2012年12月22日土曜日

原発:最初のハードルは再稼働ストップ

 毎週金曜日の道庁前行動に参加し、準備してなかったのですが、一言あいさつさせていただきました。行動中にも、いろんな方から話も伺いました。

 「自民党や読売新聞から『原発ゼロ』は無責任と言われるのが‥‥」と、私に話し始めた女性。

 今回、共産党に投票してくださったそうですが、財界中心・アメリカいいなりも「本当に現実的にできるのか」と不安になったそうです。

 「例えば大企業の内部留保を使うと言うけど‥‥」

 という話にピンと来て、私からは「溜まったお金をゴッソリ取るということではなくて、リストラをやめたり、労働者派遣法を変えて正社員を増やせば社会に還元されていきますよ」と話しました。

 これで納得、という顔をされました。

 一般報道では数行で結論がまとめられるため、そのプロセスが省略されて、多くの方に伝えきれていないんですよね。

 党の努力として、どのような宣伝を進めるべきか。

 ぜひ、様々な意見をお聞きしたい。

 多くの方と、もっと語り合う場も持たなければいけない、と思います。

 日常的に、党のことを知ってもらわなければいけない、と思います。

 さて原発は、自民・公明の合意文書で「安全第一主義を徹底した原子力規制委員会の判断による」再稼働に、容認の姿勢を見せました。

 使用済み核燃料の保管も処理も、明確ではありません。

 再稼働で、さらに「核のゴミ」を増やして、どうするのか。

 処分方法も決まらないなか、当面は厳重な保管・管理や、その間に処分研究を進める必要はありますが、最低限これ以上の「核のゴミ」を出さないこと。

 最初のハードルは、再稼働のストップ。

 立地自治体には、経済や雇用で影響分をカバーする、国の責任が求められます。

 地方党組織にいる者として、北海道で世論を広げるための活動を強めなければと思っています。

 【今日の句】 福島の 被害を過去に するものか

2012年12月20日木曜日

リアル30s

 ツイッターやフェイスブックで、たくさんの激励を受けて嬉しい日々です。本当は当選して、その期待に応えたかったのですが‥‥前にも書きましたが、私は下を向かずに引き続き行動していきます。

 毎日新聞の「リアル30s」という連載記事を、とても強く感心を持って読んでいます。

 出産・育児と、仕事・社会参加を両立できない国・日本。

 個人の問題でなく制度の問題だと、記事を読みながらつくづく感じました。

 ヨーロッパで当たり前の、女性の職場復帰などが、なぜ日本でできないのか。

 まずは大企業から、企業風土の転換は当然ですが、法整備で実施させていかないと。

 中小零細企業では、出産・育児休暇中の助成や税・保険料軽減など、経営を支えるとこから始めては。

 子どもは急に熱を出すものだし、突然の事態に備えた子ども一時預かりの仕組みも、検討を急ぐべきだと思います。

 憲法で定められた、基本的人権を遵守する政治であれば、このようなことにはならないはずです。

 子育てを「家庭の自己責任」にとどめず「社会の責任」とする、政治からの転換が必要だと思います。

 どこか忘れましたが、両親とも仕事となると朝が忙しいので、学校のような公的な場所で子どもの朝食も準備しているという国もあるとか。

 日本から移住した方が「さすがにそこまでは‥‥」と思ったそうですが、きちんと朝食も取れて子どもたちの生活リズムもできるしと、プラス面が多かったと本で読んだことがあります。

 文化の違い、と片付ける問題ではないと思います。

 子どもや、保護者や、社会にとっての「最善の選択」の一つの結果でしょう。

 憲法改悪や復古的な考えが進むなかで、違う社会像と、現実的な選択肢を示していきたい。

 まずは、多くのリアル30sと、結びつくところから、です。

 【今日の句】 気がついた 急いで作業の 年賀状

2012年12月18日火曜日

このままでは、いずれ自民・公明政治も行き詰まる

 あいさつ回りを続けて、出てくる声が「これから、どうなるの」という心配の声。だからこそ、私が元気にがんばらばいといけない!と思いながら、各地を回っています。

 確かに自民・公明が多数を占め、憲法改悪に前向きな維新・みんなの党までそろえば、何でもできそうな状況です。

 しかし自民党も、強い批判を恐れてか、選挙中は消費税のことはほとんど触れませんでした。

 国防軍や集団的自衛権でも、街頭から積極的に訴えていた候補など、いなかったのではないでしょうか。

 北海道では、すべての候補者がTPP反対だったし、原発も大間原発建設中止を掲げる候補もいました。

 以前の民主党のようですが、それだけ国民・道民の声に押されて、隠したり掲げたりしなければ成らなかった、ということではないでしょうか。

 だから自民・公明が、この国民の願いに反する「財界中心」「アメリカいいなり」の政治を進めれば、また必ず矛盾は起こる。

 民主党も、前原氏・岡田氏など「実態は自民党」という方が残り、期待も失う状況は続くでしょう。

 その時に、維新・みんなの党のような新自由主義・憲法改悪連合が伸びるのか、国民の願いを掲げて革新・民主の側が伸びるのか。

 次の参議院選挙や総選挙で、それが問われてくる情勢になるのではないでしょうか。

 だから、選挙疲れがないわけではないですが、「頑張らないと!」との思いが強い。

 私より若い方が、支持を広げた会社の上司から「大丈夫、共産党はなくならないから!」との激励を受けた、と笑いながら話してくれました。

 それだけ築いたものがあるということは嬉しい限りですが、なくなるどころか、やっぱり今度こそ大きくなりたい。

 いろいろ話を聞くなかで、新たにやるべきことも浮かんできています。

 地に足をつけて、もっと語り合いたいですね。

 【今日の句】 久しくの 子らと朝食 雪の朝

2012年12月17日月曜日

引き続き、私は行動していく

 多くの方の期待にこたえられず、悔しさでいっぱいです。

 まだ開票率100%ではありませんが、比例北海道ブロックは定数8で第9位になるようです。

 09年総選挙から見て、得票率は微減となる見込みです。

 自民は比例で1議席増やしましたが、得票率では微増。

 得票率で民主が半減、大地・公明は現状維持・微増。

 初めて比例ブロックに候補を立てた維新・みんなが新たな得票を得て、維新が議席を得ることとなりました。

 投票率が下がっているので、どの党も得票数は減っていますが、おおまかな傾向は上記のようになると思います。

 日本共産党は、このブログを書いている時点で全国8議席。

 近畿ブロックの3議席目が争われていて、現有9議席に届くかどうか。 

 暴風雨で始まった選挙戦は、大雪や寒波とのたたかいでもありました。

 そんな悪天候でも私の訴えを最後まで聞いてくださったり、ポスター張りや対話・宣伝など、党員・支持者のみなさんや小選挙区候補の大奮闘に励まされる毎日でした。

 他党が政党助成金も頼りに選挙ボランティアを雇うなか、選挙カーはじめ自前でたたかえる党の誇りを持ってたたかいぬきました。

 自民党政権が復活することになりましたが、くらしや社会保障、地域経済が良くなることは見込めません。

 何より、憲法改悪の動きへ大きな警戒が必要です。

 維新と合わせて改悪に進めば、大変な状況になります。

 全道に広がった原発ゼロやTPP阻止の運動が、ここでシュンとなってもなりません。

引き続き、私は行動あるのみです。

どの町にも党支部があり、地方議員がいて、くらしに困った声が寄せられてきます。

バッジはなくても、津波被害を受けた業者への補助金の道を開き、職業訓練センターや雇用促進住宅の存続でも関係者のみなさんと力を尽くしてきました。

TPP反対でも共同の運動を進め、原発ゼロの行動にも参加してきました。

そして、憲法改悪の歯止めへ、さらに世論を大きくしなければならない。

やらなければいけないことが山ほどあり、ここで私が立ち止まってはいられません。

前を向きます。

地に足をつけて、多くの方と語り合います。

もっと自力をつけます。

 すぐ半年後には参議院選挙が控えています。

 紙智子参議院議員の三選へ。

 道民の声が生きる政治の転換を。

 これまで以上に、私も全力を尽くします。

 (公職選挙法の規定もあり、ご支援いただいた方々への思いを十分に伝えられないことをお許しください)

 【今日の句】 越えられぬ 壁などないと また明日