2011年2月12日土曜日

菅首相こそ、目を開いて農業を見るべきだ

 エジプトの政権移行劇には、本当に驚くばかりですね。チュニジアも含めて、今後の中東諸国には注視が必要だと感じます。

 さて、今日は「日本の食と農業を考える会」主催(共済:アグリ企画)の「日本の食と農業を考えるフォーラム」に参加しました。

 お話をされたのは、作家の小檜山博さんと、岩見沢市北村の農家・富沢修一さん。

 詳細を書いたら何十行にもなってしまいますが、一言で言えば「農と食の現場」を、もっと国民的に広げ知ってもらう場をつくっていかなければ、と強く感じました。

 焦点となっているTPPで言えば、本質は「アメリカの要求を丸飲み」だということも、政府自身の報告書でも明らかになってきました。

 私の父の実家ではお米をつくっていて(昨年も新米を送ってもらいました)、その苦労ややりがいとは別次元の経済効率一辺倒でいいのか、ということも問われなければならないと思います。

 菅首相は「日本が閉ざされている」と言いますが、農業の実態が頭に入っていない首相の頭の中こそ閉ざされたものではないか、と。

 農業=食料は、私たちの命の源です。

 そこに無頓着な政治で、いいのでしょうか。

 大雪でハウスが壊れ、異常気象でじゅうぶんな農作物ができず、それでも「やりがい」を持って生産に励む農家に密着した政治へと、やっぱり変えなければいけないと痛感した1日でもありました。

 【今日の句】 見通しが どれも立たない 首相かな

2011年2月11日金曜日

食料価格↑‥‥まずは「食料確保」の考え方を整理して

 食料品や原油価格がジワリジワリと上昇--価格にはねかえってくる、これからが心配です。

 エジプトのデモなども、食料高騰など生活不安が背景にありました。

 食料品で言えば、異常気象による生産減と、商品市場への投機資金の流入が大きな原因のようです。

 ニューヨークやシカゴの商品相場では、昨年6月からコーヒーは9割、大豆は5割アップ。

 小麦は2倍、綿花は2.4倍。

 南部アフリカでは、この間、豪雨と洪水で大きな被害で出ており、農作物の60%が被害を受けた小国もあります。

 国際機関からも「食料不安は危機レベル」と、現地からの報告があります。

 このような中で、主にアメリカやオーストラリアからの農産物輸入につながるTPP参加で、本当にいいのか。

 食料確保は、政治の重要課題です。

 まずは自国でまかない、足らざるものを輸入し、海外輸出も国際的・人道的支援の立場から優先すべきだと思います。

 菅首相の「農業再生」は、主に「大規模化・効率化」が中心で、大小の農家による食料供給・環境保全という日本型農業とは相容れないものでは。

 再生産できるよう価格との差を保障する仕組みと、先のような貿易の仕組みを見直すための外交力が必要だと思います。

 今日は札幌中心街で、党道委員会による「TPPストップ」宣伝・署名行動。

 署名に応じてくれたのは、子連れの若いお母さんたちでした。

 私はマイクで話していたので、お母さんたちと対話できずに残念。

 食料のこと、社会全体のこと‥‥いろいろ真剣に考えているのですよね。

 持続的に安定した社会に、どう日本社会をつくっていくか。

 大きな課題ですが、力をあわせて挑まなければならない気持ちが強くなる、日々の情勢です。

 【今日の句】 まず一歩 希望をつくり 始めよう

2011年2月10日木曜日

北海道と東京から、革新の知事を

 東京都知事選挙に、小池晃さんが立候補表明です。

 「世直しドクター」小池さんに、何としても知事になってもらって東京から日本を変える!

 もちろん北海道では、宮内さとしさんが知事になってもらって、新しい政治の夜明けは北海道から!

 元気に私も、力をあわせてがんばりますよ。

 今日はデスクワーク中心で、ビラを同時に4種類作成‥‥しばらくパソコンとにらめっこ状態でした。

 札幌東区地区委員会にも足を運んで、金倉まさとし道議予定候補のビラ作成に。

 おっと、宣伝を終えた金倉さんが晩御飯の最中‥‥これは失礼。

 と言いつつ、しっかり写真を撮らせてもらいましたよ!

 金倉さんの本気、金倉さんのやさしさ、金倉さんの行動力‥‥金倉さんが「どれだけ議員にふさわしいか」を知らせるビラ。

 金倉さんや地区委員長さんと、じっくり考えあいました。

 いっせい地方選挙まで、あと50日ほど。

 私も外に内にと、全力で駆け回る日々です。

 【今日の句】 キーボード 今日は何回 打ったやら

2011年2月9日水曜日

これでは民主・自民の違いはわからない

 たまたま時間ができたので、党首討論のテレビ中継を見ました。

 税と社会保障の一体改革について、菅首相から「6月に案を出すから協議を」。

 自民・谷垣総裁は「マニフェスト違反をするのなら、新しい案を掲げて国民に信を問え」。

 言ってることはもっともに聞こえますが、その後に「方向性が同じなら、総選挙で負けた方が政権に必要な協議にのるべきだ」。

 ???‥‥つまりは民主も自民も消費税増税は同じですよ、ということですか。

 これでは政策論争が進まないのも当然。

 税金を山分けする、政党の「特権」政党助成金。

 出す義務もない米軍「思いやり予算」。

 相変わらず必要性の根拠が疑わしい大型開発公共事業。

 株取引の優遇税制。

 利益が上がった会社にしてか恩恵のない、法人税減税。

 見直すべき対象は、たくさんあるはず。

 党首討論に出られるくらい、共産党も大きくならないと‥‥と悔やみます。

 【今日の句】 拍手にも 覇気がなかった 与党席

2011年2月8日火曜日

日本航空の強制解雇が持つ意味

 日本航空が、整理解雇の人員が予定数に達しながら、それ以上の解雇を実施しています。この問題を「空の安全」の角度から取り上げた、志位委員長の衆院予算委員会での質問を、毎日新聞のコラム「風知草」が取り上げていました(こちら)。

 今回の不当解雇によって、日航には55歳以上の機長と48歳以上の副操縦士がいなくなってしまいました。

 志位委員長は、09年の「ハドソン川の奇跡」を取り上げ、その機長は57歳、副操縦士は49歳だったことも示し「安全の砦」を問いたのです。

 「風知草」は最後に、「志位の追及が視聴者をひきつけたのは、機長に限らず、どんな仕事であれ、プロとしての使命感や倫理観、人間を生き生きさせる職業意識を守り、効率偏重を抑えるという姿勢が明確だったからではないか。

 経済財政危機と雇用不安の濁流渦巻く中で、経済再生と人間の幸福をどう調和させるか。歴史的な課題に一石を投じる質問だった」とまとめています。

 実はこの質問、私は会議が重なって見れずに「しんぶん赤旗」で読むだけだったのですが、こんなに反響があったとは知りませんでした。

 「解雇」というのは、企業と労働者の同意のうえでおこなうものであり、強制的なものであってはなりません(「整理解雇の四用件」)。

 同時に、企業が果たすべき最低限の安全・安心--商品やサービスの品質にも関わるものです--をも、結果として放り投げることになれば、中長期的には企業としての自殺行為とも言えるのではないでしょうか。

 争議や裁判などによる要求を、個人的エゴととらえる方もいます。

 しかし、個人的動機とは別に、社会的意味で文脈をとらえれば重大問題だ、ということも少なくないはずです。

 志位委員長の質問は、こちらで動画で見れますので、ぜひご覧ください。

 【今日の句】 見上げれば 今日もフライト 夢乗せて

2011年2月7日月曜日

雪が降っても!

 午前中に会議を済ませ、昼からは「軍事費削って、くらしと福祉・教育の充実を!」国民大運動北海道実行委員会の宣伝に参加です。

 14日(月)18時30分より、札幌エルプラザホール(札幌駅北口)で「TPP参加でくらしはどうなる?--TPP問題を考える市民集会」をおこなうのに合わせての宣伝です。

 特別報告として、北農中央会基本農政対策室次長の入江千春さんも報告してくださいます。

 というわけで、宣伝に向かったのですが‥‥何だか雪が降り始めた‥‥。

 宣伝を始めたころには、ご覧のとおり頭から真っ白!

 私の顔もこわばっています。

 通ってる人はいるのか!と思いたくもなりますが、ウンウンとうなずきながら通る方もいて、少なくとも「熱意」は伝わったのではないでしょうか。

 当日は私も参加しますので、ぜひみなさんも!

 愛知県のトリプル投票の結果が報じられていて、詳しく選挙結果を分析してるわけではありませんが、背景には今の政治に対する閉塞感の強さがあるんだろうなぁ、と思いました。

 小泉政権の時もそうでしたが、ウソやごまかしがハッキリしてくると、雪崩を打ったような政治の変化につながります。

 「減税」を掲げても、その財源に福祉・教育カットで市民負担が増えたり、そもそも税金を払えない低所得者・零細企業にとっては恩恵はないのでは?

 減税をすれば企業活動が栄えると言いますが、それで雇用が増えて給料が上がる?

 必要なことは、地場産業・中小企業への助成支援策の方向だと思います。

 減税にしても「一律10%」では、資産があればあるほど減税幅が大きくなるわけであって、少なくとも傾斜をつけることが市民向けの対策と言えるのでは。

 首長と議会の関係も、多くの識者の方が「二元代表制を損ねる危険性」と指摘しているとおりだとも思います。

 何はともあれ、国民のなかに政治・社会への強い閉塞感があるのは事実ですので、打開の方向とその力を私たちもきちんと伝えることをしなければ。

 そして、それだけの力があることをわかってもらえるように、自力もつけていかないと。

 いろいろと考えさせられる選挙結果です。

 【今日の句】 対立の 構図が禍根 残すかも

2011年2月6日日曜日

紙議員の代打

 本当なら斜里町まで行く予定だったのが、急きょ紙参議院議員が行けなくなった札幌中央区の演説会へと急ぎました。

 地下鉄駅を降りて大通公演へ出ると、明日からの「さっぽろ雪まつり」準備の真っ最中。

 すでにお店もオープンしていて、ロシアのピロシキ売り場には列もできていました。

 インドカレーのお店からは「このチキンカレーを食べたら、6時半にはインド人になってるよ」という、一度聞いたら忘れない呼び込みまでしていました。

 さて、演説会は前回失った議席奪還に全力の小形かおり市議予定候補はもちろん、応援に来られた内田弁護士や、宮内さとし知事予定候補も駆けつけて、参加者からも拍手もわく熱気あるものとなりました。

 小形さんは、日本福祉大学を卒業し、今は2児の母親。

 福祉・保育はもちろん、市民と一緒に取り組んできた市電延長に全力あげたい、と訴えました。

 こちらは、演説会後の小形さんです。

 私からも40分、国政から地方政治まで、日本共産党の改革の展望を話させてもらいました。

 紙議員の「代打」ということで、SMAPのコンサートに来たら売れない落語家の独演会だったということにならないようにと、必死に準備したつもりです。

 とりあえず役割を終えることができてホッ。

 【今日の句】 一振りで 試合を変える 仕事人(‥‥になりたい)