道は観光のポテンシャルが高いとの思いは強い。

 「どのホテルも昨年からの赤字がたまっていて、利益を出して返済していくには時間がかかります。継続的な支援が必要です」との話も納得です。レストランの再開を土日に限り来月からとしているのは、安全面についてスタッフと話し合ったためとのこと。営業と安全を両立させるご苦労の一端を聞くとともに、補償の拡充や税の減免などが必要であることも、あらためてわかりました。

 「集い」では新幹線トンネル工事での残土問題、介護現場で働く実態、デジタル推進と言いながら国は情報統制を狙っているのではなど、いろんな課題が出されました。小樽駅前での街頭宣伝でもこれらの聞いた声を紹介しながら、市民と野党の力で政権交代をと訴えました。いつも熱い声援で応えてくださる小樽の党員や後援会員のみなさんからは、今日もたくさんの激励をいただき、本当にありがたいです。

 宣伝後に菊地葉子道議と歩いていると、こちらを見つめている女性の姿。菊地さんにお世話になったという方だそうで、しばし2人で語り合っていました。結びつきも強い人情の町・小樽の一端を垣間見たような。その姿勢に学ばされました。

 【今日の句】威圧する 議員は根っこ 違ってる

2021年6月24日木曜日

まさに課題は山積み

 今日は強い雨が降ったりやんだりだった後志管内は、寒暖の差が大きいと甘みが増す果樹の生産地でもあります。うかがったJAようていでは先日、ようていメロンの初競りがおこなわれました。昨年はコロナ禍のもと、高級食材とされるメロンの販売は厳しかったとか。今年の挽回に期待がかかっています。

 もう1つ話題になったのがコメの価格。消費量が減っているもと、今の作付面積では過剰となり価格下落につながるため、主食から飼料用への変更を農協でも要請してきました。農家の不満をぶつけられることもあるとのこと。全国で協力の差が出ている実態も悩ましいですが、今のような非常時には国が買い入れて価格安定に努めるなど責任を負うべき。外国産米の輸入を停めることにも踏み出すべきです。

 コメの一大生産地である蘭越町で、金秀行町長との懇談でも同じような話題になりました。あわせて北海道新幹線の札幌延伸にともない、並行在来線である函館本線(山線)がJRから分離された後について、バス転換も選択肢に含まれた道からの提案があり、山線の存在意義についての話にも。観光地であるニセコ・ルスツにつながり、特に冬には観光やスキー客の姿も見られます。いまの線路に沿ってバスが走るということは地形上ないため、金町長もバス代替については疑問をもっているようです。「これだけの長い路線を、沿線自治体で決めていいのでしょうか」と、道の積極的役割を求められました。

 倶知安町では先のJAのほか文字一志町長さんへ表敬訪問や、子育て世代の声を聞く懇談の機会も持ちました。「羊蹄山麓には不登校児が通えるフリースクールなどがない。どこでも学べる環境の整備を」「町営プールが古いため使えない。地域差が生まれてしまう」「小学校1年生のクラスが33人で多いと感じる。35人学級よりさらに進めてほしい」「倶知安に高等養護学校の設置を」など、次から次へと要望が出されました。根っこにあるのは「教育の平等を実現してほしい」という思いです。

 「そもそも政治のシステムを変えるにはどうしたらいいか、若い世代はわかりません。要望の訴え方もわからないから、ネットに書き込んでいるうちに行政が気づくということもある」との話から、「共産党のように声を直接聞いてくれるのは本当にありがたい」との話にも。このような一言一言にも学ばされます。

 赤井川村ではアポなしでしたが、馬場希村長さんが懇談の時間を割いていただきました。「共産党はもっとモノ言っていいんじゃないの」と笑いながらもズバリ。「議会でも厳しいくらいに指摘されて、それに対して行政も自信をもって答えられるくらいでないと」との話は、菅首相にこそ聞いてほしい言葉だと思いました。これだけコロナ対策でも後手後手で、五輪開催に突っ走る状況を見れば、確かに日本共産党がどんどん訴えていかなければならないです。

 間に街頭宣伝もおこなって盛りだくさんの1日の最後は、余市町での「集い」。ぐっと参加人数もしぼり制約した時間内でしたが、「立憲・枝野代表が共産党と連立しないと言っていたけど、どう受け止めたらいいの」「若い世代に新聞を読んでもらいたいけど、そもそも若い人との結びつきがない」「元衆議院議員の児玉健次さんからのやさしい言葉が忘れられません」など、次から次へと質問・意見がやみません。人数が少ない分、話しやすかったのかもしれませんね。何度も全道各地へ行けないので、多くの方にお会いしたいと思いつつ、少人数でもじっくり語り合うことの大切さを実感しました。

 頭に入りきらないほどの課題に触れた1日でしたが、それだけ日本共産党への期待の反映だと受け止めてがんばりたい。蘭越町・柳谷要町議、倶知安町・原田芳男町議、仁木町・上村智恵子町議、余市町は中谷栄利・大物翔・安久荘一郎の各町議が同行してくださり、地方議員さんの活動の幅の広さゆえだと、よくわかりました。明日は小樽市です。

 【今日の句】選挙では 甘さがあって ならぬけど

2021年6月23日水曜日

動き出した寿都町長選

 ブナの北限・黒松内町から岩内町を宣伝にまわり、寿都町では記者会見で町長選挙への立候補を表明した越前谷由樹町議とお会いしました。「核のゴミ」文献調査に反対を貫き、町議会では党の幸坂順子町議も共同してきただけに、今回の決意には心から敬意と感謝を表したい。

 どのように町議会では議論されたのか、全員協議会の議事録を開示するよう町民が裁判まで起こしましたが町は拒否。片岡春雄町長の独断姿勢を町議会でも追随して議論さえ公開しない一方、越前谷町議や幸坂町議は反対の態度を貫いてきました。新しくできた越前谷さんの名刺には「町民が主役」の文字が。町長選挙の投票日は総選挙と前後する可能性もありますが、可能な限り私も寿都町での力になっていきたい。

 「今回の問題で町民の間には分断や、もやもやが生まれてしまいました。意見が違っても話し合える寿都町に戻したい」と述べた越前谷さん。今回の立候補表明には、越前谷さんが町職員を務めていたことから元同僚や漁業者から「よく決意してくれた」と激励があったそうです。「90代の知人が『越前谷』と書く練習を始めて、選挙まで必ず生きてなきゃと話してました」と幸坂町議のエピソードも聞き、町民から待たれていた立起などだと実感しました。基本的には寿都町の党支部が判断することですが、あらためて越前谷さんの話を聞くなかで、揺るがずにがんばってくださる方と確信を強めました。

 各地の街頭宣伝でも、コロナ対策とともに「核のゴミ」問題についての党の考えを述べてまわりました。黒松内町から岩沢史朗町議、岩内町では大石美雪前町議が同行してくださいました。そもそも寿都町では、町議会での議論の透明性にも問題があるし、町の未来にとって重大な選択をなるのに住民投票も実施されなかったなど、その決め方自体にも問題があります。同時に、国が原発再稼働を急ぐなか、どの町でもいいから受け入れてとばかりに交付金をちらつかせ、とりわけ地方へと処分地を押しつけていく根本問題にも目を向ける必要があります。

 専門家でも地層処分については意見が分かれ、大地震や自然災害が頻発する日本で地中深くに処分することは大きなリスクがあります。寿都町は黒松内断層帯にも隣接しています。当面は今ある場所で厳重に保管し、引き続き研究を進めることだと思います。再稼働して「核のゴミ」を増やせば、どれだけの処分地面積が必要となるか想定もできないし、それゆえ「総量管理」=もう「核のゴミ」を出さないという考えが、専門家から出されるのも当然です。

 泊原発を眺める岩内町では、原発関連で働く方々や宿泊施設もあります。しかし、すでに泊原発が停止して9年になり、国の安全審査を通る見通しは今だ立っていません。いずれは泊原発も廃炉の時を迎えるし、その廃炉作業も長い年月が必要です。廃炉を決断しても、すぐに地域経済や雇用への影響は限定的で、その後の町づくりや地方自治体への影響は国がいっしょに検討を進める。これが野党が国会に提出している「原発ゼロ基本法案」の柱の1つでもあります。

 夜は蘭越町で「集い」。蘭越町議会では「核抜き条例」の骨抜きを狙うような動きもあり、せっかく町民が集めた署名が反故になりかねない実態が柳谷要町議の報告でわかりました。北海道新幹線の札幌延伸にともなう函館本線(山線)のバス転換についても、「今ある鉄路をなくすなんて、おかしい」と声があがりました。さまざまな政治的矛盾が集中する後志管内だけに、総選挙で市民と野党の共闘勝利・日本共産党の躍進が必要であることも、あらためて確認されました。私も全力を尽くしたい。

 【今日の句】町民の 待ち望んでた 希望の日

2021年6月22日火曜日

声に出せない声を

 聴覚障害者が札幌市でのワクチン接種予約ができず困っている問題で、札幌聴覚者協会(札聴協)で実態や要望を聞きました。知的や精神、視覚などの障害を持っている方に対してもそうですが、情報を正確に伝えながら意思疎通できる社会なのかが、コロナ禍で問われてきています。

 「障がい者コミュニケーション条例」や「手話言語条例」を持つ札幌市ですが、ワクチン接種券には電話かインターネットによる受付しか示されていません。各区役所には、ろうあ相談員が1人ずつ配置されてFAXによる相談は受け付けていますが、接種の予約はできません。札聴協としては5月に「予約のFAXでの受付」「集団接種会場での手話通訳者や要約筆記者、遠隔手話通訳の配慮」などを、市に要請しています。

 「接種のための書類にはルビが振られていないし、専門用語がわからない場合の相談体制も必要です」と、渋谷悌子・同協会コミュニケーション支援課課長さん。協会への相談も担ってきただけに、次々と語られる困っている事例を重く受け止めました。1日かかっても予約が取れなかったというろうあ夫婦が、帰り際に「仲間は大丈夫なのかな」と、自分たちよりろうあの仲間を心配していたとエピソードも紹介され、「障害を持ちながら生きてきたことの重みが伝わりました」との話も心に残りました。

 そもそも手話通訳者の身分保障が低く、養成が遅れている実態を指摘されたのは渋谷雄幸理事長さん。ボランティア登録の方はワクチン接種の対象ではありませんし、業務中の感染も労災とはなりません。国からも保険加入を推奨されていますが、実際の掛け金と支払い金額を見ると十分でもない現状も。「このままでは意思疎通を支援する事業が成り立たなくなる。国がもっと社会保障の分野を大事にしてほしい」と訴えられました。手話通訳者を正職員として雇用している自治体もあるといいます。

 手話は言語です。住民の意思の伝達・表明や、行政との意思疎通は民主主義の土台のはず。自治体まかせにせず国としても責任を果たす必要があるし、何より手話通訳者の育成を急がなければなりません。いろんな宿題をいただきました。

 午後から、道内唯一の女性首長である佐藤ひさ子留寿都村長への表敬訪問。今年4月の村長選挙で初当選されたのですが、議員有志として擁立にかかわり実質的に支援もした党の坂庭進村議を前に「共産党さんから応援を受けるなんて驚きだし、うれしく思いました」と佐藤村長さん。選挙戦を通じて「女性だからダメ」などと言われることもなかったと言います。

 観光と農林漁業が基幹産業の留寿都村。5月の大型連休前に開園した地元の遊園地は、緊急事態宣言が出されたことで早くも休園。今日もジェットコースターや観覧車は止まったままでした。「そこで働く方はもちろん、関連する飲食店や宿泊業なども苦しい状況です」と語った佐藤村長さんは、「困っている人を見過ごさない村政」をめざしたいと話されました。昨日、ある女性とお会いしたときに「本当に困っている人は、声になんて出せないの」と言われたのだそうです。安心してくらせる地域づくりへ、私も力をあわせますと応じました。

 明日は黒松内町から始まり、後志管内を宣伝や「集い」などでまわります。

 【今日の句】開催の 声しか聞かない あの総理

2021年6月21日月曜日

地域からのケアラー支援

 朝の定例宣伝を終えて栗山町へ。市町村で全国初となるケアラー支援条例が制定され、先駆的な取り組みを町や社会福祉協議会から学びたいと足を運びました。佐々木学町長はじめ職員さんが応対していただき、佐藤功町議・重山雅世前町議が同行してくださいました。

 「10年にわたる集大成」。佐々木町長らから聞いた、この一言がすべてを象徴しています。2010年と2015年に町社協が進めた実態調査で、町内全世帯のうち2010年は15%、2015年には19%が介護世帯だとわかりました。介護者を支えるケアラー(無償介護者)が当然いて、しかも約6割が体調不良を訴えていたのです。

 調査のなかから「食事をする時間もない」「つい叩いてしまった」など、切迫した状況も見えてきました。それまでもケアラーが交流できる「ケアラーズカフェ Cafe サンタの笑顔(ほほえみ)」などつくられてきましたが、「福祉の町として施策を進めて本町で、恒久的に支援策が進むようにと条例に踏み出しました」と佐々木町長。ご自身の選挙公約でもあったと言います。

 社協職員による強い問題意識とともに、実際にケアラーを支える「スマイルサポーター」(専門支援員)お2人が自身の介護経験をもとに精力的な活動をしてきたことも特筆されることと感じました。相談や情報提供の窓口として定期的に事務所にいるだけでなく、出張相談・電話訪問など積極的に取り組み、啓発と情報発信のために高校での講演なども。スマイルサポーターが窓口になり、行政や介護事業所へもつながっています。

 国による地域包括ケアと重なる部分について聞くと、「地域包括ケアの理想はあっても、地域がついていけてなかったと思います。小さな町ではボランティアや地縁関係、都市部ではNPOなどの力で支え合っているなか、社協として在宅支援などにどう関わっていくかを考えていました」と本田徹事務局長さん。その時の切り口の1つがケアラーの存在だったようです。

 いま働く世代もケアされる時代がやってくる一方で、人口減少は続いています。本田さんは「将来的には通信を使った支援も必要になるでしょうし、そのためのインフラも整備しなければ」とその時も見据え、だからこそ恒久的な支援策ができる条例の意義も明確にされました。このような社会保障分野に本来は国が責任を負えば、意欲的に向き合う若い世代も増えてくると思うのです。しっかり国政にも反映していきたい。

 栗山町から由仁町、南幌町、夕張市とまわるなかでは街頭宣伝と「集い」にも取り組みました。栗山町の商店街では店から出てくる方、工事の手を休めて聞く方、車を止めて最後まで聞く方など相次ぎ、私の訴えにも力が入ります。夕張市では雨に見舞われましたが、どこでも党員・後援会員さんが駆けつけてくださって激励をいただきました。

 南幌町の「集い」では「本当に政権交代はできるの」「子どものことを考えたら五輪見学なんてとんでもない」「社会の仕組みをわかりやすく知らせていってほしい」など、次から次へと質問や不満、要請が出されました。矛盾が広がっているからこそ、こういう語り合う場が大事なんだと足を運ぶたびに実感します。いつも時間が足りなくなるくらい話が止まりません。

 所用のため由仁・大竹登町議は来られなかったのですが、南幌・熊木恵子町議、夕張・熊谷桂子市議が同行してくださいました。宣伝カーの運転には前美唄市議の吉岡文子さんも。各地で支えてもらっていることが、本当にありがたいです。

 【今日の句】支え合い 自治と福祉が 重なって

2021年6月20日日曜日

まだまだ異議ありの声を

 札幌市の五輪パブリックビューイングは中止となるものの、開催そのもの取りやめてコロナ対策にこそ総力を。来日した選手団からの陽性判明もあり、こういう事態が続けば競技も万全におこなえるのでしょうか。

 実は今日の「しんぶん赤旗」にジャーナリストの本多勝一さんが読者欄に投稿されていて、その主旨も「参加条件が不公平」。国の貧富だって差が大きく、そもそもの公平性は以前から指摘されてもきたこと。ましてコロナ禍で、選手の練習環境にも差が生まれてきたことでしょう。

 今日の「読売」「朝日」「東京」に日本共産党の新聞広告が出されました。表題は「国民にはガマン いのちより五輪?」。まだ開催まで時間があるし、25日告示の都議選は大事な意思表明の場になります。都民の方はもとより、道内で東京へ知人・友人がいる方は今日の新聞広告のことをお知らせいただき、五輪中止を訴える日本共産党を伸ばすためにお力を貸してほしい。

 マラソン・競歩が会場となる北海道でも、さらに世論を広げねば。明日は南空知方面をまわります。

 【今日の句】突入の 言葉が今は 危機に見え