2016年10月29日土曜日

ありがとう

 ファイターズ日本一! 国会のためニュースでしか見れなかったけど、ハラハラの日本シリーズでした。カープもすごかった!

 一生懸命な姿に、勇気をもらいました。

 やっぱり野球っていいな~と、素直に思いました(中学まで野球部でした)。

 大谷選手の活躍が目立ちはしましたが、どの選手もそれぞれの役割をしっかりこなせるのが今季のファイターズの強みだったのではないでしょうか。

 祝杯だ!といきたいところですが、まだやるべきことがあって‥‥(涙)。

 さて、今日は札幌にて厚別区革新懇主催の「TPP問題を考える」講演会。

 私がTPPそもそもと国会情勢を兼ねて、休憩を含み1時間半話す予定。

 そんなに話せるかな~と思いましたが十分すぎるほど話しきり、長時間にもかかわらず集中して聞いてくださったことに感謝です。

 感謝といえば、このブログの写真は地元Tさんが撮ってくれたもので、手作りのSTOP TPPバッジまでいただきました。

 いつも健康や家族のことにも気を使ってくださって、本当にありがたい。

 多くの方の支えがあってこそ、国会で仕事ができるわけです。

 質問・意見もたくさんいただき、来週に向けた力ともなりました!

 【今日の句】 白球を 追ったあの日が 懐かしく

2016年10月28日金曜日

TPP審議状況(10/28)

 委員会での質問や理事会を終えて、夜はBSフジ「プライムニュース」。しかも月曜日、また質問に。1日1日が重要になってきています。

 とりあえず、今日の理事会で決まった日程は以下のとおり。

 ●31日(月)午前:参考人質疑(知的財産、ISDS等)
        午後:総括的質疑13:00~17:00(NHK中継あり)
        ※日本共産党は私が16:08~16:38

 まだ1日(火)の日程については決まらず、協議することにしています。

 報道などでは1日採決かとも報じられていますが、今日の質問で私が共済をテーマに「金融サービス章」を取り上げたように、まだまだ審議していない章が残されています(次回は薬価制度と「規制の整合性」を取り上げます)。

 採決するのは時間の目安というより、審議の中身。

 とりわけ規模の大きな経済協定ですから、しっかり章ごとにでも議論する必要があります。

 地方公聴会はおこないましたが、コメどころでも意見を聞く必要があるし、中央公聴会だって当然やるべき‥‥と、私も理事会で強調。

 まだ与党から質疑打ち切りの提案はありませんが、まだまだ審議は尽くされていないというのが
私の率直な思いです。

 今日の午前の質疑は民進・共産の順で、日本共産党は斉藤和子議員が質問にたちました。

 新たに設けられた「通関48時間ルール」を取り上げて、今でさえ48時間をはるかに超えているのに無理ではないか、大事なことは安全の確保ではないのかと追及。

 この問題だって、まだ誰も質問していなかったはずです。

 午後から、総理入りの質疑では、与党からも知的財産に触れた質問がありました。

 民進党からも、あらためて国会決議違反や食の安全について質問し、担当大臣が答弁に窮する場面が相次ぎました(詳しくは衆議院インターネット中継で!)。

 私は「金融サービス章」にからんで共済問題をテーマに、協定本体だけでなく日米間の交換公文(「サイドレター」)を着実に実施する旨の政府文書があるではないかと追及しました。

 このサイドレターには、食の安全、ゆうちょ簡保、保健医療制度などの(将来も含めた)改正が書かれているのですが、政府は「法的拘束力がないもの」とサイドレターを位置付けていました。

 その説明と違う事態となれば、これまで米国から要求されてきた共済事業も俎上に上る可能性も否定できないのではと指摘し、総理は「国の方針は堅持される」と強調するばかりでした。

 時間の関係で、答弁を求めていた岸田外相とやり取りができなかったわけで、だから審議時間がもっと必要なのです。

 質問を終えて議員会館に戻ると、ある共済団体から「共済の問題を取り上げてくれて、ありがとうございます」と電話があったとか。

 広い分野で関心や心配があるわけですから、それに国会がこたえる必要があります!

 【今日の句】 ひもとけば きっと問題 見えてくる

2016年10月27日木曜日

TPP審議状況(10/27)

 今日は参考人質疑+総括的質疑、理事会と1日びっしり。明日の質疑には斉藤和子議員と私が、さらに私は夜のBSフジ討論番組にも出ます。

 まずは明日以降の、特別委員会の動きについて。

 ●28日(金)午前:一般質疑(民進・共産のみ)11:55~12:33 斉藤和子議員(ネット中継)
        午後:総括的質疑(各党)16:27~16:46 畠山(NHK中継)

 ●31日(月)午前:参考人質疑(テーマ:知的財産・ISDS等)

 ここまでが、今日の理事会で与野党で合意したものです。

 31日(月)の午後については明日の理事会次第となりますが、ひとまず今週の採決は(強行採決でない限り)ない見込みです。

 ちなみにBSフジの討論番組というのは「プライムニュース」(20:00~21:55)で、自民・公明・民進・共産の各党から参加して、TPPをテーマに討論をおこないます。

 実は私にとってテレビ討論初体験ですが、いつもどおりに頑張りますので、質問と合わせてご覧ください!

 さて、今日のTPP特別委員会は、ようやく審議らしい審議となりました。

 午前の参考人質疑は、これまで賛成枠だけで委員会強行されてきた分に対する、反対枠の参考人を招いた質疑となりました。

 「農業」テーマには、東京大学大学院・鈴木宣弘教授、横浜国立大学・田代洋一名誉教授。

 「食の安全等」テーマには、NPO法人アジア太平洋資料センター・内田聖子共同代表、明治大学法学部・山浦康明兼任講師。

 とても書ききれないほどのボリュームで、TPPで日本の食と農は守れないと口々にされました。

 そろって強調されていたのは「強行採決などあってはならない」ということ。

 まだまだ議論は緒についたばかりですし、日程も「採決先にありき」では、参考人質疑も地方公聴会もセレモニーにしかならなくなります。

 しっかり意見を聞き、それを受けて質疑を深める。

 それが国会として進むべき道だと思うのです。

 午後からは、総理出席のもとで総括的質疑をおこない、日本共産党は笠井亮議員が質問に立ちました。

 与党の質問を聞いていて、おやっと感じることがありました。

 食の安全にしても、農作物輸出にしても、現場の不安があることを引き合いにしながら政府へ説明を求めるという質問の形になっていたからです。

 与党とはいえ、行政府をチェックするのは立法府に身を置くものとして当然だと思うのですが、それだけ慎重審議を求める声が大きいということでしょう。

 民進党からは、山本農水相の「強行採決」発言や、SBS米の価格偽装疑惑問題で農水省の調査は不十分だとの追及が続きました。

 昨日・今日の日本農業新聞や毎日新聞などが、独自に業者に聞き取りをした結果、調整金によって安く輸入米を流通させている証言が多くあったと報じています。

 農水省は、いったい何の調査をしているのか。

 これでは農家の不信が増すのも当然で、政府試算の前提にもかかわることなのですから、再調査は当然必要です。

 そして笠井亮議員は、日米で保健医療制度を検討の対象にしていることと、ISDS条項がもたらす危険性を指摘しました。

 とりわけISDSでは、直近までで694件もの国際的な仲裁裁判がおこなわれています。

 例えば、ドイツ政府が原発ゼロ政策に転換後、スウェーデンの大手電力会社がドイツ政府を訴えたこと。

 また、エジプト政府が最低賃金を引き上げたことで、企業の利益が減るという理由なのでしょう、フランスの水道会社がエジプト政府を訴えていること。

 いずれも係争中ではありますが、国民の利益になることに、企業が「待った」をかけて賠償を求めるというISDSのひどい本質を突きました。

 日本だって対象となりうるはずですが、政府は決まったように「濫訴されるようなことはない」との説明を繰り返すばかり。

 それなのに、日本は外務省のもとに「国際経済紛争処理室」なる機関を設けて、実際の訴えに備えているのです。

 多国籍企業のためのTPP--この本質が最も現れるのがISDSだと思います。

 このような例があることを、ぜひ多くの方に知ってほしい。

 さて、明日の私の質問ですが「金融サービス」章をもとに、共済の問題についてただします!

 【今日の句】 止めるため フル回転で また明日

2016年10月26日水曜日

TPP審議状況(10/26)

 今日は国会を離れ、北海道・宮崎県での地方公聴会。私は北海道会場へ向かいましたが、市民のみなさんが寒いなかでもスタンディング!

 バスのなかでも話題になっていましたよ。

 まだまだ国民的議論は尽くされていないなかで、強行採決などもってのほか!というのは当然のこと。

 地方公聴会も今日だけでなく、さらに各地でおこなうべきです。

 さて、北海道での地方公聴会は公述人4人(①株式会社東和電機製作所専務取締役・浜出滋人さん、②北海道農業ジャーナリストの会幹事/酪農学園大学名誉教授・中原准一さん、③北海道漁協協同組合連合会代表理事専務・崎出弘和さん、④北海道農民連盟書記長・山居忠彰さん)が10分ずつ意見を述べて、各党が20分で質疑をおこなうというもの。

 政府を追及するのと違うのですから、敬意を表して、それぞれのお立場からTPPに関する意見を聞くのが公聴会です。

 中心的な意見をまとめると--

 浜出さんは、イカ釣り機械をはじめ海外輸出を進めるなかで、特許申請や模倣品対策についての角度からTPPを論じられました。

 中原さんは、北海道の農業の現状を訴え、かつ国民世論は慎重審議を求めていることを強調されました。

 崎出さんは、ホタテを中心にした水産物輸出の現状と課題、国際的な水産情勢について発言されました。

 山居さんは、政府の農産物に対する影響試算は農家では信用されておらず、安全保障の観点から食料自給の重要性を訴えました。

 各党から質問があり、上記の内容での意見に加え、食の安全への疑問、水産生産基盤の強化なども意見としてあがりました。

 私からは--

 浜出さんへ「特許保護は大事なこと。同時に、医薬品データなどが交渉経過で議論になり、また模倣品対策はTPP締約国以外の国への対策が求められている。したがって、TPPと特許の区別と関連の議論が必要だが、国会ではそのような議論もしていない。勉強会も必要と話されていたが、どうお考えか」

 浜出さん「ご指摘のとおり。私たちもわからないことが多いし、分野ごとの議論も必要だと思う」

 中原さんへ「酪農・畜産は、規模拡大を進めるほど投資も大きくなり、自然災害や病気が発生すれば被害も大きくなる。牛も年に1頭ずつしか産めないのだから、急な拡大もできない。その現状からみて、政府の乳製品や畜産対策の実効性をどう受け止められるか」

 中原さん「北海道の農家はめいっぱい(規模・頭数を)大きくしてきた。これ以上は限界だという感じだ」

 崎出さんへ「水産物の輸出は戦略的な必要性は理解している。同時に、第一次産業として国内の安定供給と、輸出を進めるということが、国会でも重要性が逆転しているような議論も見られる。国内向けと輸出向けの、基本的考えは」

 崎出さん「国内市場は縮小しており、漁業者の収入確保へ輸出も力を入れているが、国内の安定供給第一は当然。ただ、需要縮小や食育を進めても難しい現状もある」

 山居さんへ「WTOの時から、過去最大級の農産物輸入となるのは間違いない。しかし、政府の対策なるものはWTOなどと変わりないように見えるが、どのように受け止めるか」

 山居さん「デジャブのようだ。開放しながら農業構造改革を国内で進めるというのは、WTOの時と同じ。そのなかで残ったのが意欲ある農家だが、そこが今度は大変になる」

 私の記憶と記録で書いているので、正確でなければ容赦いただきたいのですが、ともかく①特許など国民的議論も国会での議論も必要な状況、②第一次産業において生産基盤強化は必要だが、TPPにもとづく対策には現場では疑問--という状況と受け止めました。

 明日は参考人質疑もおこないますが、このような議論を通じて審議を深めていくべきだと思います。

 今国会に限らず、まだ時間は来年だってあるのですから、たっぷりと議論したらいい。

 本来は政府・与党にとっても、国民理解が進むという点で徹底審議は有益なはずです。

 公聴会後に少し残って、TPPをはじめとした緊急国政報告会もおこないました。

 夜に上京し、明日の委員会に引き続き臨みます。

 【今日の句】 聞くべきは 米国よりも 国民の声

2016年10月25日火曜日

TPP審議状況(10/25)

 今日の参考人質疑も賛成枠のみという異常な運営に! 議院運営委員長からも不満が示され、TPP特委員長は円満な運営を言うに至りました。

 昨日の夜に委員長職権で決めた参考人質疑でしたが、参考人の名前を出す締切時間に与党も間に合っていないはずです。

 それだけ拙速で、しかも参考人だって十分な準備ができないでしょうから、いったい何のための参考人質疑なのかとなるではありませんか。

 時間を稼ぐためだけの質疑なら、採決先にありきの「儀式化」と断じざるを得ません。

 民進・共産が抗議し退席した理由は、与野党の合意なく進める運営に対してであって、十分な議論そのものを拒否しているわけではないんです。

 先週同様に、委員長職権で委員会が開かれたことに佐藤勉議員運営委員長からは、歩み寄りがかなわなかったことは不満だ、との表明があったと昼のニュースでも報じられました。

 まさか官邸から横やりが入っているのかわかりませんが、これまでの運営は円満なものとは言えません。

 これらの点を、理事会では私も指摘し続けてきました。

 結局、午前で参考人質疑は終わり、午後の理事会で塩谷TPP特委員長から「円満な運営」に心がける旨の発言があり、これまで残っていた参考人質疑や一般質疑は下記の日程でおこなうことで合意しました。

 ●26日(水)地方公聴会(北海道・宮崎) ※すでに合意済み

 ●27日(木)午前:参考人質疑(農業、食の安全等)、午後:総括的質疑(総理出席、TV中継予定)

 ●28日(金)午前:一般質疑

 なお、28日の午後については、27日の理事会で検討することにしています。

 先だって、日本共産党としても提案をしています。

 TPP協定の重要な内容にそくし、▼SBS問題、経済・金融、医療、ISDS条項、知的財産権、食の安全などについての集中審議や参考人質疑、▼地方公聴会は26日に続いて、東北や新潟などコメどころなどでもおこなうこと--です。

 強行採決など論外ですが、そもそも国民の疑問にこたえる責任が政府にはありますし、そのための充実した審議を国会はおこなうべきです。

 国会前には、連続の座り込み抗議行動。

 私も情勢報告と連帯あいさつをおこなって、国会内を走り回っている毎日です。

 明日の地方公聴会、私は北海道(札幌)会場へ行きます!

 【今日の句】 官邸の 思惑通り 行かせない

2016年10月24日月曜日

TPP審議状況(10/24)

 またしても委員長職権により、明日の強行開会! 先週と同じことが、くり返されました。

 今日は審議の予定はなく、今後の日程においての協議も1つの重要テーマでした。

 与党から出されたのは、明日の一般審議(野党の残り)か参考人質疑。

 先週のブログに書きましたが、決めたのは「26日に地方公聴会」なのであって、これを起点に正常化するとの意が含まれていますが、その前日に委員会をしたいという提案なのです。

 民進党から「28日の採決はないと言えるのか」との問いに、これまた否定はしないという先週と同じ状況が生まれ、再開された理事会を民進党は退席。

 残った私からは、●議員運営委員長などからの「いっそうの歩み寄りを」との発言を受けて、このように与党のみで進めるべきではない、●そもそも今日の明日に、新しいテーマで質疑しようとしても確保できるかわからないし、参考人にも失礼にもあたる、●先週同様、野党理事(民進)がいないなかで、与党のみで議決するべきではない--など主張。

 しかし、明日の参考人質疑は決められたうえ「参考人の締め切りは19時」と。

 理事会で、この議論が終わったのは18時半なのですが、あと30分で参考人を探すだなんて無理筋です。

 その点も指摘し、重ねて明日の参考人質疑は開くべきではないと主張しました。

 与野党合意もない、あまりにも強引な運営は官邸の意向が反映してのことなのか。

 日本共産党は、徹底審議を主張してきました。

 それは同時に、きちんと民主的な委員会運営を貫こうとの考えに立ってのものです。

 しかも今日で言えば、「いっそうの歩み寄り」のなかで26日に地方公聴会を決めたのであって、それより前の審議を、しかも前日の夜に決めるというのは強引な運営と言わざるを得ません。

 重ねて、明日の職権立ての委員会は認められない!のです。

 【今日の句】 官邸も よっぽど余裕が ない証

2016年10月23日日曜日

共闘の「のびしろ」

 雪も降った北海道から先ほど上京。気温差が大きい‥‥健康に気をつけながら、明日からの怒涛の1週間をがんばります。

 釧路市長選は、残念ながら石川明美候補は届かずでしたが、現市政に対する不満の受け皿だけでなく、新しい釧路市への旗印を立てた意義は大きいと思います(石川さん、おつかれさまでした!)。

 東京・福岡の各衆院補欠選挙も、結果は残念でしたが大健闘です。

 市民と野党の共闘をさらに発展させるうえで、「大義の旗」と「本気の共闘」というテーマで汗をかく必要があると感じています。

 それが参院選や新潟県知事選の教訓でもあるし、まだまだ共闘には「のびしろ」があるということ。

 日本共産党自身も、共闘のさらなる努力と、みずからが強く大きくなることを両立させなければ。

 今週はTPPにおいても、28日をめどに与党が採決をめざすのか?という山を迎えます。

 現状で決まっているのは、26日(水)の地方公聴会のみ。

 強行開会だったことから抗議のすえ欠席していた民進・共産の一般質疑・参考人質疑が残っていますが、採決を急ごうと、よもや明日の理事会で急に25日(火)の日程を与党が提起することは‥‥?

 日本共産党は、そもそも徹底審議を求めています。

 それは採決日程先にありきではないもとで、しっかり参考人・公述人の意見も受けて議論を深めるべきですし、テーマの広いTPPだけに参考人質疑も地方公聴会も、何度もおこなおうと要求しています。

 与野党とも慎重審議で一致しているのですから、そのような運営が貫かれれば問題ないのですし、何より大臣から強行採決を促すような発言が出ること自体がおかしい。

 また明日からがんばります。

 【今日の句】 山手線 コート持参は 私だけ